センター事業等
小学校国語科授業力向上講座 ・中学校国語科授業力向上講座
8月2日(火)に福島大学人間発達文化学類教授 佐藤 佐敏先生をお迎えして、小学校国語科授業力向上講座・中学校国語科授業力向上講座を開催しました。
児童生徒を取り巻く様々な問題を踏まえながら、国語科の授業づくりについて具体的な事例をとおして、ご講演をしていただきました。
国語科の「読み」については、佐藤先生から新たな視点で読み解くことにより「解像度を上げて読み解く」ことの面白さを学ばせていただきました。参加された先生方は、より深く、より面白く、“いつも”の教材を読み解くことを経験し、2学期に向けて実践意欲を高めていたようです。
【参加者の感想から】
【小学校】
◇ UDL授業の徹底として、基本的なことを丁寧にやることの大切さを学びました。上達論では、模倣させてから自由に書かせることが大切だと学びました。また、語彙を増やすこと(類語辞典の使用などを)意識していきたいと思います。読みの方略について、様々なスキルを学んだので、児童に身に付けさせ、活用させていきたいと思います。
◇ 具体的な実践から、実際の教材を取り上げてお話しいただいたので授業をするうえで大変参考になりました。教材研究の面でも新たな視点を教えていただいたので、夏休みを利用して、もう一度教材に向き合いたいと思いました。特に表現や言葉にこだわり、児童に伝える教える授業に取り組んでいきたいと強く感じました。
◇ 「弱者ベース」で授業を行うということを2学期から、より意識していきたいと思います。私は1年生を担任しているので、児童のこれからのためにも「読み」がクラスで同じペースになるよう、なぞり読み中心に指導していきたいです。後半の物語ごとのお話では、新たな解釈も知ることができ、とても楽しく聞くことができました。今後の授業の参考にしたいです。
【中学校】
◇ 「ポスト真実」という言葉を本講義で初めて耳にしました。情報の扱いについて、今まさに生徒が、そしてそれ以上に指導者である私たち教師が学んでいく必要があると痛切に感じました。いくつかの教材についてご紹介いただきました。発問や展開をさっそく2学期からの授業に生かしていきたいと思います。大変興味深く勉強になりました。ぜひ来年度も佐藤先生の講座を受講させていただきたいです。
◇ 解像度を上げる詩の授業、とても参考になりました。すぐ活用できそうです。イメージを広げ、生徒に自信をつけさせることができると思いました。作者の情報も効果的に取り入れていきたいと思います。メディアリテラシーの問題など、勉強不足とあきらめてはいけない課題だと思いました。教えていただいたことをもとに、もっとネットに関して生徒とどう向き合ったらよいかを考えて実践に生かしていきたいと思いました。ありがとうございました。
教育課題講座②「今こそ求められる特別活動の教育力 ―集団の教育力の再構築と活用―」
7月15日、昨年度に続き國學院大學の杉田洋教授をお招きして、教育課題講座を行いました。杉田先生からは、特別活動の目標に示された「望ましい集団活動」とは、「互いのよさや可能性を発揮しながら…個が育ち、集団も育つ活動」であり、それを支えるために、誰よりも子どもを信じ、期待し、任せられる教師でありたいというお話がありました。特別活動の教育力のみならず、教育の原点について見つめ直し、杉田先生からたくさんの励ましをいただいた、とても充実した時間でした。
参加者の感想
◇教師が変わらなければ子どもは変わらない。学級会で生き生きと考え、話し合う子どもの姿を目指し、教育者としての技術を磨いていく必要があると感じました。明日から自分も変わらなければ、子ども達のために「やるぞ」という思いになりました。
◇2学期は、子ども達にこんなことを言いたい、こんなふうに接したい、もう一度子どもと学級活動を見直したいという思いでいっぱいです。子ども一人一人に、自分を認め、必要とされている実感をもたせられるような学級をつくりたいです。
◇私たち教員の役目、根幹を見つめ直す時間となりました。学級は変われる!先生って変われる!杉田先生にとても励まされました。私の今の役割を見つめ直し、できることを一歩一歩やっていきたいと思いました。杉田先生のお話は、何度聴いても新たな気付きがあります。やっぱり大切だという確認ができます。頑張ろうという意欲が湧きます。
研修主任研修会①
6月27日に第1回研修主任研修会を行いました。福島県教育庁義務教育課の志賀匡行指導主事による講義では、本県の教育の現状とリーディングスキルを活用した授業づくりについて、わかりやすくお話いただきました。中学校区毎の話合いでは、子ども達の「よめる、つかえる力の育成」に向けた取組について、熱心な協議が行われました。
参加者の感想
