センター事業等   ※人物が特定できる写真の掲載につきましては,本人の了承を得ております。

センター事業等

教育課題講座①「心を育て、つなぐ特別活動 ー幸せな未来を拓くー」

 12月13日に、國學院大學人間開発学部教授の杉田洋氏をお招きして、教育課題講座を行いました。講演では、学校行事や学級の活動に生き生きと真剣に取り組む子どもたちの姿がスクリーンに映し出され、杉田先生から「特活の力は子供力である。子どもは、失敗から多くのことを学び、失敗を乗り越えた分だけ成長する。教師には、子どもに失敗させる勇気が必要である。」というお話がありました。特別活動の力と教育の本質について考えることができた充実した2時間でした。

 研修の様子​

 
 
 
 

 参加者の感想

◇ 自分たちで考え、仲間と支え合える、そんな学級集団になるよう、子どもたちと共に頑張りたいと思いました。子どもたちの「したい」をたくさん引き出すことができる学級をつくりたいと思います。 

◇ 子どもたちに、もっと失敗させて、もっと乗り越えさせて、もっと磨き合わせて、子どもたちの輝く未来をつくるという教員の仕事に誇りをもって、明日からまた頑張ろうという気持ちになりました。

◇ 改めて「自分はなぜ教員になったのか」を考えさせられました。目の前にいる子どもたちを本気になって育てようとしているのか、という問いに対して、もっと向き合っていかなければならないと強く感じました。子どもの力を信じ、本気になってぶつかって、心を育てる教育をしていきたいと思います。

◇ 終始涙が止まりませんでした。教師という「人の心を育てる」仕事の責任の大きさを痛感しました。今までの自分を振り返り、指導の不十分さを感じて、学級の子どもたちに申し訳ない気持ちになりました。子どもたちに、心と心がつながることを実感させられるように、教師としての自分を見直していきたいと思います。

初任者研修・新規採用養護教諭研修 特別支援学校参観研修

 11月19日(金)、初任者・新規採用養護を対象に特別支援学校参観研修を行いました。
 研修者は、ふくしま支援学校の小学部から高等部の授業を参観するとともに、講義やグループ協議を通して、特別な支援を要する児童生徒への指導の在り方について知見を深めることができました。また、合理的配慮の必要性やユニバーサルデザインの考え方、就労に向けた支援の在り方についても学ぶことができました。

 研修の様子

 参加者の感想

◇ 子どもの困り感を共有し、その子に合った手立てを考えることを大切にしたいと思いました。また、様々な不安を抱えている保護者の思いを大切にして、子どもにも保護者にも寄り添った支援ができるようになりたいと思いました。

◇ どの学部でも、子どもがやる気を見せた瞬間を見逃さないよう、常に子どもの表情や変化に気を配ることを大切にしているとのでした。このことは、通常学級にも通じることであると思います。私も適切なタイミングで適切な指導ができるよう、子どもの様子に気を配りたいと思います。

◇ 子どもへの声のかけ方や分かりやすい指示の出し方などについて学ぶことができました。私の指導にも取り入れていきたいです。全ての子どもにとって分かりやすい指導、安心できる環境の大切さを感じました。

◇ 子どもの目線に立った教室環境、ユニバーサルデザインについても学ぶことができました。「ともに歩み、ともに学び、ともに育つ」という、ふくしま支援学校の教育理念 と、「教員は子どもから学ぶことが多くある。」という校長先生の言葉を心に留めて、自分の学級、学校の子どもと向き合っていきたいと思います。

携帯端末 タブレットPC研修会(初級編)

 11月24日(水)、25日(木)、26日(金)の3日間、タブレットPC研修会(初級編)を開催しました。66名が参加し、タブレット端末及び授業支援アプリの基本操作、指導者用デジタル教科書の活用法についての研修を行いました。本研修会は、タブレット端末と授業支援アプリ、指導者用デジタル教科書を活用した授業の充実を図る目的で、初級者を対象に実施しました。​

