杉妻小学校日誌

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五 ご

心地よく、伸び伸びとして、自然にうきうきとするのが「春(はる)」ですね・・・(`・ω・´)
冬の重い服を脱いで軽やかな装いとなる「春衣(はるろも)」
枯れたかと思えた枝から青々とした葉をつける「孫生え(ひこばえ)」
桜の季節が過ぎたお返しに咲きほこる「花水木(はなみずき)」

はる、はるろも、ひこばえ、はなみずき・・・

風景と伴に美しい日本語(にほん)を探す楽しさがあるこの季節です。

22日の金曜日、年生教室では、図画工作科の学習で絵を描いていました。

 

絵具を水でとき、薄く淡い色を生かす「水彩(すいさい)」

はる、はるごろも、ひこばえ、はなみずき・・・すいさい

これも、美しい響きの言葉


「もの」を「こころ」でとらえられる日本の感覚・・・

日本から美しさを感じる感覚・・・感を超えるものかもしれません

ふだんの国語(こく)の授業を超えて学ぶと楽しいなぁと思いました・・・( ^ω^)

 

四 よん

一いち 二に 三さん・・・ときて、(よん)

年生教室を訪れると、社会科の学習をしていました。日本地図を広げて日本の都道府県の名前と場所、県の形や特色を調べています。

・・・そういえば、地図は 「見る?」「()む?」
「見る」は視覚的でとらえる。
読む」は解釈し推し量る。
地図は、複雑な土地の情報を文字や記号を使って平面上に表したものです。色付けもデザインも縮尺も違い様々な使い方ができます。
単に視覚的にとらえるのではなく、想像を自由に広げることができるので「地図を読む」という言葉があるのでしょうか・・・(・・?

読ん(よん)・・・調べてみると、(よん)の漢字の字源は象形文字で、口を開け、歯と下が見えている状態を表すとのことです。
コロナ禍の今は、みんなマスク状態。
人の顔から(よん)はほとんど見えず、眼から人の思いを(よん)でいますね・・・

三 さん

春暖 燦燦 花麗しく ・・・(^^♪


燦燦(さんさん)とは、太陽が明るく光り輝く様子や、彩りが鮮やかでうつくしい様子を表す言葉です。
先週の土曜日からとても暖かくなりましたね。桜は満開、チューリップの花も開いてきました。

職員室から校庭をのぞくと、年生がタブレットを使って観察をしています。
今日は、二言言・・・言葉は少なく

写真をどうぞ

 

二 に

今朝、教室をまわったときのこと。黒板メッセージを発見。

クラスの児童と担任のいい出会いがあったんだなぁ・・・とうれしくなりました。

そして、メッセージの中に「きゅうしょく」がスタート・・・

そうだΣ(・ω・ノ)ノ 今日から給食がはじまる!!

メニューは何だろう??と楽しみになりました。

杉妻小学校には東側に給食室があります。

真っ先に桜花丸が満開になるところです。

外の窓から給食室の中ををのぞくと・・・( ^ω^)

大きな鍋で、大きなへらを使ってジャガイモや人参をているところが見えました。

鍋はつ使って調理しています。カメラを向けると、二本指でピースサイン!!もいただきました。

『早くお昼にならないかなぁ~』と期待が高まります。

そして、出来上がって届けられたのが下の給食です。

給食を食べている児童の様子はどうかなぁ・・・と2年生の教室に行くと

もくもくタイム(黙食)の習慣を守り、お皿を手にもって、二本の箸を使って行儀よく食べています。

夢中で、とてもおいしそうに食べていました。かわいいですね( ^ω^)・・・ニコニコ !(^^)! 

