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今こそ自律・協働・挑戦・創造を大切にした生活・学習を
先週末の緊急事態宣言対象地域の拡大により、本市でも臨時休業期間が延長されました。5月6日(水)まで臨時休業となります。臨時休業期間の生活・学習の充実のために配付した計画表を活用し、家庭での学習時間割に沿った生活はできているでしょうか?
3月の臨時休業から、断続的ではありますが丸2か月もの期間、皆さんは授業を受けることができない状況が続いています。誰が悪いわけではなく、自分自身のそして家族の健康と生命を守るための臨時休業措置です。
今、個人ができること、家庭で身近にある教科書やワーク、学習課題やネットなどを使って自分自身ができる学びをどんどん進めてほしいと思います。それが本校の教育目標である「自律」した中学生としての生活や学習を日々積み重ねることになります。さらには、授業でまだ学習していない内容についても、教科書や資料集を使ったり、ネット検索をして調べながら、自分で探究的に学ぶこともできます。今まであまり経験のない新たな学びの形の「創造」ができると思います。(学習サイトを使ってみるのもいいですね)
また、ずーっと家に閉じこもっていたのでは健康・体力面でマイナスです。家庭内で、庭先等でもできる運動や体力・健康づくりにも「挑戦」してみてください。(地域巡回の度に、町内を走っている生徒の姿を見かけました。頑張ってる生徒もたくさんいますね! これからも、ソーシャルディスタンスをしっかりとって、外出後の手洗いをしっかりしながら頑張ってください!)
そして家族の一員として、一日家にいて家族としての役割を何も分担していない生徒はいないと思いますが、家事や手伝いに自分から取り組んで、主体的に「協働」し、家族みんなのための役立つ存在となってほしいと思います。(家庭科の実習として手作りマスクに挑戦し、家族の分を作ってみるのもいいですね)
この臨時休業の期間を前向きにとらえ、自分の学習スタイル・生活スタイルを「受け身」から「主体的」・「Positive」に変えて、自分からどんどん学ぶ・どんどん動く、どんどん家族に働きかける自分づくりに挑戦し、新しい自分を創造していく素晴らしい時間にしてください!
学校再開に向けた健康管理の徹底と準備を!
来週22日(水)からの再開に向け、各ご家庭では学校だより第2号でお願いした生徒(家族も含めて)の検温をはじめとした健康観察のさらなる徹底をお願いします。
本校では、3月末の部活動Warming Up Week開始時から、生徒に「検温チェック表」を配付し、毎朝の検温の実施をお願いしていました。臨時休業中についても継続して実施いただいているものと思います。
国からのガイドライン
(1)体温37.5度が風邪様症状の発熱の一つの目安ですので、越えた場合には「感染の可能性があるかも・・・」と考え、「積極的休養」を取る
(2)その後、発熱が4日以上続いた場合や倦怠感(だるさ)、息苦しさ、味覚・嗅覚の異常等がある場合には、接触者・帰国者センターに相談・対応
(3)万が一家族に感染者が発生した場合や、生徒が感染確認となった場合については、即、専門機関の指示による対応
(4)生徒が濃厚接触者として認定された場合は、最低でも2週間の健康観察期間をとり、PCR検査の陰性結果が出るまでは自宅・施設・病院等での待機
こうした積極的休養や健康観察のための待機期間のお休みについては、インフルエンザ等と同じく出席停止となります。感染している可能性や感染を拡大する可能性があることから、人との接触を避けるための休みです。その間、風邪様症状が収まったり、特に悪い症状がなければ、自学をしたり、ネット学習教材等を使ってどんどん学習を進めて構いません。
感染リスクについては、今、日本国内で生活している誰しもが、同じ確率の感染リスクを背負っています。家族に感染者との濃厚接触者がいる生徒も、そうでない生徒も、感染の可能性は同じです。
