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鉛筆 匠の技【書写指導講座】

 6月19日(火)元東湯野小学校長の本間貞二先生をお迎えして、書写指導講座を開催しました。動画資料を活用して上達のためのコツをわかりやすくご指導いただいた研修者の皆さんは、自分自身の技能の向上を実感したようです。朱墨をつけた基本点画の運筆方法、美文字の秘訣など匠の技に触れ、「分かる・できる書写教育を実践したい」と意欲を高めました。

 

  

〔研修者の声〕

◇DVD視聴しながらの実技指導、ステップアップ研修資料での実技指導など、大変役立ちました。さらに工夫を重ねて書写が楽しくなるような授業を進めていきたいと思いました。

◇DVDの指導映像をさっそく活用していきたいと思います。また、筆先の運び方を朱墨を使用して子どもにも取り組ませたいと考えています。手書き文字の正しい書き方、整え方もよくわかりました。これからの書写指導での子どもたちの変容が楽しみになりました。

◇知らず知らずのうちに活字体に慣れていたのだと改めて気づきました。字体について、もっと詳しく知りたくなりました。ありがとうございました。

鉛筆 アクティブ・リーディング!【小学校国語科授業改善専門講座】

 6月14日(木)、小学校国語科授業改善専門講座を福島大学人間発達文化学類教授 佐藤佐敏先生をお迎えして開催しました。国語科で「何を学ぶのか」「学んだことをどう使うか」という命題を柱に、深い学びのある授業づくりについて具体的にお話を伺い、国語科授業を変えるアクティブ・リーディングについて理解を深めました。研修者の皆さんは、小学校の定番教材を基にした演習に熱心に取り組み<読みの方略>のよさを実感し、「自分の授業で活用して豊かな読みのできる子どもを育てたい」とリフレクションしていました。

   

〔研修者の声〕

◇私自身が今まで物語の面白さや深さに気づいていなかったとわかりました。子どもが自分で考えることのできるコツを教え、アウトプットさせる活動をどんどん取り入れていきたいと思いました。子どもたちが物語の深さや面白さに気づき、「自立した読者」になる授業を積み重ねていかなければならないと感じました。

◇子どもの心に残る国語の授業を展開するには、「何がわかるようになったか、何ができるようになったか」を子ども自身が実感できる授業づくりをしていく必要があるということを改めて考えることができました。自分自身がわくわくする読みを子どもたちにも体験させたいと思います。

◇演習を行い、これまで自分が気づかなかった根拠となる文があることに気づき、今までの私の疑問がはれた。そして、子どもたちに早く教えたくなった。分かりやすい内容で実践に役立つ講義でした。ありがとうございました。

鉛筆 3観点11項目って何?【特別支援教育コーディネーター研修会】

 6月13日(水)、平成30年度福島市特別支援教育コーディネーター研修会を県特別支援教育センター指導主事 富村和哉先生を講師にお迎えして開催し、合理的配慮の提供に当たって大切なことについてご講話いただきました。グループ協議では、障がいの困難さに対してどのような配慮があると十分に学習等を受けることができるのか、情報が伝わりやすいのか等、『3観点11項目懇談用紙』をもとに熱心な話し合いが行われました。研修者の皆さんは、本人及び保護者、学校が、3観点11項目の合理的配慮の観点で教育内容・方法、支援体制、施設・設備について捉え直すことの必要性を実感し、さらなる支援の充実に向けて心新たにしたようです。

   

鉛筆 数学の美しさ、不思議さ【数学科授業改善専門講座】

 6月11日(月)、福島市立北信中学校を会場に『授業を見て、授業を考える。授業を見て、授業を変える。』数学科授業改善講座を開催しました。福島大学人間発達文化学類准教授 秋山了先生が実際に3年生「多項式」の授業を行い、事後研究会では3人グループの研修者が熱心に語り合いました。その後、秋山先生から全体講話をいただくことで授業のポイントを整理し、自分の授業改善に生かそうとする姿が見られました。

   

〔研修者の声〕

◇提案授業では、生徒が主体的に考え、発表する姿がとても印象に残りました。また、様々な場面で、授業内容の理解や学力の定着を促すための工夫があり、とても参考になりました。事後協議も他の先生の視点や考え方に触れることができ、とても良かったです。

◇理論だけでなく実践として授業を見せていただいたことで、より具体的な協議ができました。今年度3年生を担当している私にはすぐに役立つものばかりだったので、参考にしながら楽しく授業をしていきたいと思いました。

◇中学校3年生の内容でも、指導方法において小学校1年生にも活用できるものがあり、勉強になりました。数に対する興味・関心を教師自身が持っていないと、児童も数字の美しさや不思議さを感じ取れないと実感しました。

鉛筆 目のつけどころ【算数科授業改善専門講座】

 6月8日(金)、福島大学人間発達文化学類教授 森本明先生をお招きして、平成30年度教科研修『算数科授業改善専門講座』を開催いたしました。算数科の見方・考え方を浮き彫りにしながら、実際に個人追究や協働追究(比較・検討)する演習が行われ、研修者は、問題発見・解決のプロセスとは何かを実感することができました。深い学びのきっかけとなる「問い」を持たせ、算数科の本質に触れさせながら子どもたちに「考えることの愉しさ」を味わわせるような授業の展開を具体的に学ぶことで、研修者自らが “学びに向かう力” を得た研修となりました。

 

〔研修者の声〕

◇「目のつけどころ」を大切にして問いの発生につなげ、結論を出していく授業としての流れや、子どもたちの見方・考え方をどう広げていけばよいのか、大変考えさせられ勉強になりました。授業に生かしていきます。ありがとうございました。

◇教師自身の資質・能力が問われていると強く感じました。明日からの授業の中で子どもたちの表出する言葉や表情により気をつけ、より深く考えていかなければならないと思いました。

◇実際に先生が授業をなさっている映像を見せていただくことにより、どのような発問により、子どもたちからどのような考えを引き出すことが大切なのか、深く考える機会となりました。日々の授業にぜひ取り入れたいと思いました。