センター事業等   ※人物が特定できる写真の掲載につきましては,本人の了承を得ております。

センター事業等

鉛筆 荒井小学校の挑戦【研究協力校・研究発表会】

 平成30年10月26日(金)、平成29・30年度福島市教育委員会研究協力校の荒井小学校に於いて「研究発表会」が開催され、市内各小・中学校の教職員約200名が参加しました。研究主題「『わかった・できた』と実感できる授業づくり ~算数科における “共有・吟味” の活動を通して~」のもと、7学級の授業を公開し、2年間、実践研究に取り組んだ成果を発表しました。全体会では、アドバイザーの君島勇吉先生(スクールアシスタント)の講話「『わかった!・できた!』は次の学習への原動力(エネルギー)」が行われ、参加者も「教材研究の楽しさ、共にわかる楽しさ」を味わうことができました。この後に行われた分科会では、荒井小における学びを熱心に “共有・吟味” する教職員の姿が見られました。

鉛筆 感覚・知覚・運動【幼稚園保育実践講座②】

 平成30年10月24日(水)、福島大学人間発達文化学類准教授 高橋純一氏を講師にお迎えして、「平成30年度幼稚園保育実践講座②」を開催しました。演題「特別な支援を要する幼児への支援」のもと、感覚・知覚・運動からみた事例の分析を通して、発達に課題を抱える子どもにどのような支援を行っていくことが大切であるかを学びました。

〔研修者の声〕

◇担任している子の中に、どのように支援するとよいか毎日職員で考え、いろいろ試しながら関わっている子がおり、その子のことを考えながらお話を聞きました。私の今までの支援は、その時々に考える対処療法になっていたかもしれないと反省しました。今日学んだ、感覚・知覚・運動の視点で子どもの姿を読み取っていきたいです。

◇講義の中で「できることが」が先行すれば、「できないこと」に取り組む意欲が上昇するという話があったので、子供の得意なことを見つけ成功体験を積み重ねさせ、自信につなげていきたいと考える。そして、苦手なことにも挑戦できるような子供に育てたい。

◇子どもがどのような感覚を使い、どこに困難を生じているのかを考えることの大切さを学びました。また、視覚と運動の協応に関しては、日常生活の中にたくさん事例があると感じました。子どもの行動を捉えた上で、感覚を視点に分析していく方法が勉強になりました。

鉛筆 ホンネとホンネの交流【初任者研修】

 平成30年10月12日(金)、平成30年度小・中学校教諭初任者研修及び新規採用養護教諭研修 市内研修 カウンセリング研修②を開催しました。児童生徒が教師や友人との心の結び付きや信頼感の中で主体的な学びを進めることができるよう、指導主事・スクールカウンセラーが講師となり、「事例研究演習」「構成的グループエンカウンター」の講義・演習を行いました。全体指導における教育研修課長の「“教師” として熱い気持ちを一生持ち続け、子供たちと対峙してほしい」という言葉を、大きく頷きながら聞く研修者の背中が、とても頼もしく感じられました。

鉛筆 「養護教諭」の専門性とは【新規採用養護教諭研修】

 平成30年10月5日(金)、福島市立福島第三中学校を会場に「平成30年度新規採用養護教諭研修 学校訪問研修②」を行いました。講話・講義、授業参観(2学年学級活動「生活のリズムを整えよう!」)及び協議等を通して、中学校における「養護教諭」の専門性について学びを深めました。

 〔研修者の声〕

◇養護教諭として、子供たちのために学び続け挑戦し、自分も成長していけるよう励んでいこうと改めて感じました。誇りをもって仕事をしていきたいです。

◇中学校での子供たちとの関わり方や小学校との違いを学ぶ、とても貴重な機会となりました。養護教諭としての本質やT・Tに入る有効性等を学ぶことができ、今後の職務に活かしていきたいと思いました。

鉛筆 互見授業【研究協力校・荒井小学校】

 平成30年10月3日(水)、平成29・30年度福島市教育委員会教育研修課(総合教育センター)研究協力校の荒井小学校で、2学年の算数科による「互見授業」が行われました。子どもたちの「わかる・できる」のために、子どもたちの学びに寄り添いながら指導技術を磨いています。

※平成30年10月26日(金)、同校を会場に「研究発表会」が開催されます。

鉛筆 「せんせい」の資格【ふくしま教師塾】

 平成30年度ふくしま教師塾、塾生6名の「第2回授業研究会」が行われています。

◇子どもにとっては唯一の時間、再び繰り返すことのできない時間。
 教師たる自分は、最高の自分でなければならない。
 教師というものは勉強しなくてはならない。
 研究することは「せんせい」の資格。
 子どもとは、「身の程知らずに伸びたい人」のこと、一歩でも前進したくてたまらない。
 力をつけたくて、希望に燃えている、その塊がこども。
    大村はま著『教えるということ』から抜粋

鉛筆 小規模校ならでは【初任者研修】

 平成30年9月21日(金)、福島市立土湯小学校を会場に「平成30年度小・中学校教諭初任者研修市内研修 小規模校 参観研修」を開催しました。講義「個に応じた指導のあり方」、講話「小規模校の特色及び学校教育上の諸問題」、第2・4学年算数科(複式)、第6学年算数科の授業参観及び協議等を行い、小規模学校ならではのよさ・課題について理解を深めました。初任者は、現在の勤務校とは異なる状況の子供たちの様子を感じ取りながら、自分が携わっている子供の特性や指導方法について新たな視点を得て会場校を後にしました。

鉛筆 「ほんものチーム」とは【教育相談実践講座】

 平成30年9月20日(木)、平成30年度生徒指導・教育相談研修「教育相談実践講座」を講師に東京成徳大学教授の石隈利紀氏(筑波大学名誉教授・日本学校心理学理事長)をお迎えして開催しました。「チーム学校」による子どもの援助について、学校心理学の知見から丁寧にご指導いただき、いじめや不登校の援助等について理解を深めました。

〔研修者の声〕

◇支援しなければならない生徒がおり悩んでいますが、今、やっていることでよいこと・改善したり学年で考えたりしたほうがよいことなどを自分の中で整理することができました。子供の成長を願い、今後も労を惜しまず実践していきたいです。

◇発達障がい、不登校、いじめはもちろん、全ての子供たちを支援していくためには、先生方や保護者、地域と連携していくことが大切であると改めて感じました。チームで支援していくために「ほんものチーム」になれるように、今日教えていただいた視点を大切にしながら、話し合い、援助方法を考えたりしていきたいと思いました。

◇教育相談は全ての子供に対して行うものであるというお話が印象に残りました。特別な配慮を考えるときに、「全体」への指導と矛盾しないという部分についてとても納得し、合理的配慮を考えるうえで各担任の先生方へのアドバイスに生かせると思いました。

