センター事業等
切れ目なく!【特別支援教育コーディネーター研修会】
令和元年度7月5日(金)、福島市特別支援教育コーディネーター研修会を開催しました。研修者は、福島県教育庁県北教育事務所学校教育課 小林直輝 指導主事による講話「切れ目ない支援体制を目指して」の後、中学校区における引継ぎ体制及び個別の教育支援計画の検討等を行いました。また、児童生徒の気になる行動を「早見表」から見つけ、基本的な対応策について協議を行い、「子どものよさや可能性を最大限に引き出すためにできること」について学びを深めました。
※ 特別支援教育コーディネーターは、学校内の関係者や教育、医療、保健、福祉、労働等の関係機関との連絡調整、保護者との関係づくりを推進します。
できる!Small Talk【小学校外国語教育授業力向上講座】
令和元年7月8日(月)、文部科学省初等中等教育局視学官の直山木綿子氏をお招きして、小学校外国語教育授業力向上講座を開催しました。2020年の外国語活動・外国語科全面実施に向けて、直山視学官は、具体的な言語活動の場面などについて様々な指導方法を示しながら熱気に満ちたお話をなさってくださいました。研修者は、外国語活動・外国語科における言語活動充実の意味を深く実感し、「もっと学びたい」と心に灯をともしました。
〔研修者の〕
◇児童の立場でテストを実践することにより、今後どのような力が必要不可欠なのか実感することができました。「即興で、まとめて、活用して、表現力を高める」ということがとても大切であると感じました。目の前の児童の実態に応じて臨機応変に対応していく力を、自分も日々の授業を通して高めていかなければならないと感じました。明日からまた頑張ってみようと言う意欲が持てました。ありがとうございました。
◇新学習指導要領における外国語活動・外国語科の目標と捉え方、系統性が整理され、明確になった。児童が楽しく言語活動しながら習得していく授業の進め方をイメージすることができた。実践へつなげていきたい。教師がねらいを持って楽しく指導していくことが、児童の英語力を伸ばす近道であると感じた。
◇学校を卒業しても学び続ける人を育てるために、子どものうちから「学びに向かう姿勢」を身につけさせることの重要性に改めて気づきました。全面実施までの8ヶ月、外国語教育についてもっと学び、来年度清々しくスタートを切れるようにしたいと思いました。
◇評価を意識して思考・判断・表現させる授業の具体的なイメージを持つことができ大変有意義でした。言語活動を通して指導することの大切さも実感しました。直山先生のお話を伺うと、いつも「明日からまた頑張ろう」と言う気持ちになります。移行期の間に思考力を働かせる授業ができるよう頑張りたいです。
◇いつもながら、京都弁で爽やかに説得力のあるお話に感銘いたしました。現場はなかなか先生のお話のレベルに近づける事は大変な難しさがありますが、一歩でも二歩でも近づくことができるようにすることが私たちの使命だと思っています。「チャレンジあるのみ」と改めて肝に銘じました。
道徳科の特質を生かして【教育課題講座①~豊かな心の育成】
令和元年6月25日(火)、文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官・国立教育政策研究所教育課程研究センター教育課程調査官の浅見哲也氏を講師にお迎えして、第1回教育課題講座を開催しました。今、求められる道徳科の授業と評価について、教材や所見例をもとに具体的なご指導をいただきました。研修者は、「多面的・多角的に考える」「自分のこととして自分との関わりで考える」道徳科の特質を生かした授業づくりについて学びを深めました。
〔研修者の声〕
◇道徳科の授業において、教材を活用して何を考えさせ、どのようなことに気づかせたいのかを教師が明確に持つことの大切さを改めて考えさせられました。教材には様々な道徳的価値が含まれており、ブレずに授業実践していくための発問の大切さも再認識しました。評価について悩んでいたこともあり、道徳科の評価の仕方や文章記述等が分かりました。ありがとうございました。
◇道徳科と教科の指導、授業の作り方、全て同じなのだと思いました。主体的・対話的で深い学びの実現のためには、「教師の明確な意図」が要であるということ、何をどのように学び、どこに到達させるのか、そのために発問や学習活動を工夫していくのだと納得しました。
◇多面的・多角的、自分事として考えるための具体的な手立てや発問の考え方が大変参考になりました。また、評価についても評価するポイントがとても参考になりました。ぜひ実践したいと思います。大変貴重な時間となりました。次回も浅見先生の講演会を受講したいです。
◇道徳科の授業の仕組み、評価の方法と本質についてわかりやすくお話していただき、とてもやる気が出ました。道徳科に取り組む姿勢が自分でも変わる感じがしました。また、がんばります。道徳科は、授業者も広い視野をもって臨むべきだと思いました。
考えることの愉しさ【算数・数学科授業力向上講座】
令和元年6月24日(月)、国立教育政策研究所教育課程研究センター教育課程調査官・学力調査官・文部科学省初等中等教育局 教科調査官の笠井健一氏を講師にお迎えして、算数・数学科授業力向上講座を開催しました。研修者は、演題「主体的・対話的で深い学びの視点を生かした授業づくり」のもと、算数・数学の本質に触れさせながら子どもたちに “考えることの愉しさ” を味わわせることができる授業のヒントを得て、授業改善に努力したいと決意を新たにしました。
〔研修者の声〕
◇形にだけとらわれ、最も大切な「ねらい」と「全ての子に学びが成立したか」を見失っていた。個々の子供の事実をしっかり捉え、瞬時に判断できる授業者になるために、日々の授業改善に取り組みたいと思う。まず、つまずいている子に目を向けたい。
◇明日の授業から挑戦、実践したくなるような具体的な実践例をたくさん教えていただいた。特に、一人の子のつまずきをコーディネートして、全員が解けるようになるという授業づくりの視点は、自分にはなかった部分だったのでとても感銘を受けた。また、授業の中に、子供の思考力・表現力を生かしたり伸ばしたりできる場面がこんなにたくさんあるのだ、と今回の講座で気づくことができた。明日からの授業を少しでも改善していきたいと思う。
◇学習指導要領を読んだだけでは“モヤモヤ”していた「主体的・対話的で深い学び」の考えをすっきりと捉えることができ、とても満足している。そういうことだったのか!と目から鱗が落ちたような感覚だ。特に、解けなかった子が解けるようになったかという「子供の姿」で授業を振り返ること、そのためにできない子を見つけ出し、できない子の気持ちになって問い返すこと、と言うお話に深く納得するとともに、新しい学習指導要領の考え方は、“思いやり”にあふれていることを感じた。明日からの授業につなげたいと思う。
