センター事業等
ゲーム(ネット) 依存予防講座
11月12日(火)にゲーム(ネット)依存予防講座を実施いたしました。
「依存症」の段階、「依存」の段階、「過剰使用」の段階、「予防」の段階の4つの段階に分けて、家庭と連携して対応するための教師の関わり方について研修を行いました。
ルール作りに関しては、「使いすぎない」「夜遅くまで」といった曖昧な表現ではなく、「2時間以上」「21時以降」など明確な表現を使うことなど、具体的な内容について研修しました。
ゲーム(ネット)依存予防については、各校においてとても関心の高い内容です。受講者の皆様には、各校で活用できる資料をデータで利用できるようにいたしました。
<受講者の感想>
・ゲーム依存について、わかりやすい説明・資料でよく理解することができました。依存症になってしまうと子ども自身・家族も大変な思いをするので、依存症になる前に何とかしてあげなければならないと思いました。
・ゲームとの向き合い方について、学校と家庭が連携していくために大切なアドバイスの方法やルールづくりの決め方など、分かりやすく教えていただき大変勉強になりました。「不足を補う足し算を心がける」を意識して寄り添いながら向き合っていきたいと思います。
・ネット依存の予防のためには「他律ではなく自律的な指導」「子どもに共感する」というキーワードが印象に残りました。今までの(自分の子ども、生徒を含め)指導を振り返るきっかけとなりました。加えて、保護者から相談があった時の対応についても同様で、とても勉強になりました。
・厳しい他律的な指導では、子どもは反発し抜け道を探すようになるなとは常々感じていて、本人(子ども)の立場になってみること、話を聞くことで子どもの自発的な進歩につながると知ることができ、大変勉強になりました。
・保護者の困り感を受容し、傾聴することで、ひとりで悩まずみんなで取り組んでいくという流れが安心感につながるのだと改めて思いました。家族間のルール作りや実施して改善していけば、その都度ルールの見直しもできていいなと思いました。保健室への来室児童にも対応できる内容で明日から活用させていただきたいと思います。
初任者研修・新規採用養護教諭研修 特別支援学校研修を実施しました!
11月11日(月)、ふくしま支援学校で、初任者研修・新規採用養護教諭研修 特別支援学校研修を実施しました。
午前は、ふくしま支援学校の校長先生より「特別支援学校の特色を生かした教育活動について」の講話をいただき、校舎や施設の見学をしました。
午後は、ふくしま支援学校進路指導主事の先生より「特別支援学校の生徒の進路について」の講話をいただいたり、研修者がグループに分かれて自校の特別な支援を要する児童生徒への対応について課題やその改善策を話し合ったりしました。
教育相談実践講座 「子どもの思いに寄り添う不登校支援」 ~多様な学びの場との連携とディスレクシアの理解~ 中村恵子先生の講演会を行いました。
10月16日(水)、こむこむ館わいわいホールにおいて、東北福祉大学教授・中村恵子先生をお招きし、教育相談実践講座を実施しました。
中村先生からは「子どもの思いに寄り添う不登校支援」~多様な学びの場との連携とディスレクシアの理解~と題し、具体的な事例をもとに、不登校児童生徒の背景にあるディスレクシアについて詳しく御指導いただきました。また、意図的・構成的な仲間づくりの方法として、「対人関係ゲーム」を参加された先生方に実際に体験していただきました。対人関係ゲームの楽しさを味わうだけでなく、不登校児童生徒への支援の1つとしての有効性を感じることができる演習となりました。
講演の中、「子どもに『できる自分』と出会わせる」という先生からの言葉があり、明日からどのように子どもを支援することが子どもの思いに寄り添うことなのか学ぶことができた講座となりました。
ふくしま教師塾 市内研修を実施しました!
11月7日(木)ふくしま教師塾の視察研修として「市内研修」を実施しました。今年は、「福島にある、子どもの安全・安心な居場所』をテーマに、社会福祉法人 青葉学園と福島市立福島第四中学校 天神スクール(公立夜間中学)の施設見学と、不登校児童生徒支援センター roomFのメタバース体験などを行いました。
子どもの居場所である施設や仮想空間が、どのような願いのもとにあるのかを学び、充実した研修になりました。研修のリフレクション(振り返り)の時間は、5人の塾生の教育への思いが語られる場となりました。
初任者研修 授業研修②(小学校教諭、特別支援学校小学部教諭対象)を実施しました!
10月30日(水)に飯野小学校において、初任者研修 授業研修②(小学校教諭、特別支援学校教諭対象)を実施しました。午前中は、校長先生より学校経営の概要についての講話をいただき、6学年と1学年の道徳科の授業を参観しました。午後は参観した授業をもとに研修者自身の授業について振り返りながら、よりよい指導の在り方について協議し理解を深めました。
初任者研修 授業研修②(中学校教諭、特別支援学校中学部教諭対象)を実施しました!
10月25日(金)に渡利中学校において、初任者研修 授業研修②(中学校教諭、特別支援学校中学部教諭対象)を実施しました。午前中は、校長先生より学校経営の概要についての講話をいただき、第1学年の道徳科の授業を参観しました。午後は、参観した授業をもとに研修者自身の授業を振り返りながら、よりよい指導の在り方について協議し理解を深めました。
算数科授業力向上講座を実施しました!
10月11日(金)杉妻小学校にて、算数科授業力向上講座をハイブリッド研修で実施しました。今回は、講演の前に6年生の算数の授業を見せていただき、授業を起点として、講師の文部科学省 国立教育政策研究所 教育課程研究センター 研究開発部 教育課程調査官の笠井 健一先生に御講話をしていただきました。
全国学力・学習状況調査の厳しい結果をもとにしながら、「算数・数学科は系統的な学びであることを理解して、今日の授業から、わからない子をつくらない」「できる子で進める授業ではなく、苦手な子が『あ!わかった!』といえる授業をする」など、授業づくりに大切な視点をいただきました。
初任者研修社会奉仕体験活動研修を実施しました!
