学校日誌

カテゴリ:校長室から

令和2年度 福島市立清水中学校 卒業証書授与式 ~校長式辞~

 昭和59年4月に,新生清水中学校として開校以来,第37回目の卒業生となった148名の皆さん,卒業おめでとう。心からお祝い申し上げます。皆さんと私が一緒に過ごしたのは,2年間でしたが,授業や学校行事,部活動に真剣に励む姿は,「自立と共生」を校訓とする本校の歴史に,確かな1ページを刻んでくれました。
 今年度,修学旅行や青柳祭などの校内行事や中体連大会や吹奏楽コンクールなどの対外的な行事において,皆さんのはじける笑顔や歓喜の涙の瞬間の目撃者となることは叶いませんでした。中学3年生は一生に一度ですから「残念」という言葉では足りないかもしれません。ただ,この新型ウイルスに苦しんだ経験は人の気持ちを理解する上でとても重要だったと思います。世の中,思い通りにいかなくても,誰かの批判をするのではなく,誰かのために力を発揮できる強い人でいてください。
    先行きが見通せない状況下において,皆さんは,6月から7月にかけて,部活動を通して1,2年生にかけがえのない財産を残してくれました。県大会の中止が決まり,代替の地区大会の開催も危ぶまれる中,部活動ができる喜びを感じつつ練習に汗を流す姿から,下級生はたくさんのエールを受け取ったはずです。さらに9月から10月にかけては,実行委員を中心に青柳祭の準備活動を通して,生徒会活動の伝統を繋いでくれました。また,音楽堂で開催した3年生の合唱発表会の演奏は,VTRで視聴した1,2年に,自分たちが到達すべき目標を明確に示してくれました。コロナ禍という前代未聞の制約された環境において,最上級生としてのあるべき姿を精一杯表現してくれた卒業生の皆さん。本当にありがとう。
   私には,生涯にわたり持ち続けて欲しい,そして身近な人に伝えて欲しい「三つの心」があります。それは,2学期の終業式で話をした「感謝の心」,3学期の始業式で話をした「思いやりの心」,そしてこれから話をする「素直な心」です。
 パナソニックの創設者である松下幸之助氏は,「素直な心」を次のように定義しています。

   「素直な心」とは,何物にもとらわれることなく,物事の真実を見る心。だから「素直な心」になれば,何が正しいか,何をなすべきかということを,正しく把握  できるようになる。つまり「素直な心」は,人を強く正しく聡明にしてくれるのである。

    ここでいう「素直な心」とは単に従順であるという意味ではありません。自分自身のいたらなさを認め,謙虚な姿勢をもち,本来の正しさを見極められる心です。そして,周りの人に対しても,自分自身にも素直になることです。
 皆さんには,これから多くの素晴らしい出会いが待っています。人との出会い,本との出会い,そして夢との出会いなどです。人生を左右する出会いもあるでしょう。出会いのチャンスを逃さず,正しい判断をするためには,本来の正しさを見極められる「素直な心」をもつことが重要です。そのためにも,様々なことに挑戦し,多くの経験を積み,深く学び続けることが大切です。そして,多くの経験を積んだり,深く学んだりすることにより,夢は自ずと見つかります。夢を見つけたら,それを夢のままで終わらせないために,自分の現実に照らして一段高い具体的な目標を掲げ,着実に努力をし続けてください。努力は必ず成果をもたらします。成果のあるところに感動があります。その感動の先に次の夢が生まれます。人生は夢と感動の連続です。「素直な心」をもち笑顔で溢れる人生を歩んでほしいと思います。
   「感謝の心」,「思いやりの心」,そして「素直な心」。この「三つの心」は,皆さんの夢を実現するための,幸福な人生をおくるためのパスポートになると私は信じています。
    保護者の皆様,3年前の入学の日を思い浮かべますと,心身ともに,たくましく成長した我が子の姿に,喜びもひとしおかと存じます。お子様の成長にあわせて,まさに,一喜一憂した3年間だったのではないでしょうか。今,確かなことは,お子様が,自分が求める夢に向かって,自分の足で歩き出そうとしていることです。義務教育からの卒業を,心よりお祝い申し上げます。
    卒業生の皆さん。さあ,志高く夢を持ち,新しい世界に向かって,胸を張って飛び立ってください。皆さんの前途に幸多かれと祈り,式辞といたします。
 

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音楽堂に美しいハーモニーを響かせました ~第3学年合唱発表会~

 校内合唱コンクールの代替行事となる,3年生による合唱発表会を,21日(水)に福島市音楽堂で開催しました。
  コロナウイルス感染防止のため,室内での合唱練習が人数やスペースの関係で制約を受ける中,3年生はこの日のために学級のメンバーが団結し練習に励んできました。コンクールであれば最優秀賞を受賞した学級のみが立つことができる音楽堂の舞台ですが,今年は全ての学級が合唱を披露する場となりました。
  音楽堂には,平日にもかかわらず多くの保護者が来場され,3年生が奏でるハーモニーに耳を傾けていました。私も,3年生にとって中学生活の思い出の1ページに刻まれることを願いながら,客席で合唱を鑑賞しました。演奏を終えた生徒たちの多くが,達成感のある表情を見せていたのが印象的でした。

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清水中の伝統を繋ぎました ~青柳祭開催~

 10月19日(月),本年度の青柳祭を開催しました。
 新型コロナウイルス感染防止対策のため,「校内合唱コンクールの中止」,「全校生が体育館に集まってのイベント中止」,「保護者・来賓の参観禁止」という制約の中,下記のようなローテーションによる学年を単位とした三部構成(各1時間)での開催となりました。

 

 

 

 

 

 

 

  来年度以降の青柳祭へ思いをはせ,私から以下の話をしました。

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県北新人大会の結果

 10月3日(土)から10月18日(日)にかけて,週休日を利用して実施された協会主催の県北新人大会の結果をお知らせします。
 チーム戦では軟式野球が優勝,ソフトテニス男子団体が第3位となり,ともに県大会への出場権を獲得しました。個人戦ではソフトテニス男子の3ペアが県大会へ出場します。

 県大会は,野球が10月25日(日)に県営あづま球場(第1試合9:30開始)で,ソフトテニスの個人戦が10月31日(土),団体戦が11月7日(土)に,福島市庭球場で開催されます。また,オープン参加となるハンドボールの県大会は,11月7日(土),8日(日)に川俣町体育館で開催されます。

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支部中体連新人総合大会の結果

 9月30日(火)から10月1日(木)にかけて実施された支部中体連新人総合大会の結果をお知らせします。
 チーム戦では軟式野球とソフトテニス男子団体が見事優勝を果たしました。個人戦でもソフトテニス男子で,ベスト4を独占するなど,立派な成績を残しました。
  今後,協会主催の県北大会が,種目ごとに週休日を利用して開催されます。各部とも県大会への出場権獲得を目指して頑張ってほしいと思います。

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インターネット依存防止について意見交換 ~学校保健委員会~

   17日(木)午後,今年度の学校保健委員会を開催しました。
   学校保健委員会は,学校における健康に係る諸問題を協議し,学校と家庭,地域社会が連携して,生徒の「健康づくり」を推進する組織として位置付けられています。本委員会の開催は,生徒が充実した学校生活を送るための基盤となる「心身の健康」にとってとても重要であり,その成果は楽しい学校生活の基盤づくりや,学力向上につながると考えております。
   本年度は「インターネット依存防止」をテーマに設定しました。まず最初に,本校生徒のインターネット使用に関するアンケートの結果について担当から説明をしました。その後,学校医の鴫原先生から「中高生のネット依存やトラブル」と題して,お話をいただきました。最後に,参加者を3つのグループに分け,学校におけるネット依存を防ぐための働きかけ,家庭におけるネット利用の現状等について意見交換をしました。学校からは,長時間のネット利用が原因と思われる生徒の現状をお伝えするとともに,家庭における保護者のジレンマや苦悩についても知ることができました。
  協議の後,ご多用中のところ参加いただいた3名の先生方から貴重なお話を頂戴しました。学校医の鴫原先生からは「ネット利用のルール作り」について,学校歯科医の桑名先生からは「ブラッシングの生活習慣の確立」について,学校薬剤師の荒井先生からは「薬に依存しない生活とアルコール消毒」についてご教授いただきました。
   それぞれの立場から,テーマに関する現状や課題が示され,実行可能な対応策等を共有化できたことは,参加した教職員やPTA役員の方々にとって,貴重な研修の機会となりました。

