飯野中学校日誌

2020年4月の記事一覧

中体連県大会・東北・全国大会の中止決定を受けて

 今週28日(火)に、福島県中学校体育連盟からとても残念なお知らせが届きました。

運動部活動の3年生にとっては最後の大会となる中体連県大会の中止が決定したというお知らせです。これまで、毎日の部活動に懸命に取り組み、目標達成を目指して頑張ってきた皆さんにはとても残念なことですが、この決定を下した中体連の先生方もとても苦しい決断でした。

 しかし、これまで日本国内だけでも1万2千人以上が感染し、300人以上の尊い命が失われている状況、また現在もまだ感染者が日々増加している状況を踏まえると開催は厳しいことは理解できるかと思います。

 今まで取り組んできた皆さんの努力は決して裏切りません。皆さん一人ひとりの体の中に、心の中に、そして記憶の中に、友達との強い絆として残り続けるはずですので、来年、再来年、高校やその先で自分が打ち込んできたスポーツを続けたり、新たな種目で挑戦することを続けていってほしいと思います。

 県中体連会長から、選手の皆さんにメッセージが届いていますので、こちら(県内各中学校の運動部に所属する生徒の皆さんへ.pdf)からご覧ください。

手作りマスク贈呈に感謝!!

22日(水)の午前中に、飯野学習センター利用者団体の皆様より、本校生徒に手作りマスクの贈呈がありました。飯野学習センター館長さんと、利用団体の代表の方に本校においでいただき、心のこもった手作りマスク112名分をいただきました。

 

 マスコミでは連日、医療従事者にすらマスクが行き渡らない現状が報じられ、マスクがなかなか手に入らない現状の中、大変ありがたい贈呈品です。贈呈においでいただいた利用団体代表の方もおっしゃっていましたが、コロナ対策が始まったばかりの頃は「手作りマスク」と聞くと、みんな使わないのでは?と感じたそうです。でも今では、記者会見する知事やテレビに出る人たちも手作りマスクを着けている人が増え、当たり前みたいになっているので、「このマスクも使ってもらえればうれしいです。」というお話をいただきました。

 

 作成いただいた利用団体の方からは ① 使用前に洗っていただくこと  ② アレルギー等がある方で何か症状が出るような場合は使用しないこと ③ 耳の紐は各自ちょうど良いところで調整すること 等の指示がありました。とりあえず、休業期間中は学校で保管します。再開後、生徒を通じてお渡ししますので、まずは各ご家庭で洗濯をお願いします。 

 学校再開後、マスク忘れや各家庭でのマスクの在庫切れが心配されます。マスクを着用して初めて学校で授業が可能となるという現状ですので、マスク着用は必須です。

 マスク忘れや在庫切れの対策として、今週、国から届いた「布マスク」を活用したいと考えています。今、布マスク112枚は、袋に生徒の名前等を書き、各担任が保管しています。学校再開後、各家庭でのマスクの在庫切れや、マスクを忘れた場合には、自分用のこの布マスクを使って学校生活を送るようにします。もしも忘れた場合や在庫が切れた場合には、すぐに担任に申し出てください。また、家に戻ったらその日のうちに家庭で手洗いをして、翌日、担任までお返しください。(ただし、今の段階では一人1枚しか届いていませんので、大切に使ってください)

 「自分がもしかしたら無症状だけど感染しているかもしれない」と全員が考え、他の人への感染の可能性をできるだけ下げるのがマスク着用の目的です。今後、在庫切れが心配されるご家庭では、手作りマスクの作成を重ねてお願いします。

分散登校開始。元気をもらいました!

 本日23日(木)と24日(金)の2日間、分散登校を行っています。午前9時から1時間刻みで各学級3人~6人ずつ、密にならないよう登校し、担任の先生と健康・学習の様子をお話し、課題の進捗状況等を確認します。そして、5月6日(水)までの臨時休業延長中の課題を持ち帰るようになっています。

 教室で担任の先生等と話した後は図書室に行き、休業中に読む本を全生徒が借り、家に持ち帰りました。早寝・早起き・朝ごはんの徹底に合わせ、各家庭で読書への積極的取組について保護者からもひと声おかけください。

