学校日誌

2022年3月の記事一覧

お別れ そして スタート(離任式)

 麗らかな春の朝、子どもたちは久しぶりに登校しました。しかし、今日はとても悲しい日です。子どもたちのため、学校のために一生懸命取り組んでこられた3名の先生とのお別れの日です。

 離任式では、転出される先生からお話をいただいた後、児童代表が感謝の言葉を述べ、花束が贈られました。最後のお別れの時には、一人ひとりがお世話になった先生に感謝の気持ちを伝えていました。悲しい日でしたが、新しいスタートが4月から待っています。子どもたちには転出される先生方に教えていただいたことを胸に、自分の夢や目標に向かって頑張ってほしいと思います。

 

 

卒業・終了おめでとう

 今日は6年生の卒業式と1~5年生の修了式が行われました。修了式は感染症対策のため、放送での実施です。1年生から5年生まで、それぞれの学ぶべきことを身につけるために一生懸命頑張ったと思います。それは、代表で修了証書を授与される5年生の心のこもった元気な返事に表れていました。修了した子ども一人ひとりの成長に大きな拍手を送りたいと思います。

 その後、14名の6年生の卒業証書授与式が行われました。コロナ禍の中、できることを工夫して行ってきた6年生は本校の校章にある笹の竹のように「しなやかに たくましく」この1年を送ってきました。見通しがつかない現代において、しなやかさ(柔軟性 修正力)はとても大切な資質だと思います。6年間でその力をしっかり身につけました。

 もう一つ、卒業生の素晴らしいところがあります。それは卒業にあたり多くの人から祝福されていることです。多くの方から祝意の心温まるプレゼントをたくさん寄せていただきました。元本校校長先生、朝の登校指導をしてくださった交通指導員の方、交流活動をしていただいた生愛会の方々、交通安全母の会の方々、そして下級生や本校職員。これまで学校のリーダーとして頑張ってきた姿、誠意をもって人とかかわる姿、自分の目標に向かって努力する姿などが認められてのことだと思います。卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。

 

 

明日は卒業証書授与式

 いよいよ明日は卒業証書授与式です。子どもたちの下校後、本校職員で最後の準備と確認を行いました。職員にとっては何回目かの卒業式ですが、6年生にとっては生涯で1度の小学校卒業式です。職員もその意識で準備に取り組んでいました。だいたいの準備が終わり、外を見ると桜の枝に雪がついていました。不思議なことですが、桜の花が咲いているように見えました。明日はきっといい日になると思います。

心温まる会(全学年)

 感染症対策等のため延期になっておりました「6年生を送る会」を22日、オンラインで行いました。
 はじめに6年生が集会室に入場しました。その際に一人ひとりの紹介があり、それに合わせて6年生はポーズを取りました。会の様子は,オンラインで各教室に流されています。
 はじめの言葉と代表あいさつの後、「大笹生クイズ」が始まりました。各学年で考えた大笹生に関するクイズに6年生が答えました。さすが6年生。大笹生のことはよく分かっていました。 次に放送委員会の人が6年生にインタビューをしました。やっぱり6年生。しっかりと答えています。
 そして、1年生から5年生が6年生にメッセージを送りました。みんな、学校のリーダーとしてがんばった6年生に素敵な感謝の言葉を贈っていました。それに応えるように6年生から下級生にメッセージがありました。下級生はそれをしっかり受け止め、6年生が残してくれた伝統を引き継いでいくと思います。
 最後に1年生から5年生の手作りのプレゼントが6年生に贈られました。WiFiの電波を通してでしたが、心と心が通じ合い、とても心温まる会となりました。このような素晴らしい会を中心になって準備してくれた5年生、しっかりと感謝の気持ちを伝えることができた1年生から4年生、ありがとうございました。

15年間お疲れ様でした。

 本校児童の登校を15年間にわたり、見守り指導くださった交通指導員の方が3月をもっておやめになります。雨の日も台風の日も、子どもたちにあたたかい言葉をかけてくださいました。また、雪の日には歩道の雪かきをしてくださいました。15年間の感謝を込めて6年生が学校を代表して、花束と1年生から6年生までの感謝の手紙をお渡ししました。長年にわたり、本校児童の安全に多大なるお力をいただきましたことに、心から感謝申し上げます。