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さまざまな職業の模擬体験をしました ~2年出前講座~

 9日(水)午後,2年生は「ときめき仕事体験出前講座」を受講しました。この講座は,一般法人福島県専修学校各種学校連合会の主催によるもので,県内にある専修学校で指導にあたられている先生方を講師としてお招きし,実習を含めた90分間の講義をしていただきました。
 2年生は,本来であれば一学期に中学生ドリームアップ事業の職場体験を行う予定でしたが,新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となりました。それに代わるものとして計画したのがこの「ときめき仕事体験出前講座」です。    上記の5つの講座に分かれて受講した生徒たちは,実習を含め90分間という長時間にもかかわらず,集中して取り組んでいました。働くことの喜びと同時に,職責の重さも感じることができた貴重な体験となりました。

 

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「お鷹ぽっぽ」の絵付けに挑戦! ~1年出前講座~

 3日(木)午後,1年生は笹野一刀彫の絵付けを体験しました。
 本来であれば,この日は校外学習で米沢市においてフィールドワークや体験学習を行う予定でしたが,新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となりました。そこで,体験学習の一つとして計画していた笹野一刀彫の工人(職人)さんに出前授業を依頼したところ,快くお引き受けいただき実現したものです。
   笹野一刀彫は,山形県米沢市の南部にある笹野地区で代々受け継がれている伝統工芸品です。その歴史は古く,千数百年の歴史を持つと言い伝えられています。材料となるコシアブラの木を サルキリと呼ばれる独特の刃物一刀で彫り上げていくことから,『笹野一刀彫』と呼ばれています。鷹をかたどった「お鷹ぽっぽ」が有名ですが,その他に鶏(にわとり)や梟(ふくろう),干支などその種類は数十種類になります。
   今回講師として来校された3名(小山泰弘さん,佐藤和憲さん,佐藤和寛さん)は,地元で「おたか三兄弟」と呼ばれる地元出身の若手の工人さんで,伝統工芸の継承と新たな作品の創作に日々奮闘しているそうです。
   生徒は,下絵が施された鷹の彫刻に,筆を使い目や羽の模様など墨で書き入れる作業に挑戦しました。普段使い慣れない細い筆と墨に苦戦しながらも,約40分の作業時間内に,個性豊かな「お鷹ぽっぽ」を完成することができました。

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高等学校説明会を開催

   本年度の高等学校説明会を,各高等学校から講師の先生をお呼びして,8月26,27日に開催しました。本来ならば6月下旬に予定しておりましたが,新型コロナウイルス感染拡大の影響で二学期に延期したものです。
   例年は,3年生が,体育館で一斉に全ての学校の説明を聞く形式で実施していましたが,本年度は三密を避け,熱中症対策も兼ねて冷房の効いた三つの特別教室に分散しての開催となりました。
   生徒は,両日とも午後の2時間で希望した4校(2日間で8校)の説明を聞きました。本年度は,体験入学を実施しなかった高等学校もあり,講師の先生の説明に真剣に耳を傾けている生徒の姿が印象的でした。また,講師の先生方も自校をPRする絶好の機会と捉え,映像資料を交えながら特色ある学校のカリキュラムや部活動について熱心に説明をされていました。
   この説明会をきっかけに「入りたい学校」が見つかった生徒は,今後の学習に前向きなモチベーションをもって取り組んでほしいと思います。そして,できるだけ早い時期に「入れる学校」となるよう実力を伸ばし,自信を持って入試の日を迎えることができればと願っております。

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ストレスとのつきあい方 ~「こころの教室」を開催~

 10日(金)午後,福島大学「子どものメンタルヘルス支援事業推進室」の協力で,1年生全クラスを対象に「こころの教室」を開催しました。講師は福島大学の佐藤則行先生と中村志寿佳先生にお務めいただきました。
   このプログラムは,子どもたちの「心の回復力・生活の中の対処能力を向上させ,安定を図る」ことを目的に,福島県内の小・中・高等学校で開催されており,本校では昨年,一昨年に引き続き3度目の開催となります。
   今回は「ストレスとのつきあい方」をテーマに,各学級50分で行われました。

   「ストレスは大人になってもなくなることはありません。これからもストレスと上手に付き合うことが大切です。」という言葉から授業がスタートしました。
 最初は朝起きてからお昼までの「自分の『行動』を振り返る」ワークを行いました。「起きる」「食事をする」「話をする」「ノートに書く」など,普段行っていることを書き出しました。その後,書き出した自分の行動が「適応行動(問題が生じないために普段当たり前に取れている行動)」であることをグループの友達同士で認め合いました。当たり前に「食事をする」ことは,授業に集中できたり元気に運動に参加できることに繋がっているなど,自分の良いところは人と比べる必要がなく,特別なものでなくてよいことを実感することができました。
   次に「気持ちを切り替える」ワークをしました。「楽しいこと(もの)」「リラックスできること(もの)」などの肯定的な気持ちに繋がる出来事やものを書き出しました。さらに,グループの意見を参考に幅広く考えて見つける作業を通して,肯定的なことはポジティブな気持ちに繋がることや,実践することで気分転換になる「チャンネル」を増やすことの大切さを理解しました。
   今後,16日(木)には3年生,20日(月)には2年生が同じプログラムを受講する予定です。

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道徳の授業の充実に向けて ~小中連接授業研究会~

 8日(水)午後,小中連接授業研究会を兼ねた校内研修会を実施し,各学年一学級ずつ道徳の授業を公開しました。1年生は,2組で志賀裕美教諭が『ひまわり』を教材に生命の尊さについて考える授業を,2年生は,1組で渡邊かおり教諭が『段ボールベッドへの思い』を教材に勤労の意味について考えを深める授業を,3年生は,3組で佐藤由美子教諭が『三年目の「ごめんね」』を教材に自主的・自律的に責任ある行動をしていこうとする判断力や心情を育てる授業を展開しました。
  それぞれの授業は,所属学年の教員に加え清水小学校の先生方にも参観いただきました。さらに,1年生の授業には庭塚小学校長の渡邉かほる様,2年生の授業には北信中学校副校長の佐藤裕子様,3年生の授業には岡山小学校長の宮武泰様に指導助言者として参加いただきました。
   多くの参観者が見守る中,いずれの授業においても生徒たちは,教師の指示や発問をよく聞き,自分の考えをノートに書き込んだり,発表したりするなど真剣な態度で取り組んでいる姿が印象的でした。
   授業後の事後研究会においては,道徳の授業の向上に向けて積極的な意見交換が行われるとともに,指導助言者からも授業改善につながる適切な助言をいただくなど,今後の授業の充実,さらには10月30日の公開授業に向けて,たいへん有意義な研修の機会となりました。