鉛筆 福島で生きる【放射線教育推進校授業研究会・大鳥中学校】

 平成30年9月12日(水)、福島市立大鳥中学校を会場に平成30年度放射線教育推進事業「放射線教育推進校授業研究会」を開催しました。平成30年3月に発行された『防災・放射線教育指導資料』(初版)の中から、学級活動「原発事故と私たちの暮らし」(1年)、「放射線の人体への影響」(2年)、「福島市の復興に向けて私が取り組めること」(3年)をもとに、自校の実情を踏まえ工夫を凝らした授業が公開されました。参観者は、授業者とともに熱心に協議し情報交換を行うことで、これからの放射線教育をどう進めていくか、たくさんの示唆を得る貴重な研修の場となりました。

※平成24年8月に本市独自の資料『放射線教育指導資料』(初版)発行後、改定を重ねた第4版(修正版)に基づき、学校の実態を踏まえて系統的・計画的に放射線教育が進められてきました。また、平成26年度から毎年市内小・中学校各1校を放射線教育推進校として委託し、「放射線教育授業研究会」を開催しています。

鉛筆 道徳教育を視点として【学校経営講座】

 平成30年9月7日(金)、本市の幼稚園、小・中・特別支援学校の管理職または中核を担う教員対象の「平成30年度学校経営講座」を開催し、演題「道徳科の特質を生かした授業改善と評価」のもと帝京大学大学院教授 赤堀博行氏にご講話いただきました。今年度から小学校では「教科」として行われている道徳科(中学校は来年度から)の授業について、学校のカリキュラムマネジメント力・組織力・校長のリーダーシップを高め、教職員が共通理解・共通実践できるよう、具体例をもとにお話いただき、理解を深めました。

 

 

〔研修者の声〕

◇具体的な授業の実際も含めてお話しいただき、とても参考になりました。今までの自分の道徳科についての理解がいかに表面的であったかを思い知りました。本日の講義を学校に持ち帰り、来年度から本格実施となる道徳科の授業づくりに役立てていきたいと思います。ありがとうございました。

◇学校現場で課題となっている多面的・多角的な道徳科の授業、道徳科の評価等について、具体的にお話をいただき、曖昧だったことが見えてくるような示唆をいただきました。道徳科の特質をもう一度しっかりと見つめ直すこと、そして本校の子供たちの課題は何なのか、担任している先生方をはじめ全職員で共有化し、道徳性を養っていきたいです。

◇校長としてやるべき課題が明確になった講座でした。また、カリキュラム・マネジメントと授業改善を日常実践でリンクさせることができるよう校内での体制づくりを急ぎたいと思いました。さらに、教師の「道徳科の授業を大切にする」意識を高めることも、管理職の大きな役目だと感じました。刺激的な講演、ありがとうございました。

◇小・中学校で、どのように道徳教育が行われているのか、またどのように学習指導要領が変わってきているのか、知ることができた。幼児教育でも道徳性や規範意識の芽生えについて重点化されてきている。幼稚園でも意識すべきことがあると感じると同時に、しっかりと育み、学校教育へとつなげていきたいと思った。

鉛筆 謙虚に・貪欲に・誠実に【小・中学校教諭初任者研修】

 平成30年9月3日(月)、小・中学校教諭初任者研修 一般研修②を実施しました。教育研修課指導主事が講義を行い、「日々の授業の充実を核とした確かな学力の確立」「通常学級で特別な支援を要する児童生徒へのかかわり方」「子ども一人一人を生かす学級経営」「福島市教育情報ネットワークの運用」について研修しました。また、1学期の教育活動の振り返りをもとに、各自が抱える課題についてグループ協議を行い、教育研修課長から「謙虚に・貪欲に・誠実に」教育活動にあたってほしいと激励の言葉がありました。

※平成30年度福島市小・中学校初任者チームのマーク(6月21日実施の市内研修 授業研修①「特別活動の要点と指導の実際」において、研修者による学級会を実施した。提案理由「福島市で共に頑張る仲間として、一体感・安心感をつくりたい」を基に作成した。)

鉛筆 メイク・ドラマ道徳科【教育課題講座②】

 平成30年8月31日(金)、文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官の浅見哲也氏を講師にお迎えして、平成30年教育課題講座②~豊かな心の育成~を開催しました。「特別の教科 道徳」の実現に向けて変わること・変わらないこと、考え議論する道徳科の授業づくりについて、先生ご自身の実践例をもとに具体的にご講話いただきました。85名の研修者は、明確な意図をもった道徳科の授業のあり方や道徳科に求められる評価について学びを深めました。

 

〔研修者の声〕

◇実践例がとてもわかりやすく、多面的・多角的に考える授業のイメージがわきました。自己の生き方を考える授業を小学校低学年でも取り組んでいかなければならないと思いました。問題意識を持つ、自分との関わり、自らを振り返るなど、道徳科も各教科も共通している部分があると思いました。

◇評価について具体例を通してわかりやすくご指導いただき、大変参考になりました。何のために評価するのかを考え、子供の成長を願って評価しなければならないと感じました。道徳科の授業を通して、学級の子供たちによりよく生きるための道徳性を育むことができるよう取り組んでいきたいと思います。

◇すばらしい実践家の先生でいらしたことに感動しました。教師が明確な意図を持って授業を組み立て、生徒達が自分との関わりで考え、多様な考えと出会い、交流し、生き方について考えを深めることができるよう、努力していきたいと思いました。本日の学びを先生方にお伝えし、校内で道徳科の授業を行っていく雰囲気を作っていきたいと思いました。ありがとうございました。

◇実際の授業について流れを確認しながら、意図的な発問・指示・板書がいかに大事かがわかりました。また評価について不安が大きかったのですが、方向性を提示していただき少し先が見えたような気がします。日々の教師の言葉がけや認め励ます指導も意識したいと思います。

鉛筆 備えあれば【防災教育研修会】

 平成30年8月30日(木)、福島市市民安全部危機管理室次長 紺野広幸氏、防災専門官 長谷川仁氏を講師にお迎えし、平成30年度防災教育研修会を開催しました。福島市で想定される災害についての防災・減災対策、学校防災教育について、具体例を示しながらご講話いただきました。行政の方のお話を伺うことで、福島市における警報発令の仕組み、災害発生時の具体的対応等について理解し、学校で行うべき防災教育について考える機会となりました。


〔研修者の声〕

◇暴風雨時の河川の変化とその危険度、避難勧告が発令されるまでの経緯がよくわかった。また、自校も避難所に指定されているので、避難所開設までの流れがよくわかり勉強になった。福島市のハザードマップや防災ウェブサイトについては今まであまり目にしていなかったので確認したい。

◇自分の命を自分で守るために、子供たちがいざと言うときに自分で考え、判断することができるように育てていきたいと感じた。そのためには正しい知識をきちんと教えることが大切だと思った。

◇福島市の担当者からのお話を聞くことができ、とても貴重な機会となりました。ありがとうございました。市の防災計画と本校の防災計画マニュアルを再度照らし合わせ、より実効性のあるものに改善していきたいと思いました。また、今回の研修を教職員に伝達し防災意識を高めるとともに、子供たちへの指導に生かしていきたいです。

