幼稚園ブログ

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カメロンの甲羅の中は・・(亀の冬ごもり)

 今週も寒い日が続きましたが、子どもたちの心の中は温かいようです。
 水曜日、亀のカメロンが頭、足を甲羅の中に縮め動かずにいました。T君が「カメロンの甲羅の中はこたつみたいになっていて、温かいと思うよ。」と言うと、他のT君は「いや、ジャンパーみたいに温かいんだよ。」と言いました。それから、土や落ち葉を入れて冬ごもりです。春までおやすみなさい。
 子どもは何にでもなれます。この二人は、甲羅の中に入ってぬくぬくと温まっている幸せなカメロンになっています。この寒い冬、子どもたちも温かいお家の中でぬくぬくと幸せな時間を過ごしてほしいと思います。
 では、また来週。みんな元気に登園できるといいね。

これ使うといいよ。(信じて見守る子どもたち)

 今週はコロナウイルス感染防止のため、楽しみにしていた行事が中止となりました。いずれ、日を変えて行いたいと思います。
 今週水曜日、ヤクルトが出た時の様子です。Mちゃんはなかなかアルミの蓋がはがれなくて困っています。すると、心配そうにみんな集まってきました。中身がこぼれそうになると「これ使うといいよ。」とハンカチを差し出す子もいます。でも誰も手を出しません。ついに、Mちゃんは一人ではがすことができました。
 誰も手を出さない姿。子どもたちは先生方の保育をよく見ています。必ずできると信じて、見守っているのです。このことは、友達を一人の人間としてリスペクトしている姿とも言えます。本園では、こうした友達同士の関わりを大切にしながら集団作りを行っています。
 また別の場面では、お弁当の包み方を教えてくれたり、上着がなかなか着られない友達に「そこは帽子のところだよ。」と教えてくれたりする子もいました。まるで小さな先生のようです。
 さて来週は、また元気なみんなに会えることを楽しみにしています。

でーきーるー!(励まし合う集団)

 今週もいろいろなことがありました。火曜日には未就園児保育。(※個人情報保護のため画像はありません)9名参加でみんな行儀よく楽しく過ごしました。木曜日には誕生会。今回のサイエンスショーは「空飛ぶ種」。カエデやアルソミトラなど、植物は知恵を使って種を飛ばしていました。そして、おやつは収穫した芋で作った2種類のポテトチップス。子どもたちは大喜びです。
 また、縄跳びやいろいろな運動に挑戦中です。もうちょっとでできそうな運動に挑戦しようとすると「でーきーるー!でーきーるー!」の大合唱が響きます。できた時には大拍手です。友達ができるようになると、自分のことのように嬉しいのです。そして自分も頑張ろうと勇気を出します。こうして、互いに励まし合いながら集団は育っていきます。
 さて来週は年長も年少も小学校で給食体験、そして餅つき会があります。また、みんなで美味しく食べましょう。

普通は3セットだけど..(たくさんの笑顔とあふれる元気)

 今週はたくさんの行事がありました。火曜日には七五三の集い、水曜日にはももりんも来てりんごの収穫、木曜日には避難訓練、金曜日には教養講座。
 教養講座では県レクレーション協会の皆様による「あそんで元気アップ!忍者で体力づくり」を行いました。親子で運動を楽しんだ後、最後は忍者修行です。体育館をいっぱいに使った10種の修行場を、1セット4分の音楽を流しながら巡っていきます。
 普通は3セット12分の運動で子どもはクタクタになるそうなのですが、今回はみんな元気なので4セット16分行いました。それでも、終わった後に「もっとやりたい!」と余裕を見せる子どもたちです。中には23周も回った子もいました。すごい体力です。でも一番すごいのは、途中でやめたり、休んだりする子が一人もいないことです。
 講師の先生も「体力的にも精神的にも、ものすごく元気な子どもたちですね。」と、びっくりしていました。
 来週も、寒さに負けずに元気に登園しましょうね。

R君、がんばれ!(見守るかかわり、待つかかわり)

 今週、りす組の〝ドンじゃんけん”や〝ドッジボール”、きりん組では〝開戦ドン”のルールが進化し、さらに夢中になって遊んでいます。こうして遊ぶ中で、子どもたちは社会性や公平性、優しさや厳しさなどたくさんの大切なことを学びます。
 しかし、たまには元に戻ってしまう子もいます。ある日、R君はパックジュースに付いているストローが取れずにもがいていました。でも、前にできるようになったはずです。ついにR君は泣き出してしまいました。しかし、先生方や子どもたちは、優しく見守るだけです。できるまで待ってあげています。
 その時、みんなから「R君、がんばれ!」の声が沸き起こりました。ようやく、R君は泣きながらも一人でストローをジュースに刺すことができました。「やったね!」こうして、R君は大好きなジュースを美味しく飲むことができました。よかったね。
 さて、来週は個別懇談です。お家でのいろいろなお話を聞かせていただくことを楽しみにしています。

先生、ぼく、できた!(子どもの可能性を信じて)

