鳥川小学校日誌

Blog

3年生算数科 わり算

 3年生の算数科は現在、「わり算」の学習を進めています。
 子どもたちはこれまで、九九でできるわり算(例:27÷3)、答えが何十になるようなわり算(例:60÷3)と学習してきました。

 今日10月21日(月)の2校時、1組の教室では、「69÷3」の問題に取り組んでいました。
 答えが何十何になるようなわり算の問題です。

 これまでは、わられる数が60や40など、何十ときりのよい数でした。
 今日は、わられる数が何十から何十何になっています。
 これまでの時間に学習した、60÷3や9÷3が使えるかな?

 多くの子どもたちが、図に表して、わり算の場面がよく分かるようにして考えていました。
 その結果、答えが「23」になることがわかりました。

 では、これを言葉で説明するには、どう言い表したらいいものか・・・

 「69を、60と9にわけて考えて・・・」
 「6÷3は、2で。6は、本当は60だから・・・」
 「10の位の6を3でわって・・・」

 途中まではうまく説明できるんだけど、みんなに分かるように、順序良く話すのって難しいんだよなぁ・・・。
 もやもやするけど、それをクラスみんなで考えます。

 「〇〇さんは~と言ったけど、△△さんはどう? 続けて。」
 「途中まででいいから発表できる? 後は、誰かが助けてくれるから。」
 「〇〇さんの代わりに、誰かつなげて。」

 図・式・言葉を関連付けて、繰り返し、繰り返し。
 ひとりの力では、うまく表現できなかった「考え」も、みんなで言葉をつなげて、続けて、「考え」をよりよいものにしていきます。

 根気強く、がんばって説明しようとする子どもたち、たいしたもんだ。
 いいね、3年生。その調子!!

     

1年生算数科 たしざん

 1年生の算数科は現在、「たしざん」(1位数どうしの繰り上がりのあるたし算)の学習をしています。
 今日10月21日(月)2校時に、それぞれの教室で、「8+4」や「7+4」といった、足される数が大きい場合のたし算の仕方について考えました。

 「どうやって計算しようかな?」

 ただ単に足し算して、答えを出して終わるのではなく、10のまとまりを作ることに着目して計算の仕方を考え、説明することがねらいです。
 子どもたちは、「10 のまとまりをつくればいい。」との見通しをもとに、さくらんぼ計算式で表したり、ブロックや絵図をつかったりしながら、ノートやワークシートに自分の考えを記入します。
 そして、繰り返し、計算の説明を声に出しながら計算していました。

 例えば、8+4では、

 「8は、あと2で10。」
 「4を2と2に分けます。」
 「8と2で10。」
 「10と2で12です。」
 
 と、言葉と結びつけ、順序立てて計算します。
 これまでの学習の様子が書かれた掲示物を参考にしながら、順序よく説明できました。たいしたもんだ。
 
 机の上に余計なものがなくすっきりしているところ、足す数と足される数を区別しながら算数ブロックを並べるところ、書くスピードも上がっていること等々、これまでの学習の積み重ねを感じました。
 4月入学してきたばかりの頃と比べ、ずいぶとみんな、お兄さん・お姉さんになりましたねぇ~。
 1年生、いいね!

           

吾妻山で初冠雪

 今朝10月21日(月)、「20日に吾妻山が初冠雪」とのニュースを目にしました。
 昨年より1日、平年より6日早かったのだそうです。

 下の写真は、校庭から撮影した今朝の吾妻小富士。

 向かって右側の山肌には、白いもの(雪かな?)が見えました。
 上空は、雲ひとつない青空が広がっていました。月も見えました。
 
 20日の県内は寒冷前線の通過後に入り込んだ寒気の影響で冷え込み、10月下旬~11月中旬並みの気温となったとのこと。
 秋が深まってきたのを感じます。
 
 寒さによる体調不良とともに、先週からの手足口病の流行も気になるところです。
 お子さんの体調管理、よろしくお願いいたします。

 

 

5年生家庭科 めざせ、ミシンマスター!