◇「わかりましたか」と言う言葉が、本当にわからない子供の声をつぶしていることを改めて感じた。声にならない声をいかに拾えるか、日々の授業でがんばっていきたいと思う。
教科の本質に迫る【2年次教員フォローアップ研修】
令和元年6月21日(金)、昨年度初任者研修を修了した16名の小学校教諭を対象に、一人一人の授業力の向上をねらい、小学校2年次教員フォローアップ研修 校外研修 教科別研修を行いました。研修者は、国語科と算数科に分れて全員が模擬授業を行い、学校教育課指導主事及び教育研修課指導主事の指導助言を受けました。
〔研修者の声〕
◇2年目になり校務分掌も増え大変なことも多いが、「また、がんばってみよう」と思うことができた。一人一人の子どもにしっかり向き合い、子どもが「分かる・楽しい授業」ができるよう努力し成長していきたい。
◇同じ2年目の先生の授業を見ることができ、とてもいい刺激を受けた。参考になった部分も多く、明日からの授業づくりがとても楽しみになった。
◇自分の模擬授業では、見通しのもたせ方と課題提示の仕方について考えさせられた。教師の「教えたいこと」が子どもにとって「学びたいこと」に変わるよう、もう一度『授業5』にもしっかり目を通して授業に活かしていきたい。
授業のイロハ【初任者研修】
令和元年6月19日(水)、令和元年度 小・中学校初任者研修 市内研修 授業研修① を開催し、29名(小学校22名・中学校7名)が参加しました。学校教育課主任指導主事による講義「日々の授業の充実を核とした確かな学力の確立」、教育研修課指導主事による講義・演習「道徳教育の要点と指導の実際」「特別活動の要点と指導の実際」、福島県書写書道教育研究会研究局顧問の本間貞二氏を講師にお招きした講義・演習「筆記用具の正しい持ち方と効果的な板書のあり方」を行いました。研修係長から “一人一人を丁寧に見取り授業に責任をもつこと”、教育研修課長から “真剣に子どもに向き合い、誠実に保護者や先輩と関わり合い、日々の授業に本気で取り組むこと” 等の全体指導があり、初任者は、「目の前の子どもたちのために、今の自分にできる最善を尽くしたい」と決意新たにしました。
第1回プログラミング教育実践講座 【ICT研修推進事業】
令和元年6月18日(火)に、第1回プログラミング教育実践講座を開催しました。プログラミング教育についての講義と「スクラッチ」(ビジュアル型プログラミング言語)を利用した演習を行いました。研修者は、正多角形の性質を生かし正多角形を作図する活動、プログラミングスイッチ教材を使用して電気の働きを制御する活動などに熱心に取り組みました。
〔研修者の声〕
◇プログラミング教育を各教科等の中で実践できることを知り、子どもたちと一緒に授業をしたいと思った。今回の研修で学んだことを他の先生方と共有するために、積極的に校内研修を実施していきたい。
◇「スクラッチ」を利用するプログラミング教育の実践について聞いてはいたが、実際に操作することがなかったので、とてもよい研修ができた。プログラミング教育を通して、子どもたちは主体的に学べると感じた。
◇研修の中に実際の演習があり、内容がたいへん分かりやすかった。プログラミング教育を教育課程の中に効果的に取り入れていきたい。
◇「スクラッチ」や「プログラミングスイッチ教材」を実際に操作する演習があり、授業に活用できる内容について研修することができた。
授業が成立するための必要要件とは【ふくしま教師塾】
令和元年度ふくしま教師塾、第1回授業研究会が始まりました。
◇『学校に教育をとりもどすために』筑摩書房(1980年 林 竹二著)から抜粋
その事柄が先生の心の中から出てくるのでなければ,それが子どもの中に入ってコミュニケーションが成り立つということはないわけです。(中略)教師のふかいところから出たものだけが,生徒のふかいところまで届くのではないかと思います。また声が,話が届くか届かないかは,声の大小で決まることでなく,また発声法の問題でもないようです。語られたことが子どものふかいところまで届くということ,これが子どもの中に一つの事件をおこす,授業が成立するための必要要件です。私には一定のことを教え込むことが,授業の一番大事な仕事だとは思えないのです。授業というものは,一つの教材を使って,何かもっと大事な仕事をすることなんです。教材は手段であり,道具なのです。それが目的になっては困るのです。道具を使って,どの子どもでも,どこか深いところにしまい込んでいる,その子のかけがえのない宝を探しまわり掘り起こす仕事をするために,教師は子どもの中にできるだけ深く入りこむ必要があります。教師たちは何かというと,コミュニケーションと非常に簡単にいいますけれども,いくら口でしゃべって,向こうから答えが出てきても,そんなのは,コミュニケーションではない。コミュニケーションというのは,一つの出会いが成立しなければ,成立していないのです。授業というものはやはり,人が人とが出会う,その一つの場になることなんだという気がいたします。
第4回タブレットPC研修会【ICT研修推進事業】
令和元年6月12日(水)に、第4回タブレットPC研修会を開催しました。
〔研修者の声〕
◇タブレットPC導入前に実機を操作する研修を受け、今後の活用に向けて見通しが持てた。研修した内容を校内で伝えることができるようにしたい。
◇タブレットPCを使ったことがなかったが、今回の研修を受けて、これからは使用したいと思った。
◇タブレットPCの使い方が分かり、パソコンとは違った便利さがあり、授業で使ってみたい。
◇デジタル教科書、電子黒板を使った視覚的な活用は、とても役立つと感じた。授業での活用を今後考えていきたい。
第3回タブレットPC研修会【ICT研修推進事業】
令和元年6月11日(火)に、第3回タブレットPC研修会を行いました。今回から、一人一台、25台のタブレットPCを使用した研修となりました。
〔研修者の声〕
◇操作方法や実際の授業での活用方法など、例を見ながら分かりやすく研修を受けることができた。
◇電子黒板・デジタル教科書・スカイメニュー、学習にとても役に立つと思った。特に、デジタル教科書はすぐにでも使いたい。
◇タブレットPCを使うと、とても指導しやすく、子どもたちも学習内容をより深く学べると思った。
◇タブレットPCということで、はじめは抵抗があったが、最後まで研修についていくことができた。学校で実践したい。
第2回 タブレットPC研修会 【ICT研修推進事業】