9月30日(月)、パルセいいざか及び飯坂温泉街において、初任者研修社会奉仕体験活動研修を実施しました。午前は、飯坂温泉観光協会会長の柳沼公貴氏より「飯坂温泉での社会奉仕・社会貢献」について、株式会社安斎果樹園代表取締役の安齋忠幸氏より「新たなイベントづくり」についての講話があり、東日本大震災での飯坂温泉の社会貢献活動や、安齋氏が中心となって進めている音楽フェス等についてお話がありました。
午後は、班ごとに分かれて飯坂温泉街を巡り、飯坂温泉に社会貢献する目的で「全国に発信したいもの」を見つけてスライドを作成する活動を行いました。
参加者からは、「今回の研修を通して改めて飯坂温泉の歴史を知った。子どもたちが地域を知ることで、地元愛を育むことができると思った。」や「社会奉仕や社会貢献という言葉を聞くとハードルが高くなるが、自分も楽しみながら活動することで結果的に社会奉仕や社会貢献になるという考えが勉強になった。」等の感想が聞かれ、充実した研修となりました。
第2回 ICT推進員研修会
9月20日に令和6年度 第2回 ICT推進員研修会が行われました。
前半は、9月から本市の教師用端末として導入されるchromebook の操作とGoolge workspace for Education の各種ツールについてGoogleの利活用担当者の協力のもと研修が行われました。後半は、Goolge workspace for Education を活用した授業事例や、子ども主体の学びに向けたステップについて学校教育課・教育研修課指導主事より説明がありました。
はじめは不安感があった参加者も少しずつ操作に慣れると共に、chromebookではロックモードができることやclassroomでのyoutube視聴の際には広告が入らないこと等、Google for Education ならではのよさについても理解することができました。
chromebook の導入はまだ始まったばかりですので、今後とも、スキル差に合った学びができるようにバリエーションを増やして研修を行っていく予定です。
「総合的な学習の時間授業力向上講座」を実施しました!
9月19日(木)、福島テルサ大会議室あぶくまにおいて、文部科学省初等中等教育局教育課程課 齋藤博伸 教科調査官を講師に招き、「総合的な学習の時間授業力向上講座」を実施しました。
齋藤先生からは、総合的な学習の時間で探究のサイクルを回すことで、子どもたちに学びの方法やよさを実感させられることや、全国学力学習状況調査の結果等から、総合的な学習の時間が非認知能力の向上にも相関があることについてお話がありました。
また、全国の先進的な取組を行っている学校の事例が紹介され、参加者からは、「内容が具体的でたいへんわかりやすかった」、「単元づくりの方法について具体的に説明があったので、参考にしたい」等の感想があり、たいへん有意義な講座となりました。
ルーキーズカフェ in 信夫山
今回のルーキーズカフェは総合教育センターを飛び出し、信夫山で行いました。晴れ過ぎず、ハイキング向きの天候で、アップダウンのある約5㎞のコースをいい汗をかきながら歩きました。自然の宝庫でもある福島市のシンボル信夫山には、福島盆地を見渡すことのできる展望台もいくつかあり、福島市の美しさを再確認することができました。参加者の先生方からも「普段目にしている信夫山にはたくさんの伝承や伝説などがあり、知ってみると面白い!もっと知りたいと感じました。」「また自分の足で山を歩き、五感で感じることで、より信夫山について知ることができました。」などの感想をいただきました!
ICTによる授業・校内研修改善講座
9月5日に「ICTによる授業・校内研修改善講座」がオンラインにて行われました。
講師の熊本大学 特任教授の前田 康裕 先生から、ICTを活用した授業改善と校内研修の進め方について具体例を豊富に紹介していただきながら、お話をしていただきました。
前田先生の実践されたメタ認知力を高めるための振り返りは本市で目指している「子どもを主語にする学び」の大きなヒントになるものでした。また熊本で行われている授業改善プロジェクトも、教職員1人の授業研究を教職員全員の成長のきっかけにできるものであり、とても参考になりました。
受講者の感想より
・個別最適な学びと協働的な学びの一体化を進めていくうえで、自立した学び手を育てるための具体的な方策が、大変参考になりました。一枚ポートフォリオや学びの再生、共有といった I C Tの活用、さっそく実践してみたいと思います。また、研修主任として、授業改善プロジェクトにも興味をもちました。同僚性・協働性を高める研修の在り方として参考にし、実効力のある研修に改善していきたいと思います。
・今日中にでも自分の望ましい状態と現在の状態の隔たりをメタ認知からの視点で課題を見出し、課題解決に向けたこれからの授業改善を見通しながら授業を展開していきたいと思いました。本講義の中で見た授業実践は、精緻化方略で展開されおり、課題に沿って自己の必要な情報を取捨選択したり、自己の言葉で整理したりしていくことが実践されていて勉強になりました。そして、『ICT活用のステップ』を参考にしながら自分のICT活用がどの程度なのか客観的に理解できました。メタ認知を高める必要性についても学び、振り返りの重要性を改めて実感しました。明日からではなく、今日のうちにデジタル媒体で自己評価カードを作成して毎時の終末に導入しながら児童のメタ認知を高めていこうと思いました。
・校内研修の在り方はチーム研究に反映させていきたいと思います。AARモデルや概念化を実践できればと思っております。本日学んだことは「学習のまとめと振り返りの違い」と「教師と子どもの学びを相似形にする」ということです。「学習のまとめとふりかえりの違い」については,自分の学び方をメタ認知できるかというところが重要で,どんな記述をかけていればいいのかというところがよくわかりました。「教師と子どもの学びを相似形にする」というところは,答申は読んでいましたが,具体的なイメージがつかめていませんでした。今回の「概念化」というお話でそれが明確になった気がします。校内研修は授業者だけが参加意識をもっていることや,日常化につながらないことが問題だなあと感じていましたが,この「概念化」を意識することで参加者が当事者意識をもって協議会に参加することができ,その後の日常化にもつながると思います。校内研修はそのときだけの特別なイベントでは意味がないと思うので,今日のお話を聞いて参加者が自分の実践をふりかえる・生かす校内研修になるようにしていきたいと感じました。ありがとうございました。
・この研修で特に印象に残った点は、学習方略における認知的方略とメタ認知的方略についてでした。授業の中でなかなか振り返りを上手に書くことのできない子どもたちに内容や方略についてなどの視点を与えることで子どもにとって効果的な振り返りとなり、効果的な学習となるようにしていきたいと思います。また、子どもたちに対する授業だけでなく、教師自身の学びを改善する視点は新鮮なものだったので、まずは、自身の学びをアップデートできるよう努力していこうと思います。