例えばコンビニに買い物に行った時に、売り場や出入口ですれ違った誰かが症状のない感染者だったり、あるいは自覚のない濃厚接触者かもしれません。あなたが出入口の取っ手を触った時、あなたの前に触れた人が感染者で、くしゃみを手のひらで抑えた直後にドアに触れたかもしれません。まさに、そこであなたの手にウイルスが付着する可能性は、全員が同じなのです。大切なのはそこから先、ウイルスが自分の手を媒介として体内に入らないように、手で顔(手・鼻・口などの粘膜部分)に触れないようにする、帰宅後すぐに手洗いする、こまめに消毒する、ウイルスをやっつけられるように早寝早起き朝ごはんと適度な運動で免疫力を高めておくこと等の対策を地道にかつ徹底的に行うことが大切です。
「どこどこの店で感染者が出た」とか「だれだれが感染した」とかいう噂話が広まっている地域もあるようです。又聞きや出どころのわからないいわゆるデマ情報に流されたり動揺したり、むやみに恐れたりすることなく、一つ一つの感染予防対策をしっかりと実施し、自分の健康状態をきっちりと把握し管理してください。感染の可能性は全員に同じく、もちろん自分にもあることを自覚し、マスク着用等の感染防止策の徹底が大切です。
保護者の皆様には、休業期間中の生徒の行動、そして学校再開後の放課後等の行動、特に他の人との接触の実態を把握しつつ、検温を中心とした健康観察と早寝早起き朝ごはんの徹底を通した健康管理、そして手洗い・消毒をお願いします。また、マスクがなかなか手に入らない状況もありますので、手作りマスクを作っていただくのも学校再開への準備となりますのでよろしくお願いします。
Smile Walk Rallyを振り返って
入学式翌日の7日(火)、今となっては臨時休業の前日となりましたが、例年の対面式の形を変え、一堂に会さない形で、新入生に中学校生活を理解してもらうことを目的に「スマイル ウオーク ラリー」を実施しました。
1年生を少人数の班に分け、2年生がツアーコンダクターとして先導し、各委員会・部活動・学校生活の説明会場を、ウオークラリー形式で校内を歩いて回りながら説明を聞きました。
説明する先輩も、話を聞く1年生も、マスクがあるのでなかなか見えにくいのですが、活動中も、活動後もみんなが笑顔になる活動となりました。みんなの英知を集めて、工夫をして教育活動を展開することで、効果は上がるものと信じます。
来週22日(水)からの学校再開では、密閉・密集・密接の「3密を避ける」、あるいはその中の一つでも避けることがコロナ感染防止策として強く求められています。学校ではどのような形で、授業を、給食を、昼休みを、部活動を行っていくかが大きな課題です。3つ揃うと「クラスター」発生となってしまうわけですが、学校の授業や活動は、窓を開けて換気をすることで密閉は避けられるとしても、教室に入った時点ですでに密集、授業の学び合い・話し合い・グループ活動等は密接が日常です。特に、小・中学校の教育活動や、それよりも幼い子供たちが集まる場所での保育や教育において一つの密も避けるということは不可能だと考えます。
大学等で実施しているオンライン授業が実現できる環境整備を求めても、時間的・金銭的・物理的条件等により、その実現は早くても数か月後、数年後となるというのが現実的な考え方だと思います。であれば、現状の施設設備や教室環境を前提として、以下の対策を徹底することが対策の基盤となります。
① できる限り隣の席との間隔の確保 ② 手指の消毒、手洗いの徹底
③ マスク着用徹底による飛沫ゼロの実現 ④ 教室・机等の次亜塩素酸Na液での消毒の徹底
⑤ かぜ様症状の場合の積極的な自宅休養 ⑥ 家族に感染者・濃厚接触者発生時の専門機関との連携
来週からの学校再開の在り方については誰も正解を持っているわけではなく、安心な条件が整っているわけではありません。今この時だからこそ、教師・保護者・地域がみんなで見守り、みんなで育む姿勢で「協働」して、感染拡大を抑えていく対策を模索し、徹底していく連帯感と責任感、そしてお互いの信頼感が求められているのだと思います。
コロナ災禍 制約の中でもできる限り前向きに、創意工夫を凝らして!
