鳥川小学校日誌

2024年9月の記事一覧

5年生国語科 心が動いたことを三十一音で表そう ~短歌づくり~

 5年生の国語科は現在、心が動いたことを三十一音で表す、すなわち「短歌」で表現をすることに挑戦しています。
 今日9月2日(月)の1校時、1組の教室では、比較的思い出しやすい「夏休みの思い出」をテーマに、短歌で表現したいことの題材集めをしていました。
 夏休みの思い出を短い文に書き、その時の様子を五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)を使って感じたことから思い出し、メモしていきます。

 暑い日差しの下で食べた、かき氷の冷たさ
 宿題が思うようにすすまない、イライラ感
 おなかに響く、打ち上げ花火の音
 バーベキューの焦げたにおい
 入道雲が見える、田んぼの景色と蝉の声
 ひまわりの花びらに止まるトンボ  などなど

 特別な出来事はもちろん、特に気に留めていなかった日常の何でもない出来事や、知らぬ間に過ぎ去ってしまう季節の移り変わりの中にも、「短歌の種」があることに気付きます。

 書きたいこと、書けそうなことが見つかったら、そっそく「五・七・五・七・七」にあてはめようとする子の姿も・・・

 どんな言葉をあてはめようか?
 もっと別な言葉はないか?
 どんな順序で書き表そうか?

 これがなかなか難しいんだよなぁ。言葉を紡ぐセンスが磨かれますね。

 次の時間からは、実際に短歌を完成させ、友だちと短歌を読み合います。
 自分以外の感性に触れ、自身のものの見方や感じ方、考え方、言葉への感性を養うことにつなげていけるといいですね。