令和元年5月29日(水)、ICT研修推進事業第2回タブレットPC研修会を開催しました。電子ペンを使用する電子黒板ユニット操作やデジタル教科書の共通ツールの利用、SKYMENUの機能を活用するための基本操作など、ICTを活用して学習活動を充実するための研修を行いました。
なお、研修用タブレットPCが25台となり、一人一台使用できる充実した研修環境となっています。
〔研修者の声〕
◇操作について初心者にもわかりやすい内容だった。操作する時間がたくさんあったのがよかった。
◇電子黒板の使い方について具体的に分かった。デジタル教科書は機能がたくさんあるので授業で使いたい。
◇じっくりとタブレットPCを操作して学ぶ時間がなかったので、今回の研修で基本的な操作を学ぶことができた。他の先生方にも活用していただけるように学んだことを発信していきたい。
◇タブレットPCの可能性を学ぶことができた。どのように活用するか、教師の工夫次第である。
脱・いじめ【生徒指導主事研修会】
令和元年5月27日(月)、神田外語大学客員教授 嶋崎政男氏をお招きして生徒指導主事研修会を開催しました。「いじめを生まない学級・学校づくり」に向けて、危機管理の3段階(リスク・マネジメント、クライシス・マネジメント、ナレッジ・マネジメント)にそって、教師が取り組むべきいじめ対策について演習を交えながらご講話いただきました。68名の研修者は、子どもたちに「いじめは絶対にしてはいけない」という規範意識を育てるべく “訊く力” を高めていきたい、危機意識をもって安全・安心な学級・学校づくりの実現に向けて努力したいと、決意を新たにしました。
〔研修者の声〕
◇嶋﨑先生のお話は大変わかりやすく、演習で実際の指導の場面をイメージしながら適切な対応の仕方について考えることができた。ポイントをしっかりと絞っていただき、大変わかりやすかった。
◇心理的事実は受容し、理不尽な訴え・要求や許し難い言動には共感しないということ、具体的にどうすれば良いかということが分かった。法令、基本方針、通知等を十分に理解しておくことも大切であると改めて実感した。
◇具体的な事例を交えながら、現在我々教員に求められていることをわかりやすくご講話していただき、とても勉強になった。世の中で起きていることを他人事のように見ていたので、これからは同じような事例が起きたときにどのような対応がベストなのか、また周りで起きた事件における最良の対応策等を吸収したり考えたりしながら生活していきたい。それにしてもあまりに自分自身が無知であることを実感し、反省した研修会となった。もっと学んでいきたい。
◇いじめ問題における危機管理について、大変勉強になった。特にナレッジ・マネジメント(再発防止)を知ることができ、これからの学校での取組の参考になった。二人組でのロールプレイは、カウンセリングのポイントを学ぶことができた。
頑張る先生を応援します【自主研修支援】
令和元年5月21日(火)、福島市立清水中学校の現職教育研究推進協議会に当課指導主事が招かれ、講義「道徳科の特質を生かした授業づくり〔発問構成の工夫〕」を行いました。清水中学校は、福島市教育委員会研究委託校として、研究テーマ『自己の生き方を問い続け、よりよく生きようとする生徒』を掲げ、2年間の継続研究に取り組んでいます。
福島市総合教育センター運営委員会
令和元年5月14日(火)、福島市総合教育センター運営委員会を開催しました。千葉養伍福島大学人間発達文化学類教授(委員長)を議長に選出し、令和元年度の教育研修課事務分掌及び事業計画について協議を行いました。中核市移行に伴う教育研修課2年目の業務をさらに充実すべく、教育研修課一丸となって邁進してまいります。
〔福島市総合教育センター運営委員〕
◇学識経験者 千葉養伍・福島大学教授、宗形潤子・福島大学教授、渡辺惣吾・福島県教育センター所長
◇学校教育関係代表 粠田祐子・福島第一小校長、佐藤和子・鳥川小校長、土田宏・福島第二中校長、遠藤嘉人・吉井田小校長、島貫条司・岳陽中校長、佐藤成紀・福島養護学校長
本市教育課題の解決に向けて【調査研究事業】
令和元年5月13日(月)、令和元年度調査研究部会 研究協力員任命状交付式及び第1回調査研究部会を開催しました。新任の委員(10名)の皆様に、教育研修課長から任命状を交付しました。また、全国学力・学習状況調査に関する調査研究部会と児童生徒の生活状況に関する調査研究部会に分かれて、研究内容・研究日程等について協議を行いました。
◇全国学力・学習状況調査に関する調査研究部会(阿部貴史・松川小校長、久家優子・大森小教諭、瀬尾純子・野田中教諭、梅津奈保美・月輪小教諭、高野博幸・岳陽中教諭、菊地和加子・福島四中教諭)
◇児童生徒の生活状況に関する調査研究部会(岩下聡・清明小校長、安田雄生・蓬莱中教頭、富田宏幸・福島一中主幹教諭、丸島祐子・南向台小教諭、相沢聡子・金谷川小教諭、川村貴子・三河台小養護教諭)
進化・深化を目指して【小・中学校教諭経験者研修Ⅱ共通研修】
令和元年5月10日(金)、小・中学校教諭経験者研修Ⅱ共通研修を行いました。教育長講話「10年経験の教職員に望むこと」、教育研修課長講義「教職10年経験教職員としての心構え」、学校教育課管理主幹講義「教育公務員としての服務・勤務」から、17名の研修者は「10年経験教職員」としてあるべき姿を確認しました。また、グループ協議において、自校の現状と経験者研修Ⅱ教員としての課題を明らかにし、積極的に1年間の研修に取り組むことを決意しました。
授業が命【ふくしま教師塾】
令和元年5月8日(水)、ふくしま教師塾第9期生(3名)の入塾式及び第1回全体研修会を行いました。佐藤浩昭塾長(大森小学校長)、教育研修課長の講話の後、自己変革をはかるための分析・「自己課題」の設定について協議を行いました。第8期生(3名)を含め6名の塾生は、よき仲間・よき好敵手として “切磋琢磨” し、教師力・授業力を伸ばしていくことを誓いました。
子ども理解のために【特別支援教育協力員・支援員研修会】
令和元年5月7日(火)、福島市特別支援教育協力員・支援員研修会を開催しました。研修者132名は、福島養護学校長 佐藤成紀氏による講話「共に歩み、共に学び、共に育つ」から、児童生徒一人一人の特性等に応じた必要な指導や支援について学びを深めました。
第1回 タブレットPC研修会【ICT研修推進事業】
平成31年4月25日(木)、平成31年度ICT研修推進事業 第1回タブレットPC研修会を開催しました。「電子黒板ユニットの操作」や「デジタル教科書の活用」、「授業支援システムSKYMENUの操作」について研修しました。
