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初任者研修・新規採用養護研修 市内研修 特別支援学校研修


初任者研修・新規採用養護研修 市内研修 特別支援学校研修


 11月16日(水)に初任者研修 新規採用養護研修 市内研修 特別支援学校研修が福島市立ふくしま支援学校で行われました。研修者は、この研修を通じて小学校低学年の段階から、将来の進学、社会的自立を目指して指導計画を立てていくことの大切さやどの学校においても子どもたちにわかりやすく「伝わる」ように話していく大切さを学んでいました.。

 

***************** 研修者の感想****************


○普段見ることができない、特別支援学校の授業や教室環境について多くの発見があった。中学部や高等部の授業で、子どもたちが真剣に作業に取り組んでいたり、教師の言葉かけを受けて自分で作業を進めたりしている姿を見て、日頃から将来を見据えた授業をしていることを知ることができた。また、どの先生も穏やかにゆっくりと子どもに伝わる言葉で話していた。今回の参観で、先生方の子どもへの関わりの中に多くの学びがあると実感した。今後、子どもの進級後の姿をイメージしながら授業を行ったり、周りの先生方の言葉かけを観察したりすることを意識し、さらに子どもに寄り添った指導・支援を実現して行きたい。

○就労に向けて、小学部の時から、身辺処理や身支度などを意識させることが大切だと分かった。特別支援学校だけではなく、小学校でも社会生活に向けて、子どもたちが困ることのないように、教師が先を見据えて指導していくことが大切だと学んだ。
 
○「特別支援教育は、特別な教育ではない」という言葉が印象に残った。「一人一人と じっくり関わる」「実態把握」「良さを伸ばす」などのキーワードが話の中にあったが、これらが大切であることは特別支援教育に限られた話ではないと強く感じた。今の学級でも、一人一人に応じた丁寧な教育をしたい。また特別支援教育について、支援学級の 先生方や教育書から積極的に学んでいきたい。

初任者研修 市内研修 授業研修② (福島市立野田中学校)

初任者研修 市内研修 授業研修② (福島市立野田中学校)
 

11月1日(火)に初任者研修 市内研修 授業研修②(中学校教諭)が福島市立野田中学校にて行われました。 

 

【 研修者の感想】


○ 職能発達上の変化は経験3年目までに生起する。そのためにはスタートダッシュが重要なので、自分の授 業を撮影し、自分で振り返ってみる。研究授業のたびにビデオを残したり、本をたくさん読んだり、先生方の優れているところを吸収したりする。目指す授業像は、「優れた教師の周到に準備された授業」である。
高澤校長先生の講話を聴き、自身の日々の授業に対する思いや準備は、まだまだ伸びしろがあると感じた。先生がおすすめしていた、大村はま先生の教育書を早速読み始めたので、学ぶのが楽しみである。

○ 授業参観をして、考えを共有する際のメタモジの活用方法が効率的で、学びの蓄積にもつながるよい方法だと感じた。自分の授業でも実践してみたい。また、一人も取り残さない「わかる」授業を行うために様々な手立てがあり、生徒も意欲的に授業に取り組んでいると感じた。

○ 数学は、自分の担当教科の社会とは縁遠いものだと思っていた。しかし、工藤先生の授業を参観させていただき、その認識は間違っていたと分かった。ICT機器と板書の使い分けが勉強になった。こちらに注目させたい時にICTを機器を使い、生徒にじっくりと考えさせたい時には板書を使っていた。また、誰一人おいていかない授業の展開を行っており、支援が必要な生徒に対する丁寧なフォローなど、勉強になることばかりだった。工藤先生が机間指導の際に活用していた座席表も、生徒の様子を把握するために有効であり、すぐにでもまねをしようと思った。

初任者研修 市内研修 他校種参観研修 (福島市松川小学校 福島市野田小学校)

初任者研修 市内研修 他校種参観研修 (福島市松川小学校 福島市野田小学校)

 10月28日(金)に初任者研修 市内研修 他校種参観研修(中学校教諭)として、初任者(中学校教諭)6名が、福島市教育委員会研究委託校(福島市立松川小学校 福島市立野田小学校)の公開に参加しました。


        ***************** 研修者の感想***************


【 福島市立松川小学校 参加者】
〇ICTの活用については、葛藤など目に見えないものを可視化する手段として効果的である。しかしICTはすぐに表示できるが、すぐに消えてしまう。その面では構造的な板書をつくることは難しい。このようなデジタルとアナログのよさを理解することが大切だと学んだ。


