「なかよしタイムや掃除のときいつも優しく教えてくれてありがとうございます。中学生になっても頑張ってください。」
4年生
「一年間ありがとうございました。中学校に行っても勉強などを頑張ってください。」
5年生
「6年生の皆さん、今まで本当にありがとうございました。
登校する時から帰るまで、ずっとお世話になりました。
登校する時は、ぼくたちが安全に登校できるようにといつも声をかけてくれました。言うことを聞かない下級生もいて、本当に大変だったと思います。でも6年生の皆さんは優しく接してくれました。
学校では、委員会活動や清掃でお世話になりました。
委員会活動では、いろいろな活動を教えて頂き、なるほどなあと感心することが多くありました。4月からはぼくたちが頑張ります。
清掃活動では、整列の仕方、めあての言い方、清掃の仕方、片づけ方、たくさん教えて頂きました。そのおかげで、清掃が上手になったように思います。
鼓笛では、休み時間を返上して教えて頂きました。今日このように、鼓笛演奏ができるのは6年生に教えて頂いたおかげです。本当にありがとうございました。
今日は、心を込めて6年生に感謝しようと、手紙を書いたり、遊びを考えたり、鼓笛を練習したりしてきました。喜んで頂ければうれしいです。
本当にありがとうございました。中学校での活躍をお祈りし、感謝の言葉とします。」
2月5日(金)の午前9時40分頃、松川工業団地第1仮設住宅にお住いの「佐野ハツノ」さんという方が来校しました。昨年末に福島県文化センターで開催された「『第九』等の演奏会」に参加した本校合唱部の歌声と表情に、とても感動したのでお礼を言いたくて来られたのです。
お話を聞くと、佐野さんは前方の中央やや右側に座って聞いていたそうですが、特に顔の半分にもなるほど大きな口を開けて一生懸命歌う男児の純真さに、遠く離れて住むお孫さんの顔も重なり、涙がとめどめなく流れたそうです。隣に座っていた友人も同じように涙が止まらなかったということです。そこで、何かお礼をしたいということで、「マカロン」という小物入れ50個を持ってきてくださいました。不要となった布きれを再利用した小物で、その男児が代表して受け取りました。
佐野さんは、飯舘村飯樋に住んでいらっしいました。飯舘村が村おこしで企画した「若妻の翼」初回のメンバーで、さらに、全国でもめずらしかった女性の農業委員に選出され、村や県の代表として全国を回って情報発信も行ってきたそうです。そんな中での原発事故・避難生活になってしまいましたが、それにも負けずに、不要となった布きれを針仕事で再活用する「いいたてカーネーションの会」という会を立ち上げ、その代表となりました。「一針と一刺で想いを貫くまでいの心」を大切に、飯舘村に帰還してもずうっと続けられるよう願いを叶えたいと始められたそうです。しかし、その後佐野さんは、多忙な中で病気になり、通院の身になってしまったとのことです。そんな気持ちがふさぎ込んでいる時に、コンサートの声をかけてもらい、子どもたちの歌声と表情に出会い、「生きる元気をもらった。」というのです。お手紙もいただきましたので、以下に紹介します。
第2学期を振り返り、新たな目標・力を!
82日間の第2学期も、本日で終わりです。
簡単に2学期を振り返ってみますと、夏休み後半からの雨続きで、9月は思うように水泳や外遊びができませんでした。しかし、9月半ばから天候も落ち着き、5・6年生児童にとっては、陸上競技大会に向けての練習に力が入りました。さらに、10月の「松っ子発表会」、11月の持久走記録会と、児童一人一人が自分の目標に向かって努力する場面がたくさん見られました。私たちは、結果はもちろんですが、それまでの過程も学力の一部と考えて大切にしています。そのために、例え思うような結果が出なかったとしても、「目標に向かって努力する力」「くじけずにやり通す力」「友だちと力を合わせて取り組む力」等を丁寧に把握しながら、次への意欲となるように指導してまいりました。
さて、今年の漢字は、「安」でした。安全保障関連法の審議過程に国民の関心が高まったことや、世界で頻発するテロが人々を不安にさせたことなどが、理由に挙がったそうですが、学校としては、今後も、「安全で安心」できる学校を目指してまいります。
ところで、本校の今年の漢字は何でしょう。私は、「声」を挙げたいと思います。その理由は次のとおりです。
① 自分から進んで元気な声で「おはようございます。」と言える児童が、とても多くなった。
② 特に学級活動の授業で、自分の考えを述べる児童がたくさん見られるようになった。
③ 休み時間、たくさんの児童が元気な声を出して遊んでいた。
④ 特設合唱部が、県大会出場を果たし素敵な歌声を届けてくれた。
「歓喜あふれる学校」を目指す一年目としては、まずまずの姿かと思われます。ただ、「登校時のあいさつが、5割程度の児童しかできていない。」というご指摘もいただいております。地域の人々から、「松川小学校の子どもは、あいさつ満点、元気満点だ。」という声が届くように、引き続き指導をしてまいります。各家庭におかれましても、「社会の基本であるあいさつは学力の一部だ」と認識されながら、さらにあいさつに力を入れてまいりましょう。「松川町3つの約束」の一つでもあります。
お子さんの2学期の学習や生活の様子について、通知票でお知らせしました。ご家庭におかれましては、「どうだったか」以上に、「どのような学習にどのように取り組んだのか」を大切に話を聞いてあげてください。つまり、魚釣りに例えれば、「どんな魚を釣ったか」より、「どのようにして魚を釣ったか」という視点から、一緒に今学期を振り返っていただきたいと思います。そうすれば、新しい年や3学期をどのように迎えればよいのか、自ずと見えてくるはずです。なすべきことを理由付けて「自己決定」できたお子さんは、間違いなく主体的に取り組もうとするものです。間違っても、あら探しに走り、お子さんの自尊心を崩してしまうことのないようにご注意下さい。
また、この冬休み中にできることとして、「ちょっとお手伝い」を子どもたちに話しました。これは、家族のために自分ができることに気づいたら、ちょっとでもいいから手伝うということです。簡単なお掃除から片づけ、ガラス磨きやカーテンの開け閉めなど、気づいたこと・考えたことを実行に移すことにねらいを置くのです。本来なら、決まった家事を責任を持って続けることが望ましいと思いますが、ささいなことでも実行に移す力は、立派な能力です。そのためにも、手伝いをしたという行為を認め・褒めてあげてください。さらに、「○○してくれてありがとう。お母(父)さん、助かったよ。」という家族からの感謝の言葉が、より一層、お子さんを気づいて実行する人間に育てるはずです。
それでは、ご家族そろって、よいお年をお迎え下さい。