 また、図書室では、今後、万が一、コロナ感染状況が悪化した場合にオンライン授業の実施が可能なのかどうか、各家庭のネット環境について調査を行いました。

 現在、臨時休業期間中は時間割を決めて各自家庭で課題に取り組んでいるものと思いますが、今後、臨時休業期間が万が一延長となった場合、授業時数の問題もさらに大きくなります。そうなった場合には、ネットでのオンライン授業も視野に入れなければならない状況も生じてきます。

 今回の調査では、「自分専用のスマホ・タブレット・PC・メルアドの有無とWi-Fi環境の有無について調査を実施しました。中には「メルアドとかWi-Fiとか言われてもよくわからない・・」という生徒もいました。

 また、これまで学校ではスマホや携帯は中学生には必要なしという方針で指導をしてきましたので、当然、専用機を買い与えているご家庭は多くはないと考えています。今、文部科学省や地方自治体では、全生徒にタブレットを貸与し、オンラインで授業等を行えるようにしていこうという検討もされ始めています。ただ、タブレットを配ったとしても、Wi-Fi環境を全ての家庭に整備するのは難しい部分があるように思います。財政面での問題もありますので、学校単独での整備はとても困難なことですので、今後の動向によっては、各家庭のネット環境を把握しておくことが迅速な対応につながるものと考え調査を実施しています。

 生徒と保護者、ご家族の皆さんには、なにより自分自身が感染したり、あるいは症状がない感染状態で誰かに感染させるようなことにならないよう「手洗い・消毒」「早寝・早起き・朝ごはん」「密の場所に行かない」こと等を守って、しばらくは我慢の生活を続けることが必要だと思います。

 いずれにしても、分散登校により元気な生徒の笑顔が見られたことで、教職員にとっては大きなエネルギーをいただいたことだけは事実です。

 一日も早く新型コロナウイルスの感染状況が改善に向かい、通常の教育活動が実施できるよう自分自身の行動を律しながら心から祈るばかりです。

23・24日の登校日に向けて

 臨時休業中の久々の登校日が明日23日と明後日24日です。本校は分散登校としていますので、密にならないように、ソーシャルディスタンスを十分に取り、マスク着用&手洗い・消毒で感染対策を万全にして登校してください。

 今日は、というか、「今日も」の感がありますが、休業中は先生方が学校中をきれいにしています。明日と明後日、みんなが登校するのが待ち遠しくて、少しでもきれいにして感染拡大しないように取り組んでいます。

 写真を見てわかるように、学校再開後はお掃除の仕方も

変えていきます。今まで本校の清掃では、床の雑巾がけを行っていました。しっかりと膝をついて、隅々まできれいにしっかりと取り組んでいる姿が素晴らしかったです。でも、床には新型コロナも含め、ばい菌やウイルスが落ちている可能性があります。それをほうきで巻き上げたり、素手で雑巾掛けをすることを現状の中で続けたら、手を通じて口や目、鼻から感染の可能性が心配です。

 そこで、この休業中に掃除の仕方を見直し、水拭きモップで床を掃除することにしました。素手でモップを絞らなくてもいいようにモップ絞り器が付いたバケツを各階に複数個準備し、モップを保管するための場所も現在製作中です。先生方が何回もやってみて、校舎がきれいになり、みんなが健康で、そして気持ちよく使うための掃除の仕方を模索していきたいと思います。

 学校が再開したら、2・3年生とっては今までと少し違う部分があるかもしれませんが、感染予防策としては妥当な清掃だと考えます。1年生にとっては「これが中学校スタイル?」と感じると思います。各学年の生徒がみんなで、よりよい学校づくりに向けた『協働』をこころがけ、積極的に取り組んでほしいと思います。清掃に限らず、学校生活の中でもっともっと工夫できる点があれば、生徒の皆さんからも改善を提案してみてください。生徒も先生方も、ここで過ごすみんなの健康のための、よりよい学びの環境づくりに向けて、みんなの知恵を結集してこのコロナ災禍を乗り越えていきましょう!

分散登校日の日程について

掲示板にもUPしましたが、掲示板から添付ファイルが見られないというご家庭がありましたので、同じ分散登校の日程表をブログにもUPします。自分の学年・出席番号と日付・時間を確認してください。

 登校に際しては、マスク着用でソーシャルディスタンスをとって登校・下校し、友だちとの久々の再会もハイタッチやハグではなく、2mくらい離れてエアーハイタッチをしてください(笑)