学校日誌

2022年11月の記事一覧

ふくしまスカイパーク見学(6年)

 今日は6年生がふくしまスカイパークにおじゃましました。はじめにふくしま飛行協会の方から、スカイパークの設立の経緯、変遷、現在についてわかりやすく説明をいただきました。最初は農道離着場として設立され、主に付加価値のある果実の輸送に使う目的だったそうです。東日本大震災の時には、災害救助や支援の拠点としても重要な役割を果たしたそうです。原子力発電所の上空写真は、スカイパークから飛び立った無人飛行機が撮影したのだそうです。現在は、エアーレースパイロット室屋義秀氏の活動の拠点であり、民間会社の開発事業にも活用されているそうです。直線800m幅30mの道路施設は国内でも有数の施設なのですね。

 次に、ガレージに展示されている飛行機を見せていただきました。実際の機体にこんなに近づいて見ることはなかなかない機会です。そして、滑走路にでて、水はけをよくする秘密について自分の目で確かめました。

 その後、室屋さんのマネージメント会社におじゃまし、エアーレースで使用している実際の機体を見せていただきました。9月に室屋さんの講演を聴いた子どもたちは、ガレージの扉があいた瞬間、「おおうっ。」と声をあげていました。

 地元にこのような素晴らしい施設があることは、子どもたちにとっても誇りです。ふくしま飛行協会、パスファインダーの皆様、今日はありがとうございました。

 

放射線学習(3・4年)

 本日は環境再生プラザの方においでいただき、3・4学年で放射線学習が行われました。前半は鳥取大学の北 実先生にオンラインで除染や放射線についての講義をおこなっていただきました。鳥取におられる北先生とリアルタイムでお話ができたことは、子どもたちにとって貴重な体験でした。放射線の特性やどう私たちが向き合っていったらよいかについて、わかりやすく説明していただきました。

 後半は霧箱を使った体験活動です。放射線の飛び方を予想したり、個人霧箱を作成したり、中型霧箱を使ってマントルや風船での放射線の飛跡を比較したり、目に見えない放射線を感じる体験させていただきました。震災後、11年が経過しましたが、いまだに放射線は私たちの生活に影響を及ぼしています。科学的な知識や理解のもとに、正しい行動する力をつけることは今後も大切です。北先生、環境再生プラザの皆様、ありがとうございました。

 

校内特別支援教育研修会

 昨日は宮城教育大学教職大学院教授 植木田潤先生においでいただき、校内特別支援教育研修会を行いました。発達障がいの特性について、具体的事例を交えて分かりやすく説明していただきました。特性を持つ子どもがいかに、学びにくさや生きにくさを感じているのか、表出する行動はその困り感の表現なのだということを改めて学びました。特性を持つ子どもたちの学びにくさ、生きにくさをは減らすためのユニバーサルデザインを意識した指導・支援についても説明していただきました。研修で学んだことを生かし、一人ひとりの特性や学び方の違いの理解に基づいた教育が行えるよう取り組んでまいります。植木田先生、ありがとうございました。

ふれあい体験活動(全校)

 25日は地域本部事業の一環として、様々な分野で活躍されている地域の皆様に講師としておいでいただき、ふれあい体験活動を実施しました。それぞれの学年では次の体験活動に取り組みました。
 1年生:折り紙 2年生:絵手紙 3年生:切り絵
 4年生:手品  5年生:将棋 6年生:ユニカール

 

 初めて体験する活動もあり最初は戸惑いの表情もありました。しかし、講師の先生に丁寧に教えていただき、笑顔で取り組めるようになりました。みんなで活動を楽しんだり、自分が思っていた以上に素晴らしい作品を仕上げることができたりして、子どもたちは自信を持つことができていたようです。また、講師の先生とのふれあいも貴重な体験となりました。
 講師の皆様、本当にありがとうございました。

全校集会(おめでとう ドーハの歓喜)

 昨日は全校集会で表彰及び講話が行われました。

 健全育成会長様がおいでになり、はじめに「標語コンクール」の最優秀賞の表彰を行いました。最優秀賞作品をいくつか紹介します。「あいさつで 心が通う 大笹生」「信号機 青でも確認 右左」「鍵かけた? 指さし確認 おまじない」「この努力 未来の自分の 財産に」「地域の目 子どもを守る セキュリティ」