    参加者の感想

・タブレット端末には便利で学習に効果的な機能がたくさんあり、これからの授業実践に活用していきたい。
・よく分からなかった操作の仕方が分かったので、活用していきたいと思った。子どもたちが楽しみながら学習の充実を図れる内容も知りたい。
・操作や機能面だけでなく、それを使ってどのような学習活動ができるのかを知ることができたのでとてもよかった。
・タブレット活用の基礎基本を学ぶことができた。活用がまだ不十分であると感じているので、授業に活用していきたい。
・授業支援アプリの利用に少し不安があり、授業で活用するのを避けていたところがあった。今回の研修でいろいろな操作の仕方が分かったので、ICTやタブレットを活用した授業に取り組んでいきたい。
・同じような研修を何度か受講しているが、それでも新しく知る便利な使い方があり、とてもよかった。

小学校教諭初任者研修 授業研修② 

 11月5日(金)、金谷川小学校において小学校、小学部の初任者を対象に、授業研修②を行いました。研修者は、鈴木直子教諭の算数科の授業を通して、子ども達にとって必要感のある課題設定の仕方、ねらいに迫るためのコーディネートの仕方等について学ぶことができました。

 参加者の感想

◇ 鈴木先生の授業から、一人一人を大切にする授業づくりが子どもの主体性を育むということを学びました。鈴木先生のお話にもあったように、「わかる・できる」授業は学級経営につながるということを感じました。

◇ 授業を参観して、様々な驚きや学びがありました。鈴木先生の精選された発問や、既習事項を生かした導入によって、先生が必要以上に話さなくても、子ども達は進んで学習に取り組むことができていたのだと思いました。子ども達の学習に向かう姿勢も印象的でした。鈴木先生のお話から、学習規律を指導するだけでなく、指導を徹底することが大切であることを学びました。

◇ 自分の授業で大事にしたい部分が曖昧になっていたのですが、今回の研修は、そのことを見直すきっかけとなりました。緻密な教材研究をして本時のねらいを明確にもつことの大切さについて、改めて考えることができました。時間がないと言い訳をせず、子ども達のために自分の授業を磨いていきたいです。

中学校教諭初任者研修 授業研修② 

 11月4日(木)、北信中学校において中学校、中学部の初任者を対象に、授業研修②を行いました。研修者は、村上美紀教諭の数学科の授業を通して、生徒の学びを深めるための誤答の取り上げ方や、目的を明確にした学習形態の工夫等について学ぶことができました。

 参加者の感想

◇ 授業を提供してくださった村上先生から、本時の授業の細案を見せていただきました。ねらいに迫るために、どのタイミングでどのように発問するのかを入念に考え、授業の準備をされていることが分かりました。そのような準備があるからこそ、生徒が「分かった」「できた」と実感できる授業になるのだと考えました。準備の時間を惜しまず、よりよい授業を目指したいと強く感じました。

◇ 教材研究をしていたつもりになっていましたが、村上先生の授業を参観して、授業の準備や教材への向き合い方など、改めて真摯に向き合わなくてはならないと感じました。また、授業における生徒同士の関わりが、生徒指導や学級経営にもつながることを強く意識して指導しなければならないと思いました。

◇ 授業参観を通して、午前中の講義で学んだ内容についての理解を深めることができました。目的のあるペアやグループ活動の設定、ICTの効果的な活用等、自分の授業にどう生かせるのかを具体的にイメージすることができました。教科指導の基本技術について学ぶことで、自分の授業を振り返るとともに、よりよい指導方法について考える貴重な機会となりました。

携帯端末 タブレット活用訪問研修

 タブレット端末や授業支援アプリ(MetaMoJi ClassRoom)、指導者用デジタル教科書をよりよく活用していくために、福島市内の小・中・特別支援学校にICT指導員が訪問して研修を実施しています。今回は主に授業支援アプリを利用した教材作成の仕方などについて研修を行いました。

