幼稚園ブログ

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笑顔が100点!(運動会がんばるぞ!)

 今週は、水曜日に誕生会が行われました。今回のサイエンスショーでは「リンゴは落ちるのに、月は落ちてこないの?」というニュートンの疑問を、「絶対にこぼれない水」の実験を通して解明していきました。おやつのみたらし団子は、初めての子も、美味しくいただいていました。
 そして今週は、運動会に向けて仕上げの練習です。木曜日には雨天時用に体育館での練習でした。年少がダンスをしている間、年長の子はダンスの上手な子を見つけます。ダンスが終わり「上手な人を見つけた人?」の問いかけに、たくさんの手が挙がりました。
 子どもたちは本当によく見ています。年少の子をよく褒めてくれます。I君はRちゃんが上手だったとし、その理由が「笑顔が100点!」とのことでした。明日の本番でも、みんなの100点の笑顔が見られるといいなぁ。みんな頑張ろうね!

人が死んだらお花とかあげるでしょ。(主体的活動と経験)

 今週は2日間しかありませんでした。久しぶりに登園した水曜日。きりん組のみんなでお世話していたザリガニが2匹とも死んでいました。「お墓を作ろう!」子どもの発案から活動が始まります。
 みんなでスコップを持って、場所決めから、穴の深さや大きさ、餌や水も一緒に入れようなど、お世話した経験を想い出しながら、みんなで話し合って活動が展開します。最後に、きれいに土をかけたらお墓の場所が分からなくなってしまいました。
 そしたらI君「みんな聞いて!!」「人が死んだらお花とかあげるでしょ。」すると、みんなでお花を飾ってあげることになりました。ここでも、家族で行った墓参りの経験が生かされています。こうした子ども主体の活動は、経験によって生み出されていきます。この時期の子どもの経験は大変重要です。
 さて、明日は秋分の日です。先祖を供養することの意味を伝えるなど、お子さん自身の経験を大切にしてあげてほしいと思います。

 

じゃんけんで決めよう!(困った時こそ成長のチャンス)

 今週も運動会の練習が白熱していますが、自由遊びでもたくさん成長しています。
 りす組では爆弾ゲームで盛り上がっています。この日は、ボールの転がし方が上手になったことで、外野の子同士でボールの奪い合いが始まりました。さて、どうするだろう?とワクワクしながら見ていると「じゃんけんで決めよう!」と結着しました。立派に成長していました。思わず嬉しくなります。
 困った時こそ成長のチャンスです。”いっぱい困らせてあげましょう”と、先生方も楽しみながら画策中です。
 また、きりん組ではマック屋さんが流行りました。遊戯室で開店すると、りす組の子たちも並んでくれました。年少の子はそのクオリティの高さに「本物みたいだね」と年長のへのあこがれを抱き、年長の子たちは自信と満足感を深めていました。
 来週はどんな成長を見せてくれるのか、楽しみです。

いっしょにやろうよ。(集団の育ちと個の育ち)

 子どもたちは先週も運動会の練習に一生懸命でした。
 りす組の玉入れでは、黄色チームとピンクチームがいつも接戦になります。その日の1回目は黄色チームが勝ちました。でも、黄色チームのN君は機嫌を損ねて戦線離脱です。そしたら2回目はピンクチームが勝ちました。
 ここで黄色チームは、みんなでN君を迎えに行きました。「いっしょにやろうよ。」するとN君、みんなの言葉でやる気が出ました。最後の3回目、N君を加えた黄色チームが再び勝利できました。
 また、牛乳が飲めるようになったI君は、牛乳を飲み終えるといつも隣のY君にコップの中身を見せます。Y君はこの日も、いつものように驚いて見せました。素敵な仲間たちです。
 集団には教師以上に、個の成長を促す力があります。学級が共感的で向上的な集団に育つことで、教師を介さずに友達同士が互いに育て合う存在となるのです。それが私たちの仕事なのです。

みんな、ごめんね。(幼稚園は間違うところ)

 今週も運動会の練習で盛り上がりました。きりん組のリレーでの一場面です。
 その日のリレーはバトンミスがあり黄色チームが大きくリード。しかし徐々にピンクチームが追い上げを見せ、アンカー勝負でわずかにピンクチームが黄色チームを追い抜いたように見えたが、注目の判定は、、、黄色チームの勝利!?
 その理由は、途中ピンクチームのYちゃんが、間違えて線の内側を走ってしまったので失格とのこと。練習といえど、子どもも真剣なら教師も真剣です。子どもといえど、ルールはルールです。世の中、そんなに甘くはないのです。
 そしたら、Yちゃん「みんな、ごめんね。」「うん、だいじょうぶだよ。」とKちゃん。幼稚園は間違うところです。間違いを認めて、次は間違わないぞと心に決めること。それを「成長」と言うのです。Yちゃんもみんなも、いっぱい間違えて、いっぱい成長してほしいと思います。杉妻幼稚園はそういうところなのです。
 来週も、みんなでがんばりましょう。

次は絶対勝つ!(運動会の練習を通して学ぶもの)