鉛筆 読み・書きの発達【通級指導教室担当研修会】

 平成30年度8月28日(火)、県立医科大学放射線医学県民健康管理センター・災害こころの医学講座特命准教授 後藤紗織氏をお迎えして、「平成30年度第2回通級指導教室担当研修会」を開催しました。学習障がいのある児童生徒への読み書き指導について丁寧にご指導いただき、研修者は、音韻意識、特殊音節など読み・書きの発達、その指導と評価について学びを深めました。

 

〔研修者の声〕
◇今後の指導に役立つものばかりで、最近接領域についてよくわかりました。言語の(発達と指導の)順序性が大切だとは知らず、自閉の子が漢字が読めるのはよいことだと思っていて改めて「知ること」の大切さを知りました。次年度も後藤先生の研修を受けたいです。
◇児童の発達の最近接領域を見極めて、その子に合った指導をすれば、LDの児童は短時間でできるようになることがわかりました。LDの指導に読み書き入門言語・認知教育プログラムについて詳しく説明していただき、とてもわかりやすかったです。これからの指導に取り入れていきたいと思います。
◇LDスクリーニング検査の内容を詳しく知ることができて良かったです。LD児の読み書きの苦手さの原因をより具体的に説明していただき、本当に参考になりました。ありがとうございました。

鉛筆 ふれあい【小・中初任者研修 社会奉仕体験活動研修】

 平成30年8月23日(木)・24日(金)、社会福祉法人陽光会特別養護老人ホーム 陽光園様、陽光園介護支援センター様、障害者支援施設 清心荘様にご協力いただき、「平成30年度福島市公立小・中学校初任者研修 市内研修 社会奉仕体験活動研修」を行いました。研修者は、利用者の皆様のニーズに応じたきめ細やかな支援やサービスについて学び、介護支援施設等が果たす役割について理解を深めました。グループごとに様々な出し物を披露したレクリエーション活動は大いに盛り上がり、笑顔があふれました。

鉛筆 遊び・学び【幼稚園保育実践講座①】

 平成30年8月22日(水)、福島大学人間発達文化学類教授 白石昌子氏をお迎えして、「平成30年度幼稚園保育実践講座①」を開催しました。表現することを楽しむ幼児を育む保育のあり方についてご講話いただき、実際にお手玉遊びやわらべうた等の実技が行われました。研修者は、今を生きる子どもたちに身に付けさせなければならない能力を少しでも補っていくことができるような保育を目指したいと心新たにしました。

〔研修者の声〕

◇幼児期の表現の大切さとそれに関わる教師の責任の重さを学びました。一つ一つのうたあそびの中で幼児はどのようなことを経験できるのか、教師自身が理解した上で教材としてどんな意味があるのかを吟味し、2学期からの保育に活用していきたいと思いました。

◇認識と表現の講義の中で実体験の重要性や他児から受ける影響の大切さについてのお話があり、その通りだと思いました。今日教えていただいたわらべうたや遊びを自分の中の遊びのネタとして取り入れていきたいと思います。

◇表現することは自分のやりたいことを見つけることにつながるという話がとても心に残りました。子供達の幼児期それ以降の育ちの基礎となるよう、園生活における表現を大切にしていきたいと思います。

鉛筆 教師塾【第2回全体研修会】

 平成30年8月17日(金)、ふくしま教師塾の第2回全体研修会を開催しました。佐藤浩昭師範(大久保小学校長)、小島英二塾長(三河台小学校長)の講話の後、一人ひとりの塾生が今年度の研究テーマと研究内容および1学期の検証授業についての中間発表を行い協議しました。本日の協議をもとに、2学期に2回の検証授業を行います。

 

鉛筆 話し合い活動と合意形成【特別活動実践講座】

 平成30年8月9日(木)、福島大学人間発達文化学類教職相談員の松浦芳孝氏を講師にお招きし、平成30年度特別活動実践講座「新学習指導要領学級活動(1)の要点と進め方」を開催しました。学習指導要領(特別活動)改定の要点等をご説明いただき、特に「学級会の話し合い活動の一連の流れと指導のポイント」を丁寧にご指導いただきました。学級経営の充実を図るための要としての学級会の大切さ、そして指導の基礎基本を再確認することができ、とても有意義な時間となりました。

〔研修者の声〕

◇学級会は大切にしているものの、つなぐ話し合いにならなかったり、合意形成ができなかったりし、なかなか「まかせ・見守る支援」ができませんでした。その原因について、今日の講演の中で振り返ることができました。いただいた資料を活用し、2学期以降の実践に生かしていきたいと思います。学級会は,子どもたちの自分たちのための時間であることを肝に銘じて授業を進めていきたいです。

◇学級経営の充実を図るための要としての学級会の大切さ、そして指導の基礎基本を再確認することができて、とても有意義な時間となった。特に、自発的・自治的な活動を促すための「まかせる」「信頼する」「理解する」関係づくりの話が心に残った。学級会の指導が学習指導・生徒指導に好影響を与え、学習指導・生徒指導の充実が学級会の充実にもつながることを念頭において子どもたちと接していきたい。

◇いじめ対策等、時代のニーズによって学活の内容についても変化していることが分かった。学級活動がキャリア教育や学級経営の要として位置付けられていることを考えると、その役割も非常に大きなものになると思う。日常の活動で学級活動の方針や具体的な内容など再確認し、適切な改善を加えながら実践していくべきだと実感した。

鉛筆 ブレインジム【特別支援教育実践講座①】

 平成30年8月8日(水)、ブレインジムインストラクターの五十嵐郁代氏を講師にお招きし、平成30年度特別支援教育実践講座①「心の健康を育むブレインジム ~発達障碍と発達性強調運動障害とトラウマティック・ストレス」を開催しました。ブレインジムの理念についてご説明いただいた後、気持ちを落ち着かせ、安心感を与えて自分の中心を再発見させてくれるアクティビティをご紹介いただきました。研修者も実際に動き、自分の身体に向き合い、“動くことは学ぶこと” を実感したようでした。

〔研修者の声〕

◇身体とその気付きから障がいにアプローチしていくという新しい指導法を知りました。体の動きや視線に固さがあったり、心情面でも固くこだわりが強い子どもが、身体から緊張を解きほぐすことができたらもっと楽に生活ができると思いました。

◇ブレインジムについて、初めて学びました。遊びの中で取り組みながら、体の感覚・心の健康をはぐくむことができるよう現場で使ってみたいと思いました。

◇初めてブレインジムを体験して、特別支援だけでなく通常の生徒にも、大人にも通用する内容だった。体を使った講習はやはり楽しい。実際にやってみると体も感情も本当に変わったと実感できた。