・今回の講座を受けて、教師自身が主体的・探求的であるべきだということを忘れずにいたいと思いました。発達段階や児童の実態に合わせてよりよい方法を試行錯誤しながら授業を行っていきたいと思うと同時に、これからの時代も考えた教育や授業も考えていきたいと思いました。ICTの活用方法や対話、振り返りについて自分自身を見つめなおすきっかけになりました。また、概念化は、初任者である私にとって自分自身が行うことはもちろん、他の先生方が行ってくれたらとても学びになるものでもあると感じました。ありがとうございました。
情報モラル教育講座
8月29日(木)に情報モラル教育講座を開催しました。静岡大学教育学部准教授塩田真吾先生を講師として、オンラインで研修を実施いたしました。
1人1台端末時代における情報活用能力としての情報モラルの指導方法について、塩田先生が作成した教材を実際に活用しながら、子どもたちに自分事として捉えさせるための指導の在り方についてお話しいただきました。
塩田先生と受講者がチャット機能でやり取りを行いながら研修を進め、受講者自身が自分事として情報モラルの指導の在り方について考え、学びを深めることができました。
受講者の声
・児童だけでなく、自分のズレを自覚できました。また、危機に関する「なぜ」を考えさせる重要性と方法を知ることができました。
・今までに学んできたような情報モラルとは全く違い、自分事として捉えられリスクについて具体的に考えられる講座でした。今日学んだことを子どもたちにも還元していきたいと思いました。
・塩田先生の講義がたいへん参考になりました。ルールには人によって捉え方が違い、ずれがあり、そこからトラブルが生じること、きちんと管理する、と言っても正しく伝わるとは限らないことなど、多くのことを気づかせていただいた講義でした。今後の指導に役立てたいと思います。
・リスクのグラデーション発想など、教員からの「~してはいけない」という指導ではなく、子どもに自分でリスク考えさせる方法など自分事として捉えさせることが大切であることが分かりました。また、リスクの見積りの甘さが問題を引き起こす原因の1つであることも分かりました。この研修をこれからの指導に活かしていきたいと思います。
・情報モラル教育を進めるうえで大切にしたい視点について理解し、今後の情報モラル教育の進め方について見通しを持つことができました。職場でも共有したいと思います。情報モラル教育だけではなく、各教科等、生徒指導などでも生かすことができる指導方法だと感じました。
初任者研修指導教員等研修会を開催しました!
8月23日(金)、市民会館において、洗足こども短期大学教授 井上眞理子氏を講師にお迎えして、初任者研修指導教員等研修会を開催しました。井上先生からは、初任者の育成について組織マネジメントの観点からお話いただきました。組織の活性化のために、初任者等の若い教員の意見を柔軟に受け入れたり、何でも語り合える「風土」の醸成をしたりすることの大切さについて御講話いただきました。
『子どもが学びだす!見方・考え方を働かせる理科教育』
8月2日、今年度より新設した「理科授業力向上講座」を開催しました。講師は、前文部科学省 調査官で福島市飯野町出身の福島大学 准教授 鳴川 哲也 先生です。
子どもの姿を中心にした「科学的な問題解決」を大切にする理科の授業づくりや、教科ごとに異なる「見方・考え方」についてのお話は大変わかりやすく、明日からの授業づくりに役立つと大変好評でした。また、参加者からは、来年もお話を伺いたいという希望を多数いただきました。
令和6年度外国語教育授業力向上講座を開催しました!
7月26日(金)、パルセいいざかにおいて、関西外国語大学英語キャリア学部教授の直山木綿子先生をお招きして「外国語教育授業力向上講座」を開催しました。今年度は中教研英語部会とタイアップし、総勢80名の先生方が参加しました。直山先生からは、「小中連携から見直す!外国語科の授業づくり」と題して、小中連携のポイントを具体的にご講話をいただきました。
中学校プログラミング教育実践講座
7月8日(月)に中学校プログラミング教育実践講座を開催しました。
市内の中学校から技術・家庭科技術分野を担当する先生が参加し、今回の学習指導要領から、新たに追加された指導内容である「ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツのプログラミング」について詳しく学びました。
福島県教育センターより、指導主事髙野靖紀様を講師にお迎えし、この学習内容の導入の背景や小中高の接続を踏まえたプログラミング教育の在り方についてお話し頂きました。また、複数の教材を紹介して頂き、実際に操作を体験しながら学ぶことができました。
参加者の感想
○ 研修で得られた知識を授業で取り入れていきたいと思います。ありがとうございました。
○ 小学校、高校とのつながりの部分から中学校ではどのような役割があるのかについて再確認できてよかった。
○ 様々な教材を実際に体験できて、とても分かりやすかった。生徒の実態を踏まえて、必要に応じて授業でも活用してみたい。
○ 今後の教育活動を計画する上で、重要な研修機会であったと思う。学校での導入に関しては、学校で検討していきたい。
○ 双方向のプログラミングに関する授業の進め方を具体的に知ることができ、少し負担感が軽減しました
○ 実際に自分でやってみないとわからないことが多いので、体験がたくさんできて大変ためになる研修でした。ありがとうございました。
○ テキストプログラミンの基礎を学習させたいと思っていたので参考になった。
福島第一原発の現状を視察(令和6年度防災・放射線研修会B)
6月24日(月)に「令和6年度防災・放射線研修会B」を実施しました。この研修は、市内各校の教員が直接被災地の様子を見学したり、現地の方からの話を聞いたりすることで知見を深め、防災・放射線教育の指導力向上を図ることを目的としているものです。5年間で、福島市内全ての小・中・特別支援学校から1名以上の教員が参加する計画となっており、本年度はその2年目として小中学校の教員14名と、教育委員会事務局員4名の計18名が参加しました。
研修では、東京電力廃炉資料館で、原子炉の仕組みや震災時の原子力発電所の状況から現在に至るまでの経緯、事故の状況及びその後の対応などについての説明をいただいた後、実際に福島第一原子力発電所構内をバスで巡りました。途中、1~4号機建屋前や、処理水放出施設前などでは、下車し、近距離から施設の様子を見学することができました。福島第一原子力発電所では、1日4,000人程度の人々が働いているそうですが、構内の放射線は大幅に低下し、現在は構内の約96%のエリアで一般作業服での作業が可能となっている、とのことでした。
<参加者の感想>
○実際に現地を視察し、現状を学ぶことができ非常に良い経験となった。今回研修したことをうまく取り入れながら放射線教育を実践していきたい。
○水蒸気爆発でボロボロになった建屋と、その中で生き生きと働く作業員の姿、移動中のバスの車窓から見た、窓ガラスが割れたり、中が荒れたりした状態のままの家、山積みになっている除染土と新しく建てられた家や耕したばかりの畑の対比。同じ福島に暮らしながら、まだまだ知らないことがたくさんあると思った。子どもたちには、福島のためにがんばっている人たちがたくさんいることを伝えたい。そして、福島の未来について一緒に考えていきたいと思う。
○今後もこのような機会があればぜひ参加したい。
教育課題講座③「よめる、つかえる力の育成」を開催しました!
