杉妻小学校日誌

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ひとを笑顔にする作品

「せんせーできました!!」

「できた」

「みにきてください!!」

「みにきて」

「できた」
唐突にいくつもの重なる声が職員室に入ってきました・・・Σ(・ω・ノ)ノ!

招かれて、その子どもたちの教室に入ると、黒板には
輝くように美しくきれいな大きなさかなが飾られていました。

「おおっ\(◎o◎)/!すばらしい!!」
「きれいだねぇ~!!」
「やるなぁ~!!! たいしたもんだぁ」
「とってもきれいだ」

感嘆の言葉の先に、マスク越しにでも分かる子どもたちの満面の笑みがありました。
輝くさかなと同じようにキラキラした眼差しに、こちらもうれしくなりました((´∀`))

担任に、この作品をどうやってつくったの? と尋ねると、はじめに童話の読み聞かせをしたとのこと。
マーカス・フィスター作「にじいろのさかな」


・・ああ・・そういえば・・・むかし読んだことを思い出しました。

輝くうろこをもった海で一番美しい魚が、自分の輝くうろこを分けていくストーリー・・・
高慢だったにじうおが、他人を思いやることで得る喜びや幸せを知り、大切な仲間をつくっていくお話


素敵な作品を仕上げた子どもたちは大きな喜びから「みせたいという心が大きく働いて職員室にとび込んできたのだと思います。
でも、この「にじいろのさかな」を取り上げた担任には、絵の題材の奥深くに子どもたちに「伝えたい」「感じてもらいたいことがあったのだなぁと思います・・・( ^ω^)

ブログ用の記念写真を撮って、画面を眺めながらアタマの中に流れてきたのは
東日本大震災のあと、よくテレビでみたCMのコピーでした。


+ たすけあう
- ひきうける
×  声をかける
そして
÷ わけあう
それは、ひとを笑顔にする算数、おもいやり算
ほら、やさしいでしょ

子どもたちがつくった「にじいろのさかな」は、まさしく「わけあう」

ひとを笑顔にする作品でした。

 

・・・が響いている♬ 

「すべての子どもに等しく、豊かな環境のなかで教育を受けさせたい」
「国内外のお友達に“愛の鐘”を鳴り響かせよう」
そんな願いをこめて1960年に開始されたベルマーク運動。
学校の設備や教材をそろえたり、ハンディを背負いながら学んでいる子どもたちに援助したりするボランティア活動です。

手作業による煩雑な仕分けや集計の作業が必要で運動をやめている学校も目立ってきたと聞きます。しかし、写真のように本校では児童会とPTAに支えられ続いています。


この活動の様子をみて「市民性(シティズンシップ)」という言葉を思い出しました。
よりよい社会の実現のために周りの人と積極的にかかわろうとする意欲や行動力のことです。

杉妻小の児童も保護者も一緒になって取り組む姿に
「押しつけ」でもなく「おまかせ」でもなく、当事者としての意欲や行動力を響かせよう♪♬ 

そんなベルの音が響いているように感じました。

今日は『大寒』

今日は『大寒』二十四節季で一年で一番寒い季節と言われます。福島市も低温注意報が出ていました。

エアコンの室外機から出る蒸気が、白く激しく吹いてみえます。

校門から見える吾妻山も白く、月も輝いています。

足元を見ると、氷が張っています。子どもたちは、見つけると真っ先に割るのが楽しみのようで・・・( ^ω^)

そういえば、薄氷(はくひょう)・・・ではなく、これを『うすらひ』と呼ぶことを思い出しました。美しい日本語の風景が周りにありました。

今朝は、雪がなく静かな朝を迎えられたような気がします。

 

昨日のお昼に撮影したパンジーです。

この寒さに耐えるたくましさが本校の子どもたちにも育つようにと願っています。

 

没頭する、熱中する時間をつくる

子どもが学ぶとは、それを知ろう、あれをやってみようと夢中になることですね・・・

そのため、先生たちは「児童らが没頭する、熱中する時間をつくること」に力を注ぎます。

今日の午前中、教室を回っていたら多くの教室で図画工作科に取り組んでいました。

没頭している児童の顔や作品を見ていると、子どもって面白いなぁと思います。

1年生はオニを描いていました。

2年生は材料をヒントにして絵をつくりだしていました。

3年生は、ハサミやカッターを使って紙を切り抜いています。

 

5年教室を回ると・・・Σ(・ω・ノ)ノ!

モデルをおいて何やらデッサンのよう・・・担任の先生も一緒になって描いていました。

児童は柔軟で正直です。心の深いところが動いていると、目や顔、手の動きにもそれが現れます。

図画工作だけでなく、国語科や社会科・・総合的な学習・・いろいろな場面で、児童が没頭する、熱中する時間をつくってあげたいなあ・・・( ^ω^)と思いました。