鉛筆 ルールとリレーション【学級経営ブラッシュアップ講座②】

 平成30年8月7日(火)、福島県教育センター教育相談チーム指導主事 遠藤潤氏を講師にお迎えして、平成30年度学級経営ブラッシュアップ講座②「信頼感や自尊感情を高める学級づくり-教育相談的手法を生かしてー」を開催しました。研修者は、Q-Uの活用法を丁寧にご指導いただいた後、ソーシャルスキルトレーニング、アサーショントレーニング、構成的グループエンカウンターなど、よりよい学級集団づくりのための手法を体験し、理解を深めることができました。

〔研修者の声〕

◇遠藤潤先生の優しくユーモアのある語り口に引き込まれ、楽しい時間になりました。学校に戻ったら、もう一度Q-Uの結果を見直して、どの子からどのように話しかけていくか考えたいと思います。資料も分かりやすく、2学期の学級経営に取り入れていきたいです。

◇信頼感や自尊感情を高める学級、人間関係づくりには、ルールとリレーションが大切だと分かりました。また、Q-Uの見方についても学ぶことができました。目の前の生徒との日常の関わりの中で、良いところを生かして学級経営をしていくことが大切だと分かりました。人との関わりを大切にした学級づくりができるように、努めていきたいと思いました。

◇今まで、Q-U、ソーシャルスキル、グループエンカウンター等、頭では分かっていてもスッキリしなかったのですが、今日学んでストンと落ちたように感じました。ソーシャルスキルトレーニングやグループエンカウンターは、形だけでどうなのか…と疑問に思っていたのでとても勉強になりました。遠藤先生の表情、声のトーン、話し方などもとても参考になりました。ありがとうございました。

鉛筆 プログル?【ICT実践講座】

 平成30年8月7日(火)、担当指導主事が講師となり福島市総合教育センターにて「平成30年度情報教育研修ICT実践講座」を開催しました。

〔研修者の声〕

◇とても難しい内容の講座ではないかと不安でしたが、スクラッチとプログルの2つを利用した研修は大変面白く、あっという間でした。これなら児童も達成感を味わうことができるだろうし、授業で利用することも比較的容易ではないかと思いました。

◇学習指導要領で求められている「プログラミング的思考」について理解できました。情報をよりよく処理するためにどのコマンドがよいか考える力は、今の自分にも必要だと痛感しているのでとても役立ちました。

◇頭の体操になりました! いろいろな条件を使って文を組み立てていくこと、必要な条件を取り出していくこと等は、論理的思考力を育てるのに有効であると感じました。プログラミング教育のねらいや育むべき資質・能力等について、とても分かりやすく講義いただきましたので、他職員に周知したいと思います。

鉛筆 かかわる力!【教職員のメンタルヘルス講座】

 8月3日(金)、順天堂大学国際教養学部客員教授 土井一博氏をお招きして、「教職員のストレスとメンタルヘルスケア」についてご講演いただきました。教職員のストレスは子どもとの関係悪化、保護者対応、管理職との関係など多岐にわたりますが、そのストレスを回避するための具体的な対応策等をご指導いただき、夏休みにやるべきこと、2学期に行うことを明確することができました。

〔研修者の声〕

◇先生と子供の関係を良くすることが、教職員のメンタルヘルスケアの第一歩だと言う事は目から鱗でした。2学期が始まる前に先生方と共有できたらと思います。私も意識して子供の話を最後まで聞き、子供の立場に立って声かけ、支援できるようにしていきたいと思います。

◇子供との良い関係を構築することが、職場で何より安心して過ごせることにつながります。子供を大切にするとはどういうことか、的確に具体的に丁寧にお話しいただき、子供との信頼関係づくりに大変参考になりました。コミュニケーションのヒントをお土産にいただきました。

◇日頃の自分を振り返りながらお話を聞かせていただきました。価値観の押し付けではなく、子供や保護者、先生方とコミュニケーションをとりながら、柔軟な考えや対応ができるようにしていきたいと思いました。今後の指導に役立てていきたいです。ありがとうございました。

鉛筆 スマホ世代の子どもたちに【情報モラル教育実践講座】

 平成30年8月2日(木)福島市総合教育センターコンピュータ室に於いて、担当指導主事が講師となり「平成30年度情報モラル教育実践講座」を開催しました。

〔研修者の声〕

◇情報化社会の中で、情報活用力が必要とされる反面、情報トラブル、犯罪の増加、生活習慣の乱れや心身の健康面の課題が挙げられます。小学生から高校生までのスマートフォンの所持率も上がり、家庭、社会、学校が連携を図りながら指導することの大切さがわかりました。インターネットでも指導資料が配信されていることを知り、有効に活用しながら子どもの心に響く指導が展開できればよいと思いました。

◇便利で役立つということもあり、スマホ、インターネット、オンラインゲーム等の活用は今後もますます増える。その中で、子ども達にどのような力をつけていかなくてはならないのか、詳しく知ることができる内容だった。教室の子どもの実態に合った教材を選び、早速授業をしたいと思った。

◇児童がいつトラブルに巻き込まれるかわからない時代ですので、学活や道徳等でしっかりと指導していきたいと思いました。保護者へも、授業参観や懇談などの機会を見つけて話をしていきたいと考えています。

 

鉛筆 働くということ【小・中学校2年次教員フォローアップ研修・新規採用養護教諭研修2日目】

 平成30年8月2日(木)、福島市公立小・中学校2年次教員フォローアップ研修・新規採用養護教諭研修「企業体験研修」(2日目)を行い、JAふくしま未来湯野共選場で桃の箱詰め作業の体験実習をさせていただきました。農家の方々が愛情込めて作った桃1つ1つを、丁寧にそっと箱詰めする姿は、教室で子ども一人一人を大事に接することに通じるようでした。

鉛筆 汗を流す【小・中学校2年次教員フォローアップ研修・新規採用養護教諭研修1日目】

 平成30年8月1日(水)、福島市公立小・中学校2年次教員フォローアップ研修・新規採用養護教諭研修「企業体験研修」(1日目)を行いました。JAふくしま未来様にご協力いただき、企画・広報課長講話「JAふくしま未来の取組について」の後、矢野目モニタリングセンターを見学させていただき、午後は(株)新ふくしまファームにて農作業経験実習を行いました。15名の研修者は、ハウス内でのきゅうりの苗の植え付け、かぼちやの収穫などを体験させていただき、気持ちのいい汗を流しました。

 

鉛筆 凛と生きる【放射線教育研修会】

 平成30年8月1日(水)、放射線リスクコミュニケーション相談支援センター様・環境再生プラザ様のご協力を得て、平成30年度放射線教育研修会を開催しました。熊本大学准教授島崎達也氏の「福島市における放射線基礎知識」の講義の後、80名の参加者が4つのブースに分かれ、教室でできる放射線実習(小学校低学年向け「紙芝居」、小学校中学年向け「霧箱」、小学校高学年向け「簡易測定」、中学生向け「風評関連」)を体験しました。後半には、フリーアナウンサーの葛西賀子氏をファシリテーターとして、東日本大震災当時福島市教育委員会勤務の佐藤哲氏、当時中学校長だった佐藤和彦氏、担当指導主事がパネリストとなり、パネルディスカッション「子どもたちをどのように守ったのか?」を行い、ワークショップ(振り返り)を行いました。震災当時の教育現場を知らない若手教諭・講師が多数参加し、子どもたちの安全・安心を守っていくために、学びを深め、伝えていきたいと想いを新たにしました。