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自助・共助・公助の精神を ~避難訓練実施~

 19日,全校一斉に,学級において災害時の避難経路と非常口の確認をしました。
 私からは,以下のメッセージを伝えました。

自助・共助・公助

 残念ながら今の技術をもってしても,地震や洪水,噴火などの災害はいつ,どこで発生するかを予測することはできません。昨年10月に発生した水害で福島県は,中通りや浜通りを中心に甚大なる被害をうけました。清水中学校の体育館も避難所となり,多くの避難者が訪れたことは記憶に新しいところです。
 東日本大震災では,たいへん多くの方が亡くなられました。必死に逃げても,あの大きな津波にのまれてしまった方々もいます。震災から9年,多くの研究グループが東日本大震災において被害者が何故多かったのかということを検証しています。その中に,「地震や津波に対する危機意識の低さ」や「訓練に参加していなかった」ということが生死を分けたのではないかとの報告も出ています。
 学校での避難訓練は,事前に周知している避難経路で実施しますが,自宅や学校以外の場所で災害に見舞われた場合は,命を落とす危険があることを想定しておかなければなりません。避難経路が分からない建物内で火災に遭遇した場合などは,一瞬一瞬,その状況をしっかりと確認しながら,落ち着いて行動することが必要となります。煙を吸い込まないように口にハンカチをあて,放送などによる避難誘導の指示をしっかりと聞いて行動しましょう。                                               
 自宅も決して安全な場所ではありません。ベッドのそばに本棚があったり,たんすがあったりはしないでしょうか。防げる危険は排除しておくことが大切です。自宅で大きな地震に見舞われた場合,皆さんは自力で屋外に避難します。家屋が損壊した場合は,近くの公園や避難所に移動する場合もあるでしょう。(自助)
 その途中で,近所の子どもやお年寄りと遭遇する可能性があります。場合によっては,その人達の手を引いて安全な場所へ移動するなどの役割があるかもしれません。(共助)
 避難先では,救援物資の搬入や配布など,地域の一員として協力を要請されることもあります。(公助)
 東日本大震災の時,足の弱い人,或いはお年寄りを背負ったり,手を引いたりして必死に逃げた若者たちが沢山いました。熊本地震の時,避難所となった中学校でボランティア活動にあたった中学生もいました。
 「自助」とは,家庭で日頃から災害に備えたり,災害時には事前に避難したりするなど,自分で守ることを言います。
 「共助」とは,地域の災害時要援護者の避難に協力したり,地域の方々と消火活動を行うなど,周りの人たちと助け合うことを言います。
 「公助」とは,市役所や消防・警察による救助活動や支援物資の提供など,公的支援のことを言います。
  災害時には,自助・共助・公助が互いに連携し一体となることで,被害を最小限にできるとともに,早期の復旧・復興につながるものとなります。
 最後になりますが,中学校を卒業してからも,このような訓練を経験する機会があります。不可抗力でどうしようもないこともありますが,訓練を繰り返すことによって命が助かる,誰かを助けることにも繋がります。今後訓練に参加する際は,積極的にそして真剣に関わってほしいと思います。

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チェック機能の必要性 ~生徒総会 校長講話~

   18日,休業により延期されていた前期学級役員及び専門委員会役員の任命と生徒総会を行いました。任命証を受け取った皆さんには,それぞれの組織においてリーダーシップを発揮してほしいと思います。
 生徒総会の開催にあたり,私から以下の話をしました。

  本日の生徒総会では,本部や各専門委員会から年間活動目標と活動計画が発表されます。要項の中にも月別の活動予定が示され,全校生が,本部やそれぞれの専門委員会の活動を知ることになります。しかし,この後,全校生で本部や各専門委員会の活動の成果や反省を共有することができる機会は,2月の第2回生徒総会の時しかありません。つまり,本部や各委員会が計画通りに活動をしているかどうか,自分が所属している委員会以外は,よくわからないまま1年が過ぎてしまうことになります。
  そこで重要になってくるのが,チェック機能の存在です。本部や各専門委員会が,活動計画に沿って十分な活動をしているかどうかをチェックし,問題があれば改善を働きかける組織が存在することで,生徒会活動は更なる充実が図れるはずです。さらに,生徒会新聞等でその情報を提供すれば,全校生が生徒会活動の現状を知ることができ,たくさんの目でチェックすることができるのではないでしょうか。
  例えば,定例の専門委員会が開催される日に,委員会終了後,本部役員と各委員会の委員長が集まり,短時間でよいので,本部や他の委員会の最近の活動の成果や課題を話し合う時間を設けることはできないでしょうか。「あいさつ運動の○○さんがすばらしい」「テストの予想問題をもう少し早く出すことはできないか」「昼の放送に新しいプログラムを導入してほしい」「○○部が活動終了時間を守っていない」など,最近感じたことを指摘し合う。これを継続することで,短い期間にチェックと改善が繰り返されることとなり,それぞれの活動の更なる充実に繋がるはずです。
  私が生徒会活動に期待することは,昨年度と同じ「一歩前進」です。そのために自分が果たすべき役割は何か。この後の総会で,一人ひとりがしっかりと自覚し,明日から実行に移してほしいと思います。
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長時間接続の実態が明らかに ~情報端末に関するアンケート調査から~

    先日,昨年度に引き続き全校生に「携帯電話・スマホ・携帯ゲーム機等のアンケート調査」を実施しました。その結果から本校生徒のネット端末利用の実態を分析しました。

 自分用の携帯・スマホを所持率は,1年生が22.5%(昨年比+2.3P),2年生が25.1%,(昨年比-8P),3年生が33.0%(昨年比-0.8P)となっており,昨年度と比較すると,1年生の所持率が増加しています。さらに,昨年度より所持率が増えたのがタブレットです。1年生が17.0%(昨年比+6.1P),2年生が20.4%,(昨年比+8.8P)と大きく上昇しました。これは新型コロナウイルス感染症による休業期間中,オンライン学習ができる環境を整えた家庭が増えたことが一因であると推察されます。ただ,タブレットはスマホやゲーム機と同様,SNS等のネットワークに接続できるアイテムであることには変わりがないので,家庭における情報管理と情報モラルに関する具体的な働きかけをお願いします。
   今回の調査では,昨年度と比べ一日のネット接続時間が大幅に伸びたことが懸念されます。平日に2時間以上接続している生徒は,1年生が33.6%(昨年比+21.8P),2年生が45%(昨年比+19.8P),さらに3年生にいたっては54.7%(昨年比+20.6P)に達しています。休業開け直後の調査であり,休業中のオンライン学習を含めての時間とも考えられますが,学校が通常に戻りつつある今の状況においては,貴重な睡眠時間の確保や視力低下を防ぐという点からも,ネット接続時間を減らす努力が必要です。ちなみに,7割以上の生徒が,休業前と比べ休業期間中,ネット接続時間が増えたと回答しています。
 ネット接続時間に関しては,今後も追跡調査を実施したいと考えます。

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地域に開かれた学校づくりを目指して ~第1回学校評議員会開催~

 本年度第1回目の学校評議員会を,6月10日(水)に開催しました。
 学校評議員制度とは,学校が,家庭や地域と連携協力して子どもたちの健やかな成長を図っていくため,地域に開かれた学校づくりを推進し,保護者や地域住民等の意向を把握し学校運営に反映させて協力を得るとともに,学校運営の状況等を周知するなど,学校としての説明責任を果たしていくという趣旨から,平成12年4月に設けられた比較的新しい制度であります。
  今回の会議では,コロナウイルス感染症による休業中の対応や今後の感染防止対策を説明するとともに,本年度の学校経営(学校評価)や行事に対する協力をお願いしました。残念ながら,本年度は中学生ドリームアップ事業の目玉である2年生の職場体験活動が中止となりましたが,次年度以降の活動に対し改めてバックアップしていただけるとのお言葉をいただくこともできました。
 その後,評議員の皆様からご質問やご意見を頂戴しました。話題の中心はやはりコロナウイルスの感染防止対策となりました。プールでの授業や学校行事(修学旅行や青柳祭)に関しては,現時点における見通しや方針について話をさせていただきました。評議員の皆様からは,本年度の「地域懇談会の持ち方」や「子ども食堂(清水キッチン)の見通し」等具体的なご提案をいただくなど,貴重な意見交換の時間を持つことができました。
 次回の学校評議員会は,青柳祭の参観を予定しています。

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部活動が再開しました ~部活動の終了時刻,休養日等の確認~

  本日より,部活動が再開しました。手洗い消毒,換気,活動空間の確保,活動時間帯の工夫等の感染予防対策を講じながら指導にあたります。
 12日(金)までは,ウォーミングアップ期間として,急に過剰な運動を行わないよう留意し,2時間以内での活動とします。1年生は部活動の見学期間となり5時には下校となります。13日(土)からは,土日の部活動も可能としますが,対外試合や合同練習,大会参加は当面の間自粛となります。
 部活動の終了時刻(下校時刻)や休養日,特例期間の設定は下記のとおりです。昨年度と比べ,時期に応じた終了時刻に変更を加えました。

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清水中学校の感染症対策 ~安心して学ぶことができる環境づくり~

 清水中学校では,置かれている環境の中,現段階で実施可能な感染症対策を講じながら,生徒の教育活動を保証すべく取り組んでいます。以下に具体的な対策をお示しいたしますので,保護者の皆様方のご理解をいただきますようお願いいたします。さらには,今後とも,家庭における感染症対策の習慣化ならびに登校前の健康観察や検温にご協力ください。

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第36回卒業証書授与式

   本日,36回目となる卒業証書授与式を挙行しました。新型コロナウィルス感染拡大防止のため,残念ながら,PTA会長様を除く来賓の皆様方と在校生の参列なしの式典となりました。
   在校生代表の霜山果奈さんによる「送辞」と卒業生代表の秋山史帆さんによる「答辞」を掲載します。