◇リーディングスキルを活用した授業づくりについて、具体的な学習の場面を取り上げて分かりやすく提示していただき、授業に生かせる内容が多くありました。研修主任として今日学んだことを先生方に広め、学校全体で授業改善に努めていきたいと思います。
◇リーディングスキルについて具体的に講義いただき、自分達が何気なく行ってきたことの中に、授業改善の視点があったということに気付かされました。リーディングスキルの視点も意識しながら「解像度」を高くして教科書を読みたいと思いました。
◇中学校区毎の班別協議では、それぞれの学校の現職で「読む力」をどのように扱っているのか、リーディングスキルをどのように活用しているのか共通理解を図れたことが大変有意義でした。
タブレット活用訪問研修
タブレット活用訪問研修を、5月に続いて6月、7月に実施しました。
6月 6日 | 佐原小 金谷川小 | 6月 8日 | 瀬上小 飯野小 | 6月 9日 | 大森小 庭坂小 |
6月10日 | 福一小 荒井小 | 6月13日 | 飯坂小 平野中 | 6月14日 | 平野小 |
6月15日 | 三河台小 北沢又小 | 6月17日 | 森合小 蓬莱東小 | 6月20日 | 鳥川小 庭塚小 |
6月21日 | 矢野目小 | 6月22日 | 下川崎小 水保小 | 6月23日 | 南光台小 渡利中 |
6月24日 | 西信中 吾妻中 | 6月27日 | 笹谷小 中野小 | 6月28日 | 立子山小 信陵中 |
6月29日 | 福四小 大笹生小 | 6月30日 | 清水中 | 7月 1日 | 岡山小 岳陽中 |
7月 4日 | 野田小 | 7月 8日 | 鎌田小 吉井田小 | 7月 11日 | 月輪小 平田小 |
7月14日 | 飯野中 福三中 | 7月15日 | 大鳥中 |
※41校(小32校、中9校)
【感想】
◇新しい機能を知ることができました。色々なことができることが分かりました。どのように生かせばいいのか、授業の中で試していきたいと思います。活用することによって児童の学力がしっかりと定着するようにしていきたいです。
◇実際に操作することで身体で覚えられまたし、楽しさを感じました。子どもたちも楽しさを感じられるような活用法を身に着けたいと思います。
◇本日はわかりやすくご指導いただきありがとうございました。いろいろな機能もやってみることで理解できることが多いと思います。本校でも、気軽に研修できる機会をつくっていきたいと思います。
◇授業のどういった場面で効果的に使用することができるかも合わせて説明していただけたので、なるほどと思うことがたくさんありました。
◇養護教諭は、タブレットを使用する機会が少ないのですが、メタモジをおたよりへの活用だけでなく。委員会活動などの場でも使用していけたらいいと思いました。(ポスター作成など)保健指導でも使っていきたいです。
◇短い時間でしたが、質問に丁寧に答えていただき有意義な時間になりました。明日からの学習が楽しくなりそうです。
◇教えていただきながら研修時の課題は何とかクリアすることができます。そういった内容を自分の教科の単元や教材の指導にどう生かしていくかということを積み上げながら学習していきたいと思います。
◇生徒同様、ワクワク感を感じました。我が子もよく小学校の宿題でトマトの成長日記で写真付きで作成したり、リコーダーの録音をしたりしています。そうして使ってきた子たちが中学校に入学すると思うと、私たち中学校教員が使いこなせるようになるのも急務と感じました。今日は暑い中ありがとうございました。
初任者研修 新規採用養護教諭研修 カウンセリング研修
初任者研修 新規採用養護教諭研修 カウンセリング研修が行われました。
6月21日市民会館において、初任者研修 新規採用養護教諭研修 カウンセリング研修が行われました。午前中に宍戸仁美指導主事より教育相談の基礎として、「教育相談の位置づけ」や「教育上の問題」、「教育相談の進め方」などについてお話いただきました。午後は、相馬智子スクールカウンセラーにカウンセリングに関する基礎的な知識や技法等について、演習を通して体験的に理解することを目的として、講義・演習をしていただきました。
初任者の先生方と新規採用養護教諭の先生方は、4月からの自分を振り返り、明日からの実践につなげようと意欲を高めていました。
【受講者の感想より】
◇不登校傾向・不登校児への対応について、児童や保護者の意思を尊重しつつ大切なクラスの一員であることを示すことが必要であり、宍戸指導主事の実践例がとても勉強になった。別室登校でも給食当番や掲示物作成など、できることをやらせ居場所感を与える。そのためには、児童生徒の気持ちに寄り添い、時には興味関心があるものに一緒に取り組むことも必要だとわかった。