① 電子黒板ユニットの操作では、スクリーンボードに投映したコンピュータ画面に電子ペンでの書き込みや選択した部分を拡大する操作などを研修しました。活用に向けては、「ポイントはっきり」「考え方をみんなで共有」「準備を短縮、説明はじっくり」がキーワードです。
② デジタル教科書の活用では、全教科共通ツールを利用した基本操作方法について研修をしました。「大きく見せる」「書く、かくす、動かす」「オリジナルの教材をつくる」がポイントです。
③ 授業支援システムSKYMENUの操作では、活用例を通して、提示・共有・支援・配付と回収などの基本操作について研修をしました。画像・動画の比較、タブレットPCのカメラの活用、追っかけ再生機能、発表ノートの利用について演習を行いました。
〔研修者の声〕
◇PC・タブレットなどは、活用の仕方によっては子どもたちに有効な手立てになると感じた。授業が変わるかもしれないので、苦手だからやらないのではなく、少し取り入れ、チャレンジしてみたい。
◇ デジタル教科書が学校に届いたところで、活用法も中身もまだよく確認できていないことが研修でよく分かってよかった。
◇電子黒板がスムーズに使えるようになったら、教えること、準備など、簡単になると感じた。
◇PC室等の限られたところでなく、教室で日常的に使用できるようになれば、もっと活用できるようになると思う。
育てよう 未来のたから ふくしまっ子【校長・教頭実務講座】
平成31年4月24日(水)、福島市に初めて校長・教頭として勤務する先生方を対象にした「校長実務講座」「教頭実務講座」を開催しました。福島市の概要と学校教育の課題、福島市としての学校管理の実務等について、学校教育課長、管理主幹、教育研修課長から講話がありました。研修者の皆様は、福島市が目指す学校教育の実現に向けて職責を果たし、精一杯「未来のたから ふくしまっ子」を育てていきたいと決意を新たにしました。
頑張る先生を応援します【自主研修支援】
教育研修課(福島市総合教育センター)では、福島市の教職員の皆さんの研修が充実するように「校内・自主研修支援」を行っています。4月20日(土)も、自主研修会を開催なさっている先生方が第1研修室をご利用くださいました。なお、教育研修課の指導主事や指導員2名が勤務しております。授業や学級経営についての相談なども受け付けておりますので、お気軽にご活用ください。
【い つ】 平日、第1・3・5土曜日 9:00~17:00
【ど こ】 研修室、資料室、コンピュータ室
【何 を】 コンピュータ研修(実技・関連機器利用)、教材研究や授業研究、図書閲覧や貸出
例1 校内の会議や研修会を、総合教育センターに会場を移して行う。
例2 有志のサークル研究会に、総合教育センターの研修室を使用する。
例3 個人で研究や仕事をするのに、総合教育センターのコンピュータ室や資料室の教育関連図書を使用する。 等
【手続き】 事前に教育研修課に電話連絡(予約) 、記録簿記入(当日)
※ 長期休業中の土曜日、国民の祝日に関する法律に規定する日、12月29日~1月3日は休館となります。
初心【小・中学校教諭初任者研修】
平成31年4月17日(水)、平成31年度小・中学校教諭初任者研修一般研修①において、教育長講話「教師としての心構え」、教育研修課長講義「初任者の皆さんに伝えたいこと」を行いました。初任者は、“子どものために” という情熱と強い意志をもって粘り強く理想を求め、プロ教師としての土台を築いていきたいと “初心” を深く心に刻んだようです。午後は、初任地〔福島市〕の教育施設(福島市民家園・じょーもぴあ宮畑)を見学し、福島市についての理解を深めました。
※スノーフレークの花言葉「純粋」
子どもハートサポート事業【教育研修課】
平成31年4月12日(金)、「平成31年度子どもハートサポート事業 第1回相談員研修会」を開催し、事業概要説明等を行いました。また、相談員の塚野薫氏(前福島養護学校長)による講話「気になる子への支援と連携のあり方」から、子どもの心を丁寧にケアする具体的な方法や効果的な相談の進め方等について理解を深めていただきました。今年度は、市内の小学校27校に8名の相談員を配置し、不登校やいじめ、問題行動等の未然防止や早期発見及び即時対応を図ります。
※福島市立全中学校と一部の福島市立小学校には、スクールカウンセラーがいます。スクールカウンセラーが配置されていない福島市立小学校には、ハートサポート相談員がいます。また、教育研修課には福島市立の小学生・中学生や保護者、担任等を対象としたスクールカウンセラーがいます。
福島市総合教育センター要覧
福島市総合教育センター要覧
平成31年度要覧.pdf
大量採用時代の到来【小・中学校教諭初任者研修 校長等連絡協議会】
平成31年4月5日(金)、初任者研修を円滑かつ効果的に実施するため、初任者が配属された学校の校長先生及び拠点校指導教員、研修コーディネーター、研修リーダー、校内指導教員対象の研修会を開催しました。初任者研修制度の概要説明の後、初任者の資質能力の向上につながる「校内研修の進め方」について熱心な研究協議が行われました。なお、今年度から、メンター(スキルや経験が豊富な先輩)とメンティ(後輩=初任者)がチームとなり、ベテラン・中堅・若手教員が縦断的・横断的にかかわりあって学びを深める「メンター方式」による研修制度も一部導入されます。
※今年度は、小学校25校・中学校7校に初任者が配属されています。
専門研修のご案内【教育研修課】
教育研修課(福島市総合教育センター)は、今年度も児童生徒・保護者の皆様・学校・教職員の皆様のニーズに応えるべく、専門的な教育支援及び研修を行ってまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
なお、添付リーフレットのとおり文部科学省教科調査官をはじめ素晴らしい講師の皆様を招聘し、専門研修を開催します。詳細につきましては「平成31年度教職員研修事業ご案内」(デジタル職員室>資料室>01教育研修課>研修係)をご覧ください。参加申込み締切りは4月25日(木)となっております。奮ってご応募ください。福島の未来を担うたくましい子どもたちを育てるために、ともに学びましょう。 ※H31専門研修リーフレット.pdf
※福島市教育振興計画〔平成28~32年度〕では、教職員の資質向上と指導力の充実を図る研修を推進し、「悉皆研修を除く希望講座に1年間に一人1回以上の参加 100%」を目標にしています。
March winds【弥生】
三がつのかぜと 四がつのにわかあめ
五がつのはなを さかせるちから
ーー マザー・グース(谷川俊太郎訳)
March winds and April showers bring forth May flowers.