7月10日(水)、こむこむ館わいわいホールにおいて、講師に、野田中学校前校長の高澤正男先生をお迎えして、教育課題講座③「よめる、つかえる力の育成」を開催しました。「読解力が子どもを救う!」と題して、高澤氏からリーディングスキルについて、豊富な実践例とともにお話をいただきました。「先生方の授業の中でしか子どもたちの読解力を耕すことはできない。子どもたちを救えるのは先生しかいない。」というお話をいただき、明日からの授業改善に向けて勇気と元気がもらえる講演となりました。
教育課題講座②『豊かな心の育成』が行われました!
12年ぶりに明治大学 教授 諸富 祥彦氏をお迎えし、「子どもの心を育てる教師の力」と題して講演会を行いました。参加者は4人一組を作り、実習を通して、リレーションのつくり方を体験したり、「ほんとうによい教師」について学びました。『子どもを決して切らない、見捨てない教師でありたい』という思いを強くする研修会でした。
令和6年度初任者研修・新規採用養護教諭研修 カウンセリング研修を実施しました!
6月28日(金)、パルセいいざかにおいて、初任者研修・新規採用養護教諭研修 カウンセリング研修を実施しました。午前中は、「教育相談の基礎」と「LGBTQについての理解」についての講義を行い、午後は、「カウンセリングの基礎」と「教職員のメンタルヘルス」についての講義を行いました。「カウンセリングの基礎」の中では、カウンセラー役と相談者役、観察者の3人組に分かれて演習を行い、傾聴の難しさや大切さについて理解を深めました。
幼稚園・保育実践講座
講師に山梨大学名誉教授、加藤繁美先生を迎え、『保育・教育における子どもの声』をテーマに研修会を開催しました。先生から紹介される『子どもの声』から、子どもは愛おしい存在であることや子どもは無知・無能な存在ではないことを再認識するとともに、人権問題という側面から保育・教育の在り方を問い直す大切さを学びました。参加者から加藤先生の話をもっともっと伺いたいという意見が聞かれるなど、学びがいのある講座となりました。
特別支援教育実践講座 「特性に応じた支援と合理的配慮」 梅田真理先生の講演会を行いました。
5月24日(金)、パルセいいざかにおいて、宮城学院女子大学教授・梅田真理先生をお招きし、特別支援教育実践講座を実施しました。
梅田先生からは、「特性に応じた支援と合理的配慮」という演題で講演いただきました。はじめに、特別支援教育は「決して特別なものでなく、一人一人の子どもにあった支援と考えれば、当たり前のこと」であるという話をいただきました。また、合理的配慮とは、「例えば学級でともに学ぶために必要なもの」で、どの子に対しても行うものであれば「基礎的環境整備」であることを御指導いただきました。さらに、「合理的配慮」を考えるためには、子どもが何に困っているのかを把握することが重要であり、学習面・生活面でのつまずきから、何を検討しなければならないのか、どのような学習環境を整えるのか、ユニバーサルデザイン等の話も含め、分かりやすく教えていただきました。そして、すべての子どもの自立のために、「教師が支援の輪から抜けた後を考えながら支援する」ことの重要性を学びました。
受講者からは、「子どもが現在もっている力を理解し、できること、できそうなことをとらえることが重要であると気付かされた」、「苦手な子だけでなく、どの子も取り組みやすい環境づくりが大切だと思った」等、受講者自身の資質向上や明日からの実践に参考となった内容の感想が聞かれました。
学校図書館担当者研修会を開催しました!
6月13日(木)にオンラインで、「学校図書館担当者研修会」を開催しました。今年も、図書館教育のエキスパートである、福島市立図書館 図書サービス係 学校図書館指導員の根本幸枝先生より講話をいただきました。子どもたちの豊かな読書活動推進のため、学校図書館を魅力的にアップデートする方法についてご紹介いただきました。
生成AI活用講座
生成AIは、教育現場でも業務改善やより質の高い学びの実現を目指すために様々な活用が期待されています。
そのような中、本講座は、今年度はじめて開設しました。
前半は、文部科学省の「初等中等教育段階における生成AIの利用に関する暫定的なガイドライン(令和5年7月)」にふれながら、生成AIの教育現場での活用の留意点や学校における生成AIの活用例について研修しました。
後半は実際にChatGPTを使いながら、命令文であるプロンプトを理解したり、実際にプロンプトをつくったりして、意図したものを生成する演習を行いました。
※参加者が多かったため、一部の先生方にはオンラインにより別日に研修を行っていただきました。
参加者の感想
・本日はありがとうございました。まさに目からうろこの内容でした。ここまで生成AIができるとは思っていませんでした。
・生成AIを校務に積極的に取り入れていくことで、教材研究等の時間を確保することができ、より子どもたちに寄り添った学級経営ができるのではないかと思いました。また、授業アイディアも新しい視点から得ることができそうなので無限の可能性を感じました。
・AIで作るのは、楽をしているだけのような気がしていたが、あくまでも、人間が主体で、AIを活用していけば良いことがわかった。義務的なものはAIで、そうでないものは、参考にして自分で作るようにしていきたい。
・今までなんとなく難しそうなイメージがあって、手を出したことがなかったのですが、今回の講義を受けて、非常に便利で簡単に利用できることがわかりました。使い方次第では校務に生かせると思うので、活用していきたいです。
・初めてチャットGPTを使って感動しました。使い方に慣れるまでまだ時間がかかりそうですが、効率的に仕事をこなすことにつなげられそうです。また、子どもたちにも情報活用能力をしっかり育てた上で使っていきたいです。ただ、チャットGPTが優秀過ぎて、悲観的に(自分の無能さを痛感して)なりそうで心配です。AIに負けない人間的な魅力をもった教員でありたいです。
・教育現場で本当に使えるのか?と思っていましたが、たくさんの活用場面があることがわかりました。
・生成AIに関しては、世間一般の情報ばかりが先行して教育現場での活用がなかなか見えていませんでしたが、今日の研修を通してどんな活用の方があるのかが理解でき、なおかつ自分なりに応用して使えそうな期待も見えてきました。とても有益な研修でした。ありがとうございました。
・生成AIの必要性は感じていた。しかしセキュリティ等の不安から、なかなか試してみることができずにいたが、この研修で実践してみて、授業や校務で使ってみようという意欲が高まった。特に会話形式での説明やクリエイティブな授業のアイデアといったプロンプトの作り方はたいへん勉強になった。ありがとうございました。吉田先生はあれだけの知識をいったい、どうやって学んでいるのかも気になった。