◇授業中の立ち歩きや集中していないなど、児童の気になる行動があった時に、まずは教師自身が自分の行動を振り返ったり、授業改善を行ったりしていくことで、児童の行動改善につながることがわかりました。授業に見通しを持たせ、勉強が苦手な児童だけでなく、勉強が得意な児童に対しても「わかる」「楽しい」と思えるような授業を心掛けたいと思いました。
◇相手が勇気をもって話をしていることを自覚し、何を求めているかを的確に捉えて話を聞くことを大切にしたいと思った。また、話を聞くと菌は自然と解決策を考えて、提示してしまうことがあるが、それでは相談者本人の成長につながらないため、受容と傾聴の姿勢を持ち、相手が話の中で問題解決の方向を見つけられるように支えていくようにすると学んだ。
◇生徒を一人の人間として尊重しながら話を聞くことも重要であると知った。偏見をもつことなく肯定的に受け止め、生徒との約束を守ったり、守れないときは断りを入れたりするなどして一個人としての尊重を忘れず対応することが必要だと学んだ。悩んでいる生徒の気持ちを受け止め共感しながら生徒の成長を支援できるよう、相談の際の技法を確認したいと感じた。
小・中学校プログラミング教育実践講座
小・中学校プログラミング教育実践講座を7月5日(火)、6日(水)、7日(木)に開催しました。
前半に「プログラミング教育」の概論についての講義を受講した後,小・中学校区でプログラミング教育への取り組みを共有しました。後半は,本センターにある3つのプログラミング教材を体験しました。
【主催者あいさつ・講義「プログラミング教育概要」・情報交換】
【ブログルによるプログラミング体験】
【m-Botを使ったプログラミング体験】
【micro:bitを用いた「ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツ」体験】
【受講者の感想】
〇「ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツ」の具体的な姿がイメージできずにおりましたので、今回の研修でその一例を示していただけて大変ありがたかったです。
〇正直なところこれまで、プログラミング教育と言われても、どのようなものについて学習するのか想像できていなかった。しかし、今回の研修を通して、プログラミング教育の習いを確認した上で、どのようなことを学ぶべきなのか知ることができました。また、実際に紹介いただいた教材は、どれも楽しみながら学習できるもので、ぜひこれからの授業で活用したいと思えるものばかりであった。
〇プログラミング教育導入の経緯や情報活用能力など、プログラミング教育についてわからない事ばかりであったため大変勉強になった。自分の学校ではどのようなことをしているのかしているのか確認したいと思う。また、さまざまなプログラミング教材を体験することができてよかった。また、中学校区とも連携しいろいろな話を聞けたので、今後の参考になった。学校でもこのような教材を活かしてプログラミング教育をできていければと思う。
〇プログラミング体験が大変興味深いものだった。担任している子どもたちがすぐに活用できそうなものもあった。プログラミングを進めていくことで子どもたちの可能性を広げることにつなげられるよう、出来ることから取り組んでいきたい。また、学校でも周知していきたい。
〇様々な教材を活用したプログラミングが体験でき、これまでは知らなかった活用方法を知ることができました。小学生(特に低中学年)においては、プログラミングが難しいこともあると思っていましたが、アンプラグドプログラミングという言葉を知り、そのような方法で取り入れることもできると分かりました。
〇今年度の全国学力テストに関する内容が出題されていたので、ぜひとも研修を受講したいと思い希望しました。小学校で指導する上で、プログルのソフトはとても活用しやすいと思い、校内でも伝達したいと思います。また、講義を聞いて、小学校で学習したプログラムが、どのように中学校につながるもわかったのでとても勉強になりました。
〇学力テストにもプログラミングに関する問題がいくつか出ていること、大学入試に情報が加わることも踏まえ、これからますますプログラミング教育が大事になってくると感じました。できることから、実践していきたいと思いました。
小学校2年次教員フォローアップ研修 教科等指導研修
小学校2年次教員フォローアップ研修 教科等指導研修
6月17日に小学校2年次教員フォローアップ研修 教科等指導研修が行われました。国語科と算数科の「本質に迫る授業づくり」についての講義では、学校教育課の高澤里美指導主事と菊地一也指導主事による実際の教材を用いた具体的な話から、単元の終わりや振り返りの子どもの姿をイメージして授業をつくることの大切さを学びました。また、小グループに分かれての模擬授業による演習では、よりよい授業にするための協議が活発に行われました。