研修と支援の拠点となるべく【運営委員会】
平成31年2月26日(火)、第2回福島市総合教育センター運営委員会を開催しました。運営委員の皆様から、今年度の教育研修課(福島市総合教育センター)実施事業の成果と課題について貴重なご意見をいただきました。平成31年度も、本市の教育課題解決のため、教育研修課(福島市総合教育センター)が果たす役割はますます重要であると考え、全職員をあげて、教職員研修並びに教育支援・教育相談の各事業に積極的に取り組んでまいります。
◇福島市総合教育センター条例施行規則 第6条(運営委員会)
2020年全面実施にむけて【プログラミング研修会②】
平成31年2月22日(火)、プログラミング研修会の第2回目を開催しました。今年度は、26日(火)を含めてプログラミング研修会を3回実施します。また平成31年度は、情報活用能力の育成につながるICTを活用した学習活動の充実に向けて、10回の「タブレットPC研修会」と3回の「プログラミング研修会」を予定しています。2020年度の小学校プログラミング教育全面実施に向けて実際の授業のイメージを確認し、教師自らがプログラミングを体験し、無理なく取り組める単元等について共に学んでいきます。
◇参考 平成31年度予算案には、小・中・特別支援学校へのタブレット端末の配置(平成31年度から4ヵ年でタブレット等を全校に整備予定)や無線LAN環境の整備等を進めるため、多額のICT関連整備事業費(603,270千円)が計上されています。
プログラミング的思考とは【プログラミング研修会①】
平成31年2月21日(木)、ICT推進事業「プログラミング教育研修会」を開催しました。小学校プログラミング教育導入の経緯、ねらい等の講義後、第5学年算数科及び第6学年理科の学習におけるスクラッチを利用した授業の演習を行いました。研修者は、教科における学びをより確実なものとするICTの活用について理解を深めました。
〔研修者の声〕
◇プログラミング教育がなぜ必要なのか、この研修を受ける前は正直わかりませんでしたが、自分でプログラミングしてみて、プログラミングが身の回りで活かされていることがよくわかりました。プログラミング的思考の良さを実感させてもらったので、授業に導入していけるよう、さらに学んでいきたい。
◇学校の職員に伝える際のポイントが大変よくわかりました。スクラッチは実際に操作してみてとても面白かったです。どのように指導していくか、もう少し自分自身で触っていきながら考えていきたいと思います。とても楽しく学ぶことができました。
◇今年度、学校のコンピュータクラブでスクラッチを児童に操作させたが、うまく指導できなかった。しかし今回の研修でどう扱ったら教育効果が上がるのかが理解できて、とても参考になりました。懇切丁寧な説明でとてもわかりやすい研修でした。
◇実際にやってみないとわからない部分が多いので、できるだけたくさんの先生に体験してもらうのが良いと思った。意欲的に取り組めるし、授業が楽しくなると思います。実施に向けて、ねらいに合わせて教育課程に組み込んでいきたいです。演習時間が十分に確保されていて大変良い経験となりました。
◇プログラミング教育のねらいや、具体的にどのような能力を高めたいのかがよくわかりました。実際に使ってみて授業のイメージができました。理科実験でのプログラミングはとても頭を使うので、子供を鍛えられるなと感じました。
教育の進化ータブレット端末の可能性【タブレットPC研修会】
平成31年2月19日(火)20日(水)、平成30年度ICT研修推進事業タブレットPC研修会を開催しました。電子黒板ユニットの操作やデジタル教科書の活用、授業支援システムSKYMENUの操作、ジャストスマイル8の活用について研修を行いました。
※ICTの活用により容易となる学習場面の例
◎距離や時間を問わずに児童生徒の思考の過程や結果を可視化すること【思考の可視化】
◎教室やグループでの大勢の考えを、距離を問わずに瞬時に共有すること【瞬時の共有化】
◎観察・調査したデータなどを入力し、図やグラフ等を作成するなどを繰り返し行い試行錯誤すること【試行の繰り返し】 (文部科学省 「ICTを活用した教育の推進に関する懇談会報告書(中間まとめ)」2014年から)
〔研修者の声〕
◇研修を受けた今は使えそうな気がしますが、何度も繰り返し活用しないと身に付かないと感じています。白パソでデジタル教科書が見れることがわかったので、ぜひ積極的に活用してみたいと思います。これまでにない授業の可能性が広がりそうです。
◇学習に活用できる様々な機能について丁寧に教えていただいたので、詳しく知ることができました。子供たちがわかる・楽しい授業を目指して、今日の研修を少しでも生かしていきたいと思います。
◇電子黒板ユニットやデジタル教科書の操作方法を教えていただき、わかりやすく学ぶことができました。どの教科のどの単元に使用するか考える必要があると感じました。今まであまり使用したことがなかったのでこれから使ってみようと思います。ありがとうございました。
◇これからの授業で非常に役に立つツールだと理解しました。いち早く使いこなせるよう勉強したいと思います。普段と違う授業の形で子供たちの学習意欲も高まると感じました。
◇電子黒板・デジタル教科書は大きく映すことができるので、児童の興味をひき、授業に関心をもたせることのできる一つになると思った。また、ジャストスマイルは子供にも使いやすいソフトであるので、私自身が使い方を覚え、子供と共に活用していけるようにしていきたいと思った。
修了式及び研修報告会【ふくしま教師塾】
平成31年2月19日(火)、平成30年度ふくしま教師塾の修了式及び研修報告会を行いました。教育研修課長からⅦ期生(金谷川小学校 大島晃一先生・西信中学校 佐々木卓美先生)に「修了証」が手渡されました。研修報告会では、今年度の研修成果と課題について6人の塾生が発表を行い、国語科 鈴木義男師範(鎌田小学校長)、算数科 佐藤浩昭師範(大久保小学校長)、社会科 小島英二塾長(三河台小学校長)からご指導をいただきました。また、塾長から、「子どもが自ら立ち、子どもが自ら生きる“第三の授業”を目指し、自問自答できるプロ教師であれ」との講話がありました。塾生は、理想の授業を目指して仲間とともに切磋琢磨し、教師としての技量を磨いていきたいと決意を新たにしました。
