鳥川小学校日誌

2023年9月の記事一覧

1年生図画工作科  ひらひら ゆれて

 今日9月20日(水)の3.4校時、1年生が図画工作科「ひらひら ゆれて」の作品づくりに取り組みました。
 ハンガーにスズランテープや紙テープ、ビニール袋などをとり付けた飾り作りです。

 子どもたちは、どうすればきれいに揺れるのか、工夫しながら作ります。
 作品を手に持って揺らしてみたり、扇風機を利用して、風が吹いたら思うように揺れるか試したり・・・。

 うまくいったら、友だちと見せあいっこ。
 きれいなところや面白いところをお話しします。

 出来上がった作品は、ロープにつるして、教室の窓際に飾りました。
 風がふくと、ひらひら、ゆらゆら・・・・ 揺れる様子がとても楽しげです。

              

 

6年生外国語科  夏休みの思い出スピーチ

 今日9月17日(火)の1校時、6年2組の子どもたちが外国語の学習に取り組んでいました。

 この時間は、メタモジを使って作成したシートを見せながら、一人一人、英語でスピーチ発表していました。
 お題は「夏休みの思い出」です。

 I went to ~ .I enjoyed ~ . It was ~ .など、山や海、キャンプや釣りなど、夏休みに出かけた場所や体験したことについて、話すことができました。
 5年生までの経験もあり、緊張しながらも落ち着いて取り組むことのできた子が多く、とても感心しました。

     

5年生国語科  注文の多い料理店

 5年生の国語科は現在、「注文の多い料理店」を学習しています。
 今日9月19日(火)の2校時、2組では、物語の「現実世界」と「不思議な世界」の境目を見つけ、物語の構成を捉える学習に取り組んでいました。
 
 この物語のどの段落から「不思議な世界」へ入っていったのか、どの段落から「現実の世界」へと戻ったのか確認した後、きっかけとなる表現の工夫を一人一人が教科書の文章から見つけ出し、その理由とともに自分のノートに書き込みます。
 その後、ペアやグループでお互いの記述を交流したり、全体で、気付きや考えを話し合ったり・・・。
 
 「『風がどうとふいて~木はゴトンゴトンと鳴りました。』じゃないかな。だって、急に風が吹き出したり、木が鳴り出したりして、場面が変わった感じがする…。」
 「『部屋は煙のように消え、二人は草の中に立っていた。』だと思う。だって、その文章の後、『財布が木にひっかかっている』ってあるし。」 などなど

 友だちと関わる中で、自分とは違う見方・考え方に触れ、自分の考えを広げる姿がありました。
 また、自分の意見を確かにしたり、相手の意見を理解したりするために、何度も本文を読み返し、納得しながら学習を進める姿もありました。

 さらには、「不思議な世界の入口と出口に、それぞれ同じ文があるなんて、宮沢賢治、天才!」と、物語構成の巧みさに感心するつぶやきも・・・

 宮沢賢治の代表作のひとつ 「注文の多い料理店」は、不思議で不気味な雰囲気がただよう作品です。
 謎めいた出来事を、自分なりに、そして友だちと比べながら、読み味わうことができそうですね。

          

6年生理科 水溶液の正体は!?

 6年生の理科は、「水溶液のせいしつ」の学習をしています。

 今日9月15日(金)の2校時、2組の子どもたちが、理科室で、5つの水溶液を区別するための実験をしました。
 5色のテープが巻かれた試験官に入った水溶液(食塩水・炭酸水・重曹水・アンモニア水・塩酸)が、それぞれどの試験管に入っているのかを確かめます。
 見た目は全部、無色透明です。

 まずは、どうしたら区別することができるのか、みんなで話し合います。
 その結果、この時間は「蒸発させてみる」という見通しのもと、実験を行いました。

 蒸発皿に白い粉のようなものが残ったもの と そうでないもの。
 強烈なにおいがするもの と そうでないもの。

「白い粉が残ったのは、食塩じゃないか?」
「においがしたものは、アンモニアかな?」など、推理が進んでいきます。

「実験では五感を使って」と言われますが、その典型ですね。

 でも、この時間で、すべてを明らかにするのは難しそうです。
 次は、どんな方法で区別をしていくのか・・・?

「比較」して、「分類」して、「関連付け」て「整理」して・・・
これまで学習してきたことを生かしながら、水溶液の性質や働きを調べていきましょう。

 ただ実験するだけでなく、見通しをもち、様々な知識を相互に関連付けていく学習を通して、問題解決する力を鍛えています。

        

 

6年生算数科  円の面積

 6年生の算数科は、「円の面積」の単元に入りました。
 今日9月15日(金)の2校時、1組の教室では、円の面積の求め方について、みんなで考えていました。

 円の面積の公式は知っている子もいるでしょうが、「どうしてそのような式になるのか?」と言われると、「・・・」という子も。
 この時間は、その公式が、どのようにして導かれるのかを考える授業でした。

 円を切って変形し、今までに学習した面積の求め方を使おうという見通しを立てた子どもたち。
 円を16等分や32等分したものを上向き、下向きにの交互にしてくっつけて並べます。
 すると、凸凹が小さくなり、平行四辺形や長方形に近づきました。

 それらの面積の求め方を使うことで、円の面積は求められそうです。

 授業では、計算しやすいように「半径10センチ」とし、より簡単な長方形の面積の求め方「縦×横」を使って、まずは自力解決がスタート。

 しばらくすると、自力解決できた子どもたちが、近くの席の子と自分の考えを比べ始めます。

「ここが半径でしょ。」
「あ~あ!」
「ここの長さは、円周の半分だから・・・」
「なるほど!」という声があちらこちらから・・・。

 友だちに説明することで、自分の理解が、より深まっていきます。また、説明を繰り返すことで、説明の仕方がより洗練されてきます。もちろん、聞いている友だちは、わからなかったことが分かるようになります。

 いい学び方をしていますね。

 多くの子どもたちの考えがまとまってきたところで、発表です。
 何人かの子どもが、順番に、大型テレビを使って説明をしていきました。

「縦は半径と同じで、長方形の横の長さは、円周の半分ということになって・・・。」
「円周は、直径×3.14だから・・・」
「10×(10×2×3.14÷2)となって、『早くて簡単』でいえば、『×2』と『÷2』は打ち消しあうから省略できて・・・」

 たとえ同じ考えだとしても、自分の言葉で、自分なり表現で発表します。この繰り返しが大事です。
 

 また、友だちの発表に対し、聞いている子どもたちから、
「ああ、そうか。」(納得)「それって、こういうこと?」(要約)「〇〇ともいえるよね。」(言い換え)「そうそう、やっぱりね。」(共感)など・・・素敵なつぶやかれていることにも感心しました。

 結果、「長方形の面積は半径×半径×3.14とみることができる。」と全体で確認することができました。

「やっぱり、物を使って作業しながら考えるって大事だな~」
「やっぱり、友だちとの意見交流って大事だな~」
「やっぱり、自分の考えを説明するって大事だな~」などなど、いろんなことを感じた授業でした。
(公式を教師が説明して教え込み、機械的に練習問題に取り組ませる・・・・そんな授業ばかりしてきた昔の自分を反省しました。)

 公式と図的イメージが結びつくことで、円の公式を忘れることはないでしょう。そして、自信をもって公式を使うことができるでしょう。