鳥川小学校日誌

2023年10月の記事一覧

3年生総合 りんごの「葉摘み」と「たま回し」

 すっかり秋です。りんごが大きく育ってきました。
 3年生は、今日10月12日(木)の2校時の総合的な学習の時間に、「りんごの先生」の兒玉先生と宍戸先生にお世話になっているりんご農園に出かけ、「葉摘み」と「たま回し」の作業に取り組みました。

「葉摘み」とは、太陽の日が当たるように、実の周辺にある葉を摘み取る作業。
「たま回し」とは、実全体にまんべんなく太陽の日が当たるように、実を回転させる作業。

 どちらもリンゴに太陽の日がしっかりあたって、色づきをよくするために行われ、美味しいリンゴを作るための大切な作業です。

 子どもたちは、リンゴが落ちないように、傷つかないように、注意しながら作業を進めました。

「あま~いりんごが実るといいなぁ~。」
「はやく収穫したい。今からとっても楽しみ。」
「こんな大変な作業をして、おいしいリンゴができるなんて知らなかった。」

 11月にはいよいよ収穫だそうです。今から楽しみですね。

     

3年生学級活動  望ましいおやつの取り方を考える 栄養教諭と一緒に

 今日10月11日(水)、3年生が栄養教諭の山倉先生をお招きして、おやつのとり方についての学習をしました。(3校時は1組、4校時は2組でした。)

 砂糖や脂質、塩分のとり過ぎによる弊害を知り、おやつのとり方(時間・内容・量)に気を付けようする態度を養うことがねらいです。

 授業では、お菓子のパッケージに記載されている成分表をもとに、糖分、脂質、塩分を調べ、普段のおやつのとり方を見直すことにより、望ましいおやつのとり方を考えました。
 
 子どもたちにとってのおやつは、楽しみとして食べることが多いものです。(それはそれで、けっして、悪いことではありません。)また、育ち盛りの子どもには、栄養を補うという点で必要なことです。でも、とり過ぎたりタイミングを間違えたりするのは考えもの・・・。
 量や内容、タイミングのことを考えながら、望ましいおやつのとり方ができるようになるといいですね。

        

5年生総合 学習発表会にむけた小道具づくり

 学習発表会まであと10日です。
 今日10月11日(水)の1・2校時、5年生が、担当ごとに3か所に分かれ、発表会で使用する小道具類を作ったり、発表原稿を考えたりしていました。
 高学年ともなればこうやって、自分たちで考え、進んで取り組むようになるんですねぇ。素晴らしいなぁ! 
 「ぼくが、自分で作った!」「私が、自分で考えた!」となれば、さらに気持ちが高まり、ますます練習にも熱が入りますね。

 発表だけではなく、いろいろな準備を一つずつ、自分で行うことで、思い出に残る素敵な学習発表会になることでしょう。

          

1年生算数科  たしざん

 1年生の算数科は現在、「たしざん」(1位数どうしの繰り上がりのあるたし算)の学習をしています。「8+3」や「4+7」といったたし算です。
 今日10月10日(火)の2組は、5校時に、「3+9」の計算の仕方について考えました。

 前の時間までは、「9+4」のように、足される数が大きい場合のたし算でした。
 この時間は、3+9。 足される数より、足す数が大きい場合のたし算です。

  

 「後ろの数が大きいときは、どうやって計算するのかな?」

 ただ単に足し算して、答えを出して終わるのではなく、10のまとまりを作ることに着目して計算の仕方を考え、説明することがねらいです。

 子どもたちは、これまでに学習した「8+3」や「9+4」のやり方を思い出しながら、「10 のまとまりをつくればいい。」との見通しをもとに、さくらんぼ計算式で表したり、ブロックや絵図をつかったりしながら、ワークシートに自分の考えを記入します。

 なかには、計算の説明を声に出しながら計算する子も。言葉と結びつけ、順序立てて計算できるなんて素晴らしい。

  