・生成AIをうまく活用することで業務改善にも生かすことができそうです。実際にChatGPTを体験することができ、大変有意義でした。先生方にも伝達したいと思います。ありがとうございました。
・学級通信の文章で迷うことが多かったので、チャットGPTに聞いて、参考にするのもよいと思った。しかし、個人情報の入力をすると生成AIが学習をし、個人情報が流出してしまうため、個人情報の取り扱いには注意しなければならないと学んだ。また、プロンプトの入力のポイントを教えていただいたおかげで、自分の求めている答えが返ってきた。上手に活用していきたい。ハルシネーション、誤情報の生成という言葉を初めて聞いた。ファクトチェックすることが、生成AIを上手に活用するポイントの一つだと思う。ファクトチェックを行っていきたい。
Google Meet 操作研修
5月28日(火)、29日(水)、30日(木)にGoogle Meet操作研修を開催しました。
Google Meetは、今年度から本市で使用しているビデオ会議アプリです。昨年度まで使用していたものから変更になったため、研修ニーズが高く、3日間とも定員を満たした状態での研修でした。
実際に会議を開催したり、開催された会議に参加したりと基本的な操作から研修を行いました。また、オンライン授業の授業デザイン等についても研修しました。
<参加者の感想>
・なかなか使うことができなかったので、やり方が分かって安心しました。今後の学習に活用していきたいと思います。色々な技術を吸収できるように、積極的に使い、子どもたちが意欲的に学んでいくことができるよう励みたいと思います。
・Google Meetは参加したことはあっても主催したことはありませんでした。やり方がわかったので次に機会があったらできそうな気がしました。
・初歩的なところから、丁寧にご指導いただき、ありがとうございました。特に、教師用画面と、児童用画面とを並べて比較しながら視覚的にわかるように操作手順を示していただいたことがありがたかったです。また、自分の学級でオンライン授業に向けた事前指導をする際に、どんなところに気をつければよいのかが明確になりました。
・Google Meetの基本操作だけではなく、操作の根拠も交えてお話いただけたので、今後自分で使用した際に小さな混乱が防げるなと感じました。
・丁寧に説明していただきとてもわかりやすかったです。Google Meetを生徒ともに試験的に試みたいと思います。
~今日から挑戦!『考え、議論する道徳』の授業づくり~道徳科授業力向上講座を行いました!
畿央大学 教授 島恒生先生を講師として、参加者100人を超えるオンラインの研修会を行いました。奈良県から配信された研修でしたが、チャットを使い教材に対する効果的な中心発問について考えたり、道徳的価値までの思考レベルを3層で解説していただいたりして、大変有意義で学びの多い研修となりました。講演後には小学校や中学校の先生方から質問や感想をいただき、それを受けて導入時のアンケートの効果的な活用の仕方や書く活動から授業を発展する方法などについて、お話をいただくことができました。
令和6年度 初任者研修 市内研修 授業研修①を実施しました!
5月29日(水)、渡利学習センターにおいて、初任者研修 市内研修 授業研修①を実施しました。午前中は、前教育長 古関明善氏から「授業総論 授業バカのすすめ」と題し、授業の基礎・基本についてお話がありました。午後は、教育研修課指導主事より「総合的な学習の時間の要点」が説明され、最後に、福島第三小学校元校長 松浦芳孝氏より「特別活動の要点と指導の実際」と題し、特に、学級づくりと学級活動(1)ついて講義いただきました。
ふくしま教師塾始動! 13期生・14期生
ふくしま教師塾 全体研修会を実施しました。今年度新たに2名塾の塾生を迎え研修を行います。
研修の根幹は授業改善!年間2回の研究授業を通して、子どもが主役の授業づくりについて担当する師範の校長(副校長)先生とマンツーマンでじっくりと研修を行います。また、塾生同士も互見授業を通して切磋琢磨していくことが期待されます!
中堅教諭等資質向上研修が始まりました!
去る10日、小・中学校教諭中堅教諭等資質向上研修 養護教諭中堅教諭等資質向上研修 共通研修を行いました。これを皮切りに、教職経験10年を超えた先生方の1年間にわたる研修が始まります。
午前中は、教育長をはじめ、教育研修課長や管理係長による講話を行いました。 また、午後は、「先生の幸せ研究所」のコンサルタント大野様にお越しいただき講義・演習を行いました。「働き方改革」という視点での講義をいただいた後、『時間予算ワークショップ』を行いました。「勤務時間内に、自分の時間を、通常よりも30分を生み出すにはどうするか?」同じグループ内で熱心に意見を交わす姿はミドルリーダーとして頼もしく感じられました。
MetaMoJi ClassRoom 研修
5月2日(木)にMetaMoJI ClassRoom研修を開催しました。
MetaMoJi ClassRoomは本市で導入している学習支援アプリです。本年度福島市に赴任し、これまで他市町村でもMetaMoJi ClassRoomを使用したことのない先生方を対象に、基本的な操作について研修を行いました。定員を超える受講希望があったため、現在、巡回訪問による研修を実施し、先生方の学びを支援しております。
参加者の感想
・何から手をつけてよいかわからなかったため、とても助かりました。様々な使い方を知れて明日からの授業に役立てたいと思います。ありがとうございました。
・操作方法が分からず、授業での活用に少し抵抗感を感じていたのですが、今回の研修を通して丁寧に教えていたいただいたことで今後活用していく自信をもつことができました。ありがとうございました。
・児童との共有の仕方がわかってよかったです。音読の宿題を取り入れたいです。先生方で作った教材等を共有できたら更に充実すると思いました。
・触れたことの無いアプリで不安がありましたが、今回の研修を通して、授業や宿題等で活用できそうだなと強く感じました。研修を活かして、今後の授業力向上に努めていきたいです。
・大変勉強になりました。実践的な内容で、とても分かりやすかったです。英語の発音チェックで録音機能、ぜひ活用してみたいと思います。ありがとうございました
令和6年度初任者研修・新規採用養護教諭研修 福島市内見学研修を実施しました!
