センター事業等
令和6年度初任者研修・新規採用養護教諭研修 カウンセリング研修を実施しました!
6月28日(金)、パルセいいざかにおいて、初任者研修・新規採用養護教諭研修 カウンセリング研修を実施しました。午前中は、「教育相談の基礎」と「LGBTQについての理解」についての講義を行い、午後は、「カウンセリングの基礎」と「教職員のメンタルヘルス」についての講義を行いました。「カウンセリングの基礎」の中では、カウンセラー役と相談者役、観察者の3人組に分かれて演習を行い、傾聴の難しさや大切さについて理解を深めました。
幼稚園・保育実践講座
講師に山梨大学名誉教授、加藤繁美先生を迎え、『保育・教育における子どもの声』をテーマに研修会を開催しました。先生から紹介される『子どもの声』から、子どもは愛おしい存在であることや子どもは無知・無能な存在ではないことを再認識するとともに、人権問題という側面から保育・教育の在り方を問い直す大切さを学びました。参加者から加藤先生の話をもっともっと伺いたいという意見が聞かれるなど、学びがいのある講座となりました。
特別支援教育実践講座 「特性に応じた支援と合理的配慮」 梅田真理先生の講演会を行いました。
5月24日(金)、パルセいいざかにおいて、宮城学院女子大学教授・梅田真理先生をお招きし、特別支援教育実践講座を実施しました。
梅田先生からは、「特性に応じた支援と合理的配慮」という演題で講演いただきました。はじめに、特別支援教育は「決して特別なものでなく、一人一人の子どもにあった支援と考えれば、当たり前のこと」であるという話をいただきました。また、合理的配慮とは、「例えば学級でともに学ぶために必要なもの」で、どの子に対しても行うものであれば「基礎的環境整備」であることを御指導いただきました。さらに、「合理的配慮」を考えるためには、子どもが何に困っているのかを把握することが重要であり、学習面・生活面でのつまずきから、何を検討しなければならないのか、どのような学習環境を整えるのか、ユニバーサルデザイン等の話も含め、分かりやすく教えていただきました。そして、すべての子どもの自立のために、「教師が支援の輪から抜けた後を考えながら支援する」ことの重要性を学びました。
受講者からは、「子どもが現在もっている力を理解し、できること、できそうなことをとらえることが重要であると気付かされた」、「苦手な子だけでなく、どの子も取り組みやすい環境づくりが大切だと思った」等、受講者自身の資質向上や明日からの実践に参考となった内容の感想が聞かれました。
学校図書館担当者研修会を開催しました!
6月13日(木)にオンラインで、「学校図書館担当者研修会」を開催しました。今年も、図書館教育のエキスパートである、福島市立図書館 図書サービス係 学校図書館指導員の根本幸枝先生より講話をいただきました。子どもたちの豊かな読書活動推進のため、学校図書館を魅力的にアップデートする方法についてご紹介いただきました。
生成AI活用講座
生成AIは、教育現場でも業務改善やより質の高い学びの実現を目指すために様々な活用が期待されています。
そのような中、本講座は、今年度はじめて開設しました。
前半は、文部科学省の「初等中等教育段階における生成AIの利用に関する暫定的なガイドライン(令和5年7月)」にふれながら、生成AIの教育現場での活用の留意点や学校における生成AIの活用例について研修しました。
後半は実際にChatGPTを使いながら、命令文であるプロンプトを理解したり、実際にプロンプトをつくったりして、意図したものを生成する演習を行いました。
※参加者が多かったため、一部の先生方にはオンラインにより別日に研修を行っていただきました。
参加者の感想
・本日はありがとうございました。まさに目からうろこの内容でした。ここまで生成AIができるとは思っていませんでした。
・生成AIを校務に積極的に取り入れていくことで、教材研究等の時間を確保することができ、より子どもたちに寄り添った学級経営ができるのではないかと思いました。また、授業アイディアも新しい視点から得ることができそうなので無限の可能性を感じました。
・AIで作るのは、楽をしているだけのような気がしていたが、あくまでも、人間が主体で、AIを活用していけば良いことがわかった。義務的なものはAIで、そうでないものは、参考にして自分で作るようにしていきたい。
・今までなんとなく難しそうなイメージがあって、手を出したことがなかったのですが、今回の講義を受けて、非常に便利で簡単に利用できることがわかりました。使い方次第では校務に生かせると思うので、活用していきたいです。
・初めてチャットGPTを使って感動しました。使い方に慣れるまでまだ時間がかかりそうですが、効率的に仕事をこなすことにつなげられそうです。また、子どもたちにも情報活用能力をしっかり育てた上で使っていきたいです。ただ、チャットGPTが優秀過ぎて、悲観的に(自分の無能さを痛感して)なりそうで心配です。AIに負けない人間的な魅力をもった教員でありたいです。