一 いち

「一」いち
最初に習う最も簡単な漢字です。でも、たくさんの意味があります。
「りんごが一個」などの量を表す「一」
「マラソンで一番」などの順序を表す「一」
そして、「気持ちを一つに」などのまとまりを表す「一」です。
ほかにも、算数で学習する「もとにする数」の意味もあります。

最も簡単な漢字ですが、「一」の意味を考えると奥深くなりそうですね・・・(^0_0^)

さて昨日、入学式を迎えた杉妻小の「一年生」

小学校生活の一歩をふみ出しました。まずは、先生から生活上の約束事を聞いていました。

帰りは、地域のサポート隊の方とご挨拶。


一歩一歩、進みます( ^ω^)・・・

はじまりの朝( ^ω^)・・・

第1学期が始まる朝、誰もまだ来ていない教室や校地をぐるっとまわります。
教室の黒板を読むと、先生たちの子どもたちを迎えるあたたかい思いが伝わります。


「いよいよ、はじまる!!」期待感からうれしくなります。1年生の教室は、また一段とワクワクします。

明日から、この黄色い帽子をかぶっておいでね・・・(・ω・ノ)ノ!

外は、給食室の南側の桜の木が満開( ^ω^)・・・

正門前の枝垂れ桜はつぼみが赤くなっています。おそらく、今週末から咲きほこるかな・・・と思います。


花壇のチューリップはまだ背が低く、桜に少し遅れて開きだしそうです。


そして、昇降口の開く7時30分になると、進級した児童が元気に登校してきました。


「おはよー」
「おはようございます。」
「せんせー、ぼくの教室どこですか((+_+))」
元気にやってくるたくさんの児童・・・マスク姿ですが、目がキラキラしてて、とってもうれしくなりました。

杉妻小学校、はじまりの朝でした。

はじまり、はじまり・・・

お別れの時間

「ありがとう」と「さようなら」の言葉をかみしめる「お別れの時間」になりました。

令和3年度末は、12名というたくさんの先生方がご退職・ご栄転されることになりました。

感謝と別離の思いを胸に留めつつ、今後のご活躍を心より願います。

 

ありがとうございました <(_ _)><(_ _)><(_ _)><(_ _)><(_ _)>

 

式のあと・・・

 先週の大きな地震の翌日が卒業式予行の予定日・・・結果的に予行なしに迎えた今日の卒業式でしたが、積み重ねてきた日々の成果が発揮された式になっていました。

 大事なのは、やはり子どもたちの心をこの日までに育てていくこと。それを実感した卒業式になりました。

卒業生の先生たち・・・学年主任を中心に今日まで、本当に力を尽くしていたと思います。

 式のあとの光景も輝いていました

卒業生が学校を去ったあとに、校長先生と卒業生担任で記念写真・・・( ^ω^)

 

 

 

 

 

「思い」が見えるかな・・・

令和3年度の卒業式を迎える朝

誰もいない校舎をめぐると、先生方の子どもたちに向ける「思い」を感じます・・・

人は写っていませんが、黒板メッセージ、掲示、会場 etc・・・

期待、希望、願い、感謝、励まし・・・

学校という空間にいることのよろこびがそこにあります。

校長先生が、福島西高に依頼してできた「書道アート」「黒板アート」もご覧ください。

「思い」だれかのために・・・

 人の「思い」は、様々な方向に向いてその深さも違うものですが、学校生活では『だれかのために』ということを大切にしています。

 『だれかのために』といった場面を感じると、いつもこの「思い」を周りに広げたいなぁと感じます。

 本当は、一つ一つの場面をていねいに伝えたいところでしたが、できずに今日になってしまったこと、本当にすみませんm(__)m

 写真を見ていただき、だれかのためにという「思い」が伝わることを願っています・・・

写真から・・・

 まん延防止重点措置延長に伴い、明日の授業参観は中止です。しかし、各学級での学習の様子はタブレットに録画し、保護者の皆様に後日、視聴していただく計画です。

 きょうは、校内を巡り、目について写真に撮りためていたものを紹介します。

こんな詩を読むとうれしくなります・・・(^^♪

 

今朝、校内を巡ると・・・6年生教室の黒板には、まもなく卒業式を迎える児童へのメッセージがありました。

「一日一日を 一時間一時間を 一秒一秒を 本当にすっごく大切に!! 宝物に!!