5月2日(木)に、令和6年度初任者研修・新規採用養護教諭研修 福島市内見学研修を行いました。午前中は、じょーもぴあ宮畑とJRA福島競馬場を見学し、福島市についての理解を深めました。午後は、渡利学習センターで、自己紹介やグループエンカウンター等を行い、研修者同士の親睦を図りました。
第4回ルーキーズカフェを実施しました!
今回のルーキーズカフェは、新採用から2年目の先生方4人が実行委員となり、企画・運営を行いました。実行委員の先生方がプレゼンターとなり、①ドッチビーや風船バレーの実践の工夫 ②野菜づくりについて ③ブレインジムについて ④カフートの活用 ⑤キャンバの活用などのワークショップが行われました。参加者の先生方からは、「明日から実践できそう!」という感想が聞かれ、有意義な時間を過ごしました。
※ ルーキーズカフェとは、教職経験2年目程度までの先生方を対象として学級経営に生かせる、ちょっとした技などを学ぶ希望参加型の自主セミナーです。
ふくしま教師塾修了式・研修報告会が行われました!
令和6年2月9日(金)市民会館において、令和5年度ふくしま教師塾修了式・研修報告会が行われました。第12期生の下川崎小学校、小島桃子教諭が2年間の研修を修了し、修了証を受領しました。その後、小島先生を含む4名の塾生が1年間の研修の成果を発表しました。
自主セミナー ルーキーズカフェ開催!
12月16日(土)に今年度第3回目の「ルーキーズカフェ」※を開催しました。
今回は渡利学習センターにて、ボッチャを行いました。ボッチャをするのは初めての先生もいましたが、教育研修課のボッチャチームによる丁寧な説明を受け、試合を楽しみました。
試合の中では、ミラクルショットもあり、ボッチャのルールから楽しみ方、作戦の立て方まで経験することができたと思います。ボールの配置を見ながら、「次のボールはどこをねらうといいのか?」みんなで考える姿は、チーム対応そのものでした。
次回のルーキーズカフェは、採用2年目の先生方が企画します!お楽しみに!
※「ルーキーズカフェ」とは、福島市教育委員会教育研修課で開催する、教職2年目程度(講師の先生も含む)の先生方を対象とする自主セミナー。
ゲーム(ネット)依存予防講座
11月14日(火)に、「ゲーム(ネット) 予防講座」を開催しました。関心の高い内容で、募集人数を超える申し込みがあったため、会場を福島市総合教育センターから福島市市民会館に変更して実施しました。
家庭と連携して対応するための教師の関わり方について、「依存」中の対応、「過剰使用」の段階の対応、「予防」等の段階に分けて、研修を行いました。
研修で取り上げた資料は、各校で共有したり、加工したりできるようにしました。
<受講者の感想>
・ネットやゲームの開始年齢がどんどん下がっている昨今、小学1年生入学と同時にルール作りが必要だなと思いました。
・前任校でも現在も、子どもの一番の健康課題は電子メディア(ネット、スマホ、ゲームなど)の過剰使用だと感じています。本日の内容は大変分かりやすく、これからどのように取り組んでいくか考えることができました。
・「明確な表現を使う」、「子どもに与える機器については家族も知識を」、「肯定的な興味を示す」など、なるほどと思うことがたくさんあり、これからの指導や個別懇談でも役立てたいと思いました。
・子どもたちのネット使用の問題をどう改善できるか悩んでいたので、今回たくさんヒントをいただきました。「促進要因」にばかり注目していた自分のことも反省しました。「抑制要因」に目を向け学級でできることを見つけ学級でできることを実践していきたいと思います。
・講話の中の「他律ではなく自律」子どもに考えさせ、親と子で一緒に考え、一緒に知識を身に付けることはとても重要だと思いました。
福島市立福島第一中学校において、令和5年度放射線教育推進校授業研究会を実施しました!
学級活動・理科・総合的な学習の時間でにおける、放射線教育の授業を公開しました。令和4年度より、学校を挙げて先生方が熱心に実践を重ねてきたことを、真剣に授業に取り組む生徒の姿から伺うことができました。
全体会では、松陵中学校長 阿部 洋己氏から、「これからの福島の放射線教育」と題して、子供たちがどのように放射線教育をとらえられているのかという実態調査をもとにしながらご講話いただき、これからの放射線教育の授業づくりにつながるヒントをたくさん得ることができました。
『震災の記憶がほとんどないこどもや、震災後に福島に生まれのこどもにとって、どのような放射線教育が必要なのか?』という視点から、今後も小中学校における放射線教育の在り方について研究して参ります。
大熊町立学び舎ゆめの森を訪問しました!(ふくしま教師塾市外研修)
11月9日(木)に、ふくしま教師塾市外研修として、大熊町立学び舎ゆめの森を訪問しました。学び舎ゆめの森は、認定こども園、義務教育学校、学童保育が一体となった施設で、0歳から15歳までの子どもが一緒に生活しています。その環境を生かし、切れ目のない異年齢集団による教科等横断的な探究学習や、個別最適な学び、協働的な学びを推進していました。先生方が、子どもの思いや願いを理解し、一人ひとりに寄り添う姿が印象的でした。
教育相談実践講座「子どもが学級を好きになる対人関係づくり ~COCOLOプランに触れながら~」 中村恵子先生の講演会を行いました。
10月18日(水)、こむこむ館わいわいホールにおいて、東北福祉大学准教授・中村恵子先生をお招きし、教育相談実践講座を実施しました。
中村先生からは 「子どもが学級を好きになる対人関係づくり ~COCOLOプランに触れながら~」 という演題で講演いただき、はじめにCOCOLOプランについて、「誰一人取り残されない学びの保障」や校内の支援体制等、ご説明いただきました。その後、集団社会化について「帰属集団を好きになるほど、集団の魅力度が高く、同一化の動機が高まり集団適応が促進される」こと、また意図的・構成的な仲間づくりの方法として「対人関係ゲーム」を、参加者が実際体験することで、その楽しさや有効性を感じることができました。「人間の行動動機の1つに、『楽しい』ことがあります。子どもたちを対人関係ゲームでどう楽しませるのか。それは『大人が素を出して、対人関係ゲームを楽しむ!』ことです。」先生のご講演は、多くの参加者にとって課題解決のヒントとなったようです。
参加者からは、「担任として、子どもたちを楽しませる最大ツールでありたい」、「明日からすぐに使えるゲームばかりでありがたい」、「実際やってみて、こんなに和やかな雰囲気になるのを実感した」との前向きな感想が多く聞かれました。
令和5年度算数科授業力向上講座を実施しました!
