飯野中学校日誌

2020年6月の記事一覧

不審者事案続発! 安全確保を!

本日発行の学校だより第17号でもお知らせしましたが、17日(水)に不審者事案が発生しました。そして今日も、似たような別の不審者事案が発生したという連絡が入りました。

昨日、警察車両が小学生の下校時間を中心にパトロールをしていました。中学校では、先生方が部活終了後に校門や体育館駐車場入口付近で、生徒に声をかけながら安全確認・指導をするとともに、生徒の下校に合わせて町内を複数の教員がパトロールしました。

複数の生徒でまとまって帰る状況が多かったので、ある程度は安心できる状況でしたが、一人、また一人と道すがら自宅の近い生徒から抜けてしまい、最後の一人になった時が最も危険だと考えます。

今日、お子さんが帰宅したら、親子で登下校時の確認をしてください。もし、お子さんが一人になる可能性があり、結構な距離を一人で歩くような場合には、どこへどう逃げるかや、どの民家・お店・建物なら大人がいて助けてもらえるのか等を具体的に確認するなどの安全対策を検討し、命を守る具体的な方法を指導願います。

なお、来週22日から、部活動は通常実施となり6時15分終了、6時30分完全下校です。よろしくお願いします。

3月の未履修分修了しました

学校再開となり通常営業2週目の今日18日(木)の2校時目に、3年生のダンスの発表会を行いました。本来は昨年度の3月に実施する計画でしたが、臨時休業のため今年度に持ち越しとなっていました。授業再開後、グループで練習し、今日の発表となりました。

いつもながらキレッキレのダンスを見せるダンス・クイーンは健在で、「さすが」というべき貫禄でしたが、ダンス・クイーンに続けとばかり、女子もかなりクイーンに近づき、キレのある動きを見せる生徒がふえてきました。

男子も女子に負けまいと、グループでそれぞれオリジナルな動きや隊形を変化させながら頑張っていました。

普段はシャイで大人し目な男子生徒も体を大きく使い、DA PUMP張りに大胆に踊る生徒も増えてきました。

恥ずかしいという気持ちもある中、それをみんなで乗り越えようとして協力したり励ましあったり、一皮むけるまでは結構大変です。また、みんなで踊ることでの一体感や動きを合わせるための協調性など、ダンスを通して成長する面はとても多いと思います。

本校生徒の素晴らしいところは、友達が今の自分を乗り越えようと頑張る姿を見て、素直に応援してくれるところです。決して冷やかしたりからかったりしない集団であることを誇りに思います。

臨時休業の影響で、通常通りの時間が十分に取れない状況ですが、生徒は少ない時間の中でも全力で頑張ってます!

卓上用飛沫感染防止シールドを寄贈いただきました!

 先日は福島ケースさんから、教室の机を囲む形の飛沫感染防止シールドを寄贈いただいたことを報告しました。

今回は、理科室で実験や観察等を行う際に大きなテーブル状の実験台で班ごとに対面して座るのですが、今のコロナ対策では「対面しない配置」を工夫するよう指針が出されています。そのため、これまでは理科室ではなく教室で授業を行うしかない状態でした。

 そんな中、木材に透明の塩ビ版を立てた卓上シールドが市役所にあったのを目にし、「これがあれば、理科室でも対面できるのでは・・・。」と考えました。その写真をもって地元の吉田工建さんに相談したところ、二つ返事で「すぐに作ってみよう!」と引き受けていただきました。

 そして完成したシールドがこれです!

 各テーブルに2班ずつ座るので、2人が対面している間にシールドを立てると全部で18個必要となります。

なんと、そのすべてを作っていただきました。その上、寄付の申し出までしていただき、とても恐縮しております。

 本当にありがとうございます!

 コロナ感染予防対策をしながら通常の学校教育を推進するためには、様々な課題や克服しなければならない問題、また矛盾がたくさんあります。そもそも地域の同年代の子どもたちを集めて教育をするのが学校ですから、学校は密な場所です。さらに、3か月もの休業の遅れを取り戻すためには通常よりも凝縮した授業の必要があることに加え、コロナ感染予防対策もしっかりと!という現状の緊張感の中、こうした地域の方々からの心のこもった申し出や寄付の品々やご厚意、本当にありがたいものだと感じています。

 目に見えないウイルス、感染の元となるウイルスを体内に侵入させないための手洗いや消毒、また自分が感染しているかもしれないという意識を持ち、友人や家族に感染させないためのマスク着用、相手との距離を保って行動すること等は、一人一人が意識すればできます。しかし、飛沫防止の遮蔽のためには、こうした「モノ」が必要になります。これまでの教育活動では全く必要がなく、学校には存在しない「モノ」でした。さらには、日々刻刻と状況が変化するこのコロナ感染状況の中、柔軟かつスピーディな対応が欠かせません。

 ここ飯野の地域の皆様、その多くが元本校保護者の皆様ではありますが、学校のスローガン通り、「教師・保護者・地域がみんなで見守り、みんなではぐくむ学校」となっていると感じています。こうしたご厚意や温かいお気持ちに包まれながら、「笑顔・思いやり・チャレンジあふれる学校づくり」をさらに進めてまいります。

 本当にありがとうございました。

飛沫感染防止シールドの寄付をいただきました!

 

今日から全校生112名による通常登校が再開しました。今年度、本校は1学年が2学級(19名・20名)2学年が1学級(33名)、3学年が2学級(19名・18名)、特別支援学級が1学級(3名)となりました。昨年度より1学級少なくなり、2年生が1学級の最大人数となる33名の学級となりました。たくさんの友達がいて、楽しく盛り上がるのですが、今のこのコロナ対策の中では、3蜜のうちの「密集・密接」が常に生じてしまう人数となっています。

 通常登校となり2学年33名(特別支援学級の生徒が交流授業に入ると35名)での授業中の感染予防をどうするか悩んでいた時に、南相馬の小中学校で段ボールと透明シートのシールドの新聞記事を見つけました。すぐに、本校学区内、青木にある(株)福島ケースさんの代表取締役、本校卒業生でもあり昨年度の1年生の社会人に聞く会で講師をお務めいただいた伊藤 尚登さんに相談し、2学年生徒数分35人分のシールドを作ってもらえることとなりました。下の写真は今日、6月1日の朝、2年生の生徒代表に贈呈していただいた時のものです。

特に、33名・35名が教室で授業をすると、ソーシャルディスタンスもなかなか取れず、かといって2教室に分けて授業を行うには先生方の人数が足りず、時間割がうまく組めません。

また授業中に、対面してグループで行う話し合い活動は、今求められている「主体的、対話的で深い学び」のためには必要不可欠な学習活動の一つとなっています。授業を行う立場としては、ぜひ話し合いや教え合い、高め合いをさせたいと思っていたところでした。

でも、このシールドがあれば、こんな形で対面グループでの話し合い活動ができます。

本来、特注品ですので、かなりの金額がかかると思われるシールドですが、福島ケースの伊藤さんから寄付したいという申し出があり、ご厚意に甘えてご寄付としていただくこととなりました。 感謝! 感謝です!

 本当にありがとうございます。