参加者の感想
◇国語科の教材研究では、「読者として」「授業者として」「指導法の研究として」というように、段階を踏んで教材を読み進めていくことが、より深い教材研究につながることを学びました。
◇算数科の講義をとおして、振り返りから授業を組み立てていくということを学びました。授業をつくるときは、子どもに期待する振り返りを授業者が明確にイメージして、そのような子どもを育てるための手立てや発問を考えるということがわかりました。
◇今回の研修で、模擬授業を受けたり他の先生と協議したりすることをとおして、自分の教材研究の甘さを痛感しました。本時で子どもに何を学ばせ、どのような力をつけたいのかが曖昧なまま授業計画を立てたり、自分のやりたいことをするために手立てを考えたりしていたと反省しました。授業づくりに真剣に向き合っていきたいです。
◇「初心忘るべからず。」初めの思いを忘れないで過ごそうという気持ちはありましたが、未熟さを忘れないようにしようという気持ちはなかったので、全体指導のお話は新鮮でした。その場しのぎの1時間の授業ではなく、単元を見据えた授業づくりの大切さを実感することができました。
外国語教育授業力向上講座
外国語教育授業力向上講座
6月23日(木)に文部科学省初等中等教育局 視学官 直山木綿子氏をお迎えして、外国語教育授業力向上講座を開催しました。
具体的な事例をとおして、評価規準に基づく評価基準の設定が重要であることをお話ししていただきました。また、授業中の活動が目標を達成するために適切な内容なのかを考えて中間指導を行うことが大切であることなど、どの教科の授業づくりにも通じる内容をご講演いただきました。
直山先生のエネルギーあふれるご講演から、参加された先生方も授業改善に向かうパワーをいただいたようでした。
【研修者の感想】
◇直山先生のご講話にまずはたくさんエネルギーをいただくことができた。今回一番大切にしていかなくてはならないと思ったのは、目的・場面・状況を適切に設定した言語活動になっているかということである。そこが目標達成そして評価につながっていく大切な要因になっていくのだと思った。そのためにも、教材研究が大切だと改めて感じた。私も、子どもの姿を追いかけながら目標に向かって言語活動を通して学んでいく外国語の授業になっているか、自分の授業を振り返って、腕を磨いていきたい。
◇評価について大いに勉強になった。「目標」を忘れて活動に没頭する子どもがいるときにその軌道修正ができていない自分を改めなければと感じた。評価規準、難しいけれどそこ在りき、見直していかなければと思った。ありがとうございました。次年度も、直山先生の講演楽しみにしています。
◇事例を踏まえて評価について話してくださり、とてもわかりやすく勉強になりました。自分も授業をしていると、評価規準や目的を忘れてしまう時があると感じ、はっとしました。目的に立ち返り、授業を進めていきます。また、目的・場面・状況の設定が非常に大切なことに気付くことができたのでもっと教材研究をしていきます。
◇中間指導では、教師自身が常に目標を見失わないようにしなければならないと強く感じました。自分の授業を振り返ったときに単語の確認やゲームに時間を使ってしまっているなと反省しました。言語活動の充実、そしてそれ以前にどんな場面設定をするのかが大切なのだと感じました。授業でも言語活動の充実を図っていきたいと思います。
図書館教育担当者研修会
図書館教育担当者研修会
6月15日に図書館教育担当者研修会を行いました。湯野小学校の根本幸枝校長先生からは、「学校の先生方が図書館を活用できなければならない」ことや「図書館教育担当者と学校司書との積極的な連携」の必要性について講義をいただきました。その後、余目小学校の佐藤智子先生と北信中学校の川名有香先生に実践発表を行っていただき、各学校における図書館教育の取組を通して、様々なアイディアを共有することができました。
参加者の感想
◇学校司書との連携、授業における図書館の活用について、充実させていきたいと思いながら、なかなかできていなかったことを認識しました。今、自分の学校に何が足りないのか、明日から何ができるのかを考えることができ、充実した時間になりました。
◇根本校長先生のお話をうかがって「しっかり文を読み、内容を捉え、情報を取捨選択する児童」を育てていきたいと思いました。学習センター、情報センターとしての役割を、担当者だけでなく全職員で理解し、指導にあたっていきたいです。
◇各学校の実践発表がとても参考になりました。自校でも実践してみたいと思うアイディアをたくさん聞くことができたので、早速取り組んでいきたいです。
初任者研修 授業研修①
初任者研修 授業研修①が開催されました!
