鳥川小学校日誌

2023年11月の記事一覧

3年生道徳 慎君文庫

 鳥川小学校の図書室には、地域の方から寄贈された児童書のコーナーがあります。
 名称は、「慎君文庫」。

 今から36年ほど前。
 当時、交通事故で小学3年生の息子さんを亡くしたご両親が、鳥川小学校の子どもたちのために、寄贈してくださったものです。

 今日11月27日(月)の2校時(3年2組)と5校時(3年1組)、それぞれの学級で、「慎君文庫」を題材とした道徳の授業がおこなわれました。

「命は、自分ひとりのものだけど、家族みんなのものだったんだ。」
「そう! 自分だけのものではない。とっても大切なものなんだよ。」

 慎君のご両親が、寄贈した児童書に添えて、鳥川小の子どもたちに向けて書いたメッセージや慎君のお兄さんが書いた当時の作文をもとに、命の大切さについて、みんなで考えました。

「これからも、自分の命を大切にしたい」
「今できることをたくさんしておきたい。」
「交通事故にあわないように気を付けたい。」
「慎君文庫の本、もっと読んでみたいと思った。」

 これからもずっと、慎君文庫を目にするたびに、「命は大切であること」「自分も相手も、かけがえのない存在であること」「したいことができる幸せ」「自分は愛される存在であること」・・・・この時間に学んだこと、思い出してほしいです。

        

 

3年生総合 収穫したリンゴのおすそ分け

 3年生が、21日(火)に収穫したリンゴ。今日11月24日(金)、全校児童におすそ分けしました。
 担当の子たちが、大きなケースに入れられたリンゴを各教室へ運んでくれました。
 受け取った子どもたちは、みんな「よい香りがする」などと大喜びでした。
 ぜひ、ご家庭でお召し上がりください。

     

「お・か・し・も」 予告なしの避難訓練

 今日11月24日(金)の2時間目の休み時間から3校時、子どもたちへの事前連絡なしでの避難訓練を実施しました。
 突然、避難訓練の放送があり、驚いた子どもたちが多かったのですが、しっかりと放送を聞き、友だち同士声をかけ合いながら落ち着いて校庭に避難しました。

 火事も地震も、いつ起こるか分かりません。
 そのときどきにあわせ、どのように行動すればよいのか、自分で考えて行動してほしいと思います。
 自分の身は自分で守るのが災害の時の基本だそうです。

 また、命にかかわることは、100点満点のできでないといけません。
 一番大切な命を守るためにも今日の避難訓練の内容をよく覚えて、もしもの時(実際には、そんなことはない方がいいのですが)に備えてほしいと思います。

     

4年生国語科 なぜ、ごんは、いたずらばかり・・・?

 4年生の国語科は、現在「ごんぎつね」の学習をしています。
 今日11月22日(水)の2校時、1組の教室では「なぜ、ごんは、いたずらばかりするのだろうか?」という学習課題に取り組みました。

 この課題は、1組の子どもたちが書いた初発の感想で、ある子から出された疑問からとりあげられたものです。
 この物語をみんなで読み味わっていくうえで、とてもいい「問い」ですね。

 子どもたちは本文を読んで、じっくり考え、友だちと話し合います。

「ひとりぼっちだから、いたずらをして村の人たちから、相手にしてほしいんじゃないか。」
「ごんはひとりでさみしいと思う。誰かに相手をしてほしいのだと思う。」
「さみしくて、かまってもらいたくてやったと思う。」

みんな、いい気づきをしていますね。

 「なぜ、いたずら・・・?」を考えていくとき、「ひとりぼっち」も大事なキーワードの一つです。
 子どもたちは、その言葉を手掛かりに、それぞれの感想や意見を発表し合い、心情理解を深めていました。

 ひとりぼっちのごん

 その背後には、寂しさや孤独、周囲からとりのこされたような感覚、疎外されているような感覚があり、やがてそれは、「おれと同じ一人ぼっちの兵十か」と、母親を亡くして自分と同じ境遇になる兵十への共感へとつながっていきます。

 この時間の学びが、このあと「ごんぎつね」を読み進めていくときにポイントとなってくることでしょう。
 4年生、いいね。その調子で!

           

 

3年生クラブ活動見学 ~来年は何クラブにしようかな~

 クラブ活動は、4年生以上で行っています。
 今日11月21日(火)のクラブ活動は、来年からクラブ活動に参加することになる3年生が見学をしました。
 それぞれのクラブが、どのような活動をしているのかを見て、自分が入るクラブを決める参考にします。

 クラブのリーダーが活動内容を説明してくれます。
 3年生は、その話をしっかり聞いて、活動の様子を熱心に見つめます。
 なかには、「一緒に活動しよう。」と誘ってくれる上級生の姿も。

 「ぼくもやってみたいなあ。」
 「早くクラブ活動やりたいな!」

 来年度のクラブ活動に向けて、楽しみがふくらんだ様子の3年生でした。