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センター事業等

鉛筆 汗を流す【小・中学校2年次教員フォローアップ研修・新規採用養護教諭研修1日目】

 平成30年8月1日(水)、福島市公立小・中学校2年次教員フォローアップ研修・新規採用養護教諭研修「企業体験研修」(1日目)を行いました。JAふくしま未来様にご協力いただき、企画・広報課長講話「JAふくしま未来の取組について」の後、矢野目モニタリングセンターを見学させていただき、午後は(株)新ふくしまファームにて農作業経験実習を行いました。15名の研修者は、ハウス内でのきゅうりの苗の植え付け、かぼちやの収穫などを体験させていただき、気持ちのいい汗を流しました。

 

鉛筆 凛と生きる【放射線教育研修会】

 平成30年8月1日(水)、放射線リスクコミュニケーション相談支援センター様・環境再生プラザ様のご協力を得て、平成30年度放射線教育研修会を開催しました。熊本大学准教授島崎達也氏の「福島市における放射線基礎知識」の講義の後、80名の参加者が4つのブースに分かれ、教室でできる放射線実習(小学校低学年向け「紙芝居」、小学校中学年向け「霧箱」、小学校高学年向け「簡易測定」、中学生向け「風評関連」)を体験しました。後半には、フリーアナウンサーの葛西賀子氏をファシリテーターとして、東日本大震災当時福島市教育委員会勤務の佐藤哲氏、当時中学校長だった佐藤和彦氏、担当指導主事がパネリストとなり、パネルディスカッション「子どもたちをどのように守ったのか?」を行い、ワークショップ(振り返り)を行いました。震災当時の教育現場を知らない若手教諭・講師が多数参加し、子どもたちの安全・安心を守っていくために、学びを深め、伝えていきたいと想いを新たにしました。

 

 

鉛筆 カウンセリング研修①【小・中学校教諭初任者研修 新規採用養護教諭研修】

 平成30年7月23日(月)、小・中学校教諭初任者研修 新規採用養護教諭研修の市内研修 カウンセリング研修①を実施しました。「教育相談の基礎」を福島市立清明小学校長の岩下聡氏に、「カウンセリングの基礎」を福島市スクールカウンセラーの相馬智子氏に、講義・演習を行っていただきました。研修者は、児童生徒への教育相談的アプローチについて考え、カウンセリングに関する基礎的な知識や技法等について、演習を通して体験的に理解を深めました。

鉛筆 We can!【小学校外国語活動・外国語科授業力向上講座】

 7月13日(金)、国立教育政策研究所教育課程研究センター教育課程調査官の直山木綿子氏をお迎えして、平成30年度小学校外国語活動・外国語科授業力向上講座を開催しました。新小学校学習指導要領における外国語教育で大切にしていることをわかりやすくご指導いただき、小学校3・4年生の外国語活動で行うべきこと、小学校5・6年生の外国語科で行うべきことをしっかりと理解することができました。英語を使用して互いの考えや気持ちを伝え合う「Small Talk」の演習などもあり、研修者の笑顔あふれる充実した2時間となりました。

〔研修者の声〕

◇新教材を使用した授業を始めたところで、直山先生のお話を伺うことができ最高でした。ぜひ、やってみようと思うことばかりで、授業が楽しみになりました。外国語活動の時間は、子どもたちの新たな面を引き出す時間になっています。さらに子どもたちにとって魅力のある時間にしていければと思います。本当にありがとうございました。

◇中・高学年での押さえるべきポイントを整理して捉えることができ、学習指導要領の目標や内容の言葉一つ一つに深い意味があるということがわかりました。私も子どもたちと一緒に学び、自分も日常生活に生かせる英語を話せるようにしていきたいです。とても楽しく、あっという間の時間でした。

◇中学校の授業でも実践できることが本当にたくさんあって、様々なアイディアをいただくことができました。そして、何事もプラスにすること、チャンスにすることが大切なのだと感じました。「英語ができるようになりたい」という子どもの願いを叶えることができる授業を行っていきたいです。

