学校日誌

2022年9月の記事一覧

学力向上に向けて

 学力向上の重要な柱は授業改善です。本校でもよりよい授業の実現に向けて授業研究に取り組んでいます。今日は、1年生の算数の水のかさ「どっちらがおおい」の授業でした。

 はじめに容器がかわっても水のかさが変わらないことを確かめました。その後、太っちょとガリの2つの容器を提示してどちらにたくさん水が入るか問いかけました。子どもたちの予想は分かれ、「どうやってくらべたらいいのかな?」と今日の追究することが明らかになりました。

 子どもたちはペアで話し合ったり、実際に水や容器、ロートを使って調べたりして、だれもが納得できる比較の方法を考えました。試行錯誤しながら、実際の容器に入れて残りの水の量を比較したり、それぞれの容器に入れて重さを比較したり、一方の容器の水を他方の容器に移し替えたり、いろいろな方法を工夫して比べようと頑張っていました。中には、「何倍分で・・・」「何回分で・・・」とつぶやいている子もいました。きっと任意の小さい容器で比べようとしているのでしょう。

 最後にそれぞれが追究した結果を話し合いました。全員、太っちょ容器の方がたくさん入るという結果になりました。比べ方ですが、片方の容器に満タンに入った水を他方に移し替える方法がみんなが納得できる比べ方であると話し合いがまとまりました。そして、その方法に「いれかえほう」と子どもたちは名付けました。次は2つではなく、3つの容器の水の量を比べます。「いれかほう」では、納得いく比べ方ができないかもしれません。新しい比べ方を考えることになるのでしょうか。

 今日の授業は本校全教員で参観し、協議いたします。そして、授業から学んだことをそれぞれの授業改善に生かしていきます。