10月12日(木)、矢野目小学校に於いて、文部科学省 国立教育政策研究所教育課程調査官 笠井健一氏を講師に招き、「算数科授業力向上講座」を実施しました。
講座の前には、矢野目小学校教諭 横山貴士先生が3年生の授業を行いました。算数が苦手な子どもに寄り添い、子どもの言葉を丁寧に拾ってコーディネートすることで、子どもが自分の言葉で自分の考えを説明している姿が見られました。
講座の中では、笠井先生が横山先生の授業を解説しながら、いま求められる算数の授業で大切にしたいポイントについて具体例を交えお話しされました。
『防災・放射線教育研修会B』を双葉町・浪江町で開催しました!
9月28日(木)に、『防災・放射線教育研修会B』を双葉町・浪江町で開催しました。今回は、東日本大震災・原子力災害伝承館と震災遺構浪江町立請戸小学校に赴き、現地で開催しました。参加者からは、「資料だけでは伝わらない、現地でしか味わえない、大切なことを学んだ。」「子どもたちに伝えていく責務を改めて痛感した。」などの実感のこもる感想がきかれました。今後も『ふくしま』を見つめる研修を続けていきます。
飯坂の復興と町おこしにかける人々から学ぶ~初任者研修
9月20日(水)パルセいいざかにおいて、「初任者研修 社会奉仕体験活動研修」を実施しました。本研修では、飯坂温泉観光協会より齋藤利香子様と㈱安斎果樹園より安齋忠幸様を講師としてお招きしました。齋藤様からは、東日本大震災当時、飯坂温泉に避難してこられた方への支援の様子や、現在の町おこしの取組などを、安齋様からは、地域青年部としての取組や、新たな地域イベントづくりへの取組などについてお話をいただきました。また、安齋様の講話の後には、安齋様率いるバンド「DEFROCK」のミニライブも行われ、実際の活動の様子を知るとともに、研修者のリフレッシュにもなっていました。
午後は、研修者自ら飯坂温泉街等を歩き、印象的な造形を見つけ、写真撮影をするフィールドワークを行いました。この活動を通し、町のよさを発掘し、地域の魅力発信につなげていく過程について研修しました。
令和5年度「総合的な学習の時間授業力向上講座」を開催しました
9月21日(木)に、國學院大學教授 田村学氏を講師に招き、「総合的な学習の時間授業力向上講座」を開催しました。「生涯探究社会へ向けて ~探究モードへの挑戦~」という演題のもと、探究のプロセスである①課題の設定 ②情報の収集 ③整理・分析 ④まとめ・表現 を、具体的な実践例とともにお話しいただきました。参加者からは、「田村先生の講演を聞き、私自身の探究モードのスイッチがONになりました」や「課題設定や整理・分析の仕方が参考になりました」などの感想が聞かれ、たいへん有意義な講座となりました。
タブレットを活用した個別最適化、協働的な学びづくり講座
9月5日(火)、6日(水)、7日(木)の3日間、「タブレットを活用した個別最適化、協働的な学びづくり講座」を開催しました。募集人数を超える申し込みがあったため、3日に分けて研修を行いました。
研修は、①【講義】個別最適な学びと協働的な学びについて、②【演習】他者参照、協働学習等に必要なタブレットの活用方法について、③【演習】個別最適な学び、協働的な学びの観点からの授業改善 の3部構成で行いました。
最後の演習では、Jamboardを活用して、講義で学習した「他者参照」をしながら、個別最適な学び、協働的な学びの授業モデル(手引き)づくりを行いました。
受講者の声
〇個別最適化の学びのイメージをはっきり持つことができました。今更ながらですが、今までの授業と大きく違っていました。子どもに学びを任せるという授業スタイルをICTを活用しながら考えて行きたいと思います。本当に勉強になりました。
〇個別最適な学びと、協働的な学びについて、これまでよりも理解することができました。また、メタモジは普段から使用していますが、新たな活用方法や技能を学ぶことができてよかったです。今後の授業の中で活用できるよう、教材研究していきたいと思います。
〇実演が多く勉強になりました。授業改善の必要性を強く感じました。個別最適化と協働的な授業のために具体的な手立てがわかりました。実践したいと思います。ありがとうございました。
〇普段ICTを使った授業は行っていないので、知らないことばかりだったので、勉強になりました。特別支援学校でも、児童の実態に合わせて取り入れられるところは実践していきたいと思います。
〇学習形態のイラストから学習活動を設定する方法はとても考えやすかった。今後もこの方法を指導案作成等にも生かしていきたい。
〇主体的・対話的で深い学びと個別最適・協働的な学びの関係についての講義があった上での実践的な研修だったのが大変よかったです。MetaMoJiとGoogleアプリ双方のよさを生かして授業改善と学びの改善を進めていきたいと思います。
〇今求められる指導観に触れることができ、これからの実践への意欲が高まりました。特に、複線型の授業ということに関して、「学びがそれてはいけない」という思いが強すぎ、生徒の可能性を伸ばせなくなっていたのではないかと自己を振り返るよい機会となりました。まずは、1時間でもこのような複線型の授業を展開し、生徒の個別最適な学びを促し、より深い学びに向かえるようにしたいと考えました。本日はありがとうございました。
ルーキーズカフェを開催しました!
