飯野中学校日誌

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水泳授業が始まりました

 今日から、保健体育の授業で水泳が始まりました。水泳でもやはりコロナ対策が必要です。

 なんといってもソーシャルディスタンスの確保です。マスクは当然つけられませんので、人と人との間をあけること。プールサイドでも、水の中でも、泳いでいる最中でもそれを意識して動く必要があります。

 泳ぐときには間に1コースを空け、前の人に近づきすぎないよう間を空けて次の泳者がスタートする形で取り組んでいます。今日は、今年度の初の水泳の授業、さらにはまだ水が冷たかったこともあり、歓声が上がることが多く、担当の菅野先生のホイッスルと大きな声が、いつもの授業よりもかなり大きく、何回も響いていたように感じました。

 コロナ感染予防対策は、先生方だけが意識して指導してもなかなか徹底しません。何より、何のためにそうするのかをしっかりと生徒一人一人が自覚し、しっかりと行動することが大切です。飛沫を飛ばさない・浴びないためのソーシャルディスタンス、常に意識した生活をしていきましょう!

最後の1秒まで勝負しよう!

 ん?何これは?何の勝負?と思った方もいらっしゃると思います。これは、本校3年2組の「今日の学習目標」です。ちなみに、3年1組の学習目標は「自分の実力を信じて最後までやり切ろう!」です。

 今日は、3年生の実力テストの日です。

 学校再開からちょうど1か月、とはいうものの、今日はもう7月1日。私立高校の入試は年末から、そしてお正月明けがピークとなりますので残り6か月です。本来であれば運動部は6月に中体連の福島地区と県北支部大会があり、県大会へ代表として出場するチーム以外の3年生は引退している時期です。音楽部はコンクールへ向け、文武両道で大変忙しい時期ですが、気持ちを切り替えたり、両立をしながら「受験モード」に入った時期が今ごろのはず。でも今年は、例年とは全く違う状況の中での実力テストとなっています。最後の一秒まで、自分を信じてがんばれ! 

 2年生の教室に目を移すと、こちらではキャリア学習を進めています。今日は、一人一台のタブレットPCを使って自分の職業適性を見る適性検査をしていました。自分の特性や得意不得意、向き不向きなどを客観的に把握し、自分なりに自己分析をしていました。検査結果がすべてではないし、当たっていないと思うところもあったり、意外なところを発見できたりと、やってみれば面白くて、新たな自分の側面を見つけられたかもしれません。

 2年生は、年間計画では今週の5日間が職場体験活動のはずでした。でもコロナ感染予防のため、市内すべての中学校で今年度の体験活動が中止となってしまいました。本当に残念です。

 1年生は、中学校生活開始1か月です。まだまだこれからですが、今のところ、部活動も含めて「中学校が楽しい」と感じている生徒がとても多いようです。これからも前向きに、自分の中学校生活のペースをしっかり作ってほしいですね。

 中学校は小学校と違って「出口」が一人一人異なります。9年間の義務教育の最後に、これまでの14年間で身につけてきた「実力」を発揮して、それぞれの進路を自分で決定していきます。本校の先輩が進学している高校は、私立が5~7校、県立だと13~15校ほどあります。20校以上もある高校やその他の専門学校等から、自分の学びたい場所を選んで、そこに入るだけの実力をつけていく3年間が中学校です。夢・志を持つこと、それが一番大切なことですが、それに応じた実力をつけないと、その実現が難しくなります。3年間を通じて「力」をつけていく必要があります。

 楽しく、前向きに未来志向で、そして厳しく自分自身を律しながら進路実現に向けて一日一日力をつけていける3年間になるよう、これからも教師・保護者・地域みんなで見守って、飯中生を育んでいきましょう。

不審者事案続発! 安全確保を!

本日発行の学校だより第17号でもお知らせしましたが、17日(水)に不審者事案が発生しました。そして今日も、似たような別の不審者事案が発生したという連絡が入りました。

昨日、警察車両が小学生の下校時間を中心にパトロールをしていました。中学校では、先生方が部活終了後に校門や体育館駐車場入口付近で、生徒に声をかけながら安全確認・指導をするとともに、生徒の下校に合わせて町内を複数の教員がパトロールしました。

複数の生徒でまとまって帰る状況が多かったので、ある程度は安心できる状況でしたが、一人、また一人と道すがら自宅の近い生徒から抜けてしまい、最後の一人になった時が最も危険だと考えます。

