松川小学校日誌

2015年12月の記事一覧

第二学期が終了しました。



                          第2学期を振り返り、新たな目標・力を!

  82日間の第2学期も、本日で終わりです。
 簡単に2学期を振り返ってみますと、夏休み後半からの雨続きで、9月は思うように水泳や外遊びができませんでした。しかし、9月半ばから天候も落ち着き、5・6年生児童にとっては、陸上競技大会に向けての練習に力が入りました。さらに、10月の「松っ子発表会」、11月の持久走記録会と、児童一人一人が自分の目標に向かって努力する場面がたくさん見られました。私たちは、結果はもちろんですが、それまでの過程も学力の一部と考えて大切にしています。そのために、例え思うような結果が出なかったとしても、「目標に向かって努力する力」「くじけずにやり通す力」「友だちと力を合わせて取り組む力」等を丁寧に把握しながら、次への意欲となるように指導してまいりました。

 さて、今年の漢字は、「安」でした。安全保障関連法の審議過程に国民の関心が高まったことや、世界で頻発するテロが人々を不安にさせたことなどが、理由に挙がったそうですが、学校としては、今後も、「安全で安心」できる学校を目指してまいります。
 ところで、本校の今年の漢字は何でしょう。私は、「声」を挙げたいと思います。その理由は次のとおりです。
  ① 自分から進んで元気な声で「おはようございます。」と言える児童が、とても多くなった。
   ② 特に学級活動の授業で、自分の考えを述べる児童がたくさん見られるようになった。
   ③ 休み時間、たくさんの児童が元気な声を出して遊んでいた。
   ④ 特設合唱部が、県大会出場を果たし素敵な歌声を届けてくれた。
 「歓喜あふれる学校」を目指す一年目としては、まずまずの姿かと思われます。ただ、「登校時のあいさつが、5割程度の児童しかできていない。」というご指摘もいただいております。地域の人々から、「松川小学校の子どもは、あいさつ満点、元気満点だ。」という声が届くように、引き続き指導をしてまいります。各家庭におかれましても、「社会の基本であるあいさつは学力の一部だ」と認識されながら、さらにあいさつに力を入れてまいりましょう。「松川町3つの約束」の一つでもあります。

 お子さんの2学期の学習や生活の様子について、通知票でお知らせしました。ご家庭におかれましては、「どうだったか」以上に、「どのような学習にどのように取り組んだのか」を大切に話を聞いてあげてください。つまり、魚釣りに例えれば、「どんな魚を釣ったか」より、「どのようにして魚を釣ったか」という視点から、一緒に今学期を振り返っていただきたいと思います。そうすれば、新しい年や3学期をどのように迎えればよいのか、自ずと見えてくるはずです。なすべきことを理由付けて「自己決定」できたお子さんは、間違いなく主体的に取り組もうとするものです。間違っても、あら探しに走り、お子さんの自尊心を崩してしまうことのないようにご注意下さい。
 また、この冬休み中にできることとして、「ちょっとお手伝い」を子どもたちに話しました。これは、家族のために自分ができることに気づいたら、ちょっとでもいいから手伝うということです。簡単なお掃除から片づけ、ガラス磨きやカーテンの開け閉めなど、気づいたこと・考えたことを実行に移すことにねらいを置くのです。本来なら、決まった家事を責任を持って続けることが望ましいと思いますが、ささいなことでも実行に移す力は、立派な能力です。そのためにも、手伝いをしたという行為を認め・褒めてあげてください。さらに、「○○してくれてありがとう。お母(父)さん、助かったよ。」という家族からの感謝の言葉が、より一層、お子さんを気づいて実行する人間に育てるはずです。
 それでは、ご家族そろって、よいお年をお迎え下さい。