                  10月 4 日   東湯野小,飯坂小
     10月 7 日   野田小
     10月 8 日   御山小
     10月11日   福島四中
     10月12日   信陵中
     10月15日   矢野目小,瀬上小
     10月18日   大森小
     10月22日   杉妻小
     10月25日   蓬莱中,森合小
     10月26日   笹谷小
     10月27日   三河台小
     10月28日   南向台小
     11月10日   大鳥中
     11月11日   野田中,ふくしま支援学校

 小学校12校、中学校5校、特別支援学校1校で実施しました。

 研修の様子​

 参加者の感想

・MetaMoJi ClassRoomやデジタル教科書を活用した効果的な方法について考えていきたい。
・実際にタブレットを操作しながら研修を受けることができるので、活用するためのスキルアップにつながると思った。
・以前よりMetaMoJi ClassRoomの操作にも慣れ、授業で活用する場面も増えてきた。より効果的な活用の仕方を考えていきたい。
・教師・児童ともにタブレットの活用に慣れてきて有効に活用することができるようになってきた。MetaMoJi ClassRoomは、普段発表しない児童も進んで発表するなど、有効活用が図れると思った。
・積極的に授業の中で活用していくことで、指導力向上につなげていきたい。
・ オンライン授業が実施されたこともあり、MetaMoJi ClassRoomを使った授業が増えてきた。デジタル教科書とMetaMoJi ClassRoomのそれぞれのよさを生かして、効果的に活用していきたい。

初任者研修 小規模校参観研修

 10月8日(金)に初任者研修 小規模校参観研修を行いました。
 立子山小学校に協力いただき、国語科、算数科、外国語科における複式の授業をオンラインで参観するとともに、講義や研究協議を通して、複式で行う授業の特色や個に応じた指導の在り方について理解を深めることができました。研究協議では、授業を提供してくださった先生方に、複式の授業の在り方や個を生かす指導の工夫についてお話いただいたことで、研修者は、自分の授業を振り返り、子ども一人一人を生かし伸ばす指導の在り方について再考することができました。

 参観授業(オンライン配信)

 参加者の感想

◇立子山小学校の先生方が、子どもたちに育成すべき資質・能力を身に付けるために、様々な工夫をされて授業を行っていたことや、子ども一人一人に温かく寄り添い、一緒に学んでいる姿が印象的でした。これからも、たくさんの授業スタイルを学び、吸収して、個に応じた指導を行えるようにしたいと思いました。今回、改めて小規模校の良さを感じることができました。

◇直接指導と間接指導をうまく組み合わせ、児童の主体的な学習を促すだけでなく、自主性を養う自力解決の場も工夫されていました。自力解決の場では、児童だけでも学習を進められるように、活動内容を掲示したり、解決の見通しをもたせる工夫がなされていたりと、それぞれの先生方が深く教材研究されていることがうかがえました。今回学んだことを、自身の授業にも取り入れていきたいです。

◇今回の研修では「わたり」と「ずらし」がどのようなものなのかを学ぶことができました。間接指導の場面における発達段階に応じたワークシートやiPadの使い方、一人しかいない学年で、架空の友達を使って考えを深める指導等、とても勉強になりました。どの学年も直接指導と間接指導の時間やタイミングが完璧で、児童一人一人が確かな学力を育んでいると感じました。校長先生のご講話から、小規模校に勤務できる機会を大切にし、自分で何でもできることをプラスに捉え、チャレンジしていこうと思うことができました。自分の仕事に責任をもって、何事にも全力で取り組んでいきたいです。多くのことを学ぶことができた実りある研修となりました。

携帯端末 タブレット活用 オンライン研修

 まん延防止等重点措置をうけ、8月31日から9月24日までの期間にタブレット活用訪問研修を予定していた19校は、オンラインでの研修を実施しました。授業支援アプリ(MetaMoJi ClassRoom)の基本操作についての研修を行いました。


