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センター事業等

鉛筆 目のつけどころ【算数科授業改善専門講座】

 6月8日(金)、福島大学人間発達文化学類教授 森本明先生をお招きして、平成30年度教科研修『算数科授業改善専門講座』を開催いたしました。算数科の見方・考え方を浮き彫りにしながら、実際に個人追究や協働追究(比較・検討)する演習が行われ、研修者は、問題発見・解決のプロセスとは何かを実感することができました。深い学びのきっかけとなる「問い」を持たせ、算数科の本質に触れさせながら子どもたちに「考えることの愉しさ」を味わわせるような授業の展開を具体的に学ぶことで、研修者自らが “学びに向かう力” を得た研修となりました。

 

〔研修者の声〕

◇「目のつけどころ」を大切にして問いの発生につなげ、結論を出していく授業としての流れや、子どもたちの見方・考え方をどう広げていけばよいのか、大変考えさせられ勉強になりました。授業に生かしていきます。ありがとうございました。

◇教師自身の資質・能力が問われていると強く感じました。明日からの授業の中で子どもたちの表出する言葉や表情により気をつけ、より深く考えていかなければならないと思いました。

◇実際に先生が授業をなさっている映像を見せていただくことにより、どのような発問により、子どもたちからどのような考えを引き出すことが大切なのか、深く考える機会となりました。日々の授業にぜひ取り入れたいと思いました。

鉛筆 道徳科の極意!【道徳科授業力向上講座】

 6月6日(水)、福島県教育庁義務教育課 指導主事 藤原謙先生を講師にお迎えして、「平成30年度道徳科授業力向上講座」を開催(参加者81名)しました。「授業スタンダード」を活用した道徳科の授業改善について、具体的な実践例をもとに詳しくお話いただき、質の高い多様な指導方法についてイメージを広げることができました。読み物教材をもとにした発問を考える演習もあり、研修者は熱心に議論し、「道徳科」の授業の考え方について学びを深めました。

  

 

◇実践を積み重ねられた講師ならではの内容に、とても共感でき、また納得できました。特に教師の発問例、働きかけ方の例がとても参考になりました。「授業スタンダード」に合わせた具体的働きかけは、明日から実践していきたいです。ありがとうございました。

◇道徳科の研修が行われ、とてもうれしかったです。聴き合う・受け止める・考える授業の基盤、子どもに対する声かけの温かさを藤原先生から感じました。私もがんばりたいです。

◇道徳科の授業で大切なこと「ゆさぶりの発問」「一本筋を通した指導」「質の高い指導法のあり方」等、具体的にご指導いただき、とても勉強になりました。教材研究のポイントも分かり易く明日から実践していきたいという意欲が高まりました。ありがとうございました。

鉛筆 いじめはダメよ(=4条)【生徒指導主事研修会】

 6月1日(金)、市内全ての小・中・特別支援学校の生徒指導担当の先生方70名にお集まりいただき、生徒指導主事研修会を開催しました。東京理科大学大学院理学研究科教授(日本生徒指導学会副会長)の八並光俊氏をお招きし、演題「いじめ防止対策推進法と生徒指導マネジメント」のもと、ご講話いただきました。参加者は、いじめ防止の基本は、教職員の法理解と法や基本方針(「いじめ防止対策推進法」「いじめ重大事態に関する調査のガイドライン」等)の遵守であること、「福島市いじめ防止基本方針」および各学校のいじめ防止基本方針を、全ての教職員が共通理解することがとても大切だということ、これらの基本方針にそった実践が適切になされることで、いじめ自殺の未然防止と早期発見・対処が改善可能であることなど、理解を深めました。受講アンケートには、「子どもたちの命を守る基盤を強固なものとするためにすぐにアクションをおこしたい」と、生徒指導主事としての自覚を深める振り返りが多数見られました。

 

  

〔研修者の声〕

◇生徒指導主事として責任の重さを改めて痛感した。法律を背にして援助・支援に努めていきたい。20のポイントがわかりやすかった。

◇いじめの防止、いじめの早期発見のために、法に基づき、共通理解のもと取り組むことの大切さを改めて身にしみて感じました。6月の生徒指導協議会にて、ぜひ実施したいと考えます。

◇他山の石とせず、目の前の子どもたちのために、いじめ防止対策推進法を確認しようと思いました。全教職員参加の読み合わせを計画・実施していきたいと思いました。重大事態とならぬよう心がけていきたいと思います。

鉛筆 瞳を輝かせて【研究協力校・荒井小】

 5月23日(木)、福島市総合教育センターの研究協力校である荒井小学校の第1回授業研究会(3学年算数科)が行われ、教育研修課指導主事と指導員も参加しました。わり算の授業において3人グループや全体で思考を可視化しながら課題解決に取り組み、熱心に学び合う子どもたちと、事後研究会で積極的に意見を交し合い、研究を深めようとする先生方の姿が見られました。研究主題『「できた」「わかった」「つかえた」と実感できる授業づくり』のもと、算数科の授業改善を柱に研究に取り組み、10月26日研究公開の予定です。

  

 ※福島市総合教育センター条例第1条「教育に関する専門的及び技術的事項の研究並びに教育関係職員の研修の充実を図る」ことをねらいとする本センター設置の趣旨を実現するため、総合教育センター条例施行規則第5条に基づき今日的な緊急の教育課題にかかわる教育内容についての研究協力校を指定し、協力校との連携により当該教育の先導的な研究・実践の充実を図り、その成果を市内各学校に提供・普及し、活用を図ることを目的にしています。