5月24日(火)福島市市民会館において、初任者研修 授業研修①を行いました。
特別活動や道徳教育、総合的な学習の時間や情報モラルについて研修を行いました。
演習を通して、新たな気づきを得て、明日からの授業改善に生かそうとする姿が印象的でした。
【研修者の感想より】
◇学級経営の充実を図るための要となる学級会の大切さ、指導の基礎・基本について再認識できた。学級会の指導が学習指導や生徒指導、いじめの未然防止につながることを念頭において子ども達と接していきたい。演習では、マトリクスを活用した並列意見の集約(合意形成)の仕方について学んだ。できあがったマトリクスをもとに話合いを「見える化」することにより、合意形成へと導いていけるので実践したい。
◇特別活動の中でも特に学級活動について学んだ。学級活動が重要であることや、特質を改めて確認し、念頭に置くようにしたい。また、「人は欠点に目が行きやすいので反対意見の方が上がりやすい。」というお話から、消去法の話合いにはならないように気をつけたいと強く思った。そのためには、教師の普段からの発言のつなぎ方や発言に関する環境を見直し、適切に整えるようにする。研修を受ける前は、なぜ特別活動の講話をどの教科よりも先に実施するのか疑問に思っていたが、講話を聞き、特別活動を通して、日々の指導や学習環境、取り組ませ方がどれほど重要なのかを実感し学級経営の土台になる部分であるからだと納得した。
◇道徳科の授業は指導書通りに授業を行うのではなく、学級の子ども達の実態に合わせて基本発問や中心発問を考えることも大切だということを学びました。また、心の教育として、新たな自分や友達の考えに気づく時間にできるように授業を構成して行きたいです。
◇教科書会社などによって同じ教材であっても中心発問が違うということ、道徳科の指導案づくりでは、展開から導入、終末という流れで考えることを学んだ。道徳的価値についての課題をとらえ、人間としての生き方についての自覚を養うために価値理解、人間理解、他者理解というものがある。道徳では、一人一人の価値観を引き出したり、登場人物への共感を深めたりするために役割演技や動作化などを取り入れると、ねらいに迫る効果的な授業になると学んだ。
令和4年度 タブレットPC研修会(初級編)
令和4年度タブレットPC研修会(初級編)を、各校に導入されたタブレットPC及び各ソフトウェアを日常的によりよく活用し、教育効果の向上が図れるよう、希望者を対象に6月1日から3日までの3日間、福島市総合教育センターにおいて実施しました。
前半は、全員が「タブレット端末の基本操作」「指導者用デジタル教科書の活用方法」「指導者用タブレットPCの効果的な操作」についての研修を行い、後半は「初歩の基本操作」と「オリジナルの授業ノートの作成」の2つの班に分かれて実施しました。
参加者の皆さんは、授業場面を想像しながら熱心に話を聞いたり、演習に取り組んだりしていました。
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【参加者の感想】
・実際に操作を同時にやることで、理解が深まると感じた。困った時、丁寧に対応いただきありがたかった。
・MetaMojiの使い方が分かり、とてもほっとしました。早速、4年生の社会科の授業で福島県の特色について、作業ノートを作り、児童に書き込みをさせてみたいと思います。
・MetaMojiClassRoomを利用したことがなかったので、今回の研修で基本的な操作を学ぶことができ,大変勉強になりました。また、iPadの授業への活用法、スクリーンショットを利用したワークシートの作成法など、授業ですぐに活用できる内容を学ぶことができ、大変有意義でした。
・一つ一つ丁寧に教えていただいたので、明日から授業に生かせそうです。まだまだ難しい作業はできませんが、とにかく活用し少しずつ使いこなしていきたいです。またの機会がありましたら、研修に参加したいと思います。
・4月に他地区から来たのでこの2か月手探りでメタモジを活用してきましたが、操作の仕方やノートの作り方等確認することができてよかったです。