 続いて市の総合文化祭に出品した児童の表彰を行いました。表彰された皆さん、おめでとうございました。

 講話では、ワールドカップで見事に日本代表がドイツに勝利しましたが、次のようなお話をしました。

 勤労感謝の日はどうでしたか 遅い時間でしたが日本代表の試合がありましたね。先生も日本代表サポーターとして応援しました。特にこの背番号5番の選手をおえんしました。誰だか分かるかな。長友選手です。長友選手はワールドカップ4回目の出場です。キーパー以外で4回もワールドカップに出た選手はいなかったそうです。素晴らしい選手なんですね。でも、長友選手は若い頃は期待される選手ではなかったそうです。小学校の時、強いチームに入れませんでした。大学に入る時も、スポーツ選手として入学したのではなかったそうです。体も小さく、足も遅かったのですね。くじけそうなことがたくさんあったけれどそれを乗りこえて素晴らしい選手になりました。
 くじけずに乗り切れてのはどうしてでしょう。
 周りの励まし、特におばあさんの励ましの手紙があったからだと言われています。今日はそのおばあさんが長友選手をはげますために書いたお手紙をみなさんに紹介します。長いお手紙ですが、大事なところだけ読みます。
 成功は人の表面を飾ります。失敗は内面を飾ります。人間の成長のために失敗は用意されています。
わかりましたか?ちょっと難しいですね。みんなに分かる言葉に直します。
 成功は自信になる。わかりますか。うまくいったら自分はできるやつだって思いますよね。
 次、失敗は成長のチャンスになる。わかるかな。先生の大変を話します。先生になったばっかりの頃、校長先生におまえの道徳はだめだ。と言われました。
これは失敗ですよね。でも、先生は悔しくて道徳の研究をして、何度も校長先生に授業を見てもらいました。何回目かには校長先生は、道徳らしくなってきたぞといってくれました。失敗したことから先生として成長できたなあと思います。
 皆さんには 夢や目標にむかってしなやかにチャレンジといつもお話ししています。チャレンジすれば必ず失敗もあります。でも、失敗を怖がらず、再チャレンジすることが自分を強く、たくましくしてくれます。長友選手のおばあさんの手紙はそんなことを教えてくれたのだと思います。
 みなさん、自分の夢や目標にむかって失敗を恐れずチャレンジを続けてください。
 この後も、日本代表の試合が続きますが、長友選手をはじめ、日本チームの失敗を恐れないチャレンジを期待してお話を終わります。

教室訪問(4年 社会)

 今日は4年生の教室を訪問しました。社会「谷にかこまれた大地に水を引く」の学習に取り組んでいました。先日に見学した栗本堰や円形分水工について振り返り、円形分水に機能についての演示実験を見て、新しい問い「栗本堰に人々はどのような願いをこめたのだろう。」を持ちました。

 その後、水争いについての映像資料を見たり、様々な資料(昔の大笹生の地区割り、凶作や飢饉疫病、当時の代官の言葉、人口の変化)を読み取ったりして、当時の人々の暮らしが大変だったことを知りました。最後に当時の人たちの願いは「作物がうまく育ってほしい。」「争いがなく平和に暮らしたい。」「幸せな暮らし。」であったろうとしっかり学習のまとめを考えました。見学したことをいかして、先人たちの思いや願いにふれた1時間でした。

花の気持ちになって(花育 6年)

 昨日はJAふくしま未来「学校教育支援事業 花育コース」が6年生を対象に行われました。はじめに生け花の歴史についての説明を聞きました。次に花の生け方について講師の先生のデモンストレーションがありました。

 今度はいよいよ子どもたちがお花を生けます。子どもたちは花の気持ちになって、講師の先生のアドバイスを受けながら、思い思いの作品を完成させました。自分が思っていた以上の出来栄えに、子どもたちも笑顔です。

 最後の感想発表では、「聖徳太子の時代から続いている。」「なぜ1400年前から続いているのか、生け花を体験してその理由がわかった気がする。」「おばあちゃんもお花が好きなので帰ってから教えたい。」などの発表がありました。子どもたちに新しい知識と自分もできるという自信を与えてくださった講師の先生、JAの皆様に感謝申し上げます。

 

教室訪問(6年 道徳)

 昨日は6年生の教室を訪問しました。道徳の学習で「おばあさんの指定席」というお話をもとに、相手の立場に立って行動することのよさについてみんなで考えを深めていました。

 まず、これまで人に親切にした経験について話し合い、「誰に対しても相手の立場に立って親切にするよさを考えよう。」というめあてを確認しました。続いてお話を読み、その感想をまとめ、それをもとにして話し合いを進めました。「なぜ、ゆうこが優しいと思ったのか。」「席をゆずられたときのおばあさんの気持ちはどんなだったか。」などについて話し合いました。その後、「けがをした男の人に席をゆずるか、ゆずらないか。」について根拠をもって意見を出し合うことを通して、裕子の心の葛藤を共感的に理解しました。

 あとから電車に乗ったおばあさんが言ったであろうことを考えて役割演技をすることにより、その時に困っている人の立場に立って考えることの大切さを子どもたちは感じ取りました。終末の振り返りでは、相手の立場に立って考えるという視点からこれまでの自分を振り返る意見が出されました。自分の心を見つめ、本当の親切とは何かを考えた1時間でした。

学力向上に向けて(2年生 国語)

 昨日は学力向上に向けて、2学年で授業研究が行われました。国語「お手紙」の授業でした。今日のめあては「かえるくんがいそいでいたのは、どうしてかな。」で子どもたちは教科書に書いてある表現をもとに「自分だったら」という視点で一生懸命に教材文を読みとっていました。その後の話し合いでは「がまをこれいじょう、かなしませたくない。」「がまくんを早くよろこばせたい。」「もう、がまくんのことしか頭にない。」など、考えを高めることができました。

 振り返りの場面では、「わたしもがまくんにお手紙を書く。」「かえるくんはがまくんのことをあいしている。」や「はじめはわからなかったけれど、みんなの話を聞いてわかった。」などの考えが出されました。共感的に登場人物の気持ちを読み取る力や話し合いで自分の考えを高める力がついていることをうれしく思います。

楽しく遊んでね(1・2年)

 今日は小雪。昨日は雪虫がとんでいたそうです。季節が進んでいくのを感じます。

 昨日の昼休み、2年生が1年生を招待し楽しい交流活動が行われました。生活科「みんなであそぼう」で準備したいろいろな動くおもちゃで楽しく遊んでもらおうという企画です。1年生は楽しく遊べて笑顔、2年生は1年生が楽しんでくれて笑顔、とても楽しい昼の時間でした。