 きりん組のT君は、先週ジャングルジムのてっぺんに初めて上ることができました。すると、できなかった太鼓橋もすぐに渡ることができ、さらに今週は、初めて連続なわとびができるようになりました。「先生、ぼく、できた!」初めは3回だったのが、毎日記録更新中です。
 このように、子どもはたった一つの成功体験でも一旦「自信」をつけると、今までできなかったことの壁を、次々とたやすく突破してしまいます。本当に子どもの可能性は無限です。
 なので、本園では子どもの可能性を信じて、教師はできるだけ手を出さないようにしています。「がんばれ!」「大丈夫。できる!」とか言うだけです。職員は、子どもの成長や可能性を秘めたエピソードを持ち寄り話し合うことで、組織としてさらなる成長を促していきます。このような「見守るかかわり」「待つかかわり」が本園教育の特徴の一つです。
 さて、来週はどんな成長が見られるのか、楽しみです。

今日もきりんさんと遊んだんだ!(年長と年少が自然と一緒に)

 好きな遊びの時間は普通、年長児と年少児では、発達段階の違いによる遊びの文化の違いから別々に遊びます。しかし今週、りす組のRちゃんやSくんがきりん組が遊んでいるところに行き「まーぜーてー」と言うと、すぐに「いーいーよー」と返ってきました。すると他の年少の子たちも混ざっていきました。
 年長の子たちは、年少の子に合わせてルールを確認したりして、遊びが再開です。「今日もきりんさんと遊んだんだ!」遊び終わると年少児たちはとても嬉しそうです。
 このように、年長と年少が自然と一緒に遊ぶ姿を見ていると、園としての一体感が育っているなぁと実感します。優しくて仲の良い子どもたちです。
 また、木曜日には誕生会とカレー会食が行われました。今回のサイエンスショーは風を起こしながら回るブーメラン。カレーは4回もお代わりをしてお腹いっぱいになった子もいました。
 さて、一日一日秋が深まる中、来週も元気に幼稚園生活を楽しみましょう。

2回目の運動会(続・みんなの運動会)

 今週もたくさんの育ちのエピソードがありました。木曜日には親子遠足。そして火曜日には、1回目の運動会に参加できなかった二人の子のために2回目の運動会を行いました。
 ダンス・バルーン、リレー、そして最後にはアーケオプテリクスから頑張ったご褒美をいただきました。今回もダンス・バルーンは大成功。練習なしでも全員ちゃんと覚えていました。
 そしてリレーでも前回同様、本気の走りを見せてくれました。今回は前回とは逆にトリケラチームが勝利を収めました。そこには本人たちのやり切った顔がありました。おいでいただいた保護者の皆様も大変喜んでおられました。
 なお運動会の感想をいくつかご紹介します。「お休みしたお友達のために頑張る姿、悔しくて涙を流してしまう姿、リレーには感動しました。」「こんなにも頑張る力を育てていただけたことに、とても感謝しています。」「こちらの園に入って、この運動会を経験させてあげられて本当によかったなと感じました。」 
 皆様、本当にありがとうございました。

「負けちゃうよ」って言ってると負けちゃうよ!(いつも前向き)

 運動会は終わりましたが、子どもたちは新たな目標を持って、また日々成長しています。
 きりん組では、しっぽ取りに夢中です。最近、復活ルールが追加され戦い方が複雑になったため、チームごとに作戦を相談します。あるチームである子がまた負けるんじゃないかと言うと、T君が言いました。「『負けちゃうよ』って言ってると負けちゃうよ!」
 たとえ負けが続いてもあきらめずに、いつも前向きに取り組んでいく。T君のこの発言にT君の大きな成長を見つけました。
 園では年長も年少も、目標に挑戦したいという子を応援しています。本当にちっぽけな目標ですが、日々子どもたちは頑張っています。そして日々、自信を深めているのです。この日、T君は初めてのシールを貼りました。

二人の分まで..(みんなの運動会)

 先週土曜日に運動会「ジュラシックワールド~恐竜たちの大バトル~」が盛大に開催され、皆様にはたくさんのご声援を頂きありがとうございました。おかげさまでどの子も、練習の成果を十分に発揮することができ、達成感に包まれているようでした。
 ただ残念ながら、きりん組の二人の子が当日登園できなくなってしまいました。自由遊びの時間にも玉入れの練習に精を出していたRちゃん。足が速くチームの柱だったIくん。さぞ悔しいだろう二人の思いを受け取った子どもたちは「二人の分まで頑張ろう!」という気持ちで戦いに臨みました。
 はじめの言葉は、みんなのセリフ全部を覚えているYちゃんがRちゃんの分の代役です。体操の示範は、IくんがいなくてもNくんが一人で堂々と行いました。団体競技では、2回走った子も最後まで立派に駆け抜けました。こうして、二人の分を補って余りあるほどの頑張りが見られた「みんなの運動会」は幕を閉じました。
 運動会の練習から本番までの1か月余り、一人一人の子どもたちの成長には本当に目を見張るものがありました。これまでの皆様の励ましに、深く感謝申し上げます。