・タブレット端末を使った授業を行ったことがなく、とてもためになった研修でした。スクリーンショットやメタモジの使い方など勉強になりました。研修の経験を自分の授業で活かしていきたいです。
・すぐに授業で活用できそうな使い方・アイディアをたくさん知ることができ、早く授業で使ってみたい!!と思いました。丁寧に説明していただき、よく分かりました。
・いつもはワークシートをPDFで入れて、それに書き込ませる形をとっているのですが、今回、レイヤーの使い方を教えていただき、ただ書き込むだけではないワークシートの使い方について考えさせられました。PDFをさらに加工していくやり方を身につけていきたいと思いました。モニターの操作についてはまだわからないことも多いので実際に使っていきたいです。
・今まで何となく聞きかじった情報でメタモジを操作してやっていましたが、本日の研修で授業ノート作りにじっくりと取り組むことができて、非常に得るものが大きかったです。バラバラだった知識が繋がり、授業に生かす自信となりました。支援学級の子供たちに有効なノート作りに生かしていくことができます。ありがとうございました。
初任者研修 新規採用養護教諭研修 市内研修 一般研修
〇 4月27日開催 初任者研修 新規採用養護教諭研修 市内研修 一般研修 が開催されました。
4月27日(水)初任者研修 新規採用養護教諭研修 市内研修 一般研修 が行われました。本年度市内の小・中・特別支援学校に着任した初任者・新規採用養護教諭39名の研修の始まりです。
午前中は、教育長講話と教育研修課長講義を行いました。先生方も、緊張気味ではありましたが、自己紹介で「生徒とともに育っていきたい」と教職に対する熱い思いを語る姿がたいへん印象的でした。
午後からは、福島で教育をするものとして「福島ファン」になっていただきたいと考え、初任地である福島市について知り、地域学習に生かせるよう、福島市内施設・観光名所の紹介を行いました。多方面で活躍する7名の皆様に福島の魅力について新任の先生方にご紹介いただきました。
ご協力いただいた皆様
○ 安斎果樹園 安斎忠作 様
○ 土湯温泉観光協会 池田和也 様
こけし工人 阿部国敏 様
○ 高湯温泉観光協会 永山博昭 様
○ ふくしま花案内人 菅野紀子 様
○ 工房 おりをり 鈴木美佐子 様
○ NPO法人0073 永井康統 様
○ 浄土平ビジターセンター 西村真一 様
受講者の感想
○養蚕の仕方や絹織物のよさを知識としてだけでなく、実際に真綿に触れることで品質の上質さや丈夫さなどを学ぶことができた。また、福島県の地域循環型の養蚕のあり方についても面白く、当時の福島市が潤沢で先進的な地域であったことは古関裕而の生きた時代背景と重なると感じた。このことから、地域学習や児童の身近な生活の中で農業やもの作り、または、歴史や文化など関連性があり、そこに気づかせることの重要性を感じた。
○福島がこのように恵まれた環境・土地であるこということを子どもたちにしっかりと伝えていきたいと思います。また、土湯や高湯などの観光地、花見山や浄土平などの自然、こけしや繭などの伝統的なものと、多くの素晴らしいものが福島市にはあるということを忘れてはならないと強く感じました。話を聞く中で、「歴史を大切にするところには未来があり、未来があるところには歴史がある。」という言葉がありました。どんなものにも必ずある歴史を、教員として子どもたちに伝えて行くことで未来に残していくことができると考えます。福島の魅力を私自身がもっと知り、自分の言葉で教えてあげたいです。
特別支援教育実践講座
特別支援教育実践講座「子どもの問題行動への対応」長澤正樹先生の講演会を行いました。
5月26日(木)こむこむ館わいわいホールにおいて、新潟大学教職大学院教授・長澤正樹先生をお招きし、特別支援教育実践講座を実施しました。
