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自助・共助・公助の精神を ~避難訓練実施~
19日,全校一斉に,学級において災害時の避難経路と非常口の確認をしました。
私からは,以下のメッセージを伝えました。
自助・共助・公助 残念ながら今の技術をもってしても,地震や洪水,噴火などの災害はいつ,どこで発生するかを予測することはできません。昨年10月に発生した水害で福島県は,中通りや浜通りを中心に甚大なる被害をうけました。清水中学校の体育館も避難所となり,多くの避難者が訪れたことは記憶に新しいところです。 |
チェック機能の必要性 ~生徒総会 校長講話~
18日,休業により延期されていた前期学級役員及び専門委員会役員の任命と生徒総会を行いました。任命証を受け取った皆さんには,それぞれの組織においてリーダーシップを発揮してほしいと思います。
生徒総会の開催にあたり,私から以下の話をしました。
本日の生徒総会では,本部や各専門委員会から年間活動目標と活動計画が発表されます。要項の中にも月別の活動予定が示され,全校生が,本部やそれぞれの専門委員会の活動を知ることになります。しかし,この後,全校生で本部や各専門委員会の活動の成果や反省を共有することができる機会は,2月の第2回生徒総会の時しかありません。つまり,本部や各委員会が計画通りに活動をしているかどうか,自分が所属している委員会以外は,よくわからないまま1年が過ぎてしまうことになります。 そこで重要になってくるのが,チェック機能の存在です。本部や各専門委員会が,活動計画に沿って十分な活動をしているかどうかをチェックし,問題があれば改善を働きかける組織が存在することで,生徒会活動は更なる充実が図れるはずです。さらに,生徒会新聞等でその情報を提供すれば,全校生が生徒会活動の現状を知ることができ,たくさんの目でチェックすることができるのではないでしょうか。 例えば,定例の専門委員会が開催される日に,委員会終了後,本部役員と各委員会の委員長が集まり,短時間でよいので,本部や他の委員会の最近の活動の成果や課題を話し合う時間を設けることはできないでしょうか。「あいさつ運動の○○さんがすばらしい」「テストの予想問題をもう少し早く出すことはできないか」「昼の放送に新しいプログラムを導入してほしい」「○○部が活動終了時間を守っていない」など,最近感じたことを指摘し合う。これを継続することで,短い期間にチェックと改善が繰り返されることとなり,それぞれの活動の更なる充実に繋がるはずです。 私が生徒会活動に期待することは,昨年度と同じ「一歩前進」です。そのために自分が果たすべき役割は何か。この後の総会で,一人ひとりがしっかりと自覚し,明日から実行に移してほしいと思います。 |
長時間接続の実態が明らかに ~情報端末に関するアンケート調査から~
先日,昨年度に引き続き全校生に「携帯電話・スマホ・携帯ゲーム機等のアンケート調査」を実施しました。その結果から本校生徒のネット端末利用の実態を分析しました。
自分用の携帯・スマホを所持率は,1年生が22.5%(昨年比+2.3P),2年生が25.1%,(昨年比-8P),3年生が33.0%(昨年比-0.8P)となっており,昨年度と比較すると,1年生の所持率が増加しています。さらに,昨年度より所持率が増えたのがタブレットです。1年生が17.0%(昨年比+6.1P),2年生が20.4%,(昨年比+8.8P)と大きく上昇しました。これは新型コロナウイルス感染症による休業期間中,オンライン学習ができる環境を整えた家庭が増えたことが一因であると推察されます。ただ,タブレットはスマホやゲーム機と同様,SNS等のネットワークに接続できるアイテムであることには変わりがないので,家庭における情報管理と情報モラルに関する具体的な働きかけをお願いします。
今回の調査では,昨年度と比べ一日のネット接続時間が大幅に伸びたことが懸念されます。平日に2時間以上接続している生徒は,1年生が33.6%(昨年比+21.8P),2年生が45%(昨年比+19.8P),さらに3年生にいたっては54.7%(昨年比+20.6P)に達しています。休業開け直後の調査であり,休業中のオンライン学習を含めての時間とも考えられますが,学校が通常に戻りつつある今の状況においては,貴重な睡眠時間の確保や視力低下を防ぐという点からも,ネット接続時間を減らす努力が必要です。ちなみに,7割以上の生徒が,休業前と比べ休業期間中,ネット接続時間が増えたと回答しています。
ネット接続時間に関しては,今後も追跡調査を実施したいと考えます。
地域に開かれた学校づくりを目指して ~第1回学校評議員会開催~
本年度第1回目の学校評議員会を,6月10日(水)に開催しました。