     8月31日   吾妻中
     9月  1日   北信中,蓬莱小
     9月  2日   吉井田小
     9月  6日   庭坂小,水原小
     9月  8日   渡利中,松川小,西根中
     9月  9日   月輪小
     9月10日   平野中,湯野小
     9月13日   水保小
     9月15日   飯野中,鳥川小
     9月16日   清水中
     9月21日   松陵中
     9月24日   福島二小,立子山小


 小学校11校、中学校8校で実施しました。

  
  オンライン研修配信​

 参加者の感想

・オンライン研修だったが、画面を見ながら分かりやすく説明を聞くことができた。対面での研修であれば、その場で質問ができたり、学校に応じた研修内容で受講できたりすると思った。
・オンライン研修に参加したことで、オンライン授業を受ける立場での雰囲気を体験できた。
・オンラインでの研修でも十分な成果が得られると感じたが、個別に質問したい時などは集合型研修がよい。
・すぐに質問ができる集合型研修が望ましいと感じたが、オンライン研修なら研修の回数を増やしやすいと思った。
・オンライン研修を受講して、分からないところを参加者同士で確認し合えたのがよかった。

 

小・中学校2年次教員フォローアップ研修・新規採用養護教諭研修(企業等体験研修)

 本市の特色ある地場産業を理解するとともに、学校とは異なる業務の体験を通して幅広い知見を得るため、小・中学校2年次教員フォローアップ研修・新規採用養護教諭研修(企業等体験研修)を8月5日(木)・6日(金)に実施しました。
 新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から各日午前中のみに短縮しての実施となりました。
 8月5日は「新ふくしまファーム」での農作業体験実習を、6日は「湯野共選場」と「野田共選場」に分かれ、桃の選果作業等の体験実習を行いました。いずれも、ふくしま未来農業協同組合様にご指導をいただきながら研修を行いました。
 ふくしま未来農業協同組合様の経営理念「~未来への 心をつなぐ パートナー<農をはぐくみ 地域をつなぐ>」にふれ、私たちの教育活動にも通じるものを感じる貴重な体験となりました。

 

研修の様子​

令和3年度中学校プログラミング教育実践講座

 プログラミング教育の現状や授業の進め方,評価等について学ぶために中学校プログラミング教育実践講座を7月2日(金)に実施しました。
 「プログラミング教育の手引き」の作成にも関わった,神奈川県相模原市教育委員会指導主事 渡邊 茂一 氏の基調講演に続き,特定非営利活動法人みんなのコード 千石 一朗 氏を講師に迎え,講義・演習を行いました。
 学習指導要領における技術・家庭科(技術分野)の評価についてポイントを確認するとともに,micro:bitを用いた計測・制御の基本的な指導について演習を通して研修を深めました。

 

研修の様子

参加者の感想

◇評価についての話は,気づいていない点を教えていただきありがたかった。
◇評価に関する講演では新学習指導要領により新たに考えていかなければならない内容等について確認することができ,これからに生かしていきたいと思った。
◇千石先生の話はとてもわかりやすい話であった。このような学習ができる中学生がうらやましいと思った。
◇プログラミング学習について,具体的な事例をもとに実習しながら学ぶことができたので,とてもわかりやすく感じました。
◇二学期以降にセンターのマイクロビットをお借りして,マイクロビットを使った制御の学習を考えていたため,たいへん勉強になった。
◇制御・計測の教材を秋から何にしようか悩んでいたので,1つの考えとして方向性が見えてきたような気がした。
◇今年から免外で技術をもつようになり,免外研修もなくなってしまい,少しでも指導の役にたてるようにと思い参加しました。
◇技術教員は多くても各校に1人しかいない学校が多く,免外でやっている先生も多いので,教科の専門研修は良かったです。

令和3年度情報モラル教育講座

 情報化社会で避けては通れない情報モラル教育の実践に向けて,学校現場で必要なネット依存予防や家庭に対する対応等について学ぶため,独立法人国立病院機構 久里浜医療センター 主任心理療法士 三原 聡子 氏を講師に迎え,情報モラル教育講座を7月1日(木)に実施しました。
 研修会では「ネットゲームの仕組み」や「依存のメカニズム」等についての説明をもとに「ネット依存の治療」や「予防対応策」について具体的な事例を通して研修を深めました。

