鳥川小学校日誌

2023年9月の記事一覧

5年生 市陸上大会の壮行会に向けて

 先週から、5年生の代表児童が、市の陸上大会に出場する6年生に向けてのエール練習に取り組んでいます。
 今日9月26日(火)の昼休みには、3階の音楽室から、選手を励ます元気なエールが、1階の校長室に聞こえてきました。

「フレー!」
「フレー‼」 元気いいなぁ~

 音楽室を訪れてみると、応援団だけではなく、当日、司会などを務める子たちも集まっていて、運営の仕方について話し合う姿が見られました。
 どうしたら、選手に喜んでもらえるのか、やる気を高めてもらえるか・・・。
 進んで考え、実践する姿が頼もしく感じられました。

 壮行会は、あさっての木曜日。
 素敵な会になるように、5年生、がんばっています。楽しみです。

        

3年生理科 太陽とかげの動きを調べよう

 もうすぐ10月。朝夕は、ずいぶんと涼しくはなっていますが、昼間は、まだまだ日射しが強い日があります。
 今日9月26日(火)4校時には3年1組の子どもたちが、校庭で太陽の動きと影のでき方の観察・実験をしていました。

 「かげって、どこにできるんだろう?」

 遮光板を使って太陽の位置を確認したあと、友だちと影遊びをしながら、太陽の方向とかげの方向を調べました。
 そして、「太陽の方向と反対の方向にかげがある」ことを確かめました。

 自分でかげをつくってみて、太陽とかげに興味を持った子どもたち。

 「かげって動くのかな?」
 「かげの長さは変わるのかな?」

3年生はこれから、「かげ」の謎を解き明かします。

        

3年生外国語活動  アルファベットをみつけよう!

 今日9月22日(金)は、EAAの澤田先生が来校し、3年生で外国語活動の授業がありました。
 1校時、1組では、アルファベットの学習が始まりました。

 この時間は、アルファベットの歌を歌ったり、教科書の絵の中からアルファベットを探したり・・・。
 カルタの要領で、先生の読み上げるアルファベットのカードをとるというゲームでは、「むずかしい!」と言いながらも、澤田先生の発音を聞き取って、そのカードを取れる耳の良い子がたくさんいました。これからが楽しみですね。
 「ZとG」 「MとN」 「BとV」 あたりが、難しかったようです。

 みんな楽しそうに活動し、アルファベットの順番も覚えることができました。

 3年生での大文字の学習は、次年度の4年生で学習する小文字、そして5年生での書く活動に繋がる大切なスタート地点。
 子どもたちが、たくさんの活動を通して、楽しく大文字に慣れ親しむことができるように学習をすすめています。

     

4年生道徳科  友だちが泣いている

 今日9月21日(木)の5校時、4年1組は道徳の時間でした。
 この時間は、教材文「友だちが泣いている」を読んで、そこに描かれている7人のクラスメイトの言動について考えるというものでした。

 物語の内容は、次のとおり・・・。

 ある日、教室でAさんが泣いていました。そのそばでBさんが困った顔をしています。
 Bさんに話を聞くと、「Aさんは、いつも何をされても怒らないんだ。だから、ふざけて、後ろから、軽く頭をたたいてみたんだ。泣かそうと思ってやったんじゃないんだよ。」と言いました。
 それを見ていたクラスメイトの反応はそれぞれです。

 Cさん:だれ?Aさんを泣かせたのは。ちゃんと謝りなさい。
 Dさん:ぼくもBさんと一緒にやったけど、最初にやったのは僕じゃないよ。
 Eさん:Aさん、どうしたの。何かあったの?話を聞かせて!
 Fさん:わたしは、そばで見ていて笑っただけだよ。
 Gさん:友達が泣いているんだから、みんなで何とかしてあげようよ。
 Hさん:僕は見ていなかったし、関係ないよ。
 Iさん:Aさんがみんなにからかわれているのを見たよ。可哀そうと思ったけど、怖かったから何もできなかったんだ…。

 さあ、正しいのは? 自分だったら? アドバイスするとしたら?・・・どうする?