学校評議員制度とは,学校が,家庭や地域と連携協力して子どもたちの健やかな成長を図っていくため,地域に開かれた学校づくりを推進し,保護者や地域住民等の意向を把握し学校運営に反映させて協力を得るとともに,学校運営の状況等を周知するなど,学校としての説明責任を果たしていくという趣旨から,平成12年4月に設けられた比較的新しい制度であります。
今回の会議では,コロナウイルス感染症による休業中の対応や今後の感染防止対策を説明するとともに,本年度の学校経営(学校評価)や行事に対する協力をお願いしました。残念ながら,本年度は中学生ドリームアップ事業の目玉である2年生の職場体験活動が中止となりましたが,次年度以降の活動に対し改めてバックアップしていただけるとのお言葉をいただくこともできました。
その後,評議員の皆様からご質問やご意見を頂戴しました。話題の中心はやはりコロナウイルスの感染防止対策となりました。プールでの授業や学校行事(修学旅行や青柳祭)に関しては,現時点における見通しや方針について話をさせていただきました。評議員の皆様からは,本年度の「地域懇談会の持ち方」や「子ども食堂(清水キッチン)の見通し」等具体的なご提案をいただくなど,貴重な意見交換の時間を持つことができました。
次回の学校評議員会は,青柳祭の参観を予定しています。
部活動が再開しました ~部活動の終了時刻,休養日等の確認~
本日より,部活動が再開しました。手洗い消毒,換気,活動空間の確保,活動時間帯の工夫等の感染予防対策を講じながら指導にあたります。
12日(金)までは,ウォーミングアップ期間として,急に過剰な運動を行わないよう留意し,2時間以内での活動とします。1年生は部活動の見学期間となり5時には下校となります。13日(土)からは,土日の部活動も可能としますが,対外試合や合同練習,大会参加は当面の間自粛となります。
部活動の終了時刻(下校時刻)や休養日,特例期間の設定は下記のとおりです。昨年度と比べ,時期に応じた終了時刻に変更を加えました。
清水中学校の感染症対策 ~安心して学ぶことができる環境づくり~
清水中学校では,置かれている環境の中,現段階で実施可能な感染症対策を講じながら,生徒の教育活動を保証すべく取り組んでいます。以下に具体的な対策をお示しいたしますので,保護者の皆様方のご理解をいただきますようお願いいたします。さらには,今後とも,家庭における感染症対策の習慣化ならびに登校前の健康観察や検温にご協力ください。
令和元年度末教職員人事異動のお知らせ
生徒登校日について連絡メールを送信しました
3月16日付で,福島市教育委員会より年度末休業中の対応についての通知がありました。それに伴う対応の一つとして,以下のとおりに生徒登校日を設けることとなりました。つきましては,お子様に以下の内容をお伝えいただきますよう,お願いいたします。
■生徒登校日(1・2年生のみ)
3月27日(金)
8:30までに登校する。
■当日の予定
〇学級活動
〇放送による転退職職員のあいさつ
〇部活動ごとの連絡 等
〇概ね10:00ごろには下校の予定
■服装・持ち物
〇制服
〇上履き
〇筆記用具
〇サブバッグ(通学カバンでもよい)
〇マスク着用にご協力願います。
※課題は始業式に提出しますので持参する必要はありません。
■その他
〇欠席する場合は,授業日同様学校まで連絡をお願いします。
〇当日,今後の対応についての文書を配付しますので,詳しくはそちらをご覧ください。
第36回卒業証書授与式
本日,36回目となる卒業証書授与式を挙行しました。新型コロナウィルス感染拡大防止のため,残念ながら,PTA会長様を除く来賓の皆様方と在校生の参列なしの式典となりました。
在校生代表の霜山果奈さんによる「送辞」と卒業生代表の秋山史帆さんによる「答辞」を掲載します。
送辞 例年にない暖かさで,校庭の草木も,一足早く太陽に向かって一斉に芽吹き,美しく薫る花を咲かせようとしています。 令和2年3月13日
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答辞 時は静かに,しかし着実に私たちの周りを流れていきます。気がつくと,例年よりも暖かかった冬が過ぎ,間もなく,入学してから三度目の春が訪れようとしています。今年は,世界的な問題となっている感染症流行の影響で,開催さえ危ぶまれる中,こうして晴れの卒業式を開催していただいたことに,私たち卒業生一同は,感謝の思いでいっぱいです。 令和2年3月13日 |
児童・生徒の皆さんへ -学校の臨時休業に関する福島県教育長メッセージ-
※学校の臨時休業に関する教育長からのメッセージです。
児童・生徒の皆さんへ -学校の臨時休業に関する福島県教育長メッセージ-
学校が臨時休業となってから約1週間、高校生は10日となります。皆さん、どのように過ごしていますか?
