平野中学校日誌

2020年6月の記事一覧

「Sクラブ」助成

 本校生徒会と国際ソロプチミスト福島の皆様とは、平成20(2008)年1月18日(金)に、平野中学校Sクラブ認証式が執り行われて以来の関係です。

 「Sクラブ」とは、ソロプチミストが母体となる中学生や高校生の奉仕団体で、助成金などの活動支援を受けます。

 これまで、福島ソロプチミスト福島の皆様からは、本校生徒会で行っているエコキャップ回収や本校PTAで企画・運営しているバザーに、多くのご協力をいただいています。

 また、本校の文化祭にもご出席を賜るなど、直接生徒とふれあう機会も設けていただいています。

 本日は「Sクラブ」助成金交付式が行われました。

 生徒会を代表して出席した生徒会長が「(助成金は)生徒会の活動に役立てさせていただきます」「ありがとうございました」とお礼の言葉を述べてきました。

 国際ソロプチミスト福島の皆様には、重ねて御礼を申し上げます。

 

 〈会長様のごあいさつ〉     〈助成金交付〉        〈記念撮影〉

「想定外」への備え

 きょうは避難訓練…「地震により火災が発生した」という想定で行いました。

 避難訓練は、はじめは先週19日(金)に実施を予定していましたが、雨天のため、きのう22日(月)に延期し、さらに、きょうに順延してようやく実施に至りました。

 生徒は、あらかじめ分かっていた避難でしたが、危機意識をもって取り組む姿を示し、3分をやや超える時間で全員が避難を完了することができました。

 

 (避難場所へ)         (避難場所で)        (全体指導で)

 避難訓練は、生徒だけが対象ではありません。

 教職員も、地震によって生じた火災発生の確認やその報告、初期消火等の分担をして、実際にそのタイミングをはかりながら動いたり、避難直後の異常や取り残された生徒がいないかなどの現場確認をしたりしました。

 全体指導では、校長先生が講評を述べました。

   〇 命を守るためにはしなければならない行事であること

   〇 新型コロナウイルス感染症の件があったから、ほかの災害が起こらないわけではないこと

   〇 どのような場所にいても避難できるようにシミュレートしておくこと

 思い起こされるのが、2011年、東北地方太平洋沖地震の発生です。

 地震の規模を示すマグニチュードが9.0、岩手県を襲った津波の高さは15m級で、沿岸部では海面との差が30mを超える高さの内陸奥深くまで海水が浸入し、その影響は北から南まで広範囲に及びました。

 さらに、福島県の原子力発電所が大きく損傷したことは皆さんが知ってのとおりです。

 これらのことについて、報道がなされた際によく耳にしたのが「想定外」という言葉です。

 今年の新型コロナウイルス感染症により多大な影響が出ていることなども、この「想定外」に当たることだと言えるかもしれません。

 こうした避難訓練を機に考えたいこと、それは「想定に制限を設けないこと、普段からそれを心得ておくこと」があげられます。

 そう心得ておくことで、避難が必要な事態が実際に発生した際に、想定に基づく行動を基本としながらも、その想定だけにとらわれない判断で自分の身を守ることにつながると考えられるからです。

 校長先生の講評に通じます。

 想定の枠にとらわれず、災害に備える意味からも、火災発生を想定してこうした避難訓練を行っておくことの重要性が改めて認識していただけるのではないでしょうか。

 さて、あなたの危機意識はいかがですか……

3年生の思いに寄り添って

 令和2年4月30日(木)、「【重要】感染症対策に伴う臨時休業の延長等について」と題したメール配信並びに当Blogにおいて「行事計画等の変更」の記述の中に、県北地区中学校体育大会の延期と6月下旬までの開催の有無の最終判断についてお知らせしていたところですが、本日、県北地区中体連から、県北地区中学校体育大会の開催中止の通知がありました。

 このことを受けて、本校では、校長先生が給食の時間に大会の開催中止の決定について、放送を通して全校生に伝えるとともに、3年生の運動部活動終了のあり方にふれた、次の保護者の皆様宛の文書を配付しました。