送辞

 例年にない暖かさで,校庭の草木も,一足早く太陽に向かって一斉に芽吹き,美しく薫る花を咲かせようとしています。
 校舎に吹き込む風にも,春の訪れを感じさせる今日の佳き日に,晴れて卒業証書を手にされ,未来への大きな一歩を踏み出そうとしている卒業生の皆さん,ご卒業おめでとうございます。本来であれば,在校生一同,この場に参列し,卒業をお祝いするところですが,今回の臨時休校のため,それが叶いませんでした。在校生を代表し,心よりお祝い申し上げ,「送辞」を述べさせていただきます。
 さて,この清水中学校の門をくぐられて三年。その月日は今,皆さんの胸にどのように刻み込まれているのでしょうか。あっという間の三年間に,きっとかけがえのない思い出がたくさんあふれていることと思います。
 私たちが入学したとき,皆さんは優しく明るい笑顔で迎え入れてくださいました。そのたくましく,凛とした頼りがいのある姿に,私たちが漠然と抱いていた中学校生活への不安も,大きな希望へと変わり,安心して新たなスタートをきることができたのを覚えています。皆さんの姿に憧れ,皆さんの背中を懸命に追いかけているうちに,いつしかお別れの日を迎えてしまいました。寂しさで胸がいっぱいです。
 私たちが皆さんと最も多くの時間を過ごすことができたのは,部活動でした。みなさんは,時に優しく,時に厳しく,私たちに声をかけ,励ましてくださいました。私は時々,皆さんのように下級生を正しく導けているのかどうか不安になることがあります。しかし,そのようなときは,皆さんが私たちにしてくださったことを思い出し,前に進むことができました。私が皆さんの温かな言葉に救われたように,私たちも,下級生から慕われる上級生を目指し頑張っていきたいと思います。
 「虹輝燦然~輝く色が彩る令和~」をテーマに行われた青柳祭。全校生が楽しみ,感動を分かち合った素晴らしい文化祭となりました。青柳祭前日,大雨で下校時刻が早まり,限られた時間の中での準備は,思うように作業を進めることができませんでした。しかし,そのような困難をも乗り越え,大成功を収めてしまう皆さんの団結力と行動力を心から尊敬しています。また,合唱コンクールでは,音楽堂を目指し,各学級が一つになって歌う姿に胸を打たれました。朝,昼休み,放課後,校舎四階から聞こえてくる美しく力強い歌声は,私たち下級生のよき目標となりました。そして,本番。会場中に響くクラスの固い絆で結ばれたハーモニーは,私たちはもちろん,その場にいた全ての人を魅了しました。あまりの感動に言葉も出ないほどで,仲間とともに一つの目標に向かって努力する大切さを改めて教えていただいたように思います。
 常に先頭に立ち,進むべき道へと手を取り導いてくださった皆さんに続き,今度は私たちが下級生を引っ張っていく番です。清水中学校の素晴らしい伝統と皆さんの志を受け継ぎ,在校生一人一人がよりよい清水中学校を築き上げていくことを,ここに誓います。
 卒業生の皆さん。いよいよお別れのときが近づいてまいりました。今皆さんは,夢と希望を抱いて,この新しい令和の時代の,新たな世界へと羽ばたこうとしています。ここから先に続く長い道のりには,高い壁が立ちはだかり,迷い,悩み,思い描いていたようには進めないことがあるかもしれません。しかし,皆さんにはこの学び舎でともに過ごした心強い仲間たちがいます。これから先どんなことがあろうとも,皆さんらしく,何事にも全力でチャレンジし,眩しく輝き続けてください。そして,笑顔で私たちを,いつまでも見守っていてください。
 最後になりましたが,四月から始まる,それぞれ新しい生活での,皆さんのご健康と更なるご活躍を心からお祈り申し上げ,送辞といたします。

                        令和2年3月13日
                          在校生代表 霜山 果奈

 

答辞

 時は静かに,しかし着実に私たちの周りを流れていきます。気がつくと,例年よりも暖かかった冬が過ぎ,間もなく,入学してから三度目の春が訪れようとしています。今年は,世界的な問題となっている感染症流行の影響で,開催さえ危ぶまれる中,こうして晴れの卒業式を開催していただいたことに,私たち卒業生一同は,感謝の思いでいっぱいです。
 平成29年4月,私たちは清水中学校に入学しました。年号も変わり,令和2年となった今年,いよいよ卒業を迎えた私たちですが,入学したての頃には,三年間がこんなに短いものとは,思いもしませんでした。短い三年間,しかし,この清水中学校には,たくさんの忘れられない思い出が詰まっています。
 入学式には,慣れない制服姿で,不釣合いに大きなかばんを背負い,これから始まる新しい学校生活への,期待と不安の入り混じった複雑な気持ちを抱き,校門を通ったものでした。何もかもが初めてのことで,慣れることだけで精一杯でしたが,全てが新鮮で,学ぶことがたくさんありました。
 三年間の部活動では,同学年の仲間とともに練習に励み,技術面だけでなく,精神面でも,大きく成長することができました。最後の中体連やコンクールでは,目標を達成できた部も,また思うような結果を残せず涙をのんだ部も,あったと思います。私は,最後のコンクールで目標は達成できましたが,さらにこうしていたら,さらに高みに登れていたのではないかと,考えることもありました。しかし,仲間と積み重ねてきた努力は,私たちの中で,確かなものとして残っています。三年間の部活動で得たものは,私たちのこれからの人生をきっと助けてくれるでしょう。
 昨年秋に迎えた最後の文化祭は,私たち三年生が中心となって準備をしてきました。思っていた以上に大変な毎日で,一から考え,準備し,創り上げた青柳祭。本当に苦労が多かったのですが,それを乗り越え,大成功で終わったときのあの達成感は,かけがえのない経験となりました。
 私にとって,中学校生活で一番の思い出といえば,それは修学旅行です。本当に時間が短く,あっという間に過ぎた三日間でした。東京ディズニーリゾートで過ごした楽しい時間も,国会議事堂やJAXAつくば宇宙センターでの実感のある学びの時間も,忘れられない貴重な思い出です。班別行動では小さなトラブルもありましたが,手元にある写真を見返すと,その一枚一枚に仲間との貴重な出来事が思い出され,つい笑ってしまったり,二度とできない体験なのだと寂しさを感じたりします。
 さて,これらの充実した中学校生活は,もちろん私たちの力だけで送れたわけではありません。先生方の支えがあってこそのものでした。先生方は,私たちをいつも見守ってくださいました。私たちのことを親身になって考えてくださっていた先生方の思いを,私たち一人一人,今,しっかりと受け止め,卒業していきます。
 地域で私たちを見守ってくださった皆様。本来であれば,ここで私たちの成長した姿をご覧いただきたかったところですが,今年はご臨席いただけなくなってしまいました。直接お礼を申し上げられないのが残念です。今まで様々な場面でお支えいただきありがとうございました。
 そして最後に,お父さん,お母さん,そして家族の皆さん。ここまで私たちを,愛情をもって育ててくださいました。わがままを言ったり,反抗したりしたこともありました。人間関係や進路に悩んだとき,相談に乗ってもらったこともありましたね。いつもそばで寄り添っていただき,ありがとうございます。普段は気恥ずかしくて言えない言葉ですが,本当に感謝しています。そして,これからもよろしくお願いします。
 私たち卒業生は,皆さんとの三年間を胸に,それぞれの道へと旅立っていきます。中学校の卒業式は,九年間という義務教育の終わりを意味する,人生の大きな節目です。ここからまた,新たなスタートを切り,それぞれの道で頑張っていきます。
 お別れの時が近づいています。本日は,私たち卒業生の旅立ちの式にご出席いただき,ありがとうございました。校長先生はじめ諸先生方,三年間に渡る多大なるご指導,本当にありがとうございました。在校生の皆さんには,この伝統ある素晴らしい清水中学校の生徒であることに誇りをもって,日々充実した生活を送ることを期待しています。
 最後になりましたが,より一層の清水中学校の発展をお祈りし,答辞といたします。