鉛筆 ふくしまの教育課題解決に向けて【第1回調査研究部会】

 5月14日(月)、第1回調査研究部会が開催され、「全国学力・学習状況調査に関する研究」新任7名、「不登校に関する研究」新任1名の協力員の皆様に任命状が交付されました。今年度は研究協力員の皆様13名と事務局(教育研修課)8名が力を合わせ、ふくしまの子どもたちのより良い育ちの実現に向けて実効ある調査研究を行っていきます。

 

 ※調査研究事業は、福島市総合教育センター条例に基づき調査研究を行い、教育行政や学校における教育実践上必要な資料を提供することを目的にしています。

鉛筆 求めて学ぶ【ふくしま教師塾】

 5月9日(水)、平成30年度の「ふくしま教師塾」の入塾式、第1回全体研修会が行われました。平成30年度の8期入塾者4名を含む6名(7期2名)が、教育研修課長の全体指導、塾長(三河台小学校長)の小島英二様の訓示を受け、“プロ教師としての自覚をもって自己変革していきたい。chance・challenge・change!” “子どもたちにとって選べない出会いを、選んだ以上の出会いにしたい”と、決意新たにしました。

※このふくしま教師塾は、授業力の向上はもちろん、学校現場における様々な課題に応えるための実践的指導力など、教員としての総合的な力量の形成を図ることを目的にした特別研修です。

鉛筆 新・総合教育センター!【第1回運営委員会】

 5月7日(月)、平成30年度福島市総合教育センター第1回運営委員会が開催されました。学識経験者(3名)・学校教育関係代表者(6名)の皆様にお集まりいただき、平成30年度の福島市総合教育センター運営に関する基本的事項についての協議を行いました。中核市となり、業務の拡大した今年度の計画について理解を深めるとともに、中・長期的な視点から成果や課題を見取っていき、よりよい運営に資することを確認しました。

  

◇福島市総合教育センター条例(第三条)総合教育センターは、次に掲げる事業を行う。 一 教育に関する調査及び研究に関すること。 二 教育関係職員の研修に関すること。 三 教育関係資料の収集及び活用に関すること。 四 教育相談に関すること。 五 特別支援教育並びに就学相談及び就学支援に関すること。 六 その他教育委員会が必要と認める事業に関すること。

鉛筆 子どもを知る【特別支援教育協力員・支援員研修会】

 5月2日(水)アオウゼ多目的ホールにおいて、教育研修課教育支援係が担当する「平成30年度第1回福島市特別支援教育協力員・支援員研修会」が行われました。約100名の参加者のみなさんが、福島市立松川小学校長(福島市特別支援学級設置校長会長)の栗城智也様の講話『特別支援教育協力員・支援員の皆さんへ望むこと』に熱心に耳を傾け、子どもたちと向き合うために信頼関係を構築したい、担任と十分に連携を図りチームの一員としてがんばりたい、ともに考えともに喜ぶことのできる存在になりたいと、協力員・支援員としての思いを強めました。

◇あけぼの第54号(平成29年2月20日発行)から抜粋 …人権意識の高まりや医療、技術の進歩等により、障がいのある子どもへの教育において、多くのことが変わってきたと思います。平成19年には、特別支援教育が学校教育法に位置づけられ、今はインクルーシブ教育システムの構築が求められています。教員として、変化する社会情勢に応じた教育に全力で務め、責務を果たしていくことは、至極当たり前のことです。その日々の教育の中で、障がいのある子ども達が、本当に幸せと感じられる支援をしていきたいと思うこの頃です。(栗城智也校長先生著『雑想』)

鉛筆 仲間とともに【小・中学校教諭経験者研修Ⅱ】

 5月1日(月)、総合教育センターにおいて「小・中学校経験者研修Ⅱ共通研修」が行われました。これは、在職期間が10年に達した教諭に対して行われるもので、それぞれの能力、適性等に応じて実践的指導力の深化を図る1年間の研修です。教育長講話、学校教育課長・学校教育課主幹の講義、教育研修課長の全体指導、グループ協議(経験者研修Ⅱ教員としての課題)を行いました。11名の研修者は、学校を支えるミドルリーダーとなるべく、専門的知識・児童生徒理解力の深化はもちろん、学校組織マネジメントに資する力も身に付けていきたいと決意新たにしました。

 

〔研修者の声〕

◇課題・目標・具体的な取組を先生方と一緒に話し合うことができ、これから1年間、ともにがんばっていきたいと思った。自分の課題が明らかになり、研修計画作成だけで満足することなく、各研修を通して成長していきたい。

◇中堅教員として確かな教育観をもつことをはじめ、学校の中心となって働くことの責任や自覚の重要性に気づくことができました。今年度の研修をきっかけに、今までの自分の枠を一度取り払い、さらに成長していけるよう努力していきたいです。

◇信頼されているか、子どもをほめているか、失敗を役立てているか、このままで良いのか…と自分自身を振り返り、理想とする教師像についてじっくりと考える機会になりました。子どもにとって、その時しかない一時間を大切に愛情を注いでいきたいと思います。

鉛筆 VDI とは【情報ネットワーク研修会】

 4月23日(月)~27日(金)総合教育センターのパソコン室において、福島市の市立学校(幼稚園、小学校、中学校、特別支援学校)で利用しているネットワークシステムの研修会が行われました。このシステムは、2017年、情報の紛失・漏えいや、外部からの不正アクセスなどのリスクを解消することをねらいに導入されました。VDIによってセキュリティを確保できれば教職員の校務負荷が減り、これにより教員が児童生徒と向き合う時間を確保できるようになります。

※VDI(デスクトップ仮想化)とは、端末の機能は必要最小限にしてサーバー側で処理を行う仕組みのこと

※デジタルタトゥー(digital tattoo)とは、いったんインターネット上で公開された書き込みや個人情報などが、一度拡散してしまうと、後から消すことが極めて困難であること