下川崎小学校日誌

Blog

学習発表会等,ご来校ありがとうございました

  福島県では,11月の第一週を「学校へ行こう週間」と位置づけて,保護者の皆様はもちろん,地域の皆様にも学校の様子を見ていただく機会を設けています。さらに,その一環で第一週だけではなく,その期間を中心として,学校に来ていただける機会を設定しております。
 本校でもその趣旨を受けて,皆様に学校に来ていただけるよう,学習発表会やフリー参観などのご案内をしていたところでした。
 今年の学習発表会は,10月31日(土)に実施しました。1年生の開会の言葉に始まり,各学年,今までの学習の成果を生かした発表内容を見ていただくことがねらいであり,国語科や体育科,音楽科などで学んだことを総合的に構成して発表しています。
 当日,子どもたちは大勢の皆様の前で,今までの練習してきた成果を堂々と発表することができました。皆様からの大きな拍手は子どもたちの自信にもつながったことと思います。本校では,このような機会を通して,子どもたちが自信をもって自分の思いを伝えられる力を育てています。また,地域の皆様にもお越しいただけましたこと,とてもありがたく,紙上を借りて御礼申し上げます。
 11月4日(水)~6日(金)は,フリー参観日として,自由に授業を参観していただく機会を設けました。また,6年生は,4日にはアイルランドのシャロンさんと,下川崎の阿部さんをお招きして,外国の文化を学ぶ国際理解学習を行いました。5日には特別非常勤講師である安齋定治さんから,戦争体験についての話をお聞きしました。子どもたちの学びを広げる意味で,多くの皆様にお世話になっています。これからも,様々な方々に教えていただく機会をもてたらと思っています。

異学年の活動を通して思いやりの心を!

 10月9日(金),天候にも恵まれ,今年度の目的地である本宮市白沢のスマイルキッズパークで,「全校遠足」を実施しました。
 秋の季節を感じながら,自然を感じ取ったり,のびのびと体を動かしたりするとともに,公衆道徳やルールを守ったり,集団の中で互いに協力したり助け合ったりすることなどを,楽しい活動を通して学ぶことができるようにと考えて遠足を実施しました。
 活動にあたっては,異学年のグループの縦割り班である「わかたけグループ」で実施しました。事前に,6年生の班長を中心にグループごとに話し合う場を設け,みんなで楽しく遊べるためにはどうすればよいかを相談し,計画を立てて行いました。
 遠足当日,それぞれの班は計画にしたがい,いろんな遊具の場所に行って,互いが協力して楽しみました。班の中のある子がゆれるつり橋で「ああ,こわいよう。」と言っているときに,上級生が「大丈夫だよ。」と言いながら手伝ってくれたり,下級生が迷子にならないように上級生が「こっちだよ。」と教えてくれたりしました。
 ある低学年児童の子は,棒につかまりながら降りてくるところで,「こわいなあ,だいじょうぶかな。」ととまどっていると,上級生が「こうするんだよ。」と教えてくれたり,
別の上級生が下から「おしりもってあげるから。」と言ってあげたりしていました。
 またある子は,最初は不安で一歩を踏み出せないでいましたが,みんなのことを見て,「ぼくやってみる。」と,自分からチャレンジして,できた達成感を味わっていました。
 それぞれが楽しい活動をしながら,互いに楽しさを共有していました。
 全体的に班活動を見てみると,計画どおりに遊んだ班。予定を変更して,臨機応変に遊んだ班。はたまた,別の遊具に遊びに行った子がいて班のみんなを困らせた班等々。様々な活動の様子が見られました。
 担当の教師はその様子を見守り,よかった点を賞賛したり,失敗した点を自分たちで話し合わせたりして,「為すことによって学ぶ」ことの大切さを実感させました。
  こういった経験の積み重ねが,子どもたちの思いやりの心を育てたり,困ったときどうすればよいかをみんなで考えたりする力を育てていくのだと思います。

浪江小・津島小との交流!

 昨年度から始めた浪江小・津島小との交流。今年の一回目は,9月29日,5・6年生が「観劇」のご招待を受けました。
 本校の子どもたちは,浪江小・津島小の子どもたちと一緒に,朝鮮の民話を題材とした劇にふれ,楽しいひとときを過ごすことができました。
 次回は本校が招待する計画を立てています。浪江小・津島小は各学年の児童数が少なく,大勢で活動する楽しさを味わえないことがあります。学年毎や2学年単位で,浪江小・津島小と本校が合同で,合唱をしたり,体育をしたり,あるいは児童集会を行うことなどを考えています。子どもたちの意見を取り入れながら,心が通った交流をしていきたいと思っています。

自分の命は自分で守る!

 本校では,「自分の命は自分で守る!」を合い言葉に9月中に,福島南消防署の皆様のご協力のもと,第2回の避難訓練を実施しました。今回の避難訓練の設定は,地震が起こり,その後,火事が起こるというものでした。
 子どもたちはしっかりと放送を聞き,地震に対して,机の下にもぐったり窓を開けたりすることができました。また,火災では,窓を閉め,「お(おさない)か(かけない)し(しゃべらない)も(もどらない)」をしっかりと守り,素早く安全に避難することができました。消防署の方からは,「大変上手に避難することができました。」とのお褒めの言葉をいただきました。
 最後に,消防署の方に準備していただいて,煙体験を実施しました。火事が起こったとき一番怖いのは煙です。その体験を通して,ハンカチ等で口や鼻を防ぐことの大切さや,低く歩くことの大切さ等を学びました。
 地震や火災は,学校だけで起こるわけではありません。子どもたち一人一人が知識をもち,それを生かして判断し,自分の命を守るためにはどうすればよいのかを正しく判断できる力を付けなければなりません。これからも,折りに付け,正しく判断できる力を,教育活動全体を通して身に付けさせていきます。

 また,松川町駐在所の方を講師としてお招きし,上学年(4~6年)と下学年(1~3年)に分かれて交通教室を行いました。
 2校時の上学年では,中学校での自転車事故の話を受け,今まで以上に正しく,安全な自転車の乗り方を身に付けました3校時の下学年(1~3年)も,自転車の正しい乗り方のビデオを見た後,自転車の乗り方を学びました。今回は実技練習はしませんでしたが,学年を考えて指導しています。