                        令和2年3月13日
                          卒業生代表 秋山 史帆

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「職業人に学ぶ会」を実施しました

 本年度の「職業人に学ぶ会」は,1学年を対象として,2月20日(木)に5名の講師の方をお招きして実施しました。
 これは,実際に社会で活躍している方からお話を伺うことで,来年度に行われる職場体験活動の際の職業選択や将来の進路選択につなげる趣旨で毎年実施しているものです。
  今回は,2つの講話(各教室で,各生徒が選んだお二人の講師の方のお話を伺う)とパネルディスカッション(体育館で,全生徒が講師全員のお話を伺う)を行いました。 生徒は,興味深く講師の話に聞き入り,しっかりとメモをとる姿が多く見られるなど有意義な体験となりました。また,今回は,講話の際の司会進行やあいさつ,会場までの誘導などの一切を生徒が行いました。生徒の堂々とした姿に講師の皆様方からお褒めの言葉を頂戴しました。
 ご多用のところご来校いただき,貴重なお話をしていただいた講師の皆様に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

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中学校への入学を楽しみに ~清水小学校での出前授業~

 2月6日(木),小中連接事業の一環として,清水小学校において,中学校教師による出前授業を実施しました。6年生は,3つのグループに分かれ,理科,英語,数学の授業を受けました。
【理科の授業】
  理科は,加藤義昭が担当しました。
 空気の圧力や重さについての実験では,子どもたちの疑問を巧みに引き出しながら進めました。身を乗り出して,自分の考えを発表しようとする子どもたちの前向きな姿が印象的でした。
 次に,月の満ち欠けや蟻の足の付き方を思い起こす問いが投げかけられました。何気ない日常における,観察力の大切さに気づくことができました。

【英語科の授業】
   英語科は,渡邊かおりが担当しました。
 最初に,英語で名前と好きなものを入れて一人ずつ自己紹介しました。自己紹介した人が,次の人を指名する形式で,全員が自己紹介をスムーズに終えることができました。
 次に,「パプリカ」を英語の歌詞プリントを読みながら,DVDの手本の歌と一緒に歌いました。最初はなかなか歌詞を追えませんでしたが,サビの場所を繰り返し練習したことで,慣れてきた様子が見られました。「知っている単語やフレーズのはじめや終わりだけでも歌うことができるといいですよ。」というアドバイスを参考に,全員が頑張って取り組んでいました。
 次に,英語の絵本の読み聞かせが行われました。絵本が小さいため,椅子を前に集めてよく見えるようにして始められました。「お風呂に入るため脱衣しようとしていた子どもがいた。脱ごうとした上着が頭の近くで止まってしまいおかしな格好になった。その姿でいろいろな行動をする。」という楽しい内容をであったため,どの児童も絵本にじっと見入っていたり,絵本の子どもと同じ格好をしようとしたりと,集中して聞くことができました。

【数学科の授業】
   数学科は,村田利公が担当しました。
   授業は「ポリドロン」という図形を組み合わせることができる教材を使って,立体を作りました。
   同じ図形だけしか使わずに自由に立体を作りましたが,子どもたちは思い思いに組み合わせて様々な立体を作ることができました。友達が作った立体を見合い,同じ図形から違った立体が出来上がっていることに驚き,楽しく図形の学習をすることができました。

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「あなたのためのおべんとう」コンクール全国大会

   第20回全国中学生創造ものづくり教育フェア「あなたのためのおべんとう」コンクール全国大会が,25日(土),26日(日)の両日,東京都で開催され,福島県代表として県予選を勝ち抜いた浦部実麗(1-2)さん,鈴木杏珠さん(1-3),宍戸 慧(1-5)さんの3名が参加しました。
 このコンクールは,家庭科で学習した内容を生かしたおべんとうづくりを行い,知識や技能の向上を図り,よりよい食生活を目指そうとする意欲を育てることなどを目的に開催されているものです。今年は,北は福島から南は宮崎まで,全国から集まった20チームが料理の腕を競い合いました。
 1日目の25日(土)は,駒込にある女子栄養大学を会場として競技が行われました。
20チームが10チームずつ2つの調理室に分かれ,制限時間90分で選手全員のお弁当と審査用を作り,後片付けまで完了させます。本校の3名は「小学生の弟のために作るお弁当」を目標に「秋鮭のゆず味噌漬け」を主菜としたお弁当を作りました。調理が終了するとすぐに1分間のプレゼンテーションが行われ,絵や写真を用いて,弟の健康に対する思いやふるさと福島が誇る食材である鮭やりんご,ゆず,おいしいお米を活用した料理について紹介しました。この大会のために,家庭や学校で練習を繰り返して本番に臨みましたので,審査員の視線を感じながらも落ち着いた態度で調理をすることができたようです。女子栄養大学の調理台は,学校の調理台とは異なりガスの火力やオーブンの使用方法への心配がありましたが,すぐに慣れ調理を進めることができました。3名は「緊張のため今までにないトラブルもあったけれど,楽しく調理することができた」と感想を述べていました。調理終了後には,調理したお弁当を味わい,互いに料理への感想を述べ合うと共にやり遂げることができた達成感を味わっていました。その後,他のチームが調理したお弁当を見せていただく時間が設けられました。どのお弁当も各県の郷土の味を生かしながらも創造性にあふれ,対象者への気持ちがこもったものとなっていました。
 2日目の26日(日)は,千住の東京芸術センターで成績発表と表彰式が行われました。
全力で調理した自信作でしたので,入賞できることを期待していましたが,残念ながら大きな賞に入賞することはできませんでした。しかし生徒たちは,全国大会に出場できたことで,他校のお弁当の献立や彩り,調理方法の工夫について知ることができました。さらには,他のグループの声を掛け合い支え合いながら作業する姿にたいへん刺激を受けたようです。表彰式終了後には早速「来年は福島のどんな食材を使ったお弁当にしようか」と相談する姿が見られました。そして,他校のレシピをじっくりと眺め,構想を練っているようでした。
 これからも福島のおいしい食材を使った献立作成と調理技能を磨き,食事をする「あなた」への愛情あふれる料理を作ることにつながる貴重な体験をすることができました。

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2チームともに金賞受賞!~第47回福島県アンサンブルコンテスト大会~

   吹奏楽の第47回福島県アンサンブルコンテスト中学校の部が,19日(土),いわき市のアリオスで開催されました。
 県北地区の代表として参加した本校の吹奏楽部員2チーム9名は,情感たっぷりにクラリネット五重奏「波影」とサクソフォーン四重奏「グリムの古城」を演奏し,いずれも見事金賞を受賞しました。下の写真は,演奏後の記念撮影です。目標の場所で演奏を披露することができた部員達の達成感に満ちた表情が印象的でした。この経験は,来年度の演奏への大きな自信になったことと思います。

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優秀選手,優秀指導者として表彰されました!~福島支部中体連表彰祝賀会~

 本年度の福島支部中学校体育連盟表彰祝賀会が,17日(金),ホテルグリーンパレスで開催されました。席上,本年度の優秀選手(17名)と優秀指導者(16名)の表彰が行われました。本校からは,県大会で優勝し全国大会出場を果たした男子剣道部が団体として,同じく剣道個人戦で優勝,準優勝となり全国大会出場を果たした留場啓伍くん(3-4)と尾形優くん(3-2)が個人として優秀選手賞を受賞しました。
 さらに,剣道部顧問である横田昌英先生と渡部雄太郎先生が,優秀指導者として表彰されました。(下写真)おめでとうございます。

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強い志は人を変える力がある ~第三学期始業式~

  新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
  本日の始業式で,以下の話をしました。

                                            強い志は人を変える力がある

 今日は,ドラえもんの話をします。皆さんは,ドラえもんの最終回の話を知っていますか。未来に帰ることになったドラえもんとの最後の夜,のび太はジャイアンに出会い喧嘩になります。のび太は自分がしっかりしないとドラえもんが安心して未来へ帰ることができないと必死でつかみかかり,ボロボロになりながらもついに最後にはジャイアンに「おれの負けだ」と言わせます。知っている人も多い有名なシーンです。
  ところで,「ドラえもん」には大学生のファンが作ったもうひとつの最終回があります。少し長くなりますが,すてきなストーリーなので,私から紹介します。

  小学6年生ののび太がドラミちゃんに「ドラミちゃん,ありがとう。ドラえもんはこのままでいいよ。」と言った時,どんな気持ちだったのでしょうか…。強い志は人を変えることができます。
    夢をもつことがなぜ大切かと言えば,夢をもった瞬間に,人の潜在意識はそこに向けられていき,その目標が実現するように,無意識的にも,意識的にも努力し始めるからです。そして,夢が実現していくからです。ドラえもんを直したい一心で努力を続けたのび太くんのように。

