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「お鷹ぽっぽ」の絵付けに挑戦! ~1年出前講座~

 3日(木)午後,1年生は笹野一刀彫の絵付けを体験しました。
 本来であれば,この日は校外学習で米沢市においてフィールドワークや体験学習を行う予定でしたが,新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となりました。そこで,体験学習の一つとして計画していた笹野一刀彫の工人(職人)さんに出前授業を依頼したところ,快くお引き受けいただき実現したものです。
   笹野一刀彫は,山形県米沢市の南部にある笹野地区で代々受け継がれている伝統工芸品です。その歴史は古く,千数百年の歴史を持つと言い伝えられています。材料となるコシアブラの木を サルキリと呼ばれる独特の刃物一刀で彫り上げていくことから,『笹野一刀彫』と呼ばれています。鷹をかたどった「お鷹ぽっぽ」が有名ですが,その他に鶏(にわとり)や梟(ふくろう),干支などその種類は数十種類になります。
   今回講師として来校された3名(小山泰弘さん,佐藤和憲さん,佐藤和寛さん)は,地元で「おたか三兄弟」と呼ばれる地元出身の若手の工人さんで,伝統工芸の継承と新たな作品の創作に日々奮闘しているそうです。
   生徒は,下絵が施された鷹の彫刻に,筆を使い目や羽の模様など墨で書き入れる作業に挑戦しました。普段使い慣れない細い筆と墨に苦戦しながらも,約40分の作業時間内に,個性豊かな「お鷹ぽっぽ」を完成することができました。

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