◇小学校との連接をスムーズなものにしたいと思い受講しました。small talkで子どもたちが活動したあとの教師の働きかけ(声かけ)など、具体的で大変わかりやすいお話でした。多くの気付き、そして何より元気をいただきました。また、直山先生のお話をお聞きしたいです。

鉛筆 深い学び【教育課題講座①】

 7月10日(火)、國學院大學人間開発学部初等教育学科教授(文部科学省視学委員)の田村学先生をお迎えして教育課題講座①~確かな学力の育成~を開催しました。様々な教科における「主体的・対話的で深い学び」を実現している児童・生徒の具体的な姿を通して、大変分かりやすく『深い学び』についてご講話いただきました。80名の研修者は、2時間みっちり “授業改善” と “カリキュラム・マネージメント” について《熟考》し、子どもの知識が《駆動》する授業を構築していきたいと決意を新たにしました。

〔研修者の声〕

◇今まで何度も唱えてきた「主体的・対話的で深い学び」…でも、どこか抽象的で理解もあいまいだった。今回のお話を聞くことで、「深い学び」に対する具体的なイメージをもつことができた。個人での授業力アップをはかることの重要さはもちろん、チームとしての向上もこれからの教育現場には必要だと感じた。

◇たいへん分かりやすく、親しみやすい田村先生の語りで本当に勉強になりました。新学習指導要領を煙たがっていた自分が、これまでの実践を見つめ直し、少しは変えていけるのではないかと思えてきました。生徒の表情をもとにしたお話がとてもよかったです。本物のプロは違うなあ…と思いました。

◇「主体的・対話的で深い学び」について具体的に理解することができた。教師の一方的な授業では、生徒たちに学力をつけることができないと感じた。“つなぐ・つながる・つなげる” は、教師間にも当てはまると思った。教科間でも、もっとつなげていかなければ、と思った。

◇「主体的・対話的で深い学び」についての理解が、まさに「深まった」ように思います。そして、教師としての責任の重さも痛感しました。私たちが子どもにどう向き合うか、日々の授業にどう取り組むかということが、目前の子どもたちを幸せにも不幸にもしてしまう怖さを改めて感じました。どのような立場になっても真摯に研修を重ね、チームとして教師の授業力を高められるようになりたいと思いました。まずは、すぐに今回の内容を職員に伝達したいと思います。教師を奮い立たせる講義をありがとうございました。

 

鉛筆 Q-Uの結果を活かして【学級経営ブラッシュアップ講座①】

 6月29日(金)福島市教育委員会スクールカウンセラーの佐藤歩氏を講師に、学級経営ブラッシュアップ講座①を開催しました。いじめや不登校の早期発見と予防の視点から、Q-U(よりよい学校生活と友達づくりのためのアンケート)の結果を活かした学級経営や生徒指導を行うために、結果の読み取りのポイントを丁寧に教えていただきました。

〔研修者の声〕

◇Q-Uをどう学級経営に活かすかを具体的に知ることができました。また、自分の指導について振り返るよい機会となりました。早速来週から、意図的な声がけなどQ-Uの結果を活用した教育活動を進めていきたいと思います。

◇具体的に結果の読み取り方を知ることができ、とても勉強になりました。思っていた以上に様々な情報が読み取れることがよくわかりました。つい、ぱっと見てわかる数字にばかり目が行きがちでしたが、型を意識したり個別の傾向を見たりすることの大切さを感じました。改めてもう一度じっくり結果を見て、対応につなげていきたいです。ありがとうございました。

◇アンケート結果、学級の型から今の自分が担任するクラスの様子が分かった。子どもたちに今よりも学級の中で居心地の良さを感じさせられるように対応策を考えていかなければならないと感じた。