 

研修の様子

参加者の感想

◇予防策・対応策が具体的に示され,分かりやすい内容になっておりました。校種,学校規模に関係なく,ネットゲーム依存は深刻な問題になっています。学校教育の中で児童生徒に指導していくことはもちろんのこと保護者に対しても適切に,時期や実態を捉えて伝えていかなければならないと思います。
◇担任としてできることは,依存の抑制要因である現実の生活での達成感・充実感を満たせる環境を作ることだと思う。互いを認め合う場,トラブルが生じた時の折り合いのつけ方など,学級経営において大切なことを改めて重視する必要があると感じた。
◇ネット依存から抜け出すためには,人とのつながりをもつこと,やるべきことを見つけること,ストレス解消をするといった方法があることがわかった。また,依存になってしまうと本人や親,医療機関それぞれ単独では治療できないことも理解できた。
◇依存に陥るメカニズムや弊害をよく理解することができ,指導する上で説得力がある説明ができると思いました。いったん依存状態になってしまうと,回復までに相当なエネルギーと時間がかかることは明白です。学校という場は,早期発見が最もしやすい場であると思うので,学校保健委員会等でもトピックとして取り入れ,ネット依存予防の教育に力を入れていきたいと思いました。
◇最新の流行のゲーム,子どもたちの身体に何が起こっているのか,病院を受診する・しないの判断が非常に難しいが,日常生活や周囲とのコミュニケーションに障害が感じる時に保護者に相談にのってもらえるような情報を整理して理解していきたい。
◇今回得た情報や自分の想いを学校の先生方と共有し,子供たちや保護者の方にも発信していきたいと思います。

研修主任研修会

 6月29日に研修主任研修会を行いました。教育長からは、自身の経験に基づいた授業についての具体的な講話がありました。その後、行政説明と、各学校における現職教育の取組について、小グループによる情報交換を行いました。
 ここでお配りした「研修主任の役割」と「授業の道標」につきましては、フォルダ共有の教育研修課のフォルダ内にデータを格納しましたので、校内研修等でご活用ください。

 

研修の様子

参加者の感想

◇教育長の講話から「概念くずし」という言葉が心に残りました。固定化された考えも、見方・考え方を変えると必要感が生じ、問いが生まれるということを学びました。研修の位置付けと、研修主任の役割についても再確認することができました。今後、自分の学校でどういった研修が必要か、どのように研修を進めていくかを考える道標となりました。

◇行政説明を聞いて、研修主任として、校内研修の利点を生かし、コーディネートすることの大切さを感じました。キャリアステージの違う先生方それぞれが、主体的に関わり、生かされ、お互いのためになるような校内研修にしたいと思いました。

◇研修主任としてどのようなことを行っていけばよいのか分からないことも多かったので、同じ立場の先生方の取組を聞いて、なんとなくイメージをもつことができました。今後も、各学校でどのような研修を行っているのか情報交換できる場があると、効果的な取組を共有し、自校でも活用できると感じました。

小・中学校道徳科授業力向上講座「子どもとともに楽しむ道徳科の授業づくりと評価」

 6月25日に文部科学省初等中等教育局教科調査官の浅見哲也氏をお招きして、小・中学校道徳科授業力向上講座を行いました。浅見先生からは、指導の明確な意図をもった授業構想や子どもを認め、励ます評価について、実際の教材を用いて具体的なお話をうかがうことができました。また、ICT端末を効果的に活用した授業の取組についてもご紹介いただきました。

 

研修の様子

参加者の感想

◇浅見先生の「先生方にも道徳科の授業を楽しんでもらいたい」という言葉が印象的でした。何をねらって、どんな発問をすればよいのかを考えることは本当に難しいと感じているのですが、教材を丁寧に分析して、道徳科の授業づくりを楽しみたいと思います。