新型コロナウイルスの感染拡大防止のためにはやむをえないことでしたが、入学試験や卒業式を控える年度末の重要な時期に、心の準備もままならないうちに、急に先生や友達に会えなくなってしまいましたね。胸が痛みます。
準備期間が短かったにも関わらず、保護者の皆様、教職員の皆さん、放課後児童クラブの運営を行う皆様など子供たちに関わる多くの方々が準備に奔走してくださり、無事に休業に入ることができました。また、臨時休業中の子供たちを、創意工夫を重ねて見守っていただいていることに心から感謝申し上げます。
児童・生徒の皆さんは、新型コロナウイルスという見えない敵、そして、いつ学校が始まるのかわからない状況に対して、不安を感じているかもしれません。特に、中学生、高校生の皆さんは、9年前の3月に似たような経験をしたことを思い出すかもしれません。
このようなときだからこそ、一人一人が何をするべきか冷静に考え、判断し、行動していくことが大切です。そして、ピンチの中からチャンスを見いだしていく前向きさを失ってはいけません。臨時休業という状況を、感染拡大の防止のみならず、学習や生活の面でも何とか有意義なものにしたいものです。
まず、今は新型コロナウイルスの感染の拡大防止が最優先です。学校から今回の臨時休業の趣旨、注意事項などが伝えられていると思います。未知のウイルスであるが故に、ウェブ上には誤った情報が流れている場合もありますが、何が正しい情報かを見極め、感染拡大防止に向けて何をすべきか、何をすべきではないのかを冷静に判断してください。
次に、皆さんの心身の健康についてです。不規則な生活になっていませんか?ゲームばかりしていませんか?時々は体も動かしていますか?誰かとお話できていますか?時々笑っていますか?もちろん人混みに出かけることは控えていただく必要がありますが、ジョギングや縄跳びなど可能な運動もあります。それぞれに自分と向き合って考えてみてください。
そして、急にできてしまった「何もない時間」を有意義に過ごす方法を考えてみましょう。普段は、学校、部活動、習い事等で忙しくしているので、急に時間ができると何をしたらよいかわからなくなりがちです。
例えば、日常生活の中で家庭のお手伝いをしてみませんか?小さくても普段できない体験活動です。家族の方とコミュニケーションをするきっかけにもなります。居場所と役割があると気持ちが前向きになります。
このような時期だからこそ、本や新聞を読んで物事を考えてみてください。今のところは県立図書館も開館しています。団体活動はできませんが、個人利用はできます。ビブリオバトルへの参加もお待ちしております。
この機会に苦手科目を克服するのはいかがでしょうか?ふくしま学びのネットワークの前川直哉先生も提案されているように、時間が取れる時にしかできない広い範囲の復習なども考えられます。ウェブ上にも様々な無料の学習コンテンツが掲載されています。
中学生や高校生の皆さんは、自分が政治家になったつもりでテーマを決めて、友達や先生とウェブ上で議論することもできます。SDGsの中からテーマを選ぶのもよいと思います。「君が学ぶと世界が変わる」と私も思います。
なお、今回の休業のために、学年の修了や卒業などが不利になることは決してありません。授業ができなかった分をどのように補うのかについては、教育委員会や校長先生がきちんと考えてくださっています。
最後に、まわりの人たちへの心配りです。弟や妹がいれば、日常の生活が一変してしまった不安をいたわってあげてください。ご両親をはじめとした大人の皆さんも大変な苦労をしています。自分に何ができるかを考えてみてください。新型コロナウイルスに関連して、いじめや差別があってはならないことは言うまでもありません。
普段当たり前であると思っていた日常的なものが、無くなってみて初めてその重要性に気づくことがあります。学校は、皆さんにとってそのようなものなのではないかと思います。
ピンチをチャンスに変えることは簡単ではありません。しかし、福島県は「チャレンジ県」としてピンチをチャンスに変えようと、この9年間皆で力をあわせ復興に取り組んできました。その蓄積を今こそ生かしましょう。
少しでも皆さんの不安が減って、有意義に過ごせること、そして、早期にウイルスの感染が終息して学校が再開し、皆さんがまた笑顔で先生や友達とともに過ごせるようになることを祈っています。
令和2年3月12日
福島県教育委員会教育長 鈴木 淳一
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