鳥川小学校日誌

2024年10月の記事一覧

5年生算数科 分数の倍

 今日10月11日(金)の3校時、5年1組の教室では、算数科「分数の倍」の学習に取り組んでいました。
 この時間の問題は、「白テープ4m、赤テープ5m、青テープ6mのとき、赤のリボンの長さをもとにすると、白、青のリボンの長さはそれぞれ何倍になるか?」

 子どもたちはこれまでに学習してきた「整数倍」や「小数倍」のことを思い出しながら、数直線やテープ図を使って考え、分数を用いても何倍を表すことができることを導いていました。

 授業中、自分の考えを発表する際、何人もの子どもが代わる代わる黒板の前に出てきて、

「赤のリボンは5mで、それを1としたとき、白は4mところだから、1を5つに分けたうちの・・・」
「赤のリボンの5をもとにして考えたとき、青リボンは6だから・・・」
「赤のリボンは1だから、5分の5と考えて・・・」

と、倍を求める方法について、「テープ図」と「数直線」と「式」とを、差し棒で指しながら、友だちに向けて説明する場面がありました。

 「別の人が発表したから、自分は発表しなくていいや。」ではなく、「ぼくは」「わたしは」「僕はこんな言い方で」「わたしだったらこう」といった具合。

 さらに、前の人の発言をしっかり聞いているので、次の人の説明の仕方は、だんだんと洗練されてきます。

いい学び方です。

 自分の言葉で語る、言い表すことで、理解はより確実になります。
 話を聞いて、分かったつもりになる・・・ということは、よくあること。
 聞いている人に説明できてこそ、「本当に理解した」といえるでしよう。

 また、意見を交流しあい「考え」がよりよいものになってくので、友だちと共に学ぶことの価値も実感できます。

「〇〇くんとおなじで~す。」で終わらせず、自分の言葉で説明しようとする子どもたち、たいしたもんだ。

 日々の授業の中、「どうしてそのやり方になるの?」「同じ意見でもいいから、お話してみて。」「別な言い方でも言えますか?」と言葉かけ、考える力や説明する力を高める学習を大切にしています。