◇登場人物の気持ちに共感する発問から、登場人物に共感して気持ちを考える発問に変えていけるように、教材としっかり向き合い、ねらいに迫ることができるようにしたいです。

◇これまで教材提示にはICTを活用していたのですが、互いの考えを共有する手段としての端末の活用についても考えていきたいと思います。

◇教師が指導の明確な意図をもって授業することの大切さを実感することができました。予測していなかった生徒の発言を、どう受け止めたらよいのか、毎回悩んでいたのですが、それに対するヒントをいただくことができました。浅見先生の「敗北感も楽しむ」という言葉に勇気をいただきました。

◇評価について、毎時間、生徒の考えを見取ることを大切にしているのですが、生徒にどんな力がついたのか、考え方にどんな変容が見られたのか、長い目で見ていくことを大切にしたいと思いました。そのうえで、生徒を認め、励ます評価の在り方について考えていきたいと思います。

初任者・新規採用養護教諭研修 カウンセリング研修

 6月22日に初任者・新規採用養護教諭研修 カウンセリング研修を行いました。
 「教育相談の基礎」と「相談面接の基礎」についての講義・演習を通して、子どもや保護者と信頼関係を築くことの大切さを考えたり、カウンセリングの難しさを実感したりすることができました。

 

研修の様子

参加者の感想

 ◇相手の話を聴くことは、予想以上に難しかったのですが、とても大切な力であると感じました。子ども一人一人の話をしっかりと受け止め、理解し、信頼関係を築けるようにしたいと思いました。

◇「相談・カウンセリングとは、相談者がありのままの自分を受け入れ、自分の力で問題解決に向けて行動できるように支えること」という言葉が心に残りました。これまでの自分の認識を見直すきっかけとなりました。

◇子どもに問題行動が見られたとき、その問題行動にだけ目を向けるのではなく、問題行動の背景にまで思いを寄せることを大切にしたいと思いました。また、子どもたちが相談したくなったり、話したいと思ったりするような雰囲気づくりを心がけたいです。

 

小学校2年次教員フォローアップ研修(教科等指導研修)

 初任者研修を終了した教諭に対して,初年度に培った基礎的な力を,日々の教育実践に生きる確かな資質や能力へと高めるため,小学校2年次教員フォローアップ研修(教科等指導研修)を6月18日(金)に実施しました。
 研修会では,国語科と算数科の本質に迫る授業づくりについて学ぶとともに,代表者による模擬授業から,国語科と算数科の授業改善の視点で課題設定などについて協議を行い研修を深めました。

 

研修の様子 

参加者の感想

◇算数科の講義では、振り返りが重要であり、振り返りを通して子どもたちが学びを深めていることを学びました。
◇国語科の講義では、身に付けさせたい力を明確にして、ゴール設定をすることが大切なのだと感じました。また、最後に子どもの読みが変わるようでないと学習ではないという話にはっとさせられました。
◇模擬授業では、導入部の難しさを感じた。児童に問いを見いださせ、めあてにつなげていくことが大切だと思った。
◇模擬授業を行い、予想外の児童の考えが出てきて戸惑うことがありました。あらかじめ児童の予想される考えを想定したり、導入で子どもが「学びたい!」「考えてみたい」と思える発問や工夫をすることが大切であることを学びました。
◇教員として必要な資質能力と授業づくりについて考え直すことができました。授業改善のために授業後に授業案をもう一度作り直したり、日々の授業でも、問いについて吟味することはとても大切だと改めて考えました。今後も良い授業を目指し、福島市の未来、福島県の未来のために尽力したいです。

初任者研修 授業研修①

 5月28日に初任者研修 授業研修①を行いました。
 特別活動や道徳科、総合的な学習の時間の要点や指導の実際について、講義や演習を通して理解を深めたり、子どもたちのICT機器活用の状況から、情報モラル教育の大切さについて考えたりしました。オンラインでの開催となりましたが、講義だけでなく研修者の考えも共有することで、授業や学級経営について様々な視点から考えることができた研修となりました。