豊かな心を(読書表彰)たくましい体を(縄跳び新記録)

 今日の昼、放送により「読書オリンピックふくしまっ子大会第2回読書マラソン(後半)」の表彰がありました。たくさん本を読んだ人の名前が呼ばれました。この後、担任の先生より金銀銅メダルの賞状が渡されます。

 続いて、「なわとび記録会」で校内新記録を出した人の発表がありました。9名の人が名前を呼ばれました。一人で2種目の新記録を出した人もいました。素晴らしいですね。

 名前を呼ばれた人、おめでとうございます。これからも読書や運動に取り組み、豊かな心とたくましい体を育んでほしいと思います。

1年間のまとめです

 地震による臨時休業後の朝でしたが、春の雪が舞う中、子どもたちは元気に登校しました。地震のことを聞くと、家の被害が少なかったようですが、怖かったと話してくれました。でも、中には寝ていたので気づかなかったという強者もいました。

 さて、教室を訪問すると廊下の掲示物がなくなっています。少し寂しさを感じます。各教室では、これまでの学習プリントを整理したり、借りていた本を図書室に返したり、前に取り組んだテストの確かめをしたり、それぞれ1年間のまとめの活動をしていました。今年度、学校に来るのも本日を含めて後3日です。節目がとても大切です。

おおざそうしょうがっこうのじどうのみなさんへ

おおざそうしょうがっこうのじどうのみなさんへ

 16日のよなかのじしん、こわかったですね。せんせいのいえも、よこやたてにはげしくゆれました。じしんのあと、ねむれなかった人もいたようですね。ほんとうに、めったにない、大きなじしんでしたね。

 きょう、みなさんのけんこうかんさつをオンラインでおこなったあと、せんせいがたはがっこうのなかやつうがくろのてんけんをおこないました。本やくつがおちていたところはあったのですが、あんぜんがかくにんされました。ですので、あしたはがっこうにきてください。あすのよていなどのれんらくは、メールやオンラインでおくりますので、みておいてください。とうこうするときには、ブロックのへいやくずれかっているところにはちかづかないように、あんぜんにきをつけてくださいね。

 きょうのよていはせんせいからオンラインできいたとおもいます。そのちゅういをまもって、あんぜんにすごしてください。

 では、かめきちもプテラノドンも、そしてせんせいがたもみなさんのくるのをまっています。

 

 

感謝の気持ち(6年生)

 3月、学校では感謝の気持ちがあちこちで見られます。見学やゲストティーチャーでお世話になった方々、雨の日も風の日も登校を見守ってくださった方々、学びや生活の場だった学校、様々な活動でリードしてくれた上級生などなど、今まで自分を支えてくれた方々やものへの感謝の気持ちを表す機会がたくさんあります。

 今日は6年生による「感謝の会」がありました。はじめに6年生一人ひとりがこれまでの小学校生活を振り返り、思い出や感謝の気持ち、中学校への思いを聞かせてくれました。その後、教職員一人ひとりに手作りのプレゼントが渡されました。とてもあたたかな会でした。これまで大笹生小学校のリーダーとして頑張ってきた6年生にも感謝の気持ちを伝えたいと思います。

春の日ざし

 今日は春の日ざしが心地よい日です。子どもたちの登校時には、吾妻山の雪ウサギが姿を現していました。昇降口のパンジーも咲き始めています。桜の芽も膨らんできました。校庭では、1年生が凧あげを行っていました。前回の凧あげの時には雪がありましたが、今日は走ると汗ばむくらいです。校舎内をまわると4年生の版画の作品が飾られていました。

伝統のバトン(鼓笛移杖式)

 3月になりいろいろなバトン(伝統)が6年生から下級生に受け渡されています。今日は鼓笛隊のバトンが引き継がれました。本来なら下級生の演奏を6年生に聞いてもらうのですが、感染症対策のためにオンラインで行いました。旧鼓笛隊指揮者から激励の言葉、新鼓笛隊指揮者から伝統を引き継ぐ言葉があり、来年度に向けての新鼓笛隊がスタートしました。

6年生が誇りに思える笑顔と勇気を届けられるような演奏ができるよう、これからも練習に取り組んでほしいと思います。

 その後、書きぞめ展で奨励賞と奨励学校賞の表彰がありました。

 

校内点描(午前の様子)

