飯野中学校日誌

2020年7月の記事一覧

ようこそ先輩! 職業人interview

 7月29日(水)の5・6校時に、第2学年の総合的な学習「ようこそ先輩! 職業人interview」を実施しました。本来であれば、2年生は1週間の職場体験活動がある予定でしたが、今年度は新型コロナ感染拡大防止のため中止となってしまい、それに代わるものとして総合的な学習の時間を使って開催しました。

 

 8名の職業人の方をお招きし、それぞれの方のこれまでの経歴や仕事のこと、中学校・高校時代に身につけておくべきことや仕事の楽しさ、やりがい、むずかしさ等について、2年生が準備してきたインタビューに答えてもらう形での学習会です。

 先輩ゲストは美容師、コンビニ店長、カメラマン、電化製品の設計者、市役所職員、図書館司書、養護教諭・カウンセラー、スポーツ用品販売員と多種多様な8名の人生の先輩の皆さんです。

 AからHまでの8つのブースを体育館に設定し、8人の先輩職業人に班別に、個人個人からinterview活動を行い、そのあとは先輩からのお話や中学・高校校時代の過ごし方のアドバイスやご自分の経験談、ご自分のエピソードなどを含めてたくさんお話いただきました。

 2年生が本来経験するはずだった5日間の職場体験は、学校生活だけでは学べないことをたくさん学べるとても大きな経験の場となるはずでした。しかし、今年度は新型コロナのためにその経験ができない中、こうした数多くの職業人・先輩との交流・調査・体験学習が開催できたこと、生徒たちにとってはとてもうれしく、大変貴重な機会をいただいたと考えます。生徒からの感想では、あいさつや礼儀、元気の良さ、明るさ、コミュニケーション能力、目標を持つことなど、先輩の話から学んだ人生や職業人として大切なキーワードがたくさん出されました。

 お忙しい中、わざわざおいでいただいた8名の講師の皆さまには、ご自分の職業観や働く意義・楽しさや充実感にあふれるお話をいただき、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

3年生部活動引退その2

 7月23日からの4連休期間で、本校のほとんどの3年生が部活動を引退することとなりました。それぞれの部ごとに練習試合や引退コンサートなどを設定し、最後の晴れ舞台を飾ることができました。お疲れさまでした。

 唯一サッカー部の3年生3名は、ろうきん杯大会の一回戦を制し、今週末8月頭の2回戦に進出します。サッカー部は、人数が足りないため、蓬莱中と合同チームを組んで出場しているのですが、蓬莱中には3年生がおらず、本校3年生がキャプテンを務め、主力の柱となりチームを牽引しています。

  まだまだ頑張れ!サッカー部。

 

3年生部活動引退

 今年度は、新型コロナの影響により中体連大会や音楽コンクールが軒並み中止となり、3年生の最後の大会・コンクールがなくなってしまいました。本当に残念で仕方ありません。

 でも、各校部活動の顧問が学校間での交流試合を設定し、それを引退試合にしてあげたいとか、何とか発表の場を設けて演奏させてあげたい、といった強い思いで奔走し、最後の活躍の場を設定しています。7月初旬から今週末の4連休で、3年生は全員部活動を引退します。大会やコンクールはなくても、自分の中でけじめ・区切りをつけて、新しい進路に向けて気持ちを切り替え、また新たな目標に向かって全力で取り組んでほしいと思います。

 これは、交流試合での雄姿や部活動の仲間との思い出を写したものです。素人カメラマン校長が写した下手な写真ですが、それぞれ一人ひとりの3年間の部活動の思い出として何か残してあげられればと思い、一人一人に制作しています。

 自分が3年間取り組んできた部活動、最後の公式戦は残念ながらなくなってしまいましたが、みんなが取り組んできたことはずーっとみんなの中に残り続けます。今週末に最後の試合やコンサートを迎える3年生もいます。最後まで自分のやってきたことに自信と誇りを持ち、胸を張って引退の舞台を飾ってください。

水泳授業が始まりました

 今日から、保健体育の授業で水泳が始まりました。水泳でもやはりコロナ対策が必要です。

 なんといってもソーシャルディスタンスの確保です。マスクは当然つけられませんので、人と人との間をあけること。プールサイドでも、水の中でも、泳いでいる最中でもそれを意識して動く必要があります。

 泳ぐときには間に1コースを空け、前の人に近づきすぎないよう間を空けて次の泳者がスタートする形で取り組んでいます。今日は、今年度の初の水泳の授業、さらにはまだ水が冷たかったこともあり、歓声が上がることが多く、担当の菅野先生のホイッスルと大きな声が、いつもの授業よりもかなり大きく、何回も響いていたように感じました。

 コロナ感染予防対策は、先生方だけが意識して指導してもなかなか徹底しません。何より、何のためにそうするのかをしっかりと生徒一人一人が自覚し、しっかりと行動することが大切です。飛沫を飛ばさない・浴びないためのソーシャルディスタンス、常に意識した生活をしていきましょう!

最後の1秒まで勝負しよう!

 ん?何これは?何の勝負?と思った方もいらっしゃると思います。これは、本校3年2組の「今日の学習目標」です。ちなみに、3年1組の学習目標は「自分の実力を信じて最後までやり切ろう!」です。

 今日は、3年生の実力テストの日です。

 学校再開からちょうど1か月、とはいうものの、今日はもう7月1日。私立高校の入試は年末から、そしてお正月明けがピークとなりますので残り6か月です。本来であれば運動部は6月に中体連の福島地区と県北支部大会があり、県大会へ代表として出場するチーム以外の3年生は引退している時期です。音楽部はコンクールへ向け、文武両道で大変忙しい時期ですが、気持ちを切り替えたり、両立をしながら「受験モード」に入った時期が今ごろのはず。でも今年は、例年とは全く違う状況の中での実力テストとなっています。最後の一秒まで、自分を信じてがんばれ! 

 2年生の教室に目を移すと、こちらではキャリア学習を進めています。今日は、一人一台のタブレットPCを使って自分の職業適性を見る適性検査をしていました。自分の特性や得意不得意、向き不向きなどを客観的に把握し、自分なりに自己分析をしていました。検査結果がすべてではないし、当たっていないと思うところもあったり、意外なところを発見できたりと、やってみれば面白くて、新たな自分の側面を見つけられたかもしれません。

 2年生は、年間計画では今週の5日間が職場体験活動のはずでした。でもコロナ感染予防のため、市内すべての中学校で今年度の体験活動が中止となってしまいました。本当に残念です。

 1年生は、中学校生活開始1か月です。まだまだこれからですが、今のところ、部活動も含めて「中学校が楽しい」と感じている生徒がとても多いようです。これからも前向きに、自分の中学校生活のペースをしっかり作ってほしいですね。

 中学校は小学校と違って「出口」が一人一人異なります。9年間の義務教育の最後に、これまでの14年間で身につけてきた「実力」を発揮して、それぞれの進路を自分で決定していきます。本校の先輩が進学している高校は、私立が5~7校、県立だと13~15校ほどあります。20校以上もある高校やその他の専門学校等から、自分の学びたい場所を選んで、そこに入るだけの実力をつけていく3年間が中学校です。夢・志を持つこと、それが一番大切なことですが、それに応じた実力をつけないと、その実現が難しくなります。3年間を通じて「力」をつけていく必要があります。

 楽しく、前向きに未来志向で、そして厳しく自分自身を律しながら進路実現に向けて一日一日力をつけていける3年間になるよう、これからも教師・保護者・地域みんなで見守って、飯中生を育んでいきましょう。