幼稚園ブログ

2022年11月の記事一覧

でーきーるー!(励まし合う集団)

 今週もいろいろなことがありました。火曜日には未就園児保育。(※個人情報保護のため画像はありません)9名参加でみんな行儀よく楽しく過ごしました。木曜日には誕生会。今回のサイエンスショーは「空飛ぶ種」。カエデやアルソミトラなど、植物は知恵を使って種を飛ばしていました。そして、おやつは収穫した芋で作った2種類のポテトチップス。子どもたちは大喜びです。
 また、縄跳びやいろいろな運動に挑戦中です。もうちょっとでできそうな運動に挑戦しようとすると「でーきーるー!でーきーるー!」の大合唱が響きます。できた時には大拍手です。友達ができるようになると、自分のことのように嬉しいのです。そして自分も頑張ろうと勇気を出します。こうして、互いに励まし合いながら集団は育っていきます。
 さて来週は年長も年少も小学校で給食体験、そして餅つき会があります。また、みんなで美味しく食べましょう。

普通は3セットだけど..(たくさんの笑顔とあふれる元気)

 今週はたくさんの行事がありました。火曜日には七五三の集い、水曜日にはももりんも来てりんごの収穫、木曜日には避難訓練、金曜日には教養講座。
 教養講座では県レクレーション協会の皆様による「あそんで元気アップ!忍者で体力づくり」を行いました。親子で運動を楽しんだ後、最後は忍者修行です。体育館をいっぱいに使った10種の修行場を、1セット4分の音楽を流しながら巡っていきます。
 普通は3セット12分の運動で子どもはクタクタになるそうなのですが、今回はみんな元気なので4セット16分行いました。それでも、終わった後に「もっとやりたい!」と余裕を見せる子どもたちです。中には23周も回った子もいました。すごい体力です。でも一番すごいのは、途中でやめたり、休んだりする子が一人もいないことです。
 講師の先生も「体力的にも精神的にも、ものすごく元気な子どもたちですね。」と、びっくりしていました。
 来週も、寒さに負けずに元気に登園しましょうね。

R君、がんばれ!(見守るかかわり、待つかかわり)

 今週、りす組の〝ドンじゃんけん”や〝ドッジボール”、きりん組では〝開戦ドン”のルールが進化し、さらに夢中になって遊んでいます。こうして遊ぶ中で、子どもたちは社会性や公平性、優しさや厳しさなどたくさんの大切なことを学びます。
 しかし、たまには元に戻ってしまう子もいます。ある日、R君はパックジュースに付いているストローが取れずにもがいていました。でも、前にできるようになったはずです。ついにR君は泣き出してしまいました。しかし、先生方や子どもたちは、優しく見守るだけです。できるまで待ってあげています。
 その時、みんなから「R君、がんばれ!」の声が沸き起こりました。ようやく、R君は泣きながらも一人でストローをジュースに刺すことができました。「やったね!」こうして、R君は大好きなジュースを美味しく飲むことができました。よかったね。
 さて、来週は個別懇談です。お家でのいろいろなお話を聞かせていただくことを楽しみにしています。

先生、ぼく、できた!(子どもの可能性を信じて)

 きりん組のT君は、先週ジャングルジムのてっぺんに初めて上ることができました。すると、できなかった太鼓橋もすぐに渡ることができ、さらに今週は、初めて連続なわとびができるようになりました。「先生、ぼく、できた!」初めは3回だったのが、毎日記録更新中です。
 このように、子どもはたった一つの成功体験でも一旦「自信」をつけると、今までできなかったことの壁を、次々とたやすく突破してしまいます。本当に子どもの可能性は無限です。
 なので、本園では子どもの可能性を信じて、教師はできるだけ手を出さないようにしています。「がんばれ!」「大丈夫。できる!」とか言うだけです。職員は、子どもの成長や可能性を秘めたエピソードを持ち寄り話し合うことで、組織としてさらなる成長を促していきます。このような「見守るかかわり」「待つかかわり」が本園教育の特徴の一つです。
 さて、来週はどんな成長が見られるのか、楽しみです。