〔塾生の声〕
◇若い先生方が切磋琢磨している姿に刺激をもらいました。私たちがやってきた研究が、子どもたちのためになっているということを改めて認識することができました。子ども一人一人に「生きる力」を身に付けさせられるよう、今後も研究を継続していきたいと思いました。
◇研修報告するにあたり、自分に足りないものは何だったのかを深く考え直すことができました。来年度に向けて、自分の課題及び理想の授業を明確にして、準備していきたい。
◇発表資料をまとめる中で、視点2についての成果・課題を示すことが難しかった。それは手立てが明確でなく、何をしてどのような子どもに育てたいのかがはっきりしていないからだと分かった。自分を見つめるために今回の発表は大きな糧となった。
◇どの先生も「見方・考え方」をポイントにしていた。知識・理解だけでなく「考えるプロセス」を大切にしていくことが、これからの授業において必要であることを再確認できた。様々な教科における効果的な手立てを知ることができたので、自分の研究教科とつなげながら考えていきたい。
◇研究する楽しさを感じながら学ぶことができました。今後に生かして、子どもたちのために学び続けたいと思います。一年間ありがとうございました。
子どもの育ちに寄り添って【通級指導教室担当者研修会】
平成31年2月19日(火)、福島市通級指導教室担当者研修会を行いました。今年度の指導を振り返り、次年度の教室運営での工夫・改善について熱心に協議しました。
◇通級指導教室設置校 福島第一小学校「つくしの教室」 福島第四小学校「ことばの教室」「まなびの教室」 蓬莱小学校「ユキヤナギ教室」 平野小学校「けやき教室」 鳥川小学校「はやぶさ教室」 岳陽中学校「しゃくなげ教室」 蓬莱中学校「あすなろ教室」 信陵中学校「やまならし教室」
福島の未来を担うたくましい子どもを育てる【調査研究報告会】
平成31年2月15日(金)、平成30年度調査研究報告会を行いました。「全国学力・学習状況調査に関する研究」では、国語科、算数科・数学科、理科の解答状況やつまずきの傾向及び原因などについて経年比較・分析を行い、課題とともにその克服につながる視点を示していただきました。また、「不登校に関する研究」では、不登校に対する教師の意識の変化や欠席日数に応じた有効な取組を調査・分析し“5つの提言”を発表したり、各学校で成果を上げている実践例を紹介したりしていただきました。参加者は、福島市で学ぶすべての児童生徒にとって、学校が希望に満ちた学びの場となるよう努力していきたいと決意を新たにしました。
◇不登校に関する調査研究部会…島貫条司(部長・野田中) 佐藤栄治(鳥川小) 小松はる佳(福島二中) 山田光裕(北信中) 今野友華(矢野目小) 阿部泉(大森小)
◇全国学力・学習状況調査に関する研究部会…佐藤浩昭(部長・大久保小) 久家優子(大森小) 瀬尾純子(野田中) 君島慎一朗(福島三小) 根本光二(野田中) 村上宏(三河台小) 山口直木(福島三中) ※敬称略
〔参加者の声〕
◇日々の授業で何をすべきか端的に示していただきました。調査研究協力員の皆様に敬意を表するとともに、この報告書をもとに本校でも授業改善に役立てていきたいと思いました。
◇不登校の問題について組織的に取り組むことの大切さを痛感しました。不登校の原因はそれぞれで、特効薬・マニュアルがないのが現状である以上、教師は生徒をもっと多面的に理解し、問題を解決する手立てをもつ必要があると思いました。
◇本市の不登校出現率の高さを改めて認識し、危機感を新たにすることができた。発表の仕方を工夫してくださり、効果のある取組などについてとても関心をもって学ぶことができた。ぜひ、ソーシャルスキルを育てる具体例をやってみたい。
◇生徒に学力をつけること、クラスの不登校の生徒に少しでも希望を与えて頑張る気力を与えたいと悩んでいます。本日の報告を聞き、暗闇に差す一筋の光を見た気がします。どうしていいかわからず悩むこともありますが、今日報告があったことを試してみたいと思います。そして、生徒たちが一筋の光を見つけることができるような関わりや支援をしていきたいと思いました。
子どもたちの《命・心・未来》を見つめて【ふくしま教師塾研修視察】
平成31年2月5日(火)、福島市立福島養護学校、社会福祉法人青葉学園にご協力いただき、平成30年度ふくしま教師塾研修視察を行いました。特別支援学校の特色や知的障がいをもつ子どもたちの進路、児童養護施設で生活する子どもたちのことについて丁寧にご講話いただき、理解を深めました。塾生たちは、未来を生きる子どもたちの幸せを願い、一人一人の子どもたちとしっかり向き合いたいと決意を新たにしました。
〔塾生の声〕
◇特別支援学校で学ぶ子どもたちの就労先の少なさなど、なかなか自立が難しい現実に衝撃を受けました。発達段階や障がいに応じたきめ細やかな指導がなされている養護学校を見学できたことは、自分の指導を見つめ直す良い機会になりました。一人ひとりのニーズに可能な限り応え、学力を含めた様々な力を育める教育者を目指して精進していきたいです。
◇福島養護学校の児童・生徒の生き生きと活動している姿がとても印象に残った。校長先生からは、特別支援教育の歴史的な変遷から今日における役割など、多面的な話をいただいた。児童・生徒の健やかな成長を願う点ではどの学校・施設も同じであることを改めて確認することができた。今回学んだことを、通常学級でできる形にアレンジし、実践に生かしていく。
◇児童養護施設の子どもたちが置かれている現状を知ると同時に、職員の皆さんが園長先生の理念のもと、愛情をもって子どもたちに接している姿に感銘を受けました。子どもの「自分がここにいる理由がわからない」という言葉に心を動かされ、施設で生活する子どもたちがもつ深い悲しみを改めて感じました。