前半は、「伏見珈琲店」のマスターをお招きして「おいしいコーヒーのいれ方」を教えていただきました。福島市総合教育センターの第二研修室も本物のマスターの佇まいと珈琲の香りでカフェに早変わり!1週間前に焙煎した豆と、当日の朝焙煎した豆による珈琲を飲み比べしたり、伏見さんのお話に耳を傾けたり、「ほっとするひととき」を過ごしました。
後半は、フリートークの時間をもちました。同年代の先生方同士、授業や日々の業務について情報交換をして、互いに励まし合うような雰囲気でした。今回のルーキーズカフェでは紹介した本を借りていく参加者の姿もありました。ルーキーズカフェが先生方の笑顔や授業改善にちょっとでも役立つことを願っています!
情報モラル教育講座
8月30日(水)に岐阜聖徳学園大学DX推進センター長芳賀高洋様を講師にお迎えし、情報モラル教育講座を開催しました。
デジタル・シティズンシップ教育の理念や実践について、グループ協議も交えながらわかりやすく教えていただきました。
デジタル社会の善き担い手を目指し、「~してはいけない」というブラックリストを作成するのではなく、「~しよう」というホワイトリストを子どもたちとともに考えて行くことの重要性について理解を深めました。
受講者の声
・ 情報端末の活用のよさや課題について、自分で意識していた以外のことにも多くのことに気がつくことができました。
その中から、本講座の目的にもなっている、情報モラル、デジタルシティズンシップの必要性、重要性を実感することができました。デジタル社会の中で生きる資質・能力の育成は不可欠であり、児童生徒が主体的に参加して学んだり決定したりすることが大切だと感じました。
・ デジタル・シティズンシップについて初めて知りました。ブラックリストを作成するのではなく「どうしたらよいか」「何ができるか」を考えホワイトリストの考え方がとても良いと思いました。情報教育の場面以外でも有効活用できると思うので、取り入れたいです。
・ デジタル・シティズンシップ教育は、ICT機器の使用の際だけでなく、普段の生徒指導にも繋がる部分があると思った。
「~してはいけない」ではなく「~はできる」「なぜしてはいけないのか考える」忘れがちだが1番大切なことだと思った。
・ 「デジタル・シティズンシップ」教育とは初めて耳にする言葉であったが、今回の講座に参加し、学校課題解決におおいに役立つものと考えた。世の中技術革新はめざましく、ますます便利になっていくが、反面、使い方によっては悪い影響も出てくる。「~をやってはダメ」「~は禁止」というこれまでの考えから一歩脱して、「~すると~になる」的発想からマニュアル作りをすることは生徒指導でも生かせると感じた。
・ 班でのワークショップでは、他の班の発表を聞いて、同じような課題を感じている方が多いのだなと思いました。ICT活用のスキル面の課題と、使用のしかたの課題があり、デジタル・シティズンシップ教育が課題解決につながっていくと思いました。
防災・放射線研修会A 実施
8月31日(木)防災・放射線研修会Aを開催しました。
市内の小・中・特別支援学校の先生方56名が参加し、市内で想定される防災や昨年度金谷川小学校で行われた放射線教育の実践について、また環境再生プラザの協力を得て学校で取り入れることができる放射線授業について学びました。
学校経営講座
8月24日に、洗足こども短期大学教授 井上眞理子氏を講師に、「質の向上を目指す教育現場マネジメント」と題し、管理職を対象とした学校経営講座を開催しました。
井上氏からは、「教育現場では、「マネジメント」という視点での運営が弱い」という問題提起がなされ、管理職がリーダーシップを発揮して、学校の組織力を高めていくことが重要であることを、具体的なポイントをあげてお話しいただきました。
参加者からは、「これまで考えてきた組織の在り方を、理論として明確にしていただきすっきりとした。」「学校組織をマネジメントするために、校長としてなすべきことをもう一度具体的に落とし込んでみたい。」などの意見が聞かれました。
2年次教員フォローアップ研修・新規採用養護教諭研修「企業等体験研修」
8月2日(水)、3日(木)にJAふくしま未来様のご協力を得て、2年次教員フォローアップ研修・新規採用養護教諭研修の1つである「企業等体験研修」が行われました。
「湯野共選場」では桃の選果を、「新福島ファーム」ではナスの収穫と梱包作業を、そして「花卉共選場」では花の共選を体験しました。
福島学院大学にて幼稚園保育実践講座を実施
福島学院大学において、「幼稚園保育実践講座」を開催しました。
福島学院大学認定こども園長 二谷京子先生より、「子どもの可能性をつなげる架け橋プログラム」についてご講義をいただいた後、福島学院大学附属幼稚園や子ども図書館を見学させていただきました。
【研修者の感想】
◇本日の講義内容で、小学校の先生に子どもの姿を見ていただくだけでなく、何を経験し、遊びの中で何を学んでいるのか等を言葉で説明する力が大切だというお話が特に印象に残りました。目に見えない教育、あと伸びする教育だからこそ、言語化し、見える化することで幼児教育の中身を具体的に発信できるよう努力していきたいと思いました。
◇小学校との交流はしていても、これでよいのかと曖昧な不安や疑問がありました。今日の講義を聴いて、まずは幼稚園での育ちを見える化して伝えることを意識しようと思いました。
◇今回の講話で、私たちが小学校の先生にどのように子どもの育ちを伝えていくのか、具体的に知ることができてよかったです。今後私たちもしっかりと伝えられるようにしていきたいです。
◇こども園の環境を見せていただいたことも、いろんな発見があり、もっと自分の園の環境づくりを工夫してみたいという気持ちが高まりました。
◇今年度、異校種交流ができたことにより、小学校の先生にぜひこども園での子どもの姿を分かってほしいという思いを強くもっていました。この交流の中で、子どもの姿を伝えさらにどのような体験、経験をしているのか、どのような学びにつながっているのか説明し、有意義な時間にしたいと思いました。
◇子ども図書館はとても魅力的でした。本に触れる楽しさを十分に感じられる素敵な空間ですね。環境の大切さを実感しました。