 大事な大事な1週間が始まりました。校内の様子をお伝えします。

 2階を訪れると4年生が英語の学習をしていました。朝、起きてからの行動(洗顔、朝食、時間割確認)を英語で表現できるように頑張っていました。隣の図書室では学校司書の先生が、「ウクライナやロシアの絵本を読んでみよう」のコーナーの拡充をしていました。ウクライナのお話「てぶくろ」や長谷川義史さんの絵本が展示されていました。本のページをめくって感じたことは、助け合うことのあたたかさ、何気ない日常の大切さ、世界の中ではとてもつらい思いをしている子どもたちがいることです。早く平和になり、日常がかえってくることを祈ります。3階では6年生の図工の木の作品が飾られていました。

 ALTの先生が言っていたのですが、今日の給食はゴージャスでした。卒業お祝い献立です。ケーキもついていて、きっと6年生も喜んでくれたでしょう。卒業まで、今日を含めて後7日になりました。

校内点描(朝の様子)

 今日は3月11日、東日本大震災から丸11年がたちました。今の5年生が生まれた年に震災が起きましたので、4年生より下の子どもたちは震災の時には生まれていませんでした。子どもたちの未来のために、今後起きる災害の被害を最小限にするために、震災で起こったことやその反省はつないでいかなければならないと思います。

 さて、今朝は空気は冷たいのですが気持ちのよい朝でした。校訓『至誠』の碑の下には福寿草が花を咲かせていました。子どもたちの朝の様子です。これまでの学習のまとめをしたり、読書をしたり、これまでお世話になった人への感謝の準備をしたり、卒業式の準備をしたり、忙しい中にも充実した朝でした。

3.11 前向きさと助け合い

 明日は3月11日です。放送による全校集会で次のことを子どもたちに話しました。

 これから東日本大震災のお話をします。11 年前の3 月11 日14時46 分、東北地方に今までにない大きな地震がおきました。本当に恐ろしい地震でした。駐車場の車がボールのようにバウンドしていました。地震が収まるといろいろなものが落ちて壊れていました。全国で約1万8千人の人が亡くなっており、今も見つからない人がいます。福島県はこの大震災で、地震・津波(海から大きな波がきて全てを流した)、放射線の3つの大きな被害を受けました。そのため、素晴らしい琴の演奏を聴かせてくれた大川さんのようにふるさとを離れて避難生活をする人もたくさんいました。本当に恐ろしい大震災でした。
 そのような恐ろしい震災の時に先生は二人の素晴らしい人に出会いました。今日はそのお話をします。
 一人目はさわやかな大学生のお兄さんです。地震のあと、先生の勤めていた学校は避難所になり、浜通りなどから逃げてきた人が体育館で生活をしていました。先生はその避難所が別な場所に移る日、終わりになる日の当番でした。その時残っていたのは、4つの家族と大学生のお兄さん1名です。朝、先生が体育館で目を覚ますと大学生のお兄さんが体育館のモップがけをしていました。最後の日なので,体育館をきれいにしてくれているのです。それから避難している人たちが使っていた布団の片付けを始めました。中には腰の曲がったおばあさんもいます。すると大学生は「僕が片付けますよ。休んでいてください。」といって他の家族の分も片付けました。片付けも終わり、避難所にあった非常食や水をみんなで分けることになりました。大学生は「ぼくはいいですから、家族の人たちで分けてください。」といいました。その様子を見ていた先生は大学生から「困っている時こそ、みんなで助け合うことが大切なのだ」ということを教えられました。先生には娘がいますが、こんな人がお婿さんならいいなあと思いました。
 二人目は奇跡のおばあさんです。震災の次の年、先生は浜通りの学校に転勤になりました。その町はは地震のため、津波と火事で焼け野原になりました。多くの人が津波に流されて亡くなりました。津波に流されながらも生き残ったおばあさんのお話をします。おばあさんはもう70歳ぐらいでしたので、足も丈夫ではなく津波が近づいてきたとき、逃
げ遅れてしまいました。そして、津波にのみ込まれてしまったそうです。どんどん山の方に波にもまれて流されていきます。次に波の勢いが止まったと思ったら今度は海の方に向かって流れ始めました。どんどん海が近づいてきます。おばあさんは「もうだめだ、海に流されて私は死ぬんだ。」と思った瞬間、おばあさんは頑丈な家の2階の屋根にちょこんと正座の姿勢で座っていたそうです。波が海の方に去って行くのを見て「ああ、助かった」とほっとしたそうです。嘘のような話ですが、先生はお店のおばあさんに実際会ってきました。とても元気で明るく前向きなおばあさんでした。どうして奇跡が起きたか、町の人は「ばあさんは前向き(くよくよせず未来に向かって明るく頑張る)だから運も味方するんだ。」と言っていました。おばあさんに会って「前向きさが大切なんだ。」と教えられました。
 もし災害などに遭ったら、「前向きさ」と「助け合う」ということが生きるために大切なことなのだと思います。