・教育現場で本当に使えるのか?と思っていましたが、たくさんの活用場面があることがわかりました。
・生成AIに関しては、世間一般の情報ばかりが先行して教育現場での活用がなかなか見えていませんでしたが、今日の研修を通してどんな活用の方があるのかが理解でき、なおかつ自分なりに応用して使えそうな期待も見えてきました。とても有益な研修でした。ありがとうございました。
・生成AIの必要性は感じていた。しかしセキュリティ等の不安から、なかなか試してみることができずにいたが、この研修で実践してみて、授業や校務で使ってみようという意欲が高まった。特に会話形式での説明やクリエイティブな授業のアイデアといったプロンプトの作り方はたいへん勉強になった。ありがとうございました。吉田先生はあれだけの知識をいったい、どうやって学んでいるのかも気になった。
・生成AIをうまく活用することで業務改善にも生かすことができそうです。実際にChatGPTを体験することができ、大変有意義でした。先生方にも伝達したいと思います。ありがとうございました。
・学級通信の文章で迷うことが多かったので、チャットGPTに聞いて、参考にするのもよいと思った。しかし、個人情報の入力をすると生成AIが学習をし、個人情報が流出してしまうため、個人情報の取り扱いには注意しなければならないと学んだ。また、プロンプトの入力のポイントを教えていただいたおかげで、自分の求めている答えが返ってきた。上手に活用していきたい。ハルシネーション、誤情報の生成という言葉を初めて聞いた。ファクトチェックすることが、生成AIを上手に活用するポイントの一つだと思う。ファクトチェックを行っていきたい。
Google Meet 操作研修
5月28日(火)、29日(水)、30日(木)にGoogle Meet操作研修を開催しました。
Google Meetは、今年度から本市で使用しているビデオ会議アプリです。昨年度まで使用していたものから変更になったため、研修ニーズが高く、3日間とも定員を満たした状態での研修でした。
実際に会議を開催したり、開催された会議に参加したりと基本的な操作から研修を行いました。また、オンライン授業の授業デザイン等についても研修しました。
<参加者の感想>
・なかなか使うことができなかったので、やり方が分かって安心しました。今後の学習に活用していきたいと思います。色々な技術を吸収できるように、積極的に使い、子どもたちが意欲的に学んでいくことができるよう励みたいと思います。
・Google Meetは参加したことはあっても主催したことはありませんでした。やり方がわかったので次に機会があったらできそうな気がしました。
・初歩的なところから、丁寧にご指導いただき、ありがとうございました。特に、教師用画面と、児童用画面とを並べて比較しながら視覚的にわかるように操作手順を示していただいたことがありがたかったです。また、自分の学級でオンライン授業に向けた事前指導をする際に、どんなところに気をつければよいのかが明確になりました。
・Google Meetの基本操作だけではなく、操作の根拠も交えてお話いただけたので、今後自分で使用した際に小さな混乱が防げるなと感じました。
・丁寧に説明していただきとてもわかりやすかったです。Google Meetを生徒ともに試験的に試みたいと思います。
~今日から挑戦!『考え、議論する道徳』の授業づくり~道徳科授業力向上講座を行いました!
畿央大学 教授 島恒生先生を講師として、参加者100人を超えるオンラインの研修会を行いました。奈良県から配信された研修でしたが、チャットを使い教材に対する効果的な中心発問について考えたり、道徳的価値までの思考レベルを3層で解説していただいたりして、大変有意義で学びの多い研修となりました。講演後には小学校や中学校の先生方から質問や感想をいただき、それを受けて導入時のアンケートの効果的な活用の仕方や書く活動から授業を発展する方法などについて、お話をいただくことができました。
令和6年度 初任者研修 市内研修 授業研修①を実施しました!
5月29日(水)、渡利学習センターにおいて、初任者研修 市内研修 授業研修①を実施しました。午前中は、前教育長 古関明善氏から「授業総論 授業バカのすすめ」と題し、授業の基礎・基本についてお話がありました。午後は、教育研修課指導主事より「総合的な学習の時間の要点」が説明され、最後に、福島第三小学校元校長 松浦芳孝氏より「特別活動の要点と指導の実際」と題し、特に、学級づくりと学級活動(1)ついて講義いただきました。
ふくしま教師塾始動! 13期生・14期生
ふくしま教師塾 全体研修会を実施しました。今年度新たに2名塾の塾生を迎え研修を行います。
研修の根幹は授業改善!年間2回の研究授業を通して、子どもが主役の授業づくりについて担当する師範の校長(副校長)先生とマンツーマンでじっくりと研修を行います。また、塾生同士も互見授業を通して切磋琢磨していくことが期待されます!