 第5学年では、手縫いの知識や技能を学習した後、ミシン縫いを学習します。
 今日10月18日(金)の1・2校時、5年2組の子どもたちが、家庭科の学習で、ティッシュケースを製作していました。
 ミシン縫いはもちろん、ここまで身につけた技術を使って作ります。

 布地を切って、組み合わせて、縫い合わせたり、ボタンをつけたり・・・。

 まだまだ慣れない面もありますが、子どもたちはみんな真剣な、そして楽し気な表情で取り組んでいます。
 ときには友だちや先生に助けてもらいながら。
 めざせ、ミシンマスター!

        

3年生図画工作科 いろいろうつして

 3年生の図画工作科は現在、紙版画に挑戦しています。
 題材名は「いろいろ うつして」。
 画用紙をベースに作った型紙で、自分で考えた物語の一場面を表現します。
 今日10月18日(金)の1・2校時、1組の教室ては、子どもたちが真剣な表情で画用紙を切り取って糊付けしながら、たくさんの「型」を完成させていました。
 実際に刷るのが楽しみですね。

     

全校集会

 今日10月17日(木)の昼の時間、全校集会(表彰集会)がありました。
 今回は、次の各種コンクール等の賞状伝達を行いました。

【今回の表彰】
(1)第43回福島市小学校体育大会陸上競技大会 
(2)令和6年度地区児童作文コンクール
 
 入賞した皆さん、おめでとうございます。

 また、表彰式につづいて、23日(水)の研究公開日の午後の過ごし方や日々の校内生活・学習時のきまり等について、生徒指導の先生からお話がありました。

   

 

6年生国語科  模型のまち

 今日10月17日(木)の2校時、6年2組の子どもたちが、国語科「模型のまち」を読んで、印象に残った表現をもとに心に残ったこと、みんなで読み深めたいことをまとめていました。

 目で文章を追いながら、静かに考える子。
 手に鉛筆やマーカーを持って線を引きながら考える子。
 教科書のページをいきつ、もどりつ・・・。

「かっちゃんて、誰なのかなぁ。」
「圭太はなぜ、模型のまちを白くつくったのか。」
「真由は、なんで、転校生に興味を持ったのだろう。」
「なぜ、かっちゃんたちと遊んだときは、色がついた?」
「かっちゃんたちとのできごとは、夢なのか? それとも現実なのか?」
「亮が、かっちゃんに会えたのはなぜ。」 などなど

 自分の感想や疑問は、デジタルで作成された一覧表にある、自分の記入欄にタブレットで入力します。
 そしてこの一覧表は、他の友だちが何を書いたのかすぐに共有しあえるようにもなっています。
 じつに多様な観点、多様なレベルで記述されているのがわかります。

 リアルタイムで友だちの考えを知ることができるので、うまく言葉にできなかった自分の思いを、友だちの記述を参考にしながら入力する子もいました。
 また、自分一人では気づかなかった点も、友だちの記述によって、「ほんとにそうだな。」と共感したり、「私はこう思った。」と新たな視点で考えなおしたり、「なんだ、そういうことか。」と読みの不足したことから生じる誤解が解決されたりする子もいました。

 リアルタイムで交流することで、一人一人が「この物語から、××のことを読み進めようかな。」「〇〇について、読み進めてみたいな。」と、読みの方向性を見出すことがてきたようです。

 次の時間にあらためて、個の「問い」を交流しあい、クラス全員で学ぶ「問い」にします。
 きっと、この時間には、まだ輪郭がはっきりとしなかった「問い」が、よりはっきりとしてくることでしょう。

 自分たちが作った「問い」。
 一人一人が課題意識をもち、意欲的に読みあじわうことができそうです。

           

1年生図画工作科 いっぱい使って何をしよう

 今日10月16日(水)の3・4校時、1年2組教室の前を通りかかると、「イェーイ!」「やったぁ!」と、何やらとても、楽しそうな声が教室から聞こえてきます。

 のぞいてみると、子どもたちはグループになって、図画工作科「いっぱい使って何をしよう」の学習です。
 たくさん集めて持ってきた箱を使っての、造形遊びで盛り上がっていました。