 最後に私が好きなクラーク博士の言葉を紹介します。
 「 Boys,be ambitious.(少年よ大志を抱け) 」

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クリスマスコンサート ~吹奏楽部~

 冬休みの初日となった24日(火),本校の吹奏楽部が「福島市子どもの夢を育む施設こむこむ館」1階のにぎわい広場で演奏を披露しました。  これは「こむこむコンサート」と呼ばれているもので,昨年度,福島県吹奏楽コンクールや福島県音楽祭に出場を果たした学校のみが招待される名誉ある演奏会です。しかも今年は,12月24日に開催されるという,まさにクリスマスコンサートとなりました。
 サンタクロースの帽子やトナカイの角,クリスマスツリーなどを身に付けた1,2年生の吹奏楽部員は,顧問の佐藤奈緒美先生の指揮で,約一時間にわたり素敵な演奏を披露しました。曲が終わるたびに,会場に詰めかけた観客の皆さんから大きな拍手が送られていました。

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3チームが金賞!2チームが県大会の代表になりました!~福島県アンサンブルコンテスト県北支部大会~

  第47回福島県アンサンブルコンテスト県北支部大会が,7日(土),福島県文化センターで開催されました。本校の吹奏楽部からは木管五重奏,クラリネット五重奏,サックス四重奏の3チームが出場し,日頃の練習の成果を披露しました。
   審査の結果,3チームとも出場76チームの中で31チームに授与される金賞に輝きました。さらに,クラリネット五重奏チームとサックス四重奏チームは,9チームしか手にすることのできない県大会への出場権を獲得することができました。おめでとうございます。
   県大会は,年明けの1月18日(土),いわき市のいわき芸術文化交流館アリオスで開催されます。県北地区の代表として,さらに磨きのかかった素敵な演奏を期待します。

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チームワークで逆転勝利! ~市家庭バレーボール大会~

  11月30日(土),国体記念体育館を会場に第56回福島市家庭バレーボール大会が開催され,清水中学校PTAチームが参加しました。
  一回戦は第4試合で野田中チームとの対戦です。第1セットは相手チームの素早い攻撃に苦戦し,一時は7点差を付けられましたが,次第に粘り強いディフェンスからの攻撃が決まるようになり,大接戦の末逆転でセットをものにしました。第2セットも前半はリズムに乗れずリードを許しましたが,次第に正確なレシーブからの三段攻撃でリズムを取り戻し,見事セットカウント2-0のストレートで勝利を収めました。会心の試合運びで,今年観戦した様々なスポーツの大会において最も興奮した試合の一つとなりました。
  第6試合目として行われた二回戦は蓬萊中との対戦です。2セットとも一進一退の攻防を繰り広げましたが,相手チームの堅いディフェンスを崩すことができず,セットカウント0-2の惜敗に終わりました。
  残念ながら二日目に駒を進めることはできませんでしたが,今年新調したユニフォームを身にまとい,コートを躍動するお母さんたちの姿に元気をいただくことができました。選手の皆さんにとっても充実感の残る一日となったのではないかと思います。お疲れ様でした。 

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晩秋の風物詩 ~落ち葉掃きボランティア~

  校地の周りを赤や黄色に彩っていた桜の木の紅葉ですが,晩秋を迎え落ち葉が目立ってきました。風で飛散し,近隣の住宅に迷惑がかからないようにと,今年も朝早く登校した生徒会本部役員やJRC委員,野球部の生徒を中心としたボランティア生徒による落ち葉掃きが行われています。
  毎年参加している生徒も多く,竹箒で集めた落ち葉を手際よくビニール袋に詰めています。すっかり晩秋の風物詩となった早朝の光景ですが,作業が終了する頃にはいよいよ冬の訪れとなります。

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中学校の雰囲気にふれることができました ~小学6年生体験入学~

  6日午後,来年度入学予定の小学6年生を招いて体験入学を開催しました。
   最初に1年生の授業の様子を参観しました。大勢の小学生に囲まれ授業を受ける中学生の,保護者の授業参観の時とは違った少し照れくさそうな表情を浮かべながら授業に参加している様子が微笑ましく思えました。
  次に体育館で,全体会を行いました。私から,入学式までに身に付けてほしいこととして以下の話をしました。

   その後の全体会では,中学校の学習と生活についての説明や生徒会活動,部活動の紹介を行いました。
  最後は,この日のメインイベントである部活動見学です。6年生は,仲の良い友だちと連れだって興味のある部に出向き,活動の様子を見学したり顧問や中学生の話に耳を傾けていました。
   6年生にとっては,ほんの少し中学校の雰囲気を味わうことのできる時間となりました。

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「輝く色(こせい)」が躍動しました ~青柳祭~

   26日(土),多くのご来賓,保護者および地域の皆様方に来校いただき,本年度の「青柳祭」が盛大に開催されました。実行委員の生徒を中心に担当の先生方の協力を仰ぎながら,夏休み前の一学期から準備や練習が進められてきました。
   今年のテーマは「虹輝燦然(こうきさんぜん)~輝く色(こせい)が彩る令和(じだい)~」。新たな御代のスタートとなる年の文化祭として,実行委員の生徒たちの意気込みが感じられる,清水中らしいスマートな文化祭になりました。メイン行事である合唱コンクールでは各学級が最優秀賞を目指し,息のあったハーモニーを奏でました。審査は福島西高等学校の菊地和彦先生に務めていただきました。
   本年度の青柳祭は確かな成果を上げて終了することができました。閉祭式後の実行委員をはじめとする多くの生徒の表情からは,大いなる達成感が見て取れました。祭りの後は,その余韻に浸りつつも,次年度の開催に向けて成果と課題を整理し,記録にまとめ引き継ぐことが重要となります。生徒達には,もっとよい発表にするためにできることはなかったか振り返ってほしいと考えます。内容はもちろんのこと,準備期間や役割分担,予算の執行に至るまで,遠慮なく意見を出し合い,必要があれば先生方の意見も参考にしながら,次年度の実行委員に残すことが大切です。我々教師も,当日の内容はもちろん,計画や準備段階における取組を評価し,次年度の計画に反映させる予定です。

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テントを寄贈していただきました ~ダイユーエイト文化教育事業財団~

   10月25日(金),学校の西隣にダイユーエイト福島西店がオープンします。この出店を記念して,ダイユーエイト文化教育事業財団より本校にワンタッチテント一式が贈呈される運びとなりました。この財団は「教育・文化活動に対し援助を行い,教育・文化の振興に寄与することを目的」として平成28年12月に設立されたものです。
  23日(水),本校校長室において贈呈式があり,福島西店店長の諏訪様よりテントの目録を頂戴しました。今後,屋外で実施する授業や学校行事,中体連等の各種大会において有効に活用していきたいと考えております。

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授業参観,教育後援会

  9月30日(月)午後,授業参観とPTA教養部主催による教育後援会を開催しました。 授業参観では,2年生が体育館を会場に,ワークショップ形式による「中学生ドリームアップ事業体験活動発表会」を行いました。生徒は,手作りの資料を使い,各事業所ごとに5分間という限られた時間内で体験の様子を発表しました。あいさつの大切さや仕事に対する誇りや情熱など,身をもって体験し学んできたことを自分たちの言葉で伝えることができました。
  授業参観後,全校生徒と保護者を対象とした教育後援会となりました。講師は,俳優でテレビやラジオのパーソナリティーとしても活躍中のなすびさんにお務めいただきました。
  芸能界デビューのきっかけとなったテレビ番組「進ぬ!電波少年」の過酷な裏話から始まり,震災後,復興への後押しと風評被害払拭のため,福島はもとより,東北を元気づけようと挑戦し続けたエベレスト登頂へと話が進みました。演題である「夢に向って~困難を乗り越えて~」のとおり,三度の挫折を経てエベレスト登頂に成功するまでを編集した映像が流された後,会場からわき起こった拍手が印象的でした。「過酷な経験や失敗はいつか実を結ぶ時期が来ること」,「成功を信じて挑戦し続けることの大切さ」を,ご自分の体験を通して伝えていただきました。
  これからも,福島や東北に元気と勇気,夢と希望を与え続けてくださいますよう,今後のなすびさんのご活躍をご祈念申し上げます。素敵なお話をありがとうございました。

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支部中体連新人総合大会結果速報(26日)

   新人戦3日目の結果速報です。
 女子バレーボールが準優勝,男子ハンドボールが第三位入賞を果たしました。

   新チームにとって初めての公式戦となった新人大会では,チーム戦で優勝1,準優勝2,第三位2,個人戦では優勝5,第三位2という大きな成果を残して終了することができました。残念ながら結果を残すことができなかった競技に関しても,自分たちの課題を見つけるとともに,来年6月の本大会に向けてめざす目標を明確にできた大会でした。
  平日にもかかわらず,各会場に足を運び声援を送っていただいた保護者の皆様方に感謝申し上げます。
   来年の中体連に向けて,清水中の選手たちに次の言葉を贈ります。

   勝って皆から祝福され,敗れても皆から賞賛されるチームとなろう!