 今週22日は第2学期の始業式でした。子どもたちから楽しかった夏休みの紹介がありました。またこの日、化石の中からよみがえった"アーケオプテリクス"(始祖鳥)から、運動会では2つの恐竜チームに分かれ「恐竜たちの大バトル」を展開するため、全力で練習に励むよう指令がありました。
 りす組の子どもたちはかけっこやリレーの練習の中で、負けて悔しがりながらも「次は絶対勝つ!」と張り切る姿が見られました。初めての集団生活の中、勝つ嬉しさや負ける悔しさを味わい、決して諦めずに次への意欲を高めていく。そんな、人として生きていくことの根っこの部分を、この幼稚園で学んでいるのです。素晴らしいことです。
 そして、24日には誕生会が行われました。この日のサイエンスショーは、テレビやパソコン、スマホに使われている「偏光板」を使って、光の性質を目で見ました。その後のイス取りゲームでは、途中で敗退し悔しくて泣いている子のもとに、ティシュペーパーを持って駆け寄る子がいました。本当に優しい子どもたちです。
 さて、広がり続けるコロナ禍の中、逆境に耐えつつ、希望をもって未来を切り拓いていく。こうした、心も体もたくましい子どもに育ってほしいと願い、私たちは日々、子どもたちを励まし続けているのです。

 

みんなとバイバイしたくない。(子どもたちを結ぶ深い絆)

 今週水曜日、無事1学期を終了しました。りす組のM君は2学期から他の幼稚園に転園します。終業式の後、M君に、みんなにあいさつしてもらおうと、前に出てもらいました。すると、M君の口から出た言葉は「みんなとバイバイしたくない。」でした。
 先生方も思わず涙目に。たったの3か月半だったのに、子ども同士の絆はこんなにも深かったのかと、改めて思わざるを得ない瞬間でした。それから、バディの子や他の子たちに「ありがとう」と言ったり、ギューッとしたりして、別れを惜しみました。
 実はM君だけではありません。8月から年度末まで産休に入るM先生も「これまでありがとうございました。元気な赤ちゃん生むために頑張るぞー!」とあいさつをするなど、涙あり笑いありの素敵な最後の1日でした。
 さて、預かり保育は行いますが、幼稚園としては8月21日までお休みです。このブログもお休みです。M君もM先生も元気に頑張れるよう応援してます。では、2学期にまたお会いしましょう。それまでみなさんお元気で。

2個はバイバイしようね。(子どもたちの力を信じて)

 先週水曜日には夏祭りがありました。きりん組ではこの日に向けて1か月以上前から何度も話し合いを繰り返して準備してきました。子どもたちの力を信じて、子どもたちの主体性に任せた行事です。
 T君は、スーパーボールを予定より多くすくったりす組の子に「2個はバイバイしようね。」と優しい言葉をかけました。T君だけじゃなく、ほとんどのきりん組の子はりす組の子に優しく教えてくれます。
 子ども主体の活動では、子どもたちは普段では見せない姿を見せてくれます。また一つ、大きく成長した姿が見られました。
 さて、いよいよ今週で第1学期が終わります。この1学期、みんなありがとうね!

子どもが真ん中(市立幼稚園として)

 先週木曜日には七夕誕生会が行われました。子どもたちが七夕の説明を行った後、サイエンスショーでは巨大シャボン玉の中にお誕生日の子が入りました。「思っていた見え方と違った。」そうです。
 また、みんなで育てたピーマンを収穫し食べましたが、全員完食です。好き嫌いはありますが、頑張れば苦手も乗り越えられることを体験できたことが素晴らしいです。
 そして、先週保護者へのアンケートを実施しました。その中で『杉幼を卒園した子を何人か知っていますが、みんなのびのびしていて、はっきりしていて、とても良いなとずっと思っていました。』とか『市立幼稚園は、子どもが真ん中という感じがして・・』と、私たちが目指している子ども像を保護者の皆様にご実感頂いていることを大変嬉しく思います。そして「もっと、市立幼稚園の良さが広がるといいなと思っています。」とも記載されていました。
 さて、今週はいよいよ夏祭りがあります。きりん組の子どもたちは話合いを繰り返し、よりよい夏祭りを企画しています。ぜひお楽しみに!

親子じゃない遠足(自立への一歩を)

 先週火曜日、延期になっていた春の遠足を行いました。以前は親子で行っていたのですが、2年前から子どもと教師だけで行くことにしました。初めてバスに乗るというお子さんも少なくない中、不安や緊張もあったろうと思います。しかし、この時期だからこそ、友達との関わりを深めながら、大人に頼らない自分の力に目覚めさせ、さらなる自立への一歩を歩ませることが重要だと考えています。その上で、秋には親子で楽しみたいと思います。
 さて今年は暑く、初めて6月から屋上プールに入りました。マスクの脱着や水分補給、日陰やエアコンの活用等にも気をつけながら、暑さを楽しんでいます。また、引っ越し鬼、ドッチボールでは活動が進化し、夏祭りの準備はいよいよ大詰めに入り、帰る前のソロコンサートでも上手な歌声が自信を深めています。
 そして、今週もお誕生会など楽しいことがたくさんです。みんな元気に登園しましょう。