                                                 

できるようになったよ(オンライン授業参観)

 今日は今年度最後の授業参観がありました。感染症対策のため、オンラインで行いました。1年生は「生活 できるようになったよ はっぴょうかい」、2年「国語 すきな場しょをおしえよう」、3年「外国語活動 Who are you?」、4年「社会 特色ある地いきと人々のくらし」、5年「国語 資料を見て考えたことを話そう」、6年「学活 感謝の会をしよう」の学習でした。どの学級も、自分のできるようになったこと・自分の考えや思い・調べて分かったことをしっかりと話すことができました。特にこれまで育ててくださった保護者様への感謝の気持ちを伝えている6年生の姿には、心打たれました。直接ではなくオンラインだったことが少し残念でした。どの学年も1年間の成長の姿を十分に感じることができた授業参観でした。学校においでいただくことができませんでしたので、学校内の様子も写真でお伝えします。

校内点描(朝の様子)

 今日も青空。西のほうを見ると、吾妻山から安達太良山まで稜線がくっきりと見えます。気温はー2℃と寒いのですが、昇ってくる太陽の日差しが心地よく、春を感じます。今日も子どもたちは元気に登校してきました。校庭を見ると、雪もすっかり融け、休み時間には外で遊ぶことができそうです。空を見ると白鳥が北の地に帰る練習をしているのでしょうか、鳴きながらとんでいきました。

 今日は今年最後の授業参観があります。感染症対策のためオンラインでの実施ですが、成長した子どもたちの姿を保護者の方に見ていただきたいと思います。

 

平和の願い

 今朝は霜が降りましたが、青空が澄み渡りとても気持ちのよい朝でした。吾妻山もとてもきれいに見え、もうすぐ雪ウサギがあらわれるのかなあと感じました。

 昨日、職員室でウクライナ侵攻のことが話題になりました。テレビをつけると、瓦礫となった建物、病院に運ばれる子ども、市民が砲撃や銃撃を受ける映像が連日放送されています。きっと、それを見た子どもたちの心には何らかの影響があることでしょう。また、このような映像の意味を子どもたちはどう感じているのでしょう。心配になります。

 そんなことを話していると、学校司書の先生が「ウクライナやロシアの絵本を読んでみよう」のコーナーを図書室に作ってくれました。ウクライナやロシアのお話、戦争について考えさせられる本が展示してあります。特にウクライナのお話「ハリネズミと金貨」には、金貨を拾ったハリネズミがその金貨を使わなくても出会った動物の善意で生活に必要なものを手に入れるお話でした。この絵本にえがかれている「人は助け合いながら生きていくこと」や「ウクライナの子どもたちが安心して本を読める時がくること」の実現を強く願います。

春は近くに

 5日(土)は啓蟄でしたが、昨晩からの雪のため、今朝の学校周辺はうっすらと雪景色。それでも、2時間目の休み時間のころには太陽が顔をのぞかせ、暖かさを感じるくらいになりました。休み時間、感染症対策に気をつけながらなわとびに取り組む子どもたちの中には、半そで半ズボンの子もいました。朝は雪で覆われていた花壇も雪が融けると、用務員さんが育ててくれたパンジーが顔を出しました。23日までに花をつけてくれるとうれしいのですが・・・。

校内点描

 今日の校内の様子です。2年生は図工で「ともだちハウス」を作っています。3年生はタブレットを使って算数の習熟問題に取り組んでいました。6年生は図工で卒業記念品の制作に取り組んでいました。子どもたちのアイドル『かめ吉』はこれまでじっとしていることが多かったのですが、動きがみられるようになってきました。春が近づいているのですね。