 

 

鉛筆 カウンセリング研修①【小・中学校教諭初任者研修 新規採用養護教諭研修】

 平成30年7月23日(月)、小・中学校教諭初任者研修 新規採用養護教諭研修の市内研修 カウンセリング研修①を実施しました。「教育相談の基礎」を福島市立清明小学校長の岩下聡氏に、「カウンセリングの基礎」を福島市スクールカウンセラーの相馬智子氏に、講義・演習を行っていただきました。研修者は、児童生徒への教育相談的アプローチについて考え、カウンセリングに関する基礎的な知識や技法等について、演習を通して体験的に理解を深めました。

鉛筆 We can!【小学校外国語活動・外国語科授業力向上講座】

 7月13日(金)、国立教育政策研究所教育課程研究センター教育課程調査官の直山木綿子氏をお迎えして、平成30年度小学校外国語活動・外国語科授業力向上講座を開催しました。新小学校学習指導要領における外国語教育で大切にしていることをわかりやすくご指導いただき、小学校3・4年生の外国語活動で行うべきこと、小学校5・6年生の外国語科で行うべきことをしっかりと理解することができました。英語を使用して互いの考えや気持ちを伝え合う「Small Talk」の演習などもあり、研修者の笑顔あふれる充実した2時間となりました。

〔研修者の声〕

◇新教材を使用した授業を始めたところで、直山先生のお話を伺うことができ最高でした。ぜひ、やってみようと思うことばかりで、授業が楽しみになりました。外国語活動の時間は、子どもたちの新たな面を引き出す時間になっています。さらに子どもたちにとって魅力のある時間にしていければと思います。本当にありがとうございました。

◇中・高学年での押さえるべきポイントを整理して捉えることができ、学習指導要領の目標や内容の言葉一つ一つに深い意味があるということがわかりました。私も子どもたちと一緒に学び、自分も日常生活に生かせる英語を話せるようにしていきたいです。とても楽しく、あっという間の時間でした。

◇中学校の授業でも実践できることが本当にたくさんあって、様々なアイディアをいただくことができました。そして、何事もプラスにすること、チャンスにすることが大切なのだと感じました。「英語ができるようになりたい」という子どもの願いを叶えることができる授業を行っていきたいです。

◇小学校との連接をスムーズなものにしたいと思い受講しました。small talkで子どもたちが活動したあとの教師の働きかけ(声かけ)など、具体的で大変わかりやすいお話でした。多くの気付き、そして何より元気をいただきました。また、直山先生のお話をお聞きしたいです。

鉛筆 深い学び【教育課題講座①】

 7月10日(火)、國學院大學人間開発学部初等教育学科教授(文部科学省視学委員)の田村学先生をお迎えして教育課題講座①~確かな学力の育成~を開催しました。様々な教科における「主体的・対話的で深い学び」を実現している児童・生徒の具体的な姿を通して、大変分かりやすく『深い学び』についてご講話いただきました。80名の研修者は、2時間みっちり “授業改善” と “カリキュラム・マネージメント” について《熟考》し、子どもの知識が《駆動》する授業を構築していきたいと決意を新たにしました。

〔研修者の声〕

◇今まで何度も唱えてきた「主体的・対話的で深い学び」…でも、どこか抽象的で理解もあいまいだった。今回のお話を聞くことで、「深い学び」に対する具体的なイメージをもつことができた。個人での授業力アップをはかることの重要さはもちろん、チームとしての向上もこれからの教育現場には必要だと感じた。

◇たいへん分かりやすく、親しみやすい田村先生の語りで本当に勉強になりました。新学習指導要領を煙たがっていた自分が、これまでの実践を見つめ直し、少しは変えていけるのではないかと思えてきました。生徒の表情をもとにしたお話がとてもよかったです。本物のプロは違うなあ…と思いました。

◇「主体的・対話的で深い学び」について具体的に理解することができた。教師の一方的な授業では、生徒たちに学力をつけることができないと感じた。“つなぐ・つながる・つなげる” は、教師間にも当てはまると思った。教科間でも、もっとつなげていかなければ、と思った。

◇「主体的・対話的で深い学び」についての理解が、まさに「深まった」ように思います。そして、教師としての責任の重さも痛感しました。私たちが子どもにどう向き合うか、日々の授業にどう取り組むかということが、目前の子どもたちを幸せにも不幸にもしてしまう怖さを改めて感じました。どのような立場になっても真摯に研修を重ね、チームとして教師の授業力を高められるようになりたいと思いました。まずは、すぐに今回の内容を職員に伝達したいと思います。教師を奮い立たせる講義をありがとうございました。

 

鉛筆 Q-Uの結果を活かして【学級経営ブラッシュアップ講座①】

 6月29日(金)福島市教育委員会スクールカウンセラーの佐藤歩氏を講師に、学級経営ブラッシュアップ講座①を開催しました。いじめや不登校の早期発見と予防の視点から、Q-U(よりよい学校生活と友達づくりのためのアンケート)の結果を活かした学級経営や生徒指導を行うために、結果の読み取りのポイントを丁寧に教えていただきました。

〔研修者の声〕

◇Q-Uをどう学級経営に活かすかを具体的に知ることができました。また、自分の指導について振り返るよい機会となりました。早速来週から、意図的な声がけなどQ-Uの結果を活用した教育活動を進めていきたいと思います。

◇具体的に結果の読み取り方を知ることができ、とても勉強になりました。思っていた以上に様々な情報が読み取れることがよくわかりました。つい、ぱっと見てわかる数字にばかり目が行きがちでしたが、型を意識したり個別の傾向を見たりすることの大切さを感じました。改めてもう一度じっくり結果を見て、対応につなげていきたいです。ありがとうございました。

◇アンケート結果、学級の型から今の自分が担任するクラスの様子が分かった。子どもたちに今よりも学級の中で居心地の良さを感じさせられるように対応策を考えていかなければならないと感じた。

鉛筆 愛着障害とは【特別支援教育実践講座①】

 6月28日(木)、福島県立医科大学 ふくしま子ども・女性医療支援センター 医学部小児科学講座教授 横山浩之先生をお迎えして、「特別支援教育実践講座①」を行いました。障害種別指導上の留意事項、チームアプローチ対応による愛着形成の再獲得、ペアレントトレーニング等について、具体的な事例をもとにご講話いただきました。研修者の皆さんは、改めて基本的生活習慣指導の大切さを確認し、対人関係に問題を抱えた子どもの支援について学びを深めました。

   

 〔研修者の声〕

◇「他人を信用する能力を伸ばす」というキーワードがとても印象的でした。生徒をほめるという関わりを適切なタイミングや方法で実践していきたいと思います。子どもたちの様子とバックボーンをよくみて、子どもに適合する支援ができるように学んでいきたいです。