〇ICTの活用は手段であって、目的になってはならない。授業のねらいを達成するために、ICTの活用が効果的かどうかは使って見ないと分からないので積極的に挑戦したい。また、効果的なICTの活用方法を探るために、教員同士の研修意識が重要である。


【 福島市立野田小学校 参加者】
〇現在、クラスの3分の1(もしくは半分)の小学生が教科書を読めていないまたは理解していないという話がとても衝撃的だった。教師がこの事実をしっかりと受け止め、誰一人取り残すことのない授業を考えていくことが大切だと思った。そのためには、RS(リーディングスキル)を意識した授業を日々行い、曖昧な言葉で表現するのではなく、子供に伝わる適切な言葉を精選して授業を進めていきたい。


〇 授業の中で取り組まれていた「聴写」について、「聴写」を行うと聴く態度の育成にもつながるということだった。私の授業では「聞く」が主となってしまっているように思う。子供たちが「聴く」態度を身に付けられるようにできることから取り組んでいきたい。意味調べについて、「生活経験がなく知らないものは理解できない。」というお話を聞き、まさにそのとおりだと思った。担当する英語の授業でも、生徒が意味を理解していない単語や表現の内容は理解が難しいように感じる。親密度の低い言葉や理解度の低い言葉について確認しながら授業を行っていく必要があると学んだ。

初任者研修 市内研修 小規模校研修

10月7日(金)に福島市立佐原小学校において、初任者研修 市内研修 小規模校研修が行われました。

          

       ***************** 研修者の感想***************


〇「授業を行う上での現状と課題」の演習では、自分のできていることと、今後の課題についてあげることができた。図式化 したことで、教材研究の大切さを改めて実感し、今後の教材研究をより徹底していきたいと思った。また、他の班のシートを見て、活動の明確化や興味関心をもたせるための工夫など参考になる意見を見つけることができた。


〇小規模校の特性を生かし、縦割り班や異学年での活動で交流を深めている。同一学級に2学年の児童がいるので、上の学年が下の学年の面倒を見たり、お手本になっていたりと自然と自分の役割が学校生活の中で身に付いていると感じた。学年別指導では、各学年の学習過程を「直接指導」「間接指導」を組み合わせ、ずらして学習を進めていくことを知った。「間接指導」における学習の進め方を充実させることが、主体的に学ぶことへもつながっていると感じた。


〇複式学級の授業を初めて参観させていただき、2つの学級の学習指導を同時に行うことの難しさを学ぶことができた。学習リーダーが教師の役割を代わりに行いながら、子供たちがめあてやまとめを自分たちで考え、学習を進めていた。主体的に学習に取り組む姿がとても立派であり、自分のクラスの子供たちにも自分で考える力を身に付けさせたいと思った。

 

 

研修主任研修会②

11月18日に第2回研修主任研修会を行いました。教育研修課が主催する調査研究事業「読解力の向上に関する調査研究」の協力員である先生方を中心に、「読解力を意識した授業改善」について模擬授業を交えながら紹介していただきました。オンラインによる開催でしたが、講師の問いかけについて考えたり答えたりしていただく場面もあり、参加者の先生方には子どもの立場で授業を体感していただくこともできました。

参加者の感想

◇国語科の要約の授業を通して、子どもが何をどうすればよいのかを理解するために、焦点化を図った発問をすることが大切であるということがわかりました。これまで「大切だと思うところに線を引きましょう。」という言葉を多用していたことを振り返り、子どもたちに対して不親切だったと反省しました。
◇文の構造を明らかにしていくことで、内容理解が深まったり、算数の立式にスムーズにつなげられたりすることは、子どもたちの「わかった」という学ぶ喜びにもつながると思いました。授業の中で、意識して子どもたちに問いかけていきたいと思います。
◇歴史の教科書の内容が思った以上に難解で驚きました。教師が内容をかみ砕いてわかりやすく教えるのではなく、場面によっては音読をさせ、内容を箇条書きさせるなどして、子ども自身に読み取らせるということを意識することが大切だと感じました。また、図や表、グラフ等と関連させることで、教科書の内容をより深く理解することができるということを体感することができました。
◇理科の説明の中にあった「直接体験+RSの視点で教科書を読む→科学的な概念」という部分に大変納得できました。子どもたちに、教科書を丁寧に読む時間をつくっていなかったことが、今の自分の授業に足りないものであるということを実感しました。