◇虐待の早期発見について、学校のもつ役割の重要性を認識でき、少しでも不幸な子どもたちをなくすように児童理解に努め、組織的に対応できるよう心がけていきたいと思いました。また、学園が最も大切にしている「子どもの命 子どもの心 子どもの将来」という考え方は、学校教育でも全く同じだと思いました。見学する機会がなかなかもてない場所を視察することができ、子どもたちの現状を見ることができ、勉強になりました。
※参考:児童養護施設青葉学園の指針
1.子ども達と職員との信頼関係を基盤に「愛」に支えられた人間関係や家庭的な環境の下で子どもが養育されるべきであるとの理念に基づいて、子どもの養育と自立を支援します。
2.子どもの個性を尊重し、家族と協力しながら子どもの成長を支援し、併せて保護者の養育力向上のための支援を行います。
3.子どもが日々の生活を通して「生きる力」を培えるように支援します。
4.職員は、子どもの成長に必要な「モデル」(手本)であることを自覚し、自己研鑽に努めます。
5.関係機関や地域・ボランティアの皆様と協力し、子どもの自立を支援します。
謹賀新年
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
降れる白雪【教育研修課】
2018年、ありがとうございました。
◇朝ぼらけ ありあけの月と 見るまでに 吉野の里に 降れる白雪(百人一首第31番 坂上是則)
名人への道【ふくしま教師塾】
平成30年12月25日(火)、ふくしま教師塾の第3回全体研修会を開催しました。鈴木義男師範(鎌田小学校長)、小島英二塾長(三河台小学校長)の講話の後、一人ひとりの塾生が2学期の検証授業についての中間報告を行い協議しました。本日の協議をもとに、3学期に修了式及び報告会を行います。
◇こんな授業者になりたい
…依然として「挙手ー指名」という方式をとり続けている。要するにそれらは、反省の深さと自覚の問題である。深く、強く反省し、自覚が確かであれば授業の改善はなされていくに違いないのだが、一般的には授業はとにかく教師が「やりたいようにやっている」ことが多いのである。授業の腕を磨いていくためには、そのような安易な授業行動との訣別がまず必要になってくる。
授業は面白くなければならない。第一には、まず教師にとって面白くなければならない。次に子どもにとって面白くなければならない。教師にとって面白くもない授業が子どもにとって面白いはずがないからである。(野口芳宏著『名人への道』から抜粋)
頑張る先生を応援します!【校内研修支援】
平成30年12月12日(水)、教育研修課指導主事が吾妻中学校の現職教育校内協議会に招聘され、指導助言を行いました。教育研修課では指導主事等派遣を行い、各学校の教職員研修を支援しています。
◇職業人としての技術
子どもがかわいいのであれば、子どもをとにかく少しでもよくしていける、教師という職業人としての技術、専門職としての実力をもつことだ、子どもをほんとうにかわいがる、幸せにする方法は、そのほかにはないと思います。それ以外のことはみんな二次的なことだと思います。遊んでやるのもよいし、頭をなでてやるのもよいし、やさしいことばをかけるのも結構、しかしそれらはみな二次的なことです。…いちばん大事なことをちゃんとやっていながらでないと、教師自身の自己がこわれてしまうと思います。(大村はま著『教えるということ』から抜粋)
優劣のかなたに【Chance・Challenge・Change ふくしま教師塾】
「教師塾」というチャンスに、「反省的実践家」として授業研究にチャレンジし、確実にチェンジしている塾生6名、そしてそれに応える子どもたち。平成30年度ふくしま教師塾、第3回授業研究会が終了しました。
◇優劣のかなたに
劣等だとか、優等だとかいう世界の向こうの世界へ子どもを連れていくことはしなければならない。
教室で座りながら、できない、つらいなどと思わせる、片っぽうは反対に得意になっているとか。
これも人間を育てる世界らしからぬ世界で、そういうところに子どもを置いてはだめです。
……ただ教室のなかで優劣の向こうへ生徒をもっていくことだけは、これはしなくてはいけないことでしょう。教室のなかで、それぞれ学習に打ち込んでいて、それぞれ成長していて、だれができ、どの子ができないなどと思っているすきまがないようにしなければならないと思います。
できるとかできないとかということを忘れて、全力をふるって、うちこんでやっていく。
一生懸命やっていく、その向こうで、その気持ちのなかで、できる子ども、できない子があっても、そんなことに関係のない世界をつくっていくことができないか。
……おもしろい授業を力いっぱいさせて、生徒に自分が劣っていることを忘れて打ち込ませるところまではもっていかなくてはと思っています。みんな一生懸命になっているとき、そんなことが気にならなくなってしまうのですね。
(苅谷夏子著『大村はま60のことば 優劣のかなたに』から抜粋)
土曜開所日【自主研修支援・福島市総合教育センター】
12月1日(土)は「土曜開所日」でした。教職員の皆様(2団体18名)が、福島市総合教育センター第1・第2研修室にて自主研修に励まれていました。
※第1・3・5土曜日9:00~17:00 福島市総合教育センター研修室等を利用することができます。詳細につきましては、こちらをご覧ください。(H30 校内・自主研修支援.pdf)
『見る力』を育てる【第3回通級指導教室担当者研修会】
平成30年11月27日(火)、福島市立蓬莱小学校の大内文江先生を講師にお迎えして「第3回通級指導教室担当者研修会」を開催しました。WAVES検査と実施方法の概略等についてご講義いただき、研修者はWAVESの活用法や指導内容、眼球運動能力の発達等について理解を深めました。
授業で勝負するということ【ふくしま教師塾】
平成30年度ふくしま教師塾、塾生6名の「第3回授業研究会」が行われています。
◇教師は授業で勝負する
「教育は一つの冒険なのだ。授業のなかで、教師が子どもといっしょに、未知の世界につき進もうとして、道のないところを歩むように、苦しみもがきながら努力してはじめて、子どもに力がついていくものだ」(斎藤喜博著「授業入門」から抜粋)