◇学校現場は、一人ひとりの子どもへのよりきめ細やかな対応が求められ、非常に苦労しています。(横山先生の講座受講は3回目となり)横山先生のPT法による関わりを知ることで、より円滑に子どもたちと関われるようになっています。今日もたくさんの学びがありました。

◇具体的な事例を交えながらお話していただき、とてもわかりやすかったです。対応の仕方についてもすぐに実践にうつせることがいくつもあり、大変勉強になりました。「小学校に入るまでにできてほしいこと」を園に持ち帰り、全職員で共有して日々の保育にありたいと思います。貴重なお話をありがとうございました。

鉛筆 教科の本質とは【2年次フォローアップ研修】

 6月25日(月)、小・中学校2年次フォローアップ研修を開催しました。研修者は、算数科・国語科の指導主事による講義「教科の本質に迫る授業づくり」の後、持参した学習指導案による模擬授業を行い、同期の先生方とよりよい授業づくりについての学びを深めました。

〔研修者の声〕

◇大変充実した研修で、「早く子どもたちと算数の授業がしたい」と思いました。授業が学校教育の根源であることを忘れず、教科の本質を掴んだ授業ができるよう、日々がんばっていきたいです。

◇指導主事の先生の授業を見せていただき、構造的な板書の大切さや問いをもたせるポイント、児童の発言の価値づけ、既習事項を踏まえた授業づくりの重要性を痛感しました。毎時間の教材研究を怠らず、児童に身に付けさせたい力・内容を焦点化し、児童が「分かった!」「できるようになった!」と思える授業づくりをしていきたいです。

◇「国語科の本質とは何か」と聞かれても、私の中で明確な答えはまだ見つかりませんが、今日はそのヒントをたくさんいただきました。目の前の子どもたちに向き合いながら、子ども目線の楽しい授業づくりを目指していきたいです。

鉛筆 深い読み【中学校国語科授業改善専門講座】

 6月22日(金)、福島大学人間発達文化学類教授 佐藤佐敏先生をお迎えして、中学校国語科授業改善専門講座「主体的・対話的で深い学びのある国語科授業づくり」を開催しました。具体的な教材を例にして授業の実際についてご指導いただき、研修者のみなさんは、授業づくりの大きなヒントを得ることができました。

〔研修者の声〕

◇自分の授業を振り返ってみると「正しい答え」を無意識に求めてしまっていたと思う。解釈の違いを認めることが国語の面白さ、言葉というものの面白さにつながるだと感じた。解釈の違いの中で自分の考えの根拠・理由を明確にし、言語化することで、子どもたちの確かな学びにつなげていきたい。

◇「深い読み」につなげていくための発問の仕方の大切さに遅まきながら気づかされました。これまで手立てや十分な時間を用意せず、教師側が無理やり言葉を引っ張り出してしまっていたような気がします。大変勉強になりました。

◇何度受講しても佐藤先生のお話は新たな気づきがあり、国語指導や教材研究をがんばろうという気持ちになります。もっともっと話を聞きたい、学びたいと思います。何か自分でも工夫できそうな、発想がうまれそうな気がします。

 

鉛筆 チーム初任研!【初任者研修・市内研修】

 6月21日(木)、小・中学校教諭初任者研修 市内研修 授業研修① が行われ、道徳教育、特別活動、総合的な学習の時間の授業づくりについて学びを深めました。道徳科授業構想シートをもとに発問構成の工夫をしたり、学級会を開催し「チーム初任研」のシンボルマークを決定したり、初任者の皆さんの真剣な “なすことによって学ぶ” 姿が見られました。また、総合的な学習の時間について、学校教育課指導主幹の実践をもとにした講義により、総合的な学習の時間の意義について理解しました。この、福島での出会いが教員人生の大きな宝物となるはずです。がんばれ、チーム初任研。

鉛筆 養護教諭の魅力【新規採用養護教諭研修】

 6月20日(水)、福島市立野田小学校を会場に、平成30年度新規採用養護教諭研修学校訪問研修① を行いました。校長先生にご講話いただいた後、養護教諭の先生に「保健室経営の実際」についてご講義いただきました。給食指導の参観、担任の先生と養護教諭の先生によるTTの授業参観(6年生の体育科「病気の予防」)、事後研究会を行い、養護教諭としてのやりがいを実感する研修となりました。

 

   

〔研修者の声〕

◇ベテランの先輩養護教諭の先生からの講義や養護教諭がT2となる授業実践はとても参考になり、実践してみたいものばかりでした。自分のできることから少しずついろいろなことにチャレンジし、自校の子どもたちのために尽力したいと思います。

◇同期の仲間たちと情報交換・共有することができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。また、貴重なアドバイスをいただき、自分の学校で自分ができることを懸命に行っていくことが大事だと感じました。

鉛筆 匠の技【書写指導講座】

 6月19日(火)元東湯野小学校長の本間貞二先生をお迎えして、書写指導講座を開催しました。動画資料を活用して上達のためのコツをわかりやすくご指導いただいた研修者の皆さんは、自分自身の技能の向上を実感したようです。朱墨をつけた基本点画の運筆方法、美文字の秘訣など匠の技に触れ、「分かる・できる書写教育を実践したい」と意欲を高めました。

 

  

〔研修者の声〕

◇DVD視聴しながらの実技指導、ステップアップ研修資料での実技指導など、大変役立ちました。さらに工夫を重ねて書写が楽しくなるような授業を進めていきたいと思いました。

◇DVDの指導映像をさっそく活用していきたいと思います。また、筆先の運び方を朱墨を使用して子どもにも取り組ませたいと考えています。手書き文字の正しい書き方、整え方もよくわかりました。これからの書写指導での子どもたちの変容が楽しみになりました。

◇知らず知らずのうちに活字体に慣れていたのだと改めて気づきました。字体について、もっと詳しく知りたくなりました。ありがとうございました。

鉛筆 アクティブ・リーディング!【小学校国語科授業改善専門講座】

 6月14日(木)、小学校国語科授業改善専門講座を福島大学人間発達文化学類教授 佐藤佐敏先生をお迎えして開催しました。国語科で「何を学ぶのか」「学んだことをどう使うか」という命題を柱に、深い学びのある授業づくりについて具体的にお話を伺い、国語科授業を変えるアクティブ・リーディングについて理解を深めました。研修者の皆さんは、小学校の定番教材を基にした演習に熱心に取り組み<読みの方略>のよさを実感し、「自分の授業で活用して豊かな読みのできる子どもを育てたい」とリフレクションしていました。

   

〔研修者の声〕

◇私自身が今まで物語の面白さや深さに気づいていなかったとわかりました。子どもが自分で考えることのできるコツを教え、アウトプットさせる活動をどんどん取り入れていきたいと思いました。子どもたちが物語の深さや面白さに気づき、「自立した読者」になる授業を積み重ねていかなければならないと感じました。