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支部中体連新人総合大会結果速報(25日)

   新人戦2日目の結果速報です。
  ソフトテニス男子団体が見事優勝,サッカーが準優勝,4名で挑んだ剣道男子団体戦も三位入賞と素晴らしい成績をあげました。個人種目でも,剣道男子個人で齋藤くんが初優勝,女子個人では石井さんが大会二連覇を成し遂げました。卓球女子ダブルスの小原・齋藤ペアも第三位に入賞しました。
  明日最終日は,決勝トーナメントに進んだバレーボールとハンドボールで上位入賞が期待されます。

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支部中体連新人総合大会結果速報(24日)

  新人戦1日目の結果速報です。
  ソフトテニス男子個人戦で佐藤・猪股ペアが,柔道個人戦で結城くんと中田さんが見事優勝を果たしました。チーム戦では,サッカー,卓球男女団体,剣道男子団体が決勝トーナメント(リーグ)戦に勝ち上がっています。

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“しみずキッチン”開店!

  9月21日(土),清水中学校を会場に清水小学区青少年健全育成推進会議が主催する“しみずキッチン”が催され,部活動の練習に来校した1,2年生に芋煮汁を提供していただきました。
   “しみずキッチン”は「子どもの貧困対策推進法」の制定により,全国各地において行政や民間で推進されている「子どもの居場所づくり」,「子ども食堂」の清水地区版として検討され,実現の運びとなったものです。
   当日は,朝の8時に二文字屋昇会長(しみずキッチン店長)をはじめ,15名のボランティアスタッフの皆様方が家庭科室に参集し,芋煮鍋の仕込みを行いました。豚肉,里芋,大根,にんじん,ごぼう,ねぎ,こんにゃく,豆腐等の具材を手際よく切り分け,大鍋2つで豪快に炊きあげていきました。
   11時30分,部活動を終え,おいしそうな芋煮の香りに誘われた生徒たちが,続々と訪れ,熱々で具だくさんの芋煮汁をごちそうになりました。中には二杯,三杯とおかわりをする生徒もおり,200食以上準備した大鍋2つ分の芋煮汁は,1時間足らずで完食となりました。
   芋煮汁をほおばる子どもたちの笑顔と,その様子をやさしく見守るボランティアスタッフの方々の笑顔が交錯し,温かな雰囲気に包まれた秋の一日となりました。開催に尽力された皆様方に改めて御礼を申し上げます。そして,来年度以降も継続していただけますようお願いいたします。

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One for all,All for one.

   9月20日(金),24日から26日にかけて開催される,支部中体連新人総合大会の選手壮行会を開催しました。私から以下の話をしました。

One for all,All for one.

   福島支部中体連新人総合大会に臨む選手の皆さんに,今日はOne for all,All for one.という言葉を贈ります。皆さんの中には,この言葉を一度は耳にしたことがある人もいることでしょう。「One for all,(一人はみんなのために)」「All for one.(みんなは一人のために)」。
  「One for all,All for one.」一般的には(一人はみんなのために,みんなは一人のために)と訳され,チームプレイの大切さを表す美しい言葉としてよく引用されます。本日より日本でラグビーのワールドカップが開催されます。この大会の成功を祈りながら,平成28年10月に53歳の若さでなくなった元ラグビー日本代表の主将で,日本代表監督も務めた平尾誠二さんは,生前に別の解釈を紹介しています。その解釈とは,「One for all,(一人はみんなのために)」の訳は同じですが,「All for one(みんなは一人のために)」の部分が違っているという説です。「All for one」の「one」とは「一人」という意味ではなく『勝利』を意味する“ Victory ”であるというのです。つまり(一人はみんなのために,みんなは勝利のために)と訳すのが正しいという解釈です。
   どんなに優秀な選手でも,一人でできることには限界があります。しかし,チームになれば1+1が3にも5にもなります。これがチームプレイの素晴らしいところです。しかし,それには前提条件があるのです。それはチームの一人ひとりが『勝利』への強い思いを持っていること。そして勝つための技術や経験を有していることです。チームの一員として他のメンバーに甘えたり,すがったりしない強い意志を持った集団であることが不可欠なのです。残念ながら清水中のどのチームもそのレベルには達していません。だから,現時点では必ず『敗北』を経験します。しかし,新人戦は『敗北』が許される大会です。次の『勝利』につながる貴重な『敗北』を経験してきなさい。では,貴重な『敗北』とは何か。全員の気持ちは「All for one」(勝利のために),最後まであきらめず,その試合でできることを出し切り,そして,自分個人に足りないものは何かを一人ひとりが知ることができた『敗北』です。
    一人前に満たない未熟な技術と精神力しか持たないプレイヤーばかりが集まったチームは,これからも“ All for one ”を都合良く「一人のために」と解釈し,「助け合い」ではなく「助けてもらい合い」で終わってしまいます。おのずと『勝利』は遠のきます。新人戦での貴重な『敗北』で,一人ひとりが自分の足りなさを自覚し,克服のための努力を継続できるチームになってほしいと思います。そのチームこそ “ All for one ”を「勝利のために」と解釈し,来年の6月に『勝利』をつかむことができるのです。
    「One for all,All for one.(一人はみんなのために,みんなは勝利のために)」選手諸君の健闘を祈ります。
 

 

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「想定外」「前例のない」災害に備える

   9月17日(火),火災を想定した避難訓練を実施しました。先日,清水中学校(体育館)に避難所が開設されたこともあり,避難が終了した後,私から以下の話をしました。

「想定外」「前例のない」災害に備える

  「想定外の高さの津波に襲われた。」東日本大震災で東京電力から語られたコメントです。
  「前例のない二度の震度7の地震に襲われた。」3年前の熊本地震に関し,気象庁が用いた表現です。
  戦後日本は,地震や火山噴火の予知に関する研究を進め,莫大な国家予算をつぎ込んできました。しかし,残念ながら8年前の東日本大震災,5年前の御嶽山の噴火,3年前の熊本地震,そして昨年の北海道胆振東部地震を予知し,被害を最小限に食い止めることはできませんでした。大自然の驚異を前に,我々人類はこれからも「想定外」や「前例のない」災害に見舞われることは,残念ながら避けて通るわけにはいかないのです。
  本日,皆さんは火災を想定した避難訓練を実施しました。避難するときの約束事などを確認するためにたいへん重要な訓練です。しかし,訓練することだけがこの行事の目的ではありません。この訓練をきっかけに,いつ,どこで,誰と,どんな災害に巻き込まれる危険があるのか,そして,その際はどのように対処すべきなのかを考えるきっかけにしてほしいと思います。
   去る9月9日,台風15号接近による大雨が予想され,福島市内の小・中学校が休校となりました。当日は,市内を流れる河川が氾濫する危険性が高まったことから,避難勧告が出さた地域があり,午前10時30分,本校の体育館に避難所が開設されました。幸い大事には至らず,午後7時には閉鎖されましたが,学区の北側を流れる松川が氾濫することが「想定外」ではないのではと想像させる激しい雨に見舞われました。実際,先日公表された福島市の洪水ハザードマップでは,清水小学校や御山小学校周辺の松川沿いには,浸水の危険性がある地域に指定されている場所があります。
  今回の出来事を教訓に,洪水や地震などにより避難を余儀なくされた場合を想定し,日頃からどのような備えをしておくべきかなど,準備しシミュレーションしておくことが大切となります。また,中学生として,弱者である高齢者や自分たちよりも幼い子どもたちのためにしてあげられることは何かということについても想定しておけば,いざという場合にすぐに行動に移せるはずです。

