センター事業等
小・中学校プログラミング教育実践講座
小・中学校プログラミング教育実践講座を7月5日(火)、6日(水)、7日(木)に開催しました。
前半に「プログラミング教育」の概論についての講義を受講した後,小・中学校区でプログラミング教育への取り組みを共有しました。後半は,本センターにある3つのプログラミング教材を体験しました。
【主催者あいさつ・講義「プログラミング教育概要」・情報交換】
【ブログルによるプログラミング体験】
【m-Botを使ったプログラミング体験】
【micro:bitを用いた「ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツ」体験】
【受講者の感想】
〇「ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツ」の具体的な姿がイメージできずにおりましたので、今回の研修でその一例を示していただけて大変ありがたかったです。
〇正直なところこれまで、プログラミング教育と言われても、どのようなものについて学習するのか想像できていなかった。しかし、今回の研修を通して、プログラミング教育の習いを確認した上で、どのようなことを学ぶべきなのか知ることができました。また、実際に紹介いただいた教材は、どれも楽しみながら学習できるもので、ぜひこれからの授業で活用したいと思えるものばかりであった。
〇プログラミング教育導入の経緯や情報活用能力など、プログラミング教育についてわからない事ばかりであったため大変勉強になった。自分の学校ではどのようなことをしているのかしているのか確認したいと思う。また、さまざまなプログラミング教材を体験することができてよかった。また、中学校区とも連携しいろいろな話を聞けたので、今後の参考になった。学校でもこのような教材を活かしてプログラミング教育をできていければと思う。
〇プログラミング体験が大変興味深いものだった。担任している子どもたちがすぐに活用できそうなものもあった。プログラミングを進めていくことで子どもたちの可能性を広げることにつなげられるよう、出来ることから取り組んでいきたい。また、学校でも周知していきたい。
〇様々な教材を活用したプログラミングが体験でき、これまでは知らなかった活用方法を知ることができました。小学生(特に低中学年)においては、プログラミングが難しいこともあると思っていましたが、アンプラグドプログラミングという言葉を知り、そのような方法で取り入れることもできると分かりました。
〇今年度の全国学力テストに関する内容が出題されていたので、ぜひとも研修を受講したいと思い希望しました。小学校で指導する上で、プログルのソフトはとても活用しやすいと思い、校内でも伝達したいと思います。また、講義を聞いて、小学校で学習したプログラムが、どのように中学校につながるもわかったのでとても勉強になりました。
〇学力テストにもプログラミングに関する問題がいくつか出ていること、大学入試に情報が加わることも踏まえ、これからますますプログラミング教育が大事になってくると感じました。できることから、実践していきたいと思いました。
小学校2年次教員フォローアップ研修 教科等指導研修
小学校2年次教員フォローアップ研修 教科等指導研修
6月17日に小学校2年次教員フォローアップ研修 教科等指導研修が行われました。国語科と算数科の「本質に迫る授業づくり」についての講義では、学校教育課の高澤里美指導主事と菊地一也指導主事による実際の教材を用いた具体的な話から、単元の終わりや振り返りの子どもの姿をイメージして授業をつくることの大切さを学びました。また、小グループに分かれての模擬授業による演習では、よりよい授業にするための協議が活発に行われました。
参加者の感想
◇国語科の教材研究では、「読者として」「授業者として」「指導法の研究として」というように、段階を踏んで教材を読み進めていくことが、より深い教材研究につながることを学びました。
◇算数科の講義をとおして、振り返りから授業を組み立てていくということを学びました。授業をつくるときは、子どもに期待する振り返りを授業者が明確にイメージして、そのような子どもを育てるための手立てや発問を考えるということがわかりました。
◇今回の研修で、模擬授業を受けたり他の先生と協議したりすることをとおして、自分の教材研究の甘さを痛感しました。本時で子どもに何を学ばせ、どのような力をつけたいのかが曖昧なまま授業計画を立てたり、自分のやりたいことをするために手立てを考えたりしていたと反省しました。授業づくりに真剣に向き合っていきたいです。
◇「初心忘るべからず。」初めの思いを忘れないで過ごそうという気持ちはありましたが、未熟さを忘れないようにしようという気持ちはなかったので、全体指導のお話は新鮮でした。その場しのぎの1時間の授業ではなく、単元を見据えた授業づくりの大切さを実感することができました。
外国語教育授業力向上講座
外国語教育授業力向上講座
6月23日(木)に文部科学省初等中等教育局 視学官 直山木綿子氏をお迎えして、外国語教育授業力向上講座を開催しました。
具体的な事例をとおして、評価規準に基づく評価基準の設定が重要であることをお話ししていただきました。また、授業中の活動が目標を達成するために適切な内容なのかを考えて中間指導を行うことが大切であることなど、どの教科の授業づくりにも通じる内容をご講演いただきました。
