学校日誌

2020年9月の記事一覧

インターネット依存防止について意見交換 ~学校保健委員会~

   17日(木)午後,今年度の学校保健委員会を開催しました。
   学校保健委員会は,学校における健康に係る諸問題を協議し,学校と家庭,地域社会が連携して,生徒の「健康づくり」を推進する組織として位置付けられています。本委員会の開催は,生徒が充実した学校生活を送るための基盤となる「心身の健康」にとってとても重要であり,その成果は楽しい学校生活の基盤づくりや,学力向上につながると考えております。
   本年度は「インターネット依存防止」をテーマに設定しました。まず最初に,本校生徒のインターネット使用に関するアンケートの結果について担当から説明をしました。その後,学校医の鴫原先生から「中高生のネット依存やトラブル」と題して,お話をいただきました。最後に,参加者を3つのグループに分け,学校におけるネット依存を防ぐための働きかけ,家庭におけるネット利用の現状等について意見交換をしました。学校からは,長時間のネット利用が原因と思われる生徒の現状をお伝えするとともに,家庭における保護者のジレンマや苦悩についても知ることができました。
  協議の後,ご多用中のところ参加いただいた3名の先生方から貴重なお話を頂戴しました。学校医の鴫原先生からは「ネット利用のルール作り」について,学校歯科医の桑名先生からは「ブラッシングの生活習慣の確立」について,学校薬剤師の荒井先生からは「薬に依存しない生活とアルコール消毒」についてご教授いただきました。
   それぞれの立場から,テーマに関する現状や課題が示され,実行可能な対応策等を共有化できたことは,参加した教職員やPTA役員の方々にとって,貴重な研修の機会となりました。

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さまざまな職業の模擬体験をしました ~2年出前講座~

 9日(水)午後,2年生は「ときめき仕事体験出前講座」を受講しました。この講座は,一般法人福島県専修学校各種学校連合会の主催によるもので,県内にある専修学校で指導にあたられている先生方を講師としてお招きし,実習を含めた90分間の講義をしていただきました。
 2年生は,本来であれば一学期に中学生ドリームアップ事業の職場体験を行う予定でしたが,新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となりました。それに代わるものとして計画したのがこの「ときめき仕事体験出前講座」です。    上記の5つの講座に分かれて受講した生徒たちは,実習を含め90分間という長時間にもかかわらず,集中して取り組んでいました。働くことの喜びと同時に,職責の重さも感じることができた貴重な体験となりました。

 

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「お鷹ぽっぽ」の絵付けに挑戦! ~1年出前講座~

 3日(木)午後,1年生は笹野一刀彫の絵付けを体験しました。
 本来であれば,この日は校外学習で米沢市においてフィールドワークや体験学習を行う予定でしたが,新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となりました。そこで,体験学習の一つとして計画していた笹野一刀彫の工人(職人)さんに出前授業を依頼したところ,快くお引き受けいただき実現したものです。
   笹野一刀彫は,山形県米沢市の南部にある笹野地区で代々受け継がれている伝統工芸品です。その歴史は古く,千数百年の歴史を持つと言い伝えられています。材料となるコシアブラの木を サルキリと呼ばれる独特の刃物一刀で彫り上げていくことから,『笹野一刀彫』と呼ばれています。鷹をかたどった「お鷹ぽっぽ」が有名ですが,その他に鶏(にわとり)や梟(ふくろう),干支などその種類は数十種類になります。
   今回講師として来校された3名(小山泰弘さん,佐藤和憲さん,佐藤和寛さん)は,地元で「おたか三兄弟」と呼ばれる地元出身の若手の工人さんで,伝統工芸の継承と新たな作品の創作に日々奮闘しているそうです。
   生徒は,下絵が施された鷹の彫刻に,筆を使い目や羽の模様など墨で書き入れる作業に挑戦しました。普段使い慣れない細い筆と墨に苦戦しながらも,約40分の作業時間内に,個性豊かな「お鷹ぽっぽ」を完成することができました。

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