 

研修の様子

 参加者の感想

◇初任者研修は、対面での講義や初任者と会って情報交換できる貴重な機会なので、オンライン研修は少し残念な気持ちもありましたが、講義だけでなく、演習を通して自分事として具体的に問題を考えることができ、新しい様式でたくさんの学びを吸収することができました。また、初任者の先生方の考えを聞いて共感する部分や新たな発見をし、多様な見方を学ぶことができた充実した研修となりました。

◇特別活動の講義で、学級活動(1)を行う上で、生徒が具体的なイメージを抱くことができ、話し合いたいと思えること、さらに、全員が自分事として考えることができる議題であることが望ましいという話を聞き、他の教科にも通じるものがあると感じました。

◇「道徳の時間は正しいことを言わせる時間ではなく、分かっていても行動できない自分の弱さを見つめる時間」「総合的な学習の時間は、子どもたちにどんな大人になってほしいのか、どんな生き方をしてほしいのか、ということを頭において進める」という言葉が心に残りました。それらを意識し、大切にしながら授業を積み重ねていきたいです。

携帯端末 タブレット活用訪問研修

 導入されたタブレット端末や授業支援アプリ(MetaMoJi ClassRoom)、指導者用デジタル教科書をよりよく活用していくために、福島市立小・中・特別支援学校にICT指導員が訪問して研修を実施しています。

     5月18日   平石小
     5月28日   杉妻小
     5月31日   福島二小
     6月  1日   金谷川小
     6月  4日   矢野目小
     6月  9日   森合小
     6月14日   庭坂小
     6月18日   大鳥中
     6月28日   福島四中

 小学校7校、中学校2校で実施しました。

  
  研修の様子​

  参加者の感想

・タブレット研修を受講した翌日に、早速授業の中で授業支援アプリMetaMoJi ClassRoomを使用した。子どもたちは、関心をもって取り組んでいた。
・MetaMoJi ClassRoomを授業で使っている。授業ノートに自分の考えを書いたり、写真を取り込んだり、発表したりと、有効に活用している。
・今後、子どもたちをつなぐツールとしてICTを活用することができるよう、スキルを高めていきたい。
・これまでタブレットをあまり活用していなかったが、今後は積極的に活用していけるようにしていきたいと思った。
・タブレット研修は、すぐに授業に生かせる実践的な内容で、授業支援アプリMetaMoJi ClassRoomを早速活用したいと思った。

ICT推進員研修会

 児童生徒一人一台端末環境の下,ICT機器活用のスキルアップや有効な活用方法等の共有を図るため,第1回ICT推進員研修会を4月13日(火)に,第2回ICT推進員研修会を5月25日(火)~27日(木)に3班に分けて実施しました。
 研修会では,ICT推進員の役割を確認し,iPadの管理(MDMソフト)について学ぶとともに,校内でのICT研修を充実させるために,iPadの操作や授業支援アプリ(MetaMoji)について研修を深めました。

 第1回

 第2回

携帯端末 タブレット活用訪問研修(4月12日~ スタート)

 導入されたタブレット端末及び授業支援アプリ(MetaMoji ClassRoom)、指導者用デジタル教科書を、授業においてすみやかによりよく活用し教育効果を高めていくために、福島市立小・中・特別支援学校において訪問研修を実施しています。令和3年度は、4月12日よりスタートしました。

   4月12日   大森小
   4月14日   蓬莱小,下川崎小
   4月15日   渡利中
   4月16日   吉井田小
   4月19日   松川小,荒井小
   4月20日   吾妻中,大笹生小
   4月21日   飯野中,福島四小
   4月22日   福島一中
   4月23日   信陵中,飯野小
   4月26日   野田小,瀬上小
   4月27日   清水中,湯野小
   4月28日   信夫中,佐倉小
   4月30日   水保小,水原小
   5月 6日    野田中
   5月 7日    南向台小,中野小
   5月10日   平野中,清水小
   5月11日   笹谷小
   5月12日   三河台小
   5月13日   東湯野小
   5月14日   福島二中