今年度は、「子どもの問題行動への対応」という演題で講演いただきました。ユニバーサルプログラムによる学級経営や、子どもが教師と一緒に話し合って決めた約束を子ども自らがチェックするセルフモニタリング、応用行動分析による問題行動への介入など様々な方法を紹介いただくとともに、問題行動分析ツールを活用しての個別の行動支援計画の作成の仕方など参加者体験型で教えていただきました。参加者からは、「自分自身の指導・支援について振り返ると共に、教えていただいたことを今後取り組んでみようと思った研修だった。」など、自分の実践に参考にしたいとの感想が聞かれました。
講演後の質疑応答では、保護者との連携についてもお話しいただきました。
長澤先生の実践的な講演は、参加者の課題解決に向けての方向性につながったようです。
道徳科授業力向上講座
道徳科授業力向上講座「『深い学び』のある道徳科の授業づくり」
5月27日に秋田公立美術大学 副学長の毛内嘉威氏をお招きして、道徳科授業力向上講座を行いました。講演では、たくさんの教材に触れながら、中心発問について考える演習も取り入れていただきました。演習を通して「教師が指導の明確な意図をもつこと」が子どもの深い学びにつながることを再確認することができました。演習でお互いの考えを交流したり、毛内先生に多くの発問例を紹介していただいたりしたことで、参加された先生方の授業づくりに対する意欲が高まりました。
参加者の感想
◇教材とじっくり向き合い、子ども達が生き生きと考えを伝え合い、深めることができるような中心発問を設定し、授業構想を工夫したいと思います。毛内先生の話をうかがって、授業に対して前向きな気持ちになりました。
◇何を理解させ、何を考えさせるのかを明確にすることの大切さを改めて考えることができ、とても充実した時間となりました。同じ教材であっても、ねらいとする内容項目を何にするかで、考えさせることが全く別のことになるので、教師が指導の明確な意図をもつことが大切だと思いました。
◇演習を通して、ねらいを明確にもって教材研究や授業をすることの大切さを実感することができました。教材文に引っ張られてしまうのではなく、まずはねらいを明確にして、子どもが45分間、そしてその後も考え続けることができる発問を練りたいです。あっという間の充実した2時間でした。
教育課題講座①
教育課題講座①「確かな学力の育成」澤井陽介先生講演会を行いました。
5月20日(金)本年度最初の教育課題講座は、大妻女子大学教授(前・文部科学省視学官)澤井 陽介先生をお招きし、こむこむ館わいわいホールにて実施しました。 各地でご講演をされている澤井先生ならではの、今まさに多くの現場の先生方が直面している迷いや悩みに具体的な方向性を示してくださるご講話をいただき、参加者からは、「学習指導要領完全実施も2年目を迎え、授業を変えなくては、と日々悩んでいる私たちの中に光が射してくるようなお話だった。」「子どもたちが、課題意識・目的意識をもって、自分の問いとして解決していく授業を考えていくことが重要だとわかった。」「ICTを活用することで、子どもの考えが見える化でき、協働的な学びにつながることがわかった。」などの感想が聞かれました。 講演後の質疑でも、多くの受講者が挙手して発言する場面が見られ、それぞれにアドバイスをいただきました。澤井先生のテンポのよい話に引き込まれ、あっという間の2時間となりました。 |
令和4年度 第1回タブレット活用訪問研修
令和4年度タブレット活用訪問(第1回)が、タブレット端末及び授業支援アプリ、指導者用デジタル教科書を授業でよりよく活用し、教育効果を高めるために、福島市内の小・中・特別支援学校にICT指導員が訪問して始まりました。
5月2日(月) 清水小 湯野小 5月9日(月) 蓬莱中
5月13日(金) 信夫中 西根中 5月16日(月) 清明小 平石小
5月17日(火) ふくしま支援学校 5月18日(水) 御山小 松川小
5月19日(木) 福島二小 5月20日(金) 杉妻小 北信中
5月23日(月) 水原小 5月24日(火) 佐倉小 福島四中
5月25日(水) 福島三小 福島一中 5月26日(木) 余目小
5月27日(金) 蓬莱小 5月30日(月) 渡利小
5月31日(火) 松陵中
※5月は以上の24校(小14校、中9校、特別支援学校1校)で実施しました。
【研修の様子】
【研修者の感想等】