 自分なりに解決できたところで、次は近くのお友だちとペアで比べっこ。

「ぼくは、9を7と2に分けて10のまとまりにしたよ。」
「同じだね。」

「わたしは、前の数字の3を2と1に分けたよ。」
「ぼくは後ろの数字の9を分けたよ。どっちでもいいのかなぁ?」

自分とは違う意見に出会うと、もやもやします。 そう、その「もやもや」が大事。確かめたくなるもんね。

  

 全体での話し合いでは、自分が考えたやり方を発表するとき、「3を1と2に分けます。1と9で10。10と2で12です。」 または、「9を7と2に分けます。3と7で10。10と2で12。」と、これまでの学習の様子が書かれた掲示物を参考にしながら、順序よく話す子どもがたくさんいたことにもびっくりしました。

 2つのやり方を比べて、考え方の共通部分を考え、「前の数を10にしても、後ろの数を10にしても、どちらも10のまとまりを作っているところは同じ。」ということにも気づくことができました。たいしたもんだ。
 発表の際、お友だちの話を真剣に聞く姿にも成長を感じました。

     

 机の上に余計なものがなくすっきりしているところ、足す数と足される数を区別しながら算数ブロックを並べるところ、書くスピードも上がっていること等々、これまでの学習の積み重ねを感じました。
  

 4月入学してきたばかりの頃と比べ、ずいぶとみんな、お兄さん・お姉さんになりましたねぇ~。 よくがんばりました。素晴らしい!

  

 今日の放課後は、荒井小学校の教頭先生を講師としてお迎えし、参観した全ての先生方で、算数科の授業について研修を深めました。
 子どもたちの確かな学びのために、先生方も学んでいます。

3年生国語科  サーカスのライオン

 3年生の国語科は現在、「サーカスのライオン」を学習しています。
 今日10月10日(火)の2校時、2組では、第3場面を読み、じんざの様子や行動から、じんざの気持ちの高まりを読み取る学習に取り組んでいました。

 前時までの学習の様子が、模造紙にまとめられ、教室の壁面に掲示されています。
 1の場面の心情曲線では、じんざの気持ちは、落ちていましたが、2の場面では、気持ちがグッとあがってきました。
 さて、3の場面ではどうでしょうか?

 「じんざは、もうねむらないでまっていた。」
 「じんざは乗り出して、うなずいて聞いていた。」
 「じんざの体に力がこもった。」
 「『・・・ようし、あした、わしはわかいときのように火の輪を五つにしてくぐりぬけてやろう。』」 などなど

 子どもたちのワークシートを見ると、じんざの気持ちの変化がわかるところに、サイドラインがしっかり引けています。

 そこから感じたこと、考えたことは何でしょう? 
 一人ひとりがシートに書き込み、その意見を友だちと交流します。

 近くのお友だちと話し合いをすることで、自分の考えに自信が持てますね。
 交流した意見を踏まえて、発表です。

 「好きじゃないチョコレートもらったのは、男の子が毎日来てくれることがうれしかったからだと思う。」
 「自分のことを心配してくれたことがうれしい。」
 「じんざの体に力がこもったは、やる気の表れ。」
 「男の子のために昔を思い出して、勇気が出てきたんだと思う。」

 多くの子どもたちが手を挙げて、自分の意見を発表します。

 「やる気が出てきて、火の輪の数が、まえは2~3個だったのに、5個に増えたよ。」
 「前は、じんざの目は、白く濁っていたのに、ぴかっと光ったのは、やる気が出たからだと思う。」

 友だちの意見に付け足しなのか、ちょっと違うのか、同じ部分に線を引いていても、いろいろな意見が出ます。
 みんなの発言によって、どんどん授業が広がります。そして深まります。

 じんざの思いが分かる本文中の言葉に着目しながら、火の輪くぐりへの意欲を奮い立たせていくじんざの気持ちの高まりに気付くことができましたね。
 ホワイトボードに描かれた、じんざの心情曲線が、さらにグッとあがってきました。

 いよいよ次の時間は、第4の場面、クライマックスです。
 命をかけて男の子を救った、じんざの思いに迫ります。