学校日誌

2020年7月の記事一覧

ストレスとのつきあい方 ~「こころの教室」を開催~

 10日(金)午後,福島大学「子どものメンタルヘルス支援事業推進室」の協力で,1年生全クラスを対象に「こころの教室」を開催しました。講師は福島大学の佐藤則行先生と中村志寿佳先生にお務めいただきました。
   このプログラムは,子どもたちの「心の回復力・生活の中の対処能力を向上させ,安定を図る」ことを目的に,福島県内の小・中・高等学校で開催されており,本校では昨年,一昨年に引き続き3度目の開催となります。
   今回は「ストレスとのつきあい方」をテーマに,各学級50分で行われました。

   「ストレスは大人になってもなくなることはありません。これからもストレスと上手に付き合うことが大切です。」という言葉から授業がスタートしました。
 最初は朝起きてからお昼までの「自分の『行動』を振り返る」ワークを行いました。「起きる」「食事をする」「話をする」「ノートに書く」など,普段行っていることを書き出しました。その後,書き出した自分の行動が「適応行動(問題が生じないために普段当たり前に取れている行動)」であることをグループの友達同士で認め合いました。当たり前に「食事をする」ことは,授業に集中できたり元気に運動に参加できることに繋がっているなど,自分の良いところは人と比べる必要がなく,特別なものでなくてよいことを実感することができました。
   次に「気持ちを切り替える」ワークをしました。「楽しいこと(もの)」「リラックスできること(もの)」などの肯定的な気持ちに繋がる出来事やものを書き出しました。さらに,グループの意見を参考に幅広く考えて見つける作業を通して,肯定的なことはポジティブな気持ちに繋がることや,実践することで気分転換になる「チャンネル」を増やすことの大切さを理解しました。
   今後,16日(木)には3年生,20日(月)には2年生が同じプログラムを受講する予定です。

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道徳の授業の充実に向けて ~小中連接授業研究会~

 8日(水)午後,小中連接授業研究会を兼ねた校内研修会を実施し,各学年一学級ずつ道徳の授業を公開しました。1年生は,2組で志賀裕美教諭が『ひまわり』を教材に生命の尊さについて考える授業を,2年生は,1組で渡邊かおり教諭が『段ボールベッドへの思い』を教材に勤労の意味について考えを深める授業を,3年生は,3組で佐藤由美子教諭が『三年目の「ごめんね」』を教材に自主的・自律的に責任ある行動をしていこうとする判断力や心情を育てる授業を展開しました。
  それぞれの授業は,所属学年の教員に加え清水小学校の先生方にも参観いただきました。さらに,1年生の授業には庭塚小学校長の渡邉かほる様,2年生の授業には北信中学校副校長の佐藤裕子様,3年生の授業には岡山小学校長の宮武泰様に指導助言者として参加いただきました。
   多くの参観者が見守る中,いずれの授業においても生徒たちは,教師の指示や発問をよく聞き,自分の考えをノートに書き込んだり,発表したりするなど真剣な態度で取り組んでいる姿が印象的でした。
   授業後の事後研究会においては,道徳の授業の向上に向けて積極的な意見交換が行われるとともに,指導助言者からも授業改善につながる適切な助言をいただくなど,今後の授業の充実,さらには10月30日の公開授業に向けて,たいへん有意義な研修の機会となりました。

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