中堅教諭等資質向上研修が始まりました!
去る10日、小・中学校教諭中堅教諭等資質向上研修 養護教諭中堅教諭等資質向上研修 共通研修を行いました。これを皮切りに、教職経験10年を超えた先生方の1年間にわたる研修が始まります。
午前中は、教育長をはじめ、教育研修課長や管理係長による講話を行いました。 また、午後は、「先生の幸せ研究所」のコンサルタント大野様にお越しいただき講義・演習を行いました。「働き方改革」という視点での講義をいただいた後、『時間予算ワークショップ』を行いました。「勤務時間内に、自分の時間を、通常よりも30分を生み出すにはどうするか?」同じグループ内で熱心に意見を交わす姿はミドルリーダーとして頼もしく感じられました。
MetaMoJi ClassRoom 研修
5月2日(木)にMetaMoJI ClassRoom研修を開催しました。
MetaMoJi ClassRoomは本市で導入している学習支援アプリです。本年度福島市に赴任し、これまで他市町村でもMetaMoJi ClassRoomを使用したことのない先生方を対象に、基本的な操作について研修を行いました。定員を超える受講希望があったため、現在、巡回訪問による研修を実施し、先生方の学びを支援しております。
参加者の感想
・何から手をつけてよいかわからなかったため、とても助かりました。様々な使い方を知れて明日からの授業に役立てたいと思います。ありがとうございました。
・操作方法が分からず、授業での活用に少し抵抗感を感じていたのですが、今回の研修を通して丁寧に教えていたいただいたことで今後活用していく自信をもつことができました。ありがとうございました。
・児童との共有の仕方がわかってよかったです。音読の宿題を取り入れたいです。先生方で作った教材等を共有できたら更に充実すると思いました。
・触れたことの無いアプリで不安がありましたが、今回の研修を通して、授業や宿題等で活用できそうだなと強く感じました。研修を活かして、今後の授業力向上に努めていきたいです。
・大変勉強になりました。実践的な内容で、とても分かりやすかったです。英語の発音チェックで録音機能、ぜひ活用してみたいと思います。ありがとうございました
令和6年度初任者研修・新規採用養護教諭研修 福島市内見学研修を実施しました!
5月2日(木)に、令和6年度初任者研修・新規採用養護教諭研修 福島市内見学研修を行いました。午前中は、じょーもぴあ宮畑とJRA福島競馬場を見学し、福島市についての理解を深めました。午後は、渡利学習センターで、自己紹介やグループエンカウンター等を行い、研修者同士の親睦を図りました。
第4回ルーキーズカフェを実施しました!
今回のルーキーズカフェは、新採用から2年目の先生方4人が実行委員となり、企画・運営を行いました。実行委員の先生方がプレゼンターとなり、①ドッチビーや風船バレーの実践の工夫 ②野菜づくりについて ③ブレインジムについて ④カフートの活用 ⑤キャンバの活用などのワークショップが行われました。参加者の先生方からは、「明日から実践できそう!」という感想が聞かれ、有意義な時間を過ごしました。
※ ルーキーズカフェとは、教職経験2年目程度までの先生方を対象として学級経営に生かせる、ちょっとした技などを学ぶ希望参加型の自主セミナーです。
ふくしま教師塾修了式・研修報告会が行われました!
令和6年2月9日(金)市民会館において、令和5年度ふくしま教師塾修了式・研修報告会が行われました。第12期生の下川崎小学校、小島桃子教諭が2年間の研修を修了し、修了証を受領しました。その後、小島先生を含む4名の塾生が1年間の研修の成果を発表しました。
自主セミナー ルーキーズカフェ開催!
12月16日(土)に今年度第3回目の「ルーキーズカフェ」※を開催しました。
今回は渡利学習センターにて、ボッチャを行いました。ボッチャをするのは初めての先生もいましたが、教育研修課のボッチャチームによる丁寧な説明を受け、試合を楽しみました。
試合の中では、ミラクルショットもあり、ボッチャのルールから楽しみ方、作戦の立て方まで経験することができたと思います。ボールの配置を見ながら、「次のボールはどこをねらうといいのか?」みんなで考える姿は、チーム対応そのものでした。
次回のルーキーズカフェは、採用2年目の先生方が企画します!お楽しみに!