今週は、日々刻々と感染者増加のニュースが飛び込み、新学期の学校対応についての文部科学省、県・市教育委員会からの通知も毎日のようにメールで届きました。その都度、変わる部分もあり、また今後の感染状況によっては変更もあるといった内容が多く、まだまだ先が見えない、そして計画したことが何度も変更を余儀なくされる1週間となりました。
実際、昨年度は3月4日からの臨時休業、13日の来賓と1年生のいない卒業式、23日には修了式のないままの3学期の終了、そして27日の放送での離任あいさつと、例年とは全く異なる状況での年度末となりました。そんな中でも、どんな形であっても3年間の節目となる卒業式が実施できたこと、マスクを着けたままでも素晴らしい歌声を響かせてくれた卒業生と在校生の前向きな姿、中学生活でしかできない貴重な経験をさせられたことは、私たち教育にかかわる者としては最高に幸せなことだと感じています。
来週から新学期となりますが、コロナ災禍は卒業式の時よりも悪化しています。制約も厳しさを増していると言わざるを得ませんが、そんな中でも、できることを模索し、生徒の活躍と成長の場、中学生でしか経験できない場を工夫しながら創造し、生徒と教員が協働し、できる限り質の高い経験の場を提供していきたいと思います。
この写真は、例年であれば生徒会対面式という行事を実施していたのですが、今年度は内容・方法を変更して実施するための資料です。例年だと全校生徒が体育館に一堂に会し、1年生と在校生が対面して学校生活や生徒会活動、部活動について実演を見せたりしながら説明をして、1年生に中学校生活の見通しと期待を持たせる会です。しかし今年度は、生徒が一堂に会する場は極力避けること、3密を避けることが最大の感染防止の視点となっていますので例年通りには実施できません。
そこで、日々刻々と状況が変化する中、担当の先生と生徒が話し合って、対面式を「スマイルウオークラリー」として実施する計画に変更しました。在校生にとっては先輩としての活躍の場もあり、中学校生活や生徒会活動、部活動を先輩として見つめなおす機会もあり、1年生にとっては、ワクワクしながら先輩と初めて個々に対面する(距離をとって、マスク着用で)場もありと、できる限り行事本来の目的が達成できるように、生徒みんなが笑顔になるような内容・形式を工夫して行う予定です。
コロナ災禍により様々な制約がある現状ですが、私たち人類には知恵があります。決して後ろ向きにならず、みんなの英知を結集して、学校生活を、教育活動を充実させていきたいと思います。
感染防止に向けた取り組みの徹底!
4月6日の令和2年度第1学期の開始に向け、今週は全職員で消毒作業を徹底的に行いました。
机やイス、ロッカー、各教室・特別教室やトイレ等の出入り口のドアと窓、階段の手すり、給食配膳台や水道の蛇口、トイレの取っ手やボタンなどなど、生徒が手を触れそうなところは徹底して消毒を行いました。次亜塩素酸ナトリウム液を使って拭き、それをふき取る形で消毒を行いました。
生徒も職員も含め校内で感染者が出たり、あるいは生徒の家族が感染して濃厚接触が疑われるような状況になると、また臨時休業が続くようになってしまいます。生徒も先生も保護者も、学校に関係する人一人一人が自分自身の行動に自覚と責任をもって生活していく必要があります。自覚していても,だれが感染しているかわかりませんので、自分自身が感染している可能性を自覚し、だれかと一緒にいるときには、マスク着用の徹底を図っていきましょう。また、外出後には、必ず手洗いを徹底し、家庭に感染源を持ち込まないように心がけることが大切です。