松川小学校日誌

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雪山教室

松川小学校では毎年「雪山教室」を行っています。
1・2年生はそり遊び,3年生以上はスキーです。

26日(火)1・2年生
 最時折風が強かった他は天候にも恵まれ,きれいなゲレンデで子どもたちは楽しくそり遊びをしてきました。そりは1人1台使うことができたので,1人で自由に滑ったり,2人で一緒に滑ったりしながら,仲良く楽しく遊ぶ姿が見られました。


27日(木)3・4年生
 天候にも恵まれ,一日中スキーを楽しんだ子どもたちは,急なコースでも笑顔で挑戦し,自分で滑ることができました。

帰りのバスの中では,みんな疲れた表情。
子どもたちがスキーをめいっぱい楽しんだということです。

29日(金)5・6年生
  一年ぶりの雪山教室。
昨年とは違うスキー場だったのでコースの様子がわからず少し戸惑う様子も…。
ですが,すぐに滑る感覚を思い出,初・中・上級に分かれて滑りました。
さらにインストラクターの先生方にアドバイスをいただき,楽しく,そして思いっきり滑り,スキーを上達させることができました。

1月23日 土曜授業 古い道具と昔のくらし

 現在、社会科で「古い道具と昔のくらし」について学習しています。土曜授業では、土合舘で農業を営んでいらっしゃる丹治春治さんをお呼びして、教えていただきました。

 昔の道具(とうみ、足踏み式脱穀機、回転式田草とり機、糸車)やわらで作った用具(みの、背中あて、わらじ、ぞうり、雪ぐつ)、そして春治さんが持ってきてくださった養蚕の用具などの説明をしていただきました。今から50~60年前の松川町のくらしについてのお話もしてくださいました。

 子どもたちは、今より不便でもゴミを出さず、わらやもみ、ぬかなどを有効活用していた昔の松川町のくらしに関心をもちながら、春治さんのお話に聞き入っていました。

松川方言かるたづくり

1月23日の土曜授業に、4年生では松川の方言を使ったかるたづくりをしました。

方言の先生は三浦富治さん。
言葉や姓名など、松川地区の歴史を研究されている方です。

この日のために、子どもたちが考えた読み札を方言に直してくださり、その意味を丁寧に説明してくださいました。

松川方言かるたはもう少しで完成。
みんな、かるたで遊ぶのを楽しみにしています。


子どもたちが考えた方言かるた。
どんな意味か分かりますか?

①「むぎひいて 一等賞で こでらんに」
②「ほいどまき ひっつぶっちゃら 悲しいな」


(答えは、続きに)

方言かるたの答え

①くじを引いたら一等賞だったので最高の気分だ。

②ささまきをつぶしてしまって悲しい。

「気づき」「考え」「実行する」子どもを目指して



 新年あけまして おめでとうございます。
 保護者・ご家族の皆様におかれましては、希望に満ちた新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 私は、久しぶりに近くの小山に登って初日を拝みました。山の端から白くまぶしく輝く太陽が顔をのぞかせる中、遠くから鐘を突く音や花火の音が聞こえました。穏やかで心躍る一年の幕開けです。皆様にとりまして、より佳い一年となりますよう心よりお祈り申し上げます。

 いよいよ、第3学期が始まりました。この冬休み期間は、大きな事故や病気の報告はなく、ほとんどの児童が、19日ぶりに元気な姿を見せてくれました。順調なスタートを切ることができましたのも、保護者の皆さまのご協力の御陰と感謝申し上げます。ただ、体調不良等で欠席したお子さんには、一日も早く登校できるように休養に努めるさせるとともに、ご心配なことがあれば遠慮なくご相談ください。
 さて、今年はサル年です。火にあたるニホンザルがいるということで、改めて賢さが話題に挙げられています。温泉につかるサルや芋を洗って食べるサルなど、人間のすることを真似る行為はおなじみでしたが、このように火を怖がらない生き物は初めて確認されたそうです。火の温かさに気づき、どうすれば安全かを考えて、火に近づいて暖を取るサル。類人猿に近づいたサルの出現かもしれません。
 ところで、十二支の「申」という漢字には、「実が熟して固くなった状態」という意味があります。昨年の十二支「未」という漢字には、「これからどんどん伸びようとする状態」という意味がありましたので、その続きの状態と考えることができます。
 そこで、今日の第3学期始業式では、このことに触れながら、3学期と今年の目標を示しました。つまり、松川小学校での生活を楽しくするために、また自分自身を高めるために、「気づき」「考え」「実行する」力をつけるということです(これは、JRC[青少年赤十字活動]の態度目標です)。今の子どもたちが主役となる次の申年(2028年)以降、間違いなく必要不可欠な力となります。ますます厳しくなる社会の中で、主体的に行動しながら自立できるように、ぜひとも今から身に付けさせたいと考えます。そのための具体的な目標として次の3つを示しました。
 ① 学習や運動に一生懸命取り組み、笑顔で新しい学年を迎える。
 ② 「おはよう」のあいさつをさらに響かせて、笑顔で一日をスタートする。
 ③ 何かしてもらったら「ありがとう」と言い、笑顔と思いやりがあふれるようにする。
  いずれも、今までも力を入れていたことばかりです。ただ、大切なことは、それらを達成するために自分に不足しているところや問題点に気づき、どうすれば改善できるか考え、そして、決めたことをどれだけ強い意志を持って実行できるか、継続できるかです。米沢藩主上杉鷹山が、「為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」という名言を残していますが、正にこの「為す」ことが求められるのです。為したら結果を振り返り、次に生かしていく。この連続体験が、少々の困難にも負けない自立できるしなやかな心身をつくっていくのです。
 ご家庭におかれましては、お子さんに気づきや考えを促す会話に努めたり、実行したことを認め称賛したりすることを重視していただければ、より早く、より確実に実行する力を付けさせることができます。この取組が、お子さんのために重要であることに気づき、我が家では何ができるか考え、ぜひ実行に移してください。「為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」です。