鉛筆 愛着障害とは【特別支援教育実践講座①】

 6月28日(木)、福島県立医科大学 ふくしま子ども・女性医療支援センター 医学部小児科学講座教授 横山浩之先生をお迎えして、「特別支援教育実践講座①」を行いました。障害種別指導上の留意事項、チームアプローチ対応による愛着形成の再獲得、ペアレントトレーニング等について、具体的な事例をもとにご講話いただきました。研修者の皆さんは、改めて基本的生活習慣指導の大切さを確認し、対人関係に問題を抱えた子どもの支援について学びを深めました。

   

 〔研修者の声〕

◇「他人を信用する能力を伸ばす」というキーワードがとても印象的でした。生徒をほめるという関わりを適切なタイミングや方法で実践していきたいと思います。子どもたちの様子とバックボーンをよくみて、子どもに適合する支援ができるように学んでいきたいです。

◇学校現場は、一人ひとりの子どもへのよりきめ細やかな対応が求められ、非常に苦労しています。(横山先生の講座受講は3回目となり)横山先生のPT法による関わりを知ることで、より円滑に子どもたちと関われるようになっています。今日もたくさんの学びがありました。

◇具体的な事例を交えながらお話していただき、とてもわかりやすかったです。対応の仕方についてもすぐに実践にうつせることがいくつもあり、大変勉強になりました。「小学校に入るまでにできてほしいこと」を園に持ち帰り、全職員で共有して日々の保育にありたいと思います。貴重なお話をありがとうございました。

鉛筆 教科の本質とは【2年次フォローアップ研修】

 6月25日(月)、小・中学校2年次フォローアップ研修を開催しました。研修者は、算数科・国語科の指導主事による講義「教科の本質に迫る授業づくり」の後、持参した学習指導案による模擬授業を行い、同期の先生方とよりよい授業づくりについての学びを深めました。

〔研修者の声〕

◇大変充実した研修で、「早く子どもたちと算数の授業がしたい」と思いました。授業が学校教育の根源であることを忘れず、教科の本質を掴んだ授業ができるよう、日々がんばっていきたいです。

◇指導主事の先生の授業を見せていただき、構造的な板書の大切さや問いをもたせるポイント、児童の発言の価値づけ、既習事項を踏まえた授業づくりの重要性を痛感しました。毎時間の教材研究を怠らず、児童に身に付けさせたい力・内容を焦点化し、児童が「分かった!」「できるようになった!」と思える授業づくりをしていきたいです。

◇「国語科の本質とは何か」と聞かれても、私の中で明確な答えはまだ見つかりませんが、今日はそのヒントをたくさんいただきました。目の前の子どもたちに向き合いながら、子ども目線の楽しい授業づくりを目指していきたいです。

鉛筆 深い読み【中学校国語科授業改善専門講座】

 6月22日(金)、福島大学人間発達文化学類教授 佐藤佐敏先生をお迎えして、中学校国語科授業改善専門講座「主体的・対話的で深い学びのある国語科授業づくり」を開催しました。具体的な教材を例にして授業の実際についてご指導いただき、研修者のみなさんは、授業づくりの大きなヒントを得ることができました。

〔研修者の声〕

◇自分の授業を振り返ってみると「正しい答え」を無意識に求めてしまっていたと思う。解釈の違いを認めることが国語の面白さ、言葉というものの面白さにつながるだと感じた。解釈の違いの中で自分の考えの根拠・理由を明確にし、言語化することで、子どもたちの確かな学びにつなげていきたい。

◇「深い読み」につなげていくための発問の仕方の大切さに遅まきながら気づかされました。これまで手立てや十分な時間を用意せず、教師側が無理やり言葉を引っ張り出してしまっていたような気がします。大変勉強になりました。

◇何度受講しても佐藤先生のお話は新たな気づきがあり、国語指導や教材研究をがんばろうという気持ちになります。もっともっと話を聞きたい、学びたいと思います。何か自分でも工夫できそうな、発想がうまれそうな気がします。