※「ルーキーズカフェ」とは、福島市教育委員会教育研修課で開催する、教職2年目程度(講師の先生も含む)の先生方を対象とする自主セミナー。
ゲーム(ネット)依存予防講座
11月14日(火)に、「ゲーム(ネット) 予防講座」を開催しました。関心の高い内容で、募集人数を超える申し込みがあったため、会場を福島市総合教育センターから福島市市民会館に変更して実施しました。
家庭と連携して対応するための教師の関わり方について、「依存」中の対応、「過剰使用」の段階の対応、「予防」等の段階に分けて、研修を行いました。
研修で取り上げた資料は、各校で共有したり、加工したりできるようにしました。
<受講者の感想>
・ネットやゲームの開始年齢がどんどん下がっている昨今、小学1年生入学と同時にルール作りが必要だなと思いました。
・前任校でも現在も、子どもの一番の健康課題は電子メディア(ネット、スマホ、ゲームなど)の過剰使用だと感じています。本日の内容は大変分かりやすく、これからどのように取り組んでいくか考えることができました。
・「明確な表現を使う」、「子どもに与える機器については家族も知識を」、「肯定的な興味を示す」など、なるほどと思うことがたくさんあり、これからの指導や個別懇談でも役立てたいと思いました。
・子どもたちのネット使用の問題をどう改善できるか悩んでいたので、今回たくさんヒントをいただきました。「促進要因」にばかり注目していた自分のことも反省しました。「抑制要因」に目を向け学級でできることを見つけ学級でできることを実践していきたいと思います。
・講話の中の「他律ではなく自律」子どもに考えさせ、親と子で一緒に考え、一緒に知識を身に付けることはとても重要だと思いました。
福島市立福島第一中学校において、令和5年度放射線教育推進校授業研究会を実施しました!
学級活動・理科・総合的な学習の時間でにおける、放射線教育の授業を公開しました。令和4年度より、学校を挙げて先生方が熱心に実践を重ねてきたことを、真剣に授業に取り組む生徒の姿から伺うことができました。
全体会では、松陵中学校長 阿部 洋己氏から、「これからの福島の放射線教育」と題して、子供たちがどのように放射線教育をとらえられているのかという実態調査をもとにしながらご講話いただき、これからの放射線教育の授業づくりにつながるヒントをたくさん得ることができました。
『震災の記憶がほとんどないこどもや、震災後に福島に生まれのこどもにとって、どのような放射線教育が必要なのか?』という視点から、今後も小中学校における放射線教育の在り方について研究して参ります。
大熊町立学び舎ゆめの森を訪問しました!(ふくしま教師塾市外研修)
11月9日(木)に、ふくしま教師塾市外研修として、大熊町立学び舎ゆめの森を訪問しました。学び舎ゆめの森は、認定こども園、義務教育学校、学童保育が一体となった施設で、0歳から15歳までの子どもが一緒に生活しています。その環境を生かし、切れ目のない異年齢集団による教科等横断的な探究学習や、個別最適な学び、協働的な学びを推進していました。先生方が、子どもの思いや願いを理解し、一人ひとりに寄り添う姿が印象的でした。
教育相談実践講座「子どもが学級を好きになる対人関係づくり ~COCOLOプランに触れながら~」 中村恵子先生の講演会を行いました。
10月18日(水)、こむこむ館わいわいホールにおいて、東北福祉大学准教授・中村恵子先生をお招きし、教育相談実践講座を実施しました。
中村先生からは 「子どもが学級を好きになる対人関係づくり ~COCOLOプランに触れながら~」 という演題で講演いただき、はじめにCOCOLOプランについて、「誰一人取り残されない学びの保障」や校内の支援体制等、ご説明いただきました。その後、集団社会化について「帰属集団を好きになるほど、集団の魅力度が高く、同一化の動機が高まり集団適応が促進される」こと、また意図的・構成的な仲間づくりの方法として「対人関係ゲーム」を、参加者が実際体験することで、その楽しさや有効性を感じることができました。「人間の行動動機の1つに、『楽しい』ことがあります。子どもたちを対人関係ゲームでどう楽しませるのか。それは『大人が素を出して、対人関係ゲームを楽しむ!』ことです。」先生のご講演は、多くの参加者にとって課題解決のヒントとなったようです。
参加者からは、「担任として、子どもたちを楽しませる最大ツールでありたい」、「明日からすぐに使えるゲームばかりでありがたい」、「実際やってみて、こんなに和やかな雰囲気になるのを実感した」との前向きな感想が多く聞かれました。
令和5年度算数科授業力向上講座を実施しました!
10月12日(木)、矢野目小学校に於いて、文部科学省 国立教育政策研究所教育課程調査官 笠井健一氏を講師に招き、「算数科授業力向上講座」を実施しました。
講座の前には、矢野目小学校教諭 横山貴士先生が3年生の授業を行いました。算数が苦手な子どもに寄り添い、子どもの言葉を丁寧に拾ってコーディネートすることで、子どもが自分の言葉で自分の考えを説明している姿が見られました。
講座の中では、笠井先生が横山先生の授業を解説しながら、いま求められる算数の授業で大切にしたいポイントについて具体例を交えお話しされました。