 これまで、小学校21校、中学校10校で実施しました。


研修の様子​

 参加者の感想

・MetaMoji ClassRoomの使用方法について、詳しく知ることができた。授業の中で、学習に役立てたい。
・MetaMoji ClassRoomについて知らなかった機能を研修する機会となった。実践に即した内容で分かりやすかった。
・タブレットでできることやMetaMoji ClassRoomでできることをしっかりと見極め、授業の中で使いこなせるようにしていきたい。
・MetaMoji ClassRoomの活用方法について知ることができたので、様々な場面で活用してみたい。効果的な活用方法について教員同士で交流していきたい。
・MetaMoji ClassRoomについて、自分が知っている機能を使って活用してきた。グループ学習やモニタリング機能などを使うことで、学習効果を高めることができると思った。
・授業の中で、MetaMoji ClassRoomとデジタル教科書を併せて利用していきたい。
・授業支援アプリを効果的に活用できるように、さらに研修を深めていきたい。

初任者・新規採用養護教諭研修 一般研修

  4月27日に、小・中学校教諭の初任者と新規採用養護教諭を対象に、一般研修を行いました。午前中は、教育長講話と教育研修課長による講義を行いました。午後からは、2部構成とし、前半は音楽堂でパイプオルガンの演奏に触れるとともに、昭和の音楽史を作表する作曲家である古関裕而記念館を見学しました。後半は、学習に生かせる福島市の名所や観光資源について、それぞれの場所で活動や仕事をされているその道のプロの方々においでいただき、地域のよさや魅力について紹介していただきました。市外出身の研修者にとって、福島市を知るきっかけになると同時に、総合的な学習の時間や社会科の学習に生かす意欲を高めることができた研修となりました。


    ご協力いただいた皆様

   ○ 飯坂温泉観光協会         河野 義樹 様
      安斎果樹園            安斎 忠作 様
   ○ 土湯温泉観光協会         池田 和也 様
      こけし工人            阿部 国敏 様
   ○ 高湯温泉観光協会         永山 博昭 様
   ○ 福島西口観光案内所        二瓶佐知子 様
   ○ ふくしま花案内人         菅野 紀子 様
                               加藤 秀夫 様
   ○ 飯野町観光ガイドの会       齋藤 憲子 様
   ○ 水原の自然を守る会        丹野 一男 様
   ○ 工房おりおり           鈴木美佐子 様
   ○ NPO法人0073(おおなみ)    永井 康統 様
   ○ 鈴木養蜂場            鈴木 秀典 様

 

研修の様子

 

参加者の感想

◇「学級づくりを基盤に授業をつくる」という言葉が印象に残った。まずは、一日生活する学級で、子どもたちが楽しく学ぶことができる環境づくりを行いたい。そのうえで、子どもたちが「分かった」「できた」という喜びを味わい、さらに学習したいと思えるような授業にするために、教材研究を深めていきたい。
◇福島市の名所や観光資源を知り、福島市には様々な魅力があることを教えていただいた。教育は学校だけで行うのではなく、地域と連携して行うことがなぜ大切なのかを改めて考えることができた。
◇子どもにとって、毎日の1時間1時間は、かけがえのないものである。だからこそ、自分に妥協を許さず、目の前の子どもたちのために精進していきたい。午後の研修では、その道のプロから話を聞くことができた。どの人も、誇りをもち、今までその仕事に注いできた情熱を感じた。その道のプロとは、一朝一夕になれるものではなく、日々の努力の積み重ねによるものである。自分も教師のプロを目指して頑張りたいと強く感じた。
◇教師として毎日子どもたちに情熱をもって向き合うこと、常に学び続けることを忘れず、目の前の子どもたちの背景(育ちや環境)を踏まえた児童生徒理解に努めていきたい。また、養護教諭としての視点で子どもたちと関わり、教職員と連携し、情報共有することの大切さについて考えることができた。