◇子どもの心に残る国語の授業を展開するには、「何がわかるようになったか、何ができるようになったか」を子ども自身が実感できる授業づくりをしていく必要があるということを改めて考えることができました。自分自身がわくわくする読みを子どもたちにも体験させたいと思います。

◇演習を行い、これまで自分が気づかなかった根拠となる文があることに気づき、今までの私の疑問がはれた。そして、子どもたちに早く教えたくなった。分かりやすい内容で実践に役立つ講義でした。ありがとうございました。

鉛筆 3観点11項目って何?【特別支援教育コーディネーター研修会】

 6月13日(水)、平成30年度福島市特別支援教育コーディネーター研修会を県特別支援教育センター指導主事 富村和哉先生を講師にお迎えして開催し、合理的配慮の提供に当たって大切なことについてご講話いただきました。グループ協議では、障がいの困難さに対してどのような配慮があると十分に学習等を受けることができるのか、情報が伝わりやすいのか等、『3観点11項目懇談用紙』をもとに熱心な話し合いが行われました。研修者の皆さんは、本人及び保護者、学校が、3観点11項目の合理的配慮の観点で教育内容・方法、支援体制、施設・設備について捉え直すことの必要性を実感し、さらなる支援の充実に向けて心新たにしたようです。

   

鉛筆 数学の美しさ、不思議さ【数学科授業改善専門講座】

 6月11日(月)、福島市立北信中学校を会場に『授業を見て、授業を考える。授業を見て、授業を変える。』数学科授業改善講座を開催しました。福島大学人間発達文化学類准教授 秋山了先生が実際に3年生「多項式」の授業を行い、事後研究会では3人グループの研修者が熱心に語り合いました。その後、秋山先生から全体講話をいただくことで授業のポイントを整理し、自分の授業改善に生かそうとする姿が見られました。

   

〔研修者の声〕

◇提案授業では、生徒が主体的に考え、発表する姿がとても印象に残りました。また、様々な場面で、授業内容の理解や学力の定着を促すための工夫があり、とても参考になりました。事後協議も他の先生の視点や考え方に触れることができ、とても良かったです。

◇理論だけでなく実践として授業を見せていただいたことで、より具体的な協議ができました。今年度3年生を担当している私にはすぐに役立つものばかりだったので、参考にしながら楽しく授業をしていきたいと思いました。

◇中学校3年生の内容でも、指導方法において小学校1年生にも活用できるものがあり、勉強になりました。数に対する興味・関心を教師自身が持っていないと、児童も数字の美しさや不思議さを感じ取れないと実感しました。

鉛筆 目のつけどころ【算数科授業改善専門講座】

 6月8日(金)、福島大学人間発達文化学類教授 森本明先生をお招きして、平成30年度教科研修『算数科授業改善専門講座』を開催いたしました。算数科の見方・考え方を浮き彫りにしながら、実際に個人追究や協働追究(比較・検討)する演習が行われ、研修者は、問題発見・解決のプロセスとは何かを実感することができました。深い学びのきっかけとなる「問い」を持たせ、算数科の本質に触れさせながら子どもたちに「考えることの愉しさ」を味わわせるような授業の展開を具体的に学ぶことで、研修者自らが “学びに向かう力” を得た研修となりました。

 

〔研修者の声〕

◇「目のつけどころ」を大切にして問いの発生につなげ、結論を出していく授業としての流れや、子どもたちの見方・考え方をどう広げていけばよいのか、大変考えさせられ勉強になりました。授業に生かしていきます。ありがとうございました。

◇教師自身の資質・能力が問われていると強く感じました。明日からの授業の中で子どもたちの表出する言葉や表情により気をつけ、より深く考えていかなければならないと思いました。

◇実際に先生が授業をなさっている映像を見せていただくことにより、どのような発問により、子どもたちからどのような考えを引き出すことが大切なのか、深く考える機会となりました。日々の授業にぜひ取り入れたいと思いました。

鉛筆 道徳科の極意!【道徳科授業力向上講座】

 6月6日(水)、福島県教育庁義務教育課 指導主事 藤原謙先生を講師にお迎えして、「平成30年度道徳科授業力向上講座」を開催(参加者81名)しました。「授業スタンダード」を活用した道徳科の授業改善について、具体的な実践例をもとに詳しくお話いただき、質の高い多様な指導方法についてイメージを広げることができました。読み物教材をもとにした発問を考える演習もあり、研修者は熱心に議論し、「道徳科」の授業の考え方について学びを深めました。

  

 

◇実践を積み重ねられた講師ならではの内容に、とても共感でき、また納得できました。特に教師の発問例、働きかけ方の例がとても参考になりました。「授業スタンダード」に合わせた具体的働きかけは、明日から実践していきたいです。ありがとうございました。

◇道徳科の研修が行われ、とてもうれしかったです。聴き合う・受け止める・考える授業の基盤、子どもに対する声かけの温かさを藤原先生から感じました。私もがんばりたいです。

◇道徳科の授業で大切なこと「ゆさぶりの発問」「一本筋を通した指導」「質の高い指導法のあり方」等、具体的にご指導いただき、とても勉強になりました。教材研究のポイントも分かり易く明日から実践していきたいという意欲が高まりました。ありがとうございました。

鉛筆 いじめはダメよ(=4条)【生徒指導主事研修会】

 6月1日(金)、市内全ての小・中・特別支援学校の生徒指導担当の先生方70名にお集まりいただき、生徒指導主事研修会を開催しました。東京理科大学大学院理学研究科教授(日本生徒指導学会副会長)の八並光俊氏をお招きし、演題「いじめ防止対策推進法と生徒指導マネジメント」のもと、ご講話いただきました。参加者は、いじめ防止の基本は、教職員の法理解と法や基本方針(「いじめ防止対策推進法」「いじめ重大事態に関する調査のガイドライン」等)の遵守であること、「福島市いじめ防止基本方針」および各学校のいじめ防止基本方針を、全ての教職員が共通理解することがとても大切だということ、これらの基本方針にそった実践が適切になされることで、いじめ自殺の未然防止と早期発見・対処が改善可能であることなど、理解を深めました。受講アンケートには、「子どもたちの命を守る基盤を強固なものとするためにすぐにアクションをおこしたい」と、生徒指導主事としての自覚を深める振り返りが多数見られました。

 

  

〔研修者の声〕

◇生徒指導主事として責任の重さを改めて痛感した。法律を背にして援助・支援に努めていきたい。20のポイントがわかりやすかった。

◇いじめの防止、いじめの早期発見のために、法に基づき、共通理解のもと取り組むことの大切さを改めて身にしみて感じました。6月の生徒指導協議会にて、ぜひ実施したいと考えます。

◇他山の石とせず、目の前の子どもたちのために、いじめ防止対策推進法を確認しようと思いました。全教職員参加の読み合わせを計画・実施していきたいと思いました。重大事態とならぬよう心がけていきたいと思います。