 バランスよく組み合わせたり、自分の作りたい形に近づくように配置を変えたり・・・。

「タワーを作ろう。」
「私の身長より高く!」
「もっと高く、もっと高く。」

「お城を作ろうよ。」
「こっちは塔ね。」
「ここには門を作ろう。」

 活動しながら、どんどん発想が広がっていきます。
 机を移動させ、広くなった教室のスペースにたくさんの箱を広げて、子どもたちは楽しく活動に取り組んでいました。
 保護者の皆様、空き箱等の材料集めに協力していただき、ありがとうございました。

           

5年生総合 東日本大震災について

 5年生の総合的な学習の時間は、「防災・減災」をテーマに設定して、学習を展開しています。
 今日10月15日(火)の2校時は、1・2組合同で、東日本大震災時の被災状況についての調べ学習に取り組んでいました。

 被災状況といっても、面積の広い福島県では、「浜・中・会津」それぞれの地域によって状況が異なります。
 そこで、5年生では「浜・中・会津」の3地域ごとにグループ分けをして、それぞれの被災状況について、調べ学習をすすめていました。

 特に、浜通りの「津波災害」や「原子力災害」については、1学期に実施した宿泊学習で訪れた「いわき震災伝承みらい館」での学びが役に立ちそうです。
 また、そのほかの地域を選択したグループでは、10月下旬に訪問する予定の「コミュタン福島」の見学からも、何かしら、新たな学びができそうです。

 5年生は、現在10~11歳。震災後に生まれた子どもたちです。
 直接、東日本大震災を経験したわけではありませんが、東日本大震災で大きく被災した福島に生き、今年1月の能登半島での地震や8月の南海トラフ巨大地震注意のニュースにも接しています。
 子どもたちが、震災や原発事故のことを知り、自分たちに何ができるかを考え行動することは、とても大切なこと。

 今後、学びを進めていく中で、何を感じ、何を思うのか・・・。
 子どもたちの学習のまとめを見聞きするのが楽しみです。
     

 

5年生算数科 分数の倍

 今日10月11日(金)の3校時、5年1組の教室では、算数科「分数の倍」の学習に取り組んでいました。
 この時間の問題は、「白テープ4m、赤テープ5m、青テープ6mのとき、赤のリボンの長さをもとにすると、白、青のリボンの長さはそれぞれ何倍になるか?」

 子どもたちはこれまでに学習してきた「整数倍」や「小数倍」のことを思い出しながら、数直線やテープ図を使って考え、分数を用いても何倍を表すことができることを導いていました。

 授業中、自分の考えを発表する際、何人もの子どもが代わる代わる黒板の前に出てきて、

「赤のリボンは5mで、それを1としたとき、白は4mところだから、1を5つに分けたうちの・・・」
「赤のリボンの5をもとにして考えたとき、青リボンは6だから・・・」
「赤のリボンは1だから、5分の5と考えて・・・」

と、倍を求める方法について、「テープ図」と「数直線」と「式」とを、差し棒で指しながら、友だちに向けて説明する場面がありました。

 「別の人が発表したから、自分は発表しなくていいや。」ではなく、「ぼくは」「わたしは」「僕はこんな言い方で」「わたしだったらこう」といった具合。

 さらに、前の人の発言をしっかり聞いているので、次の人の説明の仕方は、だんだんと洗練されてきます。

いい学び方です。

 自分の言葉で語る、言い表すことで、理解はより確実になります。
 話を聞いて、分かったつもりになる・・・ということは、よくあること。
 聞いている人に説明できてこそ、「本当に理解した」といえるでしよう。

 また、意見を交流しあい「考え」がよりよいものになってくので、友だちと共に学ぶことの価値も実感できます。

「〇〇くんとおなじで~す。」で終わらせず、自分の言葉で説明しようとする子どもたち、たいしたもんだ。

 日々の授業の中、「どうしてそのやり方になるの?」「同じ意見でもいいから、お話してみて。」「別な言い方でも言えますか?」と言葉かけ、考える力や説明する力を高める学習を大切にしています。