教室をいきいきと【ふくしま教師塾】
平成30年度ふくしま教師塾、塾生6名の「第3回授業研究会」が行われています。
◇持っている「力」というのは
子どものことというより、自分の身を振り返って考えたのですが、持っている「力」というのは、使い切った時に伸びるもののようです。大してない力でも、ありったけ使うと、また、どこからか湧いてくるのではないか、誰かが哀れに思って賜わるのではないかと私は思いますが、使い切らないことには湧いてはこないようです。
ですから、少ししか使わないと何も伸びてこない、生まれてこないという気がします。
かわいそうになるほど、持っている力をみな使って途方にくれるようにすることが、次の力を得るもとになるようです。(大村はま著「教室をいきいきと1」から抜粋)
ともに歩み ともに育つ【初任者研修・特別支援学校参観研修】
平成30年11月20日(火)、福島市立福島養護学校を会場に「平成30年度小・中学校教諭初任者研修 新規採用養護教諭研修 市内研修 特別支援学校参観研修」を行いました。小学部・中学部・高等部の授業を参観させていただいたり、特別支援学校の特色及び学校教育上の諸問題等についてご講話いただき、特別な支援を要する児童生徒への対応について学びを深めました。また、今年度最後の市内研修にあたり、教育研修課長から全体指導「教員として大きく育って欲しい皆さんへ」が行われました。研修者は、教師として最高の喜び(子供がよく育つこと・子供をよく育てられること)を求め、教師としての力量を磨いていきたいと誓いを新たにしました。
◇教師の禁句「静かにしなさい」
子どもは与えられた仕事が自分にあっていて、それをやることがわかれば、すばらしい姿になる。
子どもの方は常に良きものをもとめてやまない。
静かにさせるだけの計画案を持っていなかった。し、能力がなかっただけ。
子どもが悪者なんてとんでもないこと。指導者という覚悟。(大村はま著「教えるということ」から抜粋)
自己有用感とは【教育課題講座③~豊かな心の育成~】
平成30年11月8日(木)、生徒指導コンサルタントの吉田順氏をお招きして「平成30年度教育課題講座③~豊かな心の育成~」を開催しました。演題「子どもの主体性と自己有用感を育む学校づくり」のもと、自己有用感とはどういうものか、なぜ自己有用感は重要なのか等について丁寧にご指導いただきました。研修者は、子供たちの「他者から認められたい」という人間の基本的欲求を満たすような働きかけをしていきたい、これまで以上に子供をよく観ていきたい、と心新たにしました。
〔研修者の感想等〕
◇自己有用感を育む機会は学校生活の日常の中に多くあり、教師がその中でどのような言葉かけができるかが重要だということがわかりました。可能な限り「褒める・認める」を意識して教壇に立ちたいと思います。有り難うございました。
◇「子供に責任は無い」と言う言葉は、重いなと思いました。本校にも大変な子供がいます。明日から見方を変えて接したいと感じました。評価してやりたいと思いました。朝から笑顔で接することができるようにしていきたいです。大変エネルギッシュで元気な先生のお話から力をいただきました。
◇生徒指導の根幹は周りから必要とされている感覚、自己有用感を生徒自身が感じる体験こそが重要だということがわかり大変勉強になりました。思春期の頃の自分を思い返してみても常に基本的欲求を求めて行動に至っていたことがあったと思います。その時の気持ちを忘れず、生徒目線に立ちながら生徒の自己有用感を育てていきたいと感じました。
◇何百回の説教よりも欲求を満たすことが大切だということを、改めて感じることができました。自己有用感を育てられるように、一人ひとりの背景を見取っていきたいと思います。小さな評価の積み重ねを大切に、あきらめず、こつこつと育てていきたいと思います。
真のミドルリーダーに【小・中学校教諭経験者研修Ⅱ】
平成30年11月7日(水)、「平成30年度小・中学校教諭経験者研修Ⅱ 生徒指導研修」を実施しました。学校教育課指導係長、管理係長及び教育研修課指導主事の講義の後、「自校における生徒指導の現状と課題解決に向けた指導援助」についてグループ協議を行いました。研修者は、「チーム学校」の一員として専門性の向上を目指し、真のミドルリーダーとなるべく研鑽に励んでいきたいと、決意を新たにしました。
授業で勝負できる“プロ教師”を目指して【小・中学校教諭初任者研修】
平成30年11月6日(火)、福島市立清明小学校を会場に「平成30年小・中学校教諭初任者研修 市内研修 授業研修②」を行いました。指導主事による5学年算数科の模擬授業や清明小3学年道徳科の授業参観・協議等を通して、教科指導の基本技術について学びを深めました。
まずは “知ること”【小学校教諭初任者研修・他校種参観研修】
平成30年11月2日(金)、福島市立福島第四中学校で行われた平成29・30年度福島市教育委員会研究委託「道徳の授業」研究発表会(平成30年度福島県道徳教育地区別推進協議会)に、小学校の初任者16名が「他校種参観研修」として参加しました。初任者は、公開された6つの道徳の授業・分科会に参加し、子供の発達段階に関する理解を深めるとともに、道徳の授業の進め方やその工夫ついて考え、自己の指導力を向上させるべく熱心に協議に耳を傾けていました。
福島の未来を考える【放射線教育推進校授業研究会・森合小学校】
平成30年10月30日(火)、福島市立森合小学校に於いて行われた「平成30年度放射線教育推進校授業研究会」に市内各幼稚園・小・中学校教職員およそ90名と多数の保護者の皆様が参加しました。7年前に東日本大震災・原発事故があった福島に生まれ、福島で生きる子どもたちに「放射線についての基礎的な知識を活用して、自ら考え、判断し、行動する力を育成する」ために、教科横断的な視点で組み立てた6つの授業(「学級活動」「道徳科」「社会科」「総合的な学習の時間」)が公開されました。6学年の総合的な学習の時間では、再生可能エネルギーの視点から福島の未来を考え、「世界に向けて福島のことを正しく発信していきたい」と、力強い子供の声があがりました。