・教えていただいたことを、忘れずに(忘れる前に)使いたい。
・生徒たちに興味・関心を引けそうな要素がたくさんあるので、がんばります。
・とても温かい雰囲気の中で実施していただきありがたかったです。
・実際に授業形式で練習できるともう少し上達すると思います。
・基本操作についての紙のマニュアルがあると昭和生まれの私にはとってもありがたいです。
・また、タブレットの活用訪問をお願い致します。
・ノート作りに生かしていけるように便利な機能を身につけていきたいと思います。次の研修 が楽しみです。
・まだまだ分からないことがたくさんあるので、もっといろいろな機能を知って、使いこなしたいと思いました。
・いろおいろな質問に答えていただきありがとうございました。
令和4年度第1回ICT推進員研修会
児童生徒に一人一台端末環境の下,ICT機器活用のスキルアップや有効な活用方法等の共有を図るため,令和4年度第1回ICT推進員研修会を4月28日(木)に,ふくしん夢の音楽堂(福島市音楽堂)で実施しました。
研修会では,ICT推進員の役割を確認し,情報モラル教育の推進,端末機の管理・運用、ICTを活用した授業改善などについて研修を深めるとともに,「タブレット端末の活用における校内課題に向けて」の協議を行いました。
令和3年度 ふくしま教師塾修了式・研修報告会
2月10日(木),令和3年度ふくしま教師塾修了式・研修報告会がオンラインで行われました。修了式に引き続き行われた報告会では,塾生一人一人が実施した授業実践を基にしながら,一年間の研修の成果と課題を発表するとともに,各師範から指導助言や励ましの言葉等をいただき,各々にとって一年間の研修を振り返る充実した時間となりました。
3月中旬には,一年間の研修の成果をまとめた「ふくしま教師塾研修報告書」を各学校にお届けします。手に取ってお読みいただければ幸いです。
研修報告会の様子
タブレット活用訪問研修
福島市内の小・中・特別支援学校にICT指導員が訪問し、タブレット活用研修を実施しています。今年度の各学校への訪問は、3回目となります。今回は、各学校の研修ニーズに応じた内容でICT研修を行っています。
11月15日 平石小
11月18日 岳陽中
11月22日 中野小,松川小
11月29日 福島四中
11月30日 渡利小
12月 1日 福島一小,福島四小
12月 3日 鳥川小
12月 7日 岡山小
12月 8日 ふくしま支援学校(2回目)
12月 9日 北信中
12月10日 松陵中,西根中
12月14日 大鳥中
12月15日 大笹生小,清明小
12月16日 大森小,野田小,金谷川小
12月20日 余目小,平田小,鎌田小
12月21日 福島三小,立子山小
12月22日 ふくしま支援学校(3回目)
小学校18校、中学校6校、特別支援学校1校で実施しました。
研修の様子
参加者の感想
・児童の実態や学習のねらいに適したICT機器の活用について経験を重ねたい。
・タブレットや授業支援アプリを積極的に使っていくことが大切だと思った。
・今回の研修で学んだことを生かし、効果的なICT活用ができるよう実践していきたい。
・使い方を覚えて授業に活かしていきたいと思った。
・今回の研修では、授業支援アプリを効率よく操作する方法などを知ることができた。ワークシート作成方法についても、さらに研修を深めたい。
・ICT教育の有効なツールとして、授業支援アプリを使いこなせるようにしていきたい。
・研修に参加し、分からないことを丁寧に教えていただいたので、授業支援アプリを使うことに対するハードルがずいぶん下がった。授業で有効に活用できるように努力したい。
第3回ICT推進員研修会
今年度3回目のICT推進員研修会を12月17日(金)にオンラインで開催しました。
研修会では,岡山小学校と西信中学校のICTを活用した実践事例から,授業改善のポイントや,ICTに係る校内研修の進め方を学びました。
また,「学校教育の情報化」についての伝達講習や,事前に各学校から提出された成果と課題を確認することを通して,今後のICTを活用した教育の推進に向けて共通理解を図りました。
オンライン研修