センター事業等
総合的な学習の時間授業力向上講座 田村 学 先生
本年度の総合的な学習の時間授業力向上講座は國學院大學より前文部科学省視学官 田村 学先生をお迎えし、8月1日(月)に実施しました。
今回の講演では、「総合学習と学力アップの相関性」を手掛かりに、総合的な学習の時間が果たす意義や役割の大切さをご教授いただきました。
参加者からは「総合的な学習の時間は、今まで『準備が大変で、指導も難しいもの』という見方をしており、子どもたちへの影響もあまりはっきりとしないと感じていたが、明らかに生徒の変化がわかる学校の例を見せていただき、取り組ませ方や課題の立て方に工夫が必要だったと反省させられた。」「『探究』がいかに子どもたちの学びを主体的で深いものにするか、本当にわかりやすいご説明だった。」「総合的な学習の時間は、その一つ一つに教師の心構えや力量が問われるものだと思った。人任せにせず、自校のカリキュラムに自信がもてるようなグランドデザイン作りを行っていきたいと思った。」「振り返りや思考ツールなど、総合的な学習の時間だけでなく、各教科で生かせることもたくさん教えていただいた。今後活用していきたい。」などの感想がよせられ、総合的な学習の時間の位置付けについて改めて確認するとともに、探究活動が総合的な学習の時間だけではなく、全ての教科に波及することが子どもの学力向上に結び付くことについて理解を深める機会となりました。