鉛筆 瞳を輝かせて【研究協力校・荒井小】

 5月23日(木)、福島市総合教育センターの研究協力校である荒井小学校の第1回授業研究会(3学年算数科)が行われ、教育研修課指導主事と指導員も参加しました。わり算の授業において3人グループや全体で思考を可視化しながら課題解決に取り組み、熱心に学び合う子どもたちと、事後研究会で積極的に意見を交し合い、研究を深めようとする先生方の姿が見られました。研究主題『「できた」「わかった」「つかえた」と実感できる授業づくり』のもと、算数科の授業改善を柱に研究に取り組み、10月26日研究公開の予定です。

  

 ※福島市総合教育センター条例第1条「教育に関する専門的及び技術的事項の研究並びに教育関係職員の研修の充実を図る」ことをねらいとする本センター設置の趣旨を実現するため、総合教育センター条例施行規則第5条に基づき今日的な緊急の教育課題にかかわる教育内容についての研究協力校を指定し、協力校との連携により当該教育の先導的な研究・実践の充実を図り、その成果を市内各学校に提供・普及し、活用を図ることを目的にしています。

鉛筆 ふくしまの教育課題解決に向けて【第1回調査研究部会】

 5月14日(月)、第1回調査研究部会が開催され、「全国学力・学習状況調査に関する研究」新任7名、「不登校に関する研究」新任1名の協力員の皆様に任命状が交付されました。今年度は研究協力員の皆様13名と事務局(教育研修課)8名が力を合わせ、ふくしまの子どもたちのより良い育ちの実現に向けて実効ある調査研究を行っていきます。

 

 ※調査研究事業は、福島市総合教育センター条例に基づき調査研究を行い、教育行政や学校における教育実践上必要な資料を提供することを目的にしています。

鉛筆 求めて学ぶ【ふくしま教師塾】

 5月9日(水)、平成30年度の「ふくしま教師塾」の入塾式、第1回全体研修会が行われました。平成30年度の8期入塾者4名を含む6名(7期2名)が、教育研修課長の全体指導、塾長(三河台小学校長)の小島英二様の訓示を受け、“プロ教師としての自覚をもって自己変革していきたい。chance・challenge・change!” “子どもたちにとって選べない出会いを、選んだ以上の出会いにしたい”と、決意新たにしました。

※このふくしま教師塾は、授業力の向上はもちろん、学校現場における様々な課題に応えるための実践的指導力など、教員としての総合的な力量の形成を図ることを目的にした特別研修です。

鉛筆 新・総合教育センター!【第1回運営委員会】

 5月7日(月)、平成30年度福島市総合教育センター第1回運営委員会が開催されました。学識経験者(3名)・学校教育関係代表者(6名)の皆様にお集まりいただき、平成30年度の福島市総合教育センター運営に関する基本的事項についての協議を行いました。中核市となり、業務の拡大した今年度の計画について理解を深めるとともに、中・長期的な視点から成果や課題を見取っていき、よりよい運営に資することを確認しました。

  

◇福島市総合教育センター条例(第三条)総合教育センターは、次に掲げる事業を行う。 一 教育に関する調査及び研究に関すること。 二 教育関係職員の研修に関すること。 三 教育関係資料の収集及び活用に関すること。 四 教育相談に関すること。 五 特別支援教育並びに就学相談及び就学支援に関すること。 六 その他教育委員会が必要と認める事業に関すること。

鉛筆 子どもを知る【特別支援教育協力員・支援員研修会】

 5月2日(水)アオウゼ多目的ホールにおいて、教育研修課教育支援係が担当する「平成30年度第1回福島市特別支援教育協力員・支援員研修会」が行われました。約100名の参加者のみなさんが、福島市立松川小学校長(福島市特別支援学級設置校長会長)の栗城智也様の講話『特別支援教育協力員・支援員の皆さんへ望むこと』に熱心に耳を傾け、子どもたちと向き合うために信頼関係を構築したい、担任と十分に連携を図りチームの一員としてがんばりたい、ともに考えともに喜ぶことのできる存在になりたいと、協力員・支援員としての思いを強めました。

◇あけぼの第54号(平成29年2月20日発行)から抜粋 …人権意識の高まりや医療、技術の進歩等により、障がいのある子どもへの教育において、多くのことが変わってきたと思います。平成19年には、特別支援教育が学校教育法に位置づけられ、今はインクルーシブ教育システムの構築が求められています。教員として、変化する社会情勢に応じた教育に全力で務め、責務を果たしていくことは、至極当たり前のことです。その日々の教育の中で、障がいのある子ども達が、本当に幸せと感じられる支援をしていきたいと思うこの頃です。(栗城智也校長先生著『雑想』)

鉛筆 仲間とともに【小・中学校教諭経験者研修Ⅱ】

 5月1日(月)、総合教育センターにおいて「小・中学校経験者研修Ⅱ共通研修」が行われました。これは、在職期間が10年に達した教諭に対して行われるもので、それぞれの能力、適性等に応じて実践的指導力の深化を図る1年間の研修です。教育長講話、学校教育課長・学校教育課主幹の講義、教育研修課長の全体指導、グループ協議(経験者研修Ⅱ教員としての課題)を行いました。11名の研修者は、学校を支えるミドルリーダーとなるべく、専門的知識・児童生徒理解力の深化はもちろん、学校組織マネジメントに資する力も身に付けていきたいと決意新たにしました。

 

〔研修者の声〕

◇課題・目標・具体的な取組を先生方と一緒に話し合うことができ、これから1年間、ともにがんばっていきたいと思った。自分の課題が明らかになり、研修計画作成だけで満足することなく、各研修を通して成長していきたい。

◇中堅教員として確かな教育観をもつことをはじめ、学校の中心となって働くことの責任や自覚の重要性に気づくことができました。今年度の研修をきっかけに、今までの自分の枠を一度取り払い、さらに成長していけるよう努力していきたいです。

◇信頼されているか、子どもをほめているか、失敗を役立てているか、このままで良いのか…と自分自身を振り返り、理想とする教師像についてじっくりと考える機会になりました。子どもにとって、その時しかない一時間を大切に愛情を注いでいきたいと思います。

鉛筆 VDI とは【情報ネットワーク研修会】

 4月23日(月)~27日(金)総合教育センターのパソコン室において、福島市の市立学校(幼稚園、小学校、中学校、特別支援学校)で利用しているネットワークシステムの研修会が行われました。このシステムは、2017年、情報の紛失・漏えいや、外部からの不正アクセスなどのリスクを解消することをねらいに導入されました。VDIによってセキュリティを確保できれば教職員の校務負荷が減り、これにより教員が児童生徒と向き合う時間を確保できるようになります。

※VDI(デスクトップ仮想化)とは、端末の機能は必要最小限にしてサーバー側で処理を行う仕組みのこと

※デジタルタトゥー(digital tattoo)とは、いったんインターネット上で公開された書き込みや個人情報などが、一度拡散してしまうと、後から消すことが極めて困難であること