直山先生のエネルギーあふれるご講演から、参加された先生方も授業改善に向かうパワーをいただいたようでした。
【研修者の感想】
◇直山先生のご講話にまずはたくさんエネルギーをいただくことができた。今回一番大切にしていかなくてはならないと思ったのは、目的・場面・状況を適切に設定した言語活動になっているかということである。そこが目標達成そして評価につながっていく大切な要因になっていくのだと思った。そのためにも、教材研究が大切だと改めて感じた。私も、子どもの姿を追いかけながら目標に向かって言語活動を通して学んでいく外国語の授業になっているか、自分の授業を振り返って、腕を磨いていきたい。
◇評価について大いに勉強になった。「目標」を忘れて活動に没頭する子どもがいるときにその軌道修正ができていない自分を改めなければと感じた。評価規準、難しいけれどそこ在りき、見直していかなければと思った。ありがとうございました。次年度も、直山先生の講演楽しみにしています。
◇事例を踏まえて評価について話してくださり、とてもわかりやすく勉強になりました。自分も授業をしていると、評価規準や目的を忘れてしまう時があると感じ、はっとしました。目的に立ち返り、授業を進めていきます。また、目的・場面・状況の設定が非常に大切なことに気付くことができたのでもっと教材研究をしていきます。
◇中間指導では、教師自身が常に目標を見失わないようにしなければならないと強く感じました。自分の授業を振り返ったときに単語の確認やゲームに時間を使ってしまっているなと反省しました。言語活動の充実、そしてそれ以前にどんな場面設定をするのかが大切なのだと感じました。授業でも言語活動の充実を図っていきたいと思います。
図書館教育担当者研修会
図書館教育担当者研修会
6月15日に図書館教育担当者研修会を行いました。湯野小学校の根本幸枝校長先生からは、「学校の先生方が図書館を活用できなければならない」ことや「図書館教育担当者と学校司書との積極的な連携」の必要性について講義をいただきました。その後、余目小学校の佐藤智子先生と北信中学校の川名有香先生に実践発表を行っていただき、各学校における図書館教育の取組を通して、様々なアイディアを共有することができました。
参加者の感想
◇学校司書との連携、授業における図書館の活用について、充実させていきたいと思いながら、なかなかできていなかったことを認識しました。今、自分の学校に何が足りないのか、明日から何ができるのかを考えることができ、充実した時間になりました。
◇根本校長先生のお話をうかがって「しっかり文を読み、内容を捉え、情報を取捨選択する児童」を育てていきたいと思いました。学習センター、情報センターとしての役割を、担当者だけでなく全職員で理解し、指導にあたっていきたいです。
◇各学校の実践発表がとても参考になりました。自校でも実践してみたいと思うアイディアをたくさん聞くことができたので、早速取り組んでいきたいです。
初任者研修 授業研修①
初任者研修 授業研修①が開催されました!
5月24日(火)福島市市民会館において、初任者研修 授業研修①を行いました。
特別活動や道徳教育、総合的な学習の時間や情報モラルについて研修を行いました。
演習を通して、新たな気づきを得て、明日からの授業改善に生かそうとする姿が印象的でした。
【研修者の感想より】
◇学級経営の充実を図るための要となる学級会の大切さ、指導の基礎・基本について再認識できた。学級会の指導が学習指導や生徒指導、いじめの未然防止につながることを念頭において子ども達と接していきたい。演習では、マトリクスを活用した並列意見の集約(合意形成)の仕方について学んだ。できあがったマトリクスをもとに話合いを「見える化」することにより、合意形成へと導いていけるので実践したい。
◇特別活動の中でも特に学級活動について学んだ。学級活動が重要であることや、特質を改めて確認し、念頭に置くようにしたい。また、「人は欠点に目が行きやすいので反対意見の方が上がりやすい。」というお話から、消去法の話合いにはならないように気をつけたいと強く思った。そのためには、教師の普段からの発言のつなぎ方や発言に関する環境を見直し、適切に整えるようにする。研修を受ける前は、なぜ特別活動の講話をどの教科よりも先に実施するのか疑問に思っていたが、講話を聞き、特別活動を通して、日々の指導や学習環境、取り組ませ方がどれほど重要なのかを実感し学級経営の土台になる部分であるからだと納得した。
◇道徳科の授業は指導書通りに授業を行うのではなく、学級の子ども達の実態に合わせて基本発問や中心発問を考えることも大切だということを学びました。また、心の教育として、新たな自分や友達の考えに気づく時間にできるように授業を構成して行きたいです。
◇教科書会社などによって同じ教材であっても中心発問が違うということ、道徳科の指導案づくりでは、展開から導入、終末という流れで考えることを学んだ。道徳的価値についての課題をとらえ、人間としての生き方についての自覚を養うために価値理解、人間理解、他者理解というものがある。道徳では、一人一人の価値観を引き出したり、登場人物への共感を深めたりするために役割演技や動作化などを取り入れると、ねらいに迫る効果的な授業になると学んだ。