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情報処理・パソコン 第2回プログラミング教育実践講座【ICT研修推進事業】


 令和元年8月2日(金)に、令和元年度ICT研修推進事業第2回プログラミング教育実践講座を開催しました。プログラミング教育についての講義と、ビジュアルプログラミング言語を利用した演習を行いました。研修者は、正多角形の性質を生かし正多角形を作図する活動、プログラミングスイッチ教材を使用して電気の働きを制御する活動などに熱心に取り組みました。ビジュアルプログラミング言語である「スクラッチ」や「ビスケット」のプログラミング言語を利用し、研修を深めました。

〔研修者の声〕
◇プログラミング的思考とは何か、どのような指導を計画していけばよいかが分かりました。
◇プログラミング教育は難しいと思っていたが、実際に演習を行ってみて、とにかく操作して慣れることが大切だと実感した。
◇各学年、各単元でどのようにプログラミング学習を生かすことができるのか、校内でよく検討しなければならないと思った。
◇「スクラッチ」という言葉は聞いたことがあっても実際に使ったことはなかったが、演習では子どもと同じ立場で体験することができた。プログラムを繰り返し試すことで、論理的思考が身に付くのではないかと思った。
◇来年度から始まるプログラミング教育について、どのような学習でどのように取り上げていけばよいかが分かった。低学年でも活用してみたいと思った。
◇プログラミング教育を実際にどのように進めていけばよいか不安に思っていたが、今回の研修ではプログラミング教育の位置付けからプログラミング演習まで広く学ぶことができた。「スクラッチ」を上手に使うことで、子どもたちが楽しみながら思考を高めることができると感じた。

鉛筆 情報モラル教育講座【情報教育研修】

 令和元年8月1日(木)に、情報モラル教育講座を開催しました。LINE株式会社オフィシャルインストラクターの方を講師にお招きし、青少年のネット利用状況と情報モラル教育の実践について、講話・演習を行いました。カード使ったワークやグループでの話し合いを通して、109名の参加者が情報モラルについて研修を深めました。

  〔研修者の声〕

◇情報モラルについての現状を知ることができ、SNSノートを活用して子どもたちに情報モラルについて学ばせるのは効果的だと思った。指導に生かしていきたい。
◇日常モラルの大切さを強く感じた。きまりを守ろうとする心や他者の気持ちを考える心を育てたいと感じた。カードワーク・グループワークでは、他者との感じ方や価値観に違いがあり、多様な考え方があるということがわかった。
◇具体的なデータにより、今の子どもたちのインターネットに対する考えや受け止め方を知ることができた。
◇グループワークでは、実際に指導するための具体的な方法を示していただき、大変参考になった。同僚の先生方にも伝え、子どもたちのために活用していきたい。
◇カードを使ったワークがとてもよかった。一人一人の感じ方、考え方が違うことをあらためて理解することができた。年代の違いはもちろんのこと、これが子ども同士だったらと思うといろいろと考えさせられた。
◇情報モラル教育は、日常モラル教育が基礎となっていると強く感じた。感じ方は人それぞれ違うことをよく認識することが大切だと思った。
◇SNSノートのような教材があることを知り、情報モラル教育にすぐに役立てることができると感じた。朝の活動時間など短い時間でもできる内容であることを知ることができよかった。

鉛筆 働くということ【2年次教員フォローアップ研修企業等体験研修】

 令和元年8月1日(木)、小・中学校2年次教員フォローアップ研修企業等体験研修(20名)をJAふくしま未来様のご協力により開催しました。JAふくしま未来様の取組についてご講話、矢野目モニタリングセンターの見学の後、午後は(株)新ふくしまファームにおいて、苗の植え付けや除草作業等に汗を流しました。

鉛筆 授業の深さ【ふくしま教師塾】

 令和元年7月30日(火)、ふくしま教師塾第2回全体会を開催しました。佐藤浩昭塾長(大森小学校長)、渡辺康弘師範(清水中学校長)の講話の後、今年度の研究内容について、第1回授業研究会を振り返りながら発表・協議を行いました。

◇教材研究

 教材研究ということについて一言しておきます。教材研究には二つの段階があります。第一は、自分自身のための教材研究で、第二に実際の授業の中でどうしたらこれを子どものなかに入れることができるかを工夫する作業があります。第一次の教材研究が充分なされていて、はじめて教材の本質に即した問題のもちこみ方ができるのです。従来の教材研究というのは、主としてこの第二の段階における教材研究です。
 授業の深さをつくり出すもの、あるいは重みのある授業を可能にするものは、根本的にはやはり、与えられた教材を徹底的に自分自身のものにしてしまう第一次教材研究の深さです。それは外にあるものを、自分の内なるものに転化する作業です。それができないと、授業ははじまらない。授業というものは自分から出なければ駄目なんです。 『学校に教育をとりもどすために』 林 竹二著から抜粋

鉛筆 居心地のよいクラス【学級経営ブラッシュアップ講座①】

 令和元年7月4日(木)、福島県教育センター阿部光指導主事を講師にお招きして、学級経営ブラッシュアップ講座①を開催しました。自校の結果をもとに、Q-Uを生かした学級づくりの考え方や具体的な対応策について学びを深めました。また、今年度、当教育研修課の研究協力校である北信中学校の先進事例についての中間報告もありました。

〔研修者の声〕
◇北信中学校の事例、取組が大変参考になった。不登校を改善するためには「学校に来られるようにしたい」という熱意をもって具体的な行動をとることが大切であると感じた。「居場所づくり」とは曖昧な意味でなく、物理的な場所をつくり安心して登校できる空間を設置することからはじまると感じた。

◇北信中学校ふれあい学習教室の取組(同じ先生が同じ場所でいつでも同じ対応をすることが、子どもの安心感や信頼関係につながるということ)に納得した。子どもの様子や関わった記録を職員で共有し、正しい対応の仕方を共通理解し、学校全体として不登校の子どもと向き合う体制をつくることが大切だと思った。

◇Q-U結果分析の仕方を聞き、とても勉強になった。一人一人にとって居心地のよいクラスにするためのヒントがたくさんあることが分かったので、もう少し丁寧に、そして気軽に結果を活用していこうと思った。学んだことを学校で伝達したい。

◇Q-Uの結果がちょうど届いた時期で、自分の学級のことと照らし合わせて聞くことができました。学級全体だけでなく、個々の結果にも注目して対応していかなければと感じました。2回目の時には、満足群が増えるよう計画的に指導していきたいと思いました。

◇これまでQ-Uの結果を見て、その場での確認・理解に留まってしまい、その後の活用までつなげられていなかったということに気付きました。今回、実際の資料で、見方の確認やその活用の仕方についての説明があり、学級での子どもの様子とリンクさせながら考えることができました。具体的にどの生徒とどのような関わりをしたらよいかや、学級のルールづくりや環境について振り返り、自身の学級経営について客観的に省みることができました。明日からの学級経営の中で実践していきます。ありがとうございました。