今日、お子さんが帰宅したら、親子で登下校時の確認をしてください。もし、お子さんが一人になる可能性があり、結構な距離を一人で歩くような場合には、どこへどう逃げるかや、どの民家・お店・建物なら大人がいて助けてもらえるのか等を具体的に確認するなどの安全対策を検討し、命を守る具体的な方法を指導願います。

なお、来週22日から、部活動は通常実施となり6時15分終了、6時30分完全下校です。よろしくお願いします。

3月の未履修分修了しました

学校再開となり通常営業2週目の今日18日(木)の2校時目に、3年生のダンスの発表会を行いました。本来は昨年度の3月に実施する計画でしたが、臨時休業のため今年度に持ち越しとなっていました。授業再開後、グループで練習し、今日の発表となりました。

いつもながらキレッキレのダンスを見せるダンス・クイーンは健在で、「さすが」というべき貫禄でしたが、ダンス・クイーンに続けとばかり、女子もかなりクイーンに近づき、キレのある動きを見せる生徒がふえてきました。

男子も女子に負けまいと、グループでそれぞれオリジナルな動きや隊形を変化させながら頑張っていました。

普段はシャイで大人し目な男子生徒も体を大きく使い、DA PUMP張りに大胆に踊る生徒も増えてきました。

恥ずかしいという気持ちもある中、それをみんなで乗り越えようとして協力したり励ましあったり、一皮むけるまでは結構大変です。また、みんなで踊ることでの一体感や動きを合わせるための協調性など、ダンスを通して成長する面はとても多いと思います。

本校生徒の素晴らしいところは、友達が今の自分を乗り越えようと頑張る姿を見て、素直に応援してくれるところです。決して冷やかしたりからかったりしない集団であることを誇りに思います。

臨時休業の影響で、通常通りの時間が十分に取れない状況ですが、生徒は少ない時間の中でも全力で頑張ってます!

卓上用飛沫感染防止シールドを寄贈いただきました!

 先日は福島ケースさんから、教室の机を囲む形の飛沫感染防止シールドを寄贈いただいたことを報告しました。

今回は、理科室で実験や観察等を行う際に大きなテーブル状の実験台で班ごとに対面して座るのですが、今のコロナ対策では「対面しない配置」を工夫するよう指針が出されています。そのため、これまでは理科室ではなく教室で授業を行うしかない状態でした。

 そんな中、木材に透明の塩ビ版を立てた卓上シールドが市役所にあったのを目にし、「これがあれば、理科室でも対面できるのでは・・・。」と考えました。その写真をもって地元の吉田工建さんに相談したところ、二つ返事で「すぐに作ってみよう!」と引き受けていただきました。

 そして完成したシールドがこれです!

 各テーブルに2班ずつ座るので、2人が対面している間にシールドを立てると全部で18個必要となります。

なんと、そのすべてを作っていただきました。その上、寄付の申し出までしていただき、とても恐縮しております。

 本当にありがとうございます!

 コロナ感染予防対策をしながら通常の学校教育を推進するためには、様々な課題や克服しなければならない問題、また矛盾がたくさんあります。そもそも地域の同年代の子どもたちを集めて教育をするのが学校ですから、学校は密な場所です。さらに、3か月もの休業の遅れを取り戻すためには通常よりも凝縮した授業の必要があることに加え、コロナ感染予防対策もしっかりと!という現状の緊張感の中、こうした地域の方々からの心のこもった申し出や寄付の品々やご厚意、本当にありがたいものだと感じています。

 目に見えないウイルス、感染の元となるウイルスを体内に侵入させないための手洗いや消毒、また自分が感染しているかもしれないという意識を持ち、友人や家族に感染させないためのマスク着用、相手との距離を保って行動すること等は、一人一人が意識すればできます。しかし、飛沫防止の遮蔽のためには、こうした「モノ」が必要になります。これまでの教育活動では全く必要がなく、学校には存在しない「モノ」でした。さらには、日々刻刻と状況が変化するこのコロナ感染状況の中、柔軟かつスピーディな対応が欠かせません。

 ここ飯野の地域の皆様、その多くが元本校保護者の皆様ではありますが、学校のスローガン通り、「教師・保護者・地域がみんなで見守り、みんなではぐくむ学校」となっていると感じています。こうしたご厚意や温かいお気持ちに包まれながら、「笑顔・思いやり・チャレンジあふれる学校づくり」をさらに進めてまいります。

 本当にありがとうございました。