第二学期が終了しました。



                          第2学期を振り返り、新たな目標・力を!

  82日間の第2学期も、本日で終わりです。
 簡単に2学期を振り返ってみますと、夏休み後半からの雨続きで、9月は思うように水泳や外遊びができませんでした。しかし、9月半ばから天候も落ち着き、5・6年生児童にとっては、陸上競技大会に向けての練習に力が入りました。さらに、10月の「松っ子発表会」、11月の持久走記録会と、児童一人一人が自分の目標に向かって努力する場面がたくさん見られました。私たちは、結果はもちろんですが、それまでの過程も学力の一部と考えて大切にしています。そのために、例え思うような結果が出なかったとしても、「目標に向かって努力する力」「くじけずにやり通す力」「友だちと力を合わせて取り組む力」等を丁寧に把握しながら、次への意欲となるように指導してまいりました。

 さて、今年の漢字は、「安」でした。安全保障関連法の審議過程に国民の関心が高まったことや、世界で頻発するテロが人々を不安にさせたことなどが、理由に挙がったそうですが、学校としては、今後も、「安全で安心」できる学校を目指してまいります。
 ところで、本校の今年の漢字は何でしょう。私は、「声」を挙げたいと思います。その理由は次のとおりです。
  ① 自分から進んで元気な声で「おはようございます。」と言える児童が、とても多くなった。
   ② 特に学級活動の授業で、自分の考えを述べる児童がたくさん見られるようになった。
   ③ 休み時間、たくさんの児童が元気な声を出して遊んでいた。
   ④ 特設合唱部が、県大会出場を果たし素敵な歌声を届けてくれた。
 「歓喜あふれる学校」を目指す一年目としては、まずまずの姿かと思われます。ただ、「登校時のあいさつが、5割程度の児童しかできていない。」というご指摘もいただいております。地域の人々から、「松川小学校の子どもは、あいさつ満点、元気満点だ。」という声が届くように、引き続き指導をしてまいります。各家庭におかれましても、「社会の基本であるあいさつは学力の一部だ」と認識されながら、さらにあいさつに力を入れてまいりましょう。「松川町3つの約束」の一つでもあります。

 お子さんの2学期の学習や生活の様子について、通知票でお知らせしました。ご家庭におかれましては、「どうだったか」以上に、「どのような学習にどのように取り組んだのか」を大切に話を聞いてあげてください。つまり、魚釣りに例えれば、「どんな魚を釣ったか」より、「どのようにして魚を釣ったか」という視点から、一緒に今学期を振り返っていただきたいと思います。そうすれば、新しい年や3学期をどのように迎えればよいのか、自ずと見えてくるはずです。なすべきことを理由付けて「自己決定」できたお子さんは、間違いなく主体的に取り組もうとするものです。間違っても、あら探しに走り、お子さんの自尊心を崩してしまうことのないようにご注意下さい。
 また、この冬休み中にできることとして、「ちょっとお手伝い」を子どもたちに話しました。これは、家族のために自分ができることに気づいたら、ちょっとでもいいから手伝うということです。簡単なお掃除から片づけ、ガラス磨きやカーテンの開け閉めなど、気づいたこと・考えたことを実行に移すことにねらいを置くのです。本来なら、決まった家事を責任を持って続けることが望ましいと思いますが、ささいなことでも実行に移す力は、立派な能力です。そのためにも、手伝いをしたという行為を認め・褒めてあげてください。さらに、「○○してくれてありがとう。お母(父)さん、助かったよ。」という家族からの感謝の言葉が、より一層、お子さんを気づいて実行する人間に育てるはずです。
 それでは、ご家族そろって、よいお年をお迎え下さい。