学校日誌

2023年7月の記事一覧

長生きしてね(3・4年) ふくしまっ子未来トーク(6年)

 昨晩は満月を過ぎた月が赤い光を放ちながら南を空を登ってきました。美しい月夜の晩でした。

 さて、七夕が近づいてきました。月が明るいので天の川を見ることは難しいかもしれませんが、月の出までの時間、天気がよければ、織姫星 彦星 天の川を見ることができるでしょう。

 本校でも4学年担任が近所の方から笹竹をいただいてきて、朝の時間に3・4年生が七夕飾りを作っていました。3年生の願い事に「長生きしてね。」と書いてあったのを見つけ、「先生のこと?」と聞きますと「違います。生愛会の人にです。」と答えが返ってきました。子どもたちは地域のグループホームに入所されてる皆さんに贈るために、心をこめて七夕飾りをつくっていたのでした。3年生教室でも七夕飾りをつくっていました。「みんなの願いが叶いますように。」と書かれた短冊を見つけました。子どもたちの優しい心に触れ、心が温かくなった朝でした。

 また本日は、ふくしまっ子未来トークがオンラインで行われています。市内の6年生が参加し、福島の未来について市長さんに質問をします。はじめに教育長さんと市長さんからあいさつがありました。その後、代表の6年生の質問が始まりました。最初の質問は福島の人口減少に関連し、多くの人に福島に来てもらうためにどのように魅力を発信するのかという内容でした。市長さんは丁寧に分かりやすく答えてくださり、子どもたちは真剣に画面を見つめていました。

学力向上のため②(1年生)

 学校では子どもたちの学力向上のため、よりよい授業を目指して授業改善に努めています。本日は1年生の国語の授業の様子をお伝えします。「どうやってみをまもるのかな」の学習です。きょうはスカンクが身を守る方法を文章から読み取ることが目標でした。段落ごとに色のシールを貼っていきます。それを手がかりにスカンクのおしりを確かめました。

       

 次におしりからだすくさいしるについて、話し合いました。「しるって何?どんなもの?」の先生の問いに「水みたいなもの」「お味噌汁」「透明なもの」「水筒の中の水」「しょうゆ」「なにかにつけるもの」と生活に結び付け、しるのイメージを広げていきます。そこで先生は「水ではないけどみずっぽいものだよね。味噌汁って?」と返すと「味噌が入っている。」と子どもたち。さらに先生は「そう、味がついていたりするようね。」「色やにおいも・・。」としるのイメージを深めていきます。「しる」という言葉にこだわり、そのイメージを広げ深めた場面でした。

 その後、話し合いは「スカンクはくさいしるをつかってどうやって身を守るの?」に移りました。黄色のシールを目印に読み取り、「しるをとばしてさかだちする」「くさいしるをとばして」「さかだちしてにげなかったらくさいしるをとばす」などそれぞれが読み取ったことを話しました。「さかだちをやめて・・・」という意見が出たとき、「新しいことが出てきたね。」と先生が驚いた表情で返しました。それをきっかけに子どもたちは時系列で事の経過を「さかだちをし」「おどかし」「にげなかったら」「さかだちをやめ」「くさいしるをとばす」と整理していきました。そして、動作化をしてどのようにスカンクが身を守るかを確かにイメージすることができました。

 入学して3か月の1年生。自分の読み取りや考えをしっかり持ち、表現し、話し合いで読みを確かなものにしていく姿にすばらしさを感じました。

連接異校種研修

 30日は連接異校種研修で、信陵中学校の先生が本校においでになり、授業を参観したり、授業にT2として入ったりしてくださいました。本事業は、幼稚園・保育園から小学校、小学校から中学校へ進む子どもたちのハードルをなるべく低くするために行われています。6年生も中学校の社会の先生から福島の遺跡の話を聴き、中学校を少し身近に感じられたのではないかと思います。この後も笹谷幼稚園の先生との研修が予定されています。9年間+1~3年間、つながった教育ができるように異校種間で連携を深めてまいります。