 授業では、7人のクラスメイトの言動をひとつひとつとりあげ、正しいか正しくないか、そして、そう考える理由をみんなで考え、発表しあいました。

 でも中には、判断が分かれるものが出てきます。
 特に、Hさん や Iさんの言動については、クラスが2分されました。

<Hさんの言動について>

「見てないことってあると思う。」
「見てなかったんだから、しかたがないじゃん。」
「いや、泣いているのは気づくでしょ。」
「同じクラスの仲間なんだから、『関係ない』は、ない。」
「泣いているんだから、『大丈夫?』とか、なんか言ってやんなきゃ。」

<Iさんの言動について>

「怖くて言えないよ~。」
「かわいそうって思ってあげているんだから、それでいいよねぇ。」
「怖くて勇気が出ないことは誰でもあるよ~。だから、悪くない。」

「もし自分が逆の立場ならどう感じるのかな。」
「私だったら、こわいかも知れないけど勇気を出して『だめだよ』と言うし。」
「私も1人だと怖いから気持ちは分かるよ。でも友だちと2人なら大丈夫だから、勇気を出して・・・。」
「何もできないっていうのは、ダメだよ。後から担任の先生に教えることはできるよ。」

 友だちの意見をしっかり聞いて、じっくり考え、そして話し合います。まっすぐに教材に向き合い、自分事として真剣に考えている姿が印象的でした。

 答えはひとつではありません。
 感じ方、思うことも人それぞれ。

 でも友だちの意見や考えを聞き、自分の考えと照らし合わせることで、新たな気づきがあったり、さらに深まったり。
 相手を思う気持ち、正しいと思う気持ち、そうしたいけどできない気持ち、勇気、無関心、諦め、強さと弱さなど、いろいろ出されました。

 この時間で取り扱った内容は、日常で起こりうる出来事。
 今度、このような場面に出合った時、この時間に考えたこと、気づいたこと、思い出してほしい。
 願わくば、困っている人に気付き、行動できる勇気と優しさを持ち合わせてほしい。

 そんな気持ちになりました。

 見て見ぬふりをしない、気付いた人が手助けできる、そんなクラスをみんなでつくっていきましょう。

           

2年生算数科  ひっ算(繰り下がりのあるひき算)

 2年生の算数科は、「ひっ算(繰り下がりのあるひき算)」の学習に入りました。
 計算する数が大きくなって、3桁-2桁のひっ算です。

 今日9月21日(木)の3校時、1組の教室では、「129-53」に取り組んでいました。
 十の位が引けない時のひっ算の仕方を考えるのが、今日のめあてです。

 授業では、デジタル教科書を使いながら、絵図などをもとにみんなで考えます。
 式と図を関連付けながら考えていくと、多くの子どもたちから、「あ~」と気づきの声が・・・。

 そして、これまでの学習(繰り下がりある2桁-1桁のひっ算の仕方)をもとに、「引けない時は、お隣から「1」かりてくること」を思い出して課題に取り組んでいました。
 自分なりに解決した後は、間違いなくできたのか、近くのお友だちと説明しあって確かめます。

「十の位が引けないから、百の位から1借りてきて、12と考えて・・・」
「100をばらして、10から5を引いて、のこりの2とあわせ・・・」

 その子なりの言葉で、がんばって説明する姿が、たくさん見られました。

 また、授業の後半には、先生が誤答を提示して、「どこが間違いなのか」「なんで間違えてしまったのか」もみんなで考えました。

「2から5を引けないから、5から2を引いちゃったんじゃない。」
「一の位はひき算してるけど、十の位は足しちゃったのかも。」
「最初の0は、書かなくてもいいはず。前に、勉強した。」 

 こうすると、次から間違えることが少なくなりますね。

 計算の仕方を教師が一方的に説明し、機械的に練習問題に取り組ませ、覚えさせていくというやり方、できなくはありません。
 しかし、「式」と「図」と「言葉」を行きつ戻りすることで、きちんとした意味理解が深められるのだと思います。
 「正確に計算できる力」だけでなく、本校の算数科の課題である「理解する力」「考える力」「説明する力」も、日々の授業の中で、繰り返し鍛えています。