カローリング

今週の月曜日,校長先生が「カローリング」を借りてきてくださいました。床の上で,カーリングを体験できる道具です。

体育館に置かれ,児童は底面にローラーがついたジェットローラと呼ばれる球を,ポイントゾーンにめがけて滑らせます。力加減や方向などが難しく,思い通りには容易にはいかないものの,楽しく取り組んでいました。北京オリンピックでのロコ・ソラーレの活躍ぶりがすぐに思い出されますね。

 

さて,ある図書に日本バスケットボール協会理事が、

「日本(のスポーツ界)には,一生懸命に頑張る文化はあるけれど,選手が自ら考えて行動する文化がなさすぎる」

と話したことが載っていました。そして,自ら考えて動けないのはスポーツ選手に限りません。日本の教育の問題だと感じます・・・との言葉もあり,ドキッとするとともに,そうだなぁと納得することもありました。教師(大人)がもっている答えを追求させる・・・そういった授業が多いのは確かです。

 しかし,これからの時代を生き抜く子供たちに必要なのは,クリエイティブで主体的に考え,エラーを繰り返しながらトライを続けるといった「自ら考え,行動できる力」であり,「納得できる解に至れるコミュニケーション力」です。

 あのロコ・ソラーレの明るく伸び伸びした姿を見ると,あんなふうに子どもが考え行動する学びの場をつくれたらいいだろうなぁ・・・そしてお互いにリスペクトできたら・・・と考えます・・・(-ω-)

 教師も児童と同じように、自ら考え行動するように・・・借りてきたカローリングには、校長先生のメッセージが隠れていたのかもしれませんね・・・( ^ω^)

 

ひとを笑顔にする作品

「せんせーできました!!」

「できた」

「みにきてください!!」

「みにきて」

「できた」
唐突にいくつもの重なる声が職員室に入ってきました・・・Σ(・ω・ノ)ノ!

招かれて、その子どもたちの教室に入ると、黒板には
輝くように美しくきれいな大きなさかなが飾られていました。

「おおっ\(◎o◎)/!すばらしい!!」
「きれいだねぇ~!!」
「やるなぁ~!!! たいしたもんだぁ」
「とってもきれいだ」

感嘆の言葉の先に、マスク越しにでも分かる子どもたちの満面の笑みがありました。
輝くさかなと同じようにキラキラした眼差しに、こちらもうれしくなりました((´∀`))

担任に、この作品をどうやってつくったの? と尋ねると、はじめに童話の読み聞かせをしたとのこと。
マーカス・フィスター作「にじいろのさかな」


・・ああ・・そういえば・・・むかし読んだことを思い出しました。

輝くうろこをもった海で一番美しい魚が、自分の輝くうろこを分けていくストーリー・・・
高慢だったにじうおが、他人を思いやることで得る喜びや幸せを知り、大切な仲間をつくっていくお話


素敵な作品を仕上げた子どもたちは大きな喜びから「みせたいという心が大きく働いて職員室にとび込んできたのだと思います。
でも、この「にじいろのさかな」を取り上げた担任には、絵の題材の奥深くに子どもたちに「伝えたい」「感じてもらいたいことがあったのだなぁと思います・・・( ^ω^)

ブログ用の記念写真を撮って、画面を眺めながらアタマの中に流れてきたのは
東日本大震災のあと、よくテレビでみたCMのコピーでした。


+ たすけあう
- ひきうける
×  声をかける
そして
÷ わけあう
それは、ひとを笑顔にする算数、おもいやり算
ほら、やさしいでしょ

子どもたちがつくった「にじいろのさかな」は、まさしく「わけあう」

ひとを笑顔にする作品でした。

 

・・・が響いている♬ 

「すべての子どもに等しく、豊かな環境のなかで教育を受けさせたい」
「国内外のお友達に“愛の鐘”を鳴り響かせよう」
そんな願いをこめて1960年に開始されたベルマーク運動。
学校の設備や教材をそろえたり、ハンディを背負いながら学んでいる子どもたちに援助したりするボランティア活動です。

手作業による煩雑な仕分けや集計の作業が必要で運動をやめている学校も目立ってきたと聞きます。しかし、写真のように本校では児童会とPTAに支えられ続いています。


この活動の様子をみて「市民性(シティズンシップ)」という言葉を思い出しました。
よりよい社会の実現のために周りの人と積極的にかかわろうとする意欲や行動力のことです。

杉妻小の児童も保護者も一緒になって取り組む姿に
「押しつけ」でもなく「おまかせ」でもなく、当事者としての意欲や行動力を響かせよう♪♬ 

そんなベルの音が響いているように感じました。