学校日誌

カテゴリ:校長室から

令和2年度 福島市立清水中学校 卒業証書授与式 ~校長式辞~

 昭和59年4月に,新生清水中学校として開校以来,第37回目の卒業生となった148名の皆さん,卒業おめでとう。心からお祝い申し上げます。皆さんと私が一緒に過ごしたのは,2年間でしたが,授業や学校行事,部活動に真剣に励む姿は,「自立と共生」を校訓とする本校の歴史に,確かな1ページを刻んでくれました。
 今年度,修学旅行や青柳祭などの校内行事や中体連大会や吹奏楽コンクールなどの対外的な行事において,皆さんのはじける笑顔や歓喜の涙の瞬間の目撃者となることは叶いませんでした。中学3年生は一生に一度ですから「残念」という言葉では足りないかもしれません。ただ,この新型ウイルスに苦しんだ経験は人の気持ちを理解する上でとても重要だったと思います。世の中,思い通りにいかなくても,誰かの批判をするのではなく,誰かのために力を発揮できる強い人でいてください。
    先行きが見通せない状況下において,皆さんは,6月から7月にかけて,部活動を通して1,2年生にかけがえのない財産を残してくれました。県大会の中止が決まり,代替の地区大会の開催も危ぶまれる中,部活動ができる喜びを感じつつ練習に汗を流す姿から,下級生はたくさんのエールを受け取ったはずです。さらに9月から10月にかけては,実行委員を中心に青柳祭の準備活動を通して,生徒会活動の伝統を繋いでくれました。また,音楽堂で開催した3年生の合唱発表会の演奏は,VTRで視聴した1,2年に,自分たちが到達すべき目標を明確に示してくれました。コロナ禍という前代未聞の制約された環境において,最上級生としてのあるべき姿を精一杯表現してくれた卒業生の皆さん。本当にありがとう。
   私には,生涯にわたり持ち続けて欲しい,そして身近な人に伝えて欲しい「三つの心」があります。それは,2学期の終業式で話をした「感謝の心」,3学期の始業式で話をした「思いやりの心」,そしてこれから話をする「素直な心」です。
 パナソニックの創設者である松下幸之助氏は,「素直な心」を次のように定義しています。

   「素直な心」とは,何物にもとらわれることなく,物事の真実を見る心。だから「素直な心」になれば,何が正しいか,何をなすべきかということを,正しく把握  できるようになる。つまり「素直な心」は,人を強く正しく聡明にしてくれるのである。

    ここでいう「素直な心」とは単に従順であるという意味ではありません。自分自身のいたらなさを認め,謙虚な姿勢をもち,本来の正しさを見極められる心です。そして,周りの人に対しても,自分自身にも素直になることです。
 皆さんには,これから多くの素晴らしい出会いが待っています。人との出会い,本との出会い,そして夢との出会いなどです。人生を左右する出会いもあるでしょう。出会いのチャンスを逃さず,正しい判断をするためには,本来の正しさを見極められる「素直な心」をもつことが重要です。そのためにも,様々なことに挑戦し,多くの経験を積み,深く学び続けることが大切です。そして,多くの経験を積んだり,深く学んだりすることにより,夢は自ずと見つかります。夢を見つけたら,それを夢のままで終わらせないために,自分の現実に照らして一段高い具体的な目標を掲げ,着実に努力をし続けてください。努力は必ず成果をもたらします。成果のあるところに感動があります。その感動の先に次の夢が生まれます。人生は夢と感動の連続です。「素直な心」をもち笑顔で溢れる人生を歩んでほしいと思います。
   「感謝の心」,「思いやりの心」,そして「素直な心」。この「三つの心」は,皆さんの夢を実現するための,幸福な人生をおくるためのパスポートになると私は信じています。
    保護者の皆様,3年前の入学の日を思い浮かべますと,心身ともに,たくましく成長した我が子の姿に,喜びもひとしおかと存じます。お子様の成長にあわせて,まさに,一喜一憂した3年間だったのではないでしょうか。今,確かなことは,お子様が,自分が求める夢に向かって,自分の足で歩き出そうとしていることです。義務教育からの卒業を,心よりお祝い申し上げます。
    卒業生の皆さん。さあ,志高く夢を持ち,新しい世界に向かって,胸を張って飛び立ってください。皆さんの前途に幸多かれと祈り,式辞といたします。
 

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音楽堂に美しいハーモニーを響かせました ~第3学年合唱発表会~

 校内合唱コンクールの代替行事となる,3年生による合唱発表会を,21日(水)に福島市音楽堂で開催しました。
  コロナウイルス感染防止のため,室内での合唱練習が人数やスペースの関係で制約を受ける中,3年生はこの日のために学級のメンバーが団結し練習に励んできました。コンクールであれば最優秀賞を受賞した学級のみが立つことができる音楽堂の舞台ですが,今年は全ての学級が合唱を披露する場となりました。
  音楽堂には,平日にもかかわらず多くの保護者が来場され,3年生が奏でるハーモニーに耳を傾けていました。私も,3年生にとって中学生活の思い出の1ページに刻まれることを願いながら,客席で合唱を鑑賞しました。演奏を終えた生徒たちの多くが,達成感のある表情を見せていたのが印象的でした。

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清水中の伝統を繋ぎました ~青柳祭開催~

 10月19日(月),本年度の青柳祭を開催しました。
 新型コロナウイルス感染防止対策のため,「校内合唱コンクールの中止」,「全校生が体育館に集まってのイベント中止」,「保護者・来賓の参観禁止」という制約の中,下記のようなローテーションによる学年を単位とした三部構成(各1時間)での開催となりました。

 

 

 

 

 

 

 

  来年度以降の青柳祭へ思いをはせ,私から以下の話をしました。

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県北新人大会の結果

 10月3日(土)から10月18日(日)にかけて,週休日を利用して実施された協会主催の県北新人大会の結果をお知らせします。
 チーム戦では軟式野球が優勝,ソフトテニス男子団体が第3位となり,ともに県大会への出場権を獲得しました。個人戦ではソフトテニス男子の3ペアが県大会へ出場します。

 県大会は,野球が10月25日(日)に県営あづま球場(第1試合9:30開始)で,ソフトテニスの個人戦が10月31日(土),団体戦が11月7日(土)に,福島市庭球場で開催されます。また,オープン参加となるハンドボールの県大会は,11月7日(土),8日(日)に川俣町体育館で開催されます。

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支部中体連新人総合大会の結果

 9月30日(火)から10月1日(木)にかけて実施された支部中体連新人総合大会の結果をお知らせします。
 チーム戦では軟式野球とソフトテニス男子団体が見事優勝を果たしました。個人戦でもソフトテニス男子で,ベスト4を独占するなど,立派な成績を残しました。
  今後,協会主催の県北大会が,種目ごとに週休日を利用して開催されます。各部とも県大会への出場権獲得を目指して頑張ってほしいと思います。

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