中体連県北大会の開催中止と運動部3年生の活動について(お知らせ).pdf

 県北地区中体連からの通知の中には、開催中止の理由として、次のような記載があります。

1 競技会場並びに生徒の会場への移動等も含めた新型コロナウイルス感染症対策を十分行うことが難しく、リスクは払拭できない

2 大会期間中並びに大会までの部活動での練習において、段階的な指導を行ったとしても熱中症のリスクが払拭できない

3 部活動の活動内容に感染症対策による練習方法の制限等があるなど、体力の回復や技能の向上のための練習が十分に行われていないことで怪我等のリスクが払拭できない

4 保健体育科の授業等において、感染リスクを軽減するために様々な配慮が必要となっている

 つきましては、今後も3年生の思いに寄り添いながら、一日一日の中学校生活を支援していきますので、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

学校の通常化に向けた歩み~校庭への山砂搬入~

 次は、雨上がりの校庭の状況です。

 

          (校庭西側)          (校庭中央)          (校庭東側)

 この広範囲の水たまりが、校庭の凹凸の状況をよく示しています。

 当然、体育の授業や野球部、ソフトボール部の活動に影響が生じてきます。

 こうした状況を受けて、福島市教育委員会に要望したところ、本日、山砂の搬入となりました。

 

          (校庭西側)       (校庭東側1回目)       (校庭東側2回目)

 今月下旬からは、体育館の耐震補強等工事に入るため、体育館がしばらく使用できなくなり、校庭の使用頻度が増えることが考えられます。

 また、学校施設開放事業において、自粛が解除されることから、地域の方々の使用も再開します。

 山砂が搬入されたことで、校庭の整備が進み、授業、昼休み、部活動等における生徒の活動や、早朝、夜間の地域の方々の活動について、安全が増してより活動がしやすくなることと期待しています。


 お知らせです。

 現在、福島市立図書館内の福島教科書センターにおいて、教科書展示会が開かれています。

 今年度使用している教科書や次年度見本等その他の教科書が展示されていて、教職員や一般の方々についても教科書に対する理解を深めていただく機会とするために、この展示会が設けられています。

 今後の予定は、次のようになっていますので、ぜひこの機会に教科書にふれてみてはいかがかとお知らせします。

   1 閲覧日   6月20日(土)・21日(日)・22日(月)・24日(水)・25日(木)

   2 閲覧時間  9時30分~19時00分(ただし、日曜日は17時30分まで)

   3 対象方部  6月22日(月)は、信陵・飯坂方部が指定されています。

           それ以外の日は、自由に閲覧ができます。

 なお、お出かけの際は、マスクの着用など、感染症対策にご協力ください。

学校の通常化に向けた歩み~学校施設開放の再開~

 本日の給食メニュー、主はゆかりごはん、手巻きのりを自由に使っていただきます。

  その手巻きのりのパッケージがこちらです。

 教室で、生徒が一方向を向き、会話をせず給食をいただいていますが、そういう状況にあって、このイラストはほっとできるようなプレゼントになったのではないでしょうか。

 特に、1年では、3か月前を思い起こした生徒もいたことでしょう。


 さて、学校施設開放事業に関して、令和2年3月2日(月)の福島市教育委員会からの通知をいただいて以来、登録団体の皆様には学校施設使用の自粛をお願いし、協力をいただいてきた次第ですが、今週、自粛解除の通知が届き、次週6月22日(月)から学校施設使用を再開することにいたしました。

 本日、管理運営委員会委員長と本校校長の連名で、登録団体の代表者の皆様宛に、そのお知らせとお願いの文書を発送いたしました。

 今後も、感染リスクに備え、感染症防止対策を講じていく必要があり、そうした対応をしていただくことがさらに学校の通常化へとつながるものととらえています。

 登録団体の皆様には、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

     学校施設開放事業における施設開放の再開について.pdf

     【別添資料】 学校施設開放事業における使用自粛解除について(通知).pdf

            学校施設開放事業における感染防止策チェックリスト(利用者向け).pdf