学校日誌

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さまざまな職業の模擬体験をしました ~2年出前講座~

 9日(水)午後,2年生は「ときめき仕事体験出前講座」を受講しました。この講座は,一般法人福島県専修学校各種学校連合会の主催によるもので,県内にある専修学校で指導にあたられている先生方を講師としてお招きし,実習を含めた90分間の講義をしていただきました。
 2年生は,本来であれば一学期に中学生ドリームアップ事業の職場体験を行う予定でしたが,新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となりました。それに代わるものとして計画したのがこの「ときめき仕事体験出前講座」です。    上記の5つの講座に分かれて受講した生徒たちは,実習を含め90分間という長時間にもかかわらず,集中して取り組んでいました。働くことの喜びと同時に,職責の重さも感じることができた貴重な体験となりました。

 

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「お鷹ぽっぽ」の絵付けに挑戦! ~1年出前講座~

 3日(木)午後,1年生は笹野一刀彫の絵付けを体験しました。
 本来であれば,この日は校外学習で米沢市においてフィールドワークや体験学習を行う予定でしたが,新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となりました。そこで,体験学習の一つとして計画していた笹野一刀彫の工人(職人)さんに出前授業を依頼したところ,快くお引き受けいただき実現したものです。
   笹野一刀彫は,山形県米沢市の南部にある笹野地区で代々受け継がれている伝統工芸品です。その歴史は古く,千数百年の歴史を持つと言い伝えられています。材料となるコシアブラの木を サルキリと呼ばれる独特の刃物一刀で彫り上げていくことから,『笹野一刀彫』と呼ばれています。鷹をかたどった「お鷹ぽっぽ」が有名ですが,その他に鶏(にわとり)や梟(ふくろう),干支などその種類は数十種類になります。
   今回講師として来校された3名(小山泰弘さん,佐藤和憲さん,佐藤和寛さん)は,地元で「おたか三兄弟」と呼ばれる地元出身の若手の工人さんで,伝統工芸の継承と新たな作品の創作に日々奮闘しているそうです。
   生徒は,下絵が施された鷹の彫刻に,筆を使い目や羽の模様など墨で書き入れる作業に挑戦しました。普段使い慣れない細い筆と墨に苦戦しながらも,約40分の作業時間内に,個性豊かな「お鷹ぽっぽ」を完成することができました。

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高等学校説明会を開催

   本年度の高等学校説明会を,各高等学校から講師の先生をお呼びして,8月26,27日に開催しました。本来ならば6月下旬に予定しておりましたが,新型コロナウイルス感染拡大の影響で二学期に延期したものです。
   例年は,3年生が,体育館で一斉に全ての学校の説明を聞く形式で実施していましたが,本年度は三密を避け,熱中症対策も兼ねて冷房の効いた三つの特別教室に分散しての開催となりました。
   生徒は,両日とも午後の2時間で希望した4校(2日間で8校)の説明を聞きました。本年度は,体験入学を実施しなかった高等学校もあり,講師の先生の説明に真剣に耳を傾けている生徒の姿が印象的でした。また,講師の先生方も自校をPRする絶好の機会と捉え,映像資料を交えながら特色ある学校のカリキュラムや部活動について熱心に説明をされていました。
   この説明会をきっかけに「入りたい学校」が見つかった生徒は,今後の学習に前向きなモチベーションをもって取り組んでほしいと思います。そして,できるだけ早い時期に「入れる学校」となるよう実力を伸ばし,自信を持って入試の日を迎えることができればと願っております。

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ストレスとのつきあい方 ~「こころの教室」を開催~

 10日(金)午後,福島大学「子どものメンタルヘルス支援事業推進室」の協力で,1年生全クラスを対象に「こころの教室」を開催しました。講師は福島大学の佐藤則行先生と中村志寿佳先生にお務めいただきました。
   このプログラムは,子どもたちの「心の回復力・生活の中の対処能力を向上させ,安定を図る」ことを目的に,福島県内の小・中・高等学校で開催されており,本校では昨年,一昨年に引き続き3度目の開催となります。
   今回は「ストレスとのつきあい方」をテーマに,各学級50分で行われました。

   「ストレスは大人になってもなくなることはありません。これからもストレスと上手に付き合うことが大切です。」という言葉から授業がスタートしました。
 最初は朝起きてからお昼までの「自分の『行動』を振り返る」ワークを行いました。「起きる」「食事をする」「話をする」「ノートに書く」など,普段行っていることを書き出しました。その後,書き出した自分の行動が「適応行動(問題が生じないために普段当たり前に取れている行動)」であることをグループの友達同士で認め合いました。当たり前に「食事をする」ことは,授業に集中できたり元気に運動に参加できることに繋がっているなど,自分の良いところは人と比べる必要がなく,特別なものでなくてよいことを実感することができました。
   次に「気持ちを切り替える」ワークをしました。「楽しいこと(もの)」「リラックスできること(もの)」などの肯定的な気持ちに繋がる出来事やものを書き出しました。さらに,グループの意見を参考に幅広く考えて見つける作業を通して,肯定的なことはポジティブな気持ちに繋がることや,実践することで気分転換になる「チャンネル」を増やすことの大切さを理解しました。
   今後,16日(木)には3年生,20日(月)には2年生が同じプログラムを受講する予定です。

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道徳の授業の充実に向けて ~小中連接授業研究会~

 8日(水)午後,小中連接授業研究会を兼ねた校内研修会を実施し,各学年一学級ずつ道徳の授業を公開しました。1年生は,2組で志賀裕美教諭が『ひまわり』を教材に生命の尊さについて考える授業を,2年生は,1組で渡邊かおり教諭が『段ボールベッドへの思い』を教材に勤労の意味について考えを深める授業を,3年生は,3組で佐藤由美子教諭が『三年目の「ごめんね」』を教材に自主的・自律的に責任ある行動をしていこうとする判断力や心情を育てる授業を展開しました。
  それぞれの授業は,所属学年の教員に加え清水小学校の先生方にも参観いただきました。さらに,1年生の授業には庭塚小学校長の渡邉かほる様,2年生の授業には北信中学校副校長の佐藤裕子様,3年生の授業には岡山小学校長の宮武泰様に指導助言者として参加いただきました。
   多くの参観者が見守る中,いずれの授業においても生徒たちは,教師の指示や発問をよく聞き,自分の考えをノートに書き込んだり,発表したりするなど真剣な態度で取り組んでいる姿が印象的でした。
   授業後の事後研究会においては,道徳の授業の向上に向けて積極的な意見交換が行われるとともに,指導助言者からも授業改善につながる適切な助言をいただくなど,今後の授業の充実,さらには10月30日の公開授業に向けて,たいへん有意義な研修の機会となりました。

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