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「栄光の記録」を再び刻み始めます

   本校の職員室と校長室に面する廊下の壁に「活動の足跡」という4枚の掲示板があります。それぞれの掲示板は「平成4年度」「平成6年度」「平成7年度」の卒業生により寄贈されたものと,「平成16年度」に青絹の会より寄贈されたものです。
   掲示されている最も古い記録は,開校した年の「昭和59年12月,県秀作審査会特選」で,最も新しい記録は,10年以上も前となる「平成20年8月,東北中学校体育大会,卓球個人ベスト16」となっています。その後,掲示板を増設することか叶わなくなり,掲示は途絶えたままとなっていたようです。
   今年は,令和元年という節目の年にあたることもあり,令和時代の足跡を後世に引き継いでいくために,4枚の掲示板に残された記録を写真に撮り,プリントアウトしたものを校長室前にまとめて掲示しました。(写真)そして,今までの掲示札を真っ白にして,本年度からの記録を紹介していきます。平成20年以降止まっていた“栄光の記録”を再び刻み始めます。今後,生徒たちの努力によって,たくさんの記録が刻まれることを願っています。
   ちなみに,「活動の足跡」に掲載される基準は以下のとおり引き継がれてきました。 

1 団体競技等は「支部大会優勝」「県北大会優勝」「県大会三位以内」「東北大会三位以内」「全国大会入賞」の場合

2 個人は,県大会またはそれに準ずる会以上について1位または最優秀の場合 (東北,全国大会に出場した場合を含む)

3 福祉・勤労奉仕的活動などにおける顕著な活動があった場合。ただし,これは校長の判断によるものとする。

  この基準に照らし合わせると,本年度9月現在までの実績で以下の記録が「活動の足跡」に掲載されることとなります。

 

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県中体連駅伝競走大会県北予選会が開催されました

  本年度の福島県中体連駅伝競走大会県北予選会が,4日,あづま運動公園内周回コースで開催されました。
   この大会をめざし,特設駅伝部の選手たちは,中体連県北大会を終えた6月下旬から,猛暑の夏休み期間中も厳しいトレーニングを積んできました。
   気温23度,ほぼ無風と絶好のコンディションで行われたレースは,5区間で争われた女子が総合26位(51分08秒),6区間で争われた男子が総合15位(1時間04分31秒)と目標とした順位,タイムを上回る健闘を見せました。
   多くの同級生が部活動を引退している中,勉強と両立し練習に励んだ3年生の選手の皆さんに改めて拍手を送ります。1,2年生は,来年度,今年の成績を上回ることができるよう,それぞれの部活動の練習において走力のアップに努め,特設駅伝部の練習に多くの選手たちが参加してほしいと思います。

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通信アプリの長時間使用で学習内容が消えてなくなる!!

   29日の学校保健委員会において,内科医の鴫原先生による「ネット依存」に関する講話の中で,LINE等の通信アプリの長時間使用による弊害について,気になるデータを紹介いただきましたのでお知らせします。

  上のグラフは,仙台市標準学力検査の中学生の数学の平均点と平日一日あたりの通信アプリの使用時間との関係について示したものです。「平日に30分未満しか勉強しない(◆の折れ線)」生徒の状況を見てください。通信アプリを使わない(スマホや携帯を持っていない)生徒の数学の平均点は,約61点でした。しかし,3時間以上使う生徒の数学の平均点は50点以下に急激に低下しています。この群(◆の折れ線)の生徒は,家庭ではほとんど勉強をしていません。つまり,「通信アプリの使用時間が長くなるほど生徒たちの中から,学校で習得した学習内容が消えて無くなった」ことを意味していると考えられます。また,右下がりのグラフから「スマホを長時間利用するといくら勉強しても成績が下がる」ということも分かります。下の図に示したように,平日一日あたりの通信アプリの使用時間の長さは,勉強時間や睡眠時間を介した影響力よりも圧倒的に強く,直接的に成績を下げる方向に作用している恐れがあることが分かりました。これは分析を行った研究チームとしても,非常に衝撃的な結果でした。なぜなら,「通信アプリの使用によって勉強時間や睡眠時間が少なくなるから成績が落ちる」わけではなさそうだからです。

  このような,科学的な調査結果などに基づいて,家庭における子どものスマホの使い方を見直し,子どもと一緒にルールを考えていき,適切な使い方を身に付けさせる取組が求められます。

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学校保健委員会を開催しました

   29日,今年度の学校保健委員会を開催しました。          
   学校保健委員会は,昭和33年に学校保健法の施行にともなって,学校保健計画に規定すべき事項として,学校における健康に係る諸問題を協議し,学校と家庭,地域社会が連携して,生徒の『健康づくり』を推進する組織として位置付けられたものです。たいへん長い歴史を有しており,本校においても重要な委員会の一つです。本委員会を充実させることは,楽しい学校生活の基盤づくりや,学力向上につながると考えております。
   委員会ではまず最初に,本校の健康診断の結果と生活習慣チェックの結果について,担当から説明をしました。その後,ご多用のところご参加くださった学校医の先生方から貴重なお話を頂戴しました。内科医の鴫原先生からは「ネット依存」について,歯科医の桑名先生からは「予防歯科」について,薬剤師の荒井先生からは「アンチドーピング」について,ご準備いただいた資料をもとにご教授いただきました。
 タイムリーなテーマに関する講話や意見交換は,参加した教職員やPTA役員の方々にとって,貴重な研修の機会となりました。

 

 

 

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校庭に防塵処理剤を散布しました

   夏休み中の8月上旬,校庭のほぼ全面に防塵処理剤を散布する工事が行われました。長年,強風が吹くと校庭の砂や塵が舞い上がり,近隣の住宅にご迷惑をおかけしてきました。そこで,校庭の表土を飛散しにくい防塵処理剤で覆うことにより粉塵を抑える工事が行われました。
   やや緑がかった防塵処理剤に覆われ,校庭の風景が一変しました。今後は,現状を維持し,処理剤の効果を低下させないよう,日々のメンテナンスを継続していきます。

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学校生活に幅と厚みが加わる二学期がスタート

  22日,85日間という最も長い第二学期がスタートしました。夏休み中,大きな事故もなく,始業式を迎えられたことに感謝申し上げます。充実した学期となることを祈念し,始業式で以下の話をしました。 

 「二学期は学校生活が充実する実りの時です。様々な教育活動が展開され,学校生活に幅と厚みが加わり,素晴らしい思い出ができる学期です。特に10月に開催される青柳祭では,清水中生としての団結力と想像力を存分に見せてほしいと思います。皆さん一人一人が自分の得意とするところを大いに発揮してください。
 そのために大切なことを二つお話しします。一つは,全員が会員になっている生徒会が,その役割をしっかりと果たすことです。良い校風,充実した学校生活づくりのため,失敗を恐れず,努力を惜しまず,新たな挑戦をしてほしいと願います。特に3年生は下級生に何を残していくのか,逆に1,2年生は何を引継ぎより良い清水中を創造していくのかをしっかりと考え,実行してほしいと思います。
   二つ目は,計画的・継続的に勉強に励み,学力を付けるということです。勉強は人のためにするものではありません。自分が人間としてより良く生きるため,生きる力を付けるために必要なことです。一学期は部活動の練習で,家庭学習の時間を守ることができなかった人もいたようです。テレビやネット動画を見たい,ゲームやSNSをしたい,眠りたい,遊びたい,いろいろな誘惑がありますが,自分に打ち勝ち,自分の目標に向かって進むことで新しい道が開かれると感じます。特に3年生はもうすぐ人生の分かれ道を自分達で選ばなければなりません。目標をもって地道に努力し,自分で思い描く未来の扉を自分で開けてほしいと願っています。他校生に負けない確かな学力を付け,来るべき勝負の時を迎えてほしいと思います。
 二学期はここにいる全員が充実した学校生活を送ることができるよう,そして喜びに満ちた学校生活ができるよう願っています。先生たちは皆さんが挑戦することを応援し,手助けをしたいと思っています。一緒にみんなでがんばって素晴らしい学校生活を創っていきましょう。」
  

  始業式の後,英語弁論の発表,夏休み中の各種大会で活躍した生徒の表彰披露,県北駅伝競走大会に出場する選手の紹介を行いました。

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お祝い 激励の垂れ幕を掲示

 7月の中体連福島県大会を勝ち抜き、見事東北大会、全国大会への出場権を獲得した剣道部、柔道部、水泳部へのお祝いと激励をかねた垂れ幕を、昇降口に掲示しました。上位大会での活躍を全校あげて応援したいと思います。

 

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