杉妻小学校日誌

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今日は『大寒』

今日は『大寒』二十四節季で一年で一番寒い季節と言われます。福島市も低温注意報が出ていました。

エアコンの室外機から出る蒸気が、白く激しく吹いてみえます。

校門から見える吾妻山も白く、月も輝いています。

足元を見ると、氷が張っています。子どもたちは、見つけると真っ先に割るのが楽しみのようで・・・( ^ω^)

そういえば、薄氷(はくひょう)・・・ではなく、これを『うすらひ』と呼ぶことを思い出しました。美しい日本語の風景が周りにありました。

今朝は、雪がなく静かな朝を迎えられたような気がします。

 

昨日のお昼に撮影したパンジーです。

この寒さに耐えるたくましさが本校の子どもたちにも育つようにと願っています。

 

没頭する、熱中する時間をつくる

子どもが学ぶとは、それを知ろう、あれをやってみようと夢中になることですね・・・

そのため、先生たちは「児童らが没頭する、熱中する時間をつくること」に力を注ぎます。

今日の午前中、教室を回っていたら多くの教室で図画工作科に取り組んでいました。

没頭している児童の顔や作品を見ていると、子どもって面白いなぁと思います。

1年生はオニを描いていました。

2年生は材料をヒントにして絵をつくりだしていました。

3年生は、ハサミやカッターを使って紙を切り抜いています。

 

5年教室を回ると・・・Σ(・ω・ノ)ノ!

モデルをおいて何やらデッサンのよう・・・担任の先生も一緒になって描いていました。

児童は柔軟で正直です。心の深いところが動いていると、目や顔、手の動きにもそれが現れます。

図画工作だけでなく、国語科や社会科・・総合的な学習・・いろいろな場面で、児童が没頭する、熱中する時間をつくってあげたいなあ・・・( ^ω^)と思いました。

 

 

 

思い出やめあてを言葉にする価値

『ふゆやすみ たのしかったことは、おんせんにかぞくとじいじとばあばといったことです・・・おんせんのいろは白で、いおうのにおいがしました。すごくゆきがふっていました。ろてんぶろがさいこうでした。・・・』

『・・・3学期が終われば、4年生になります。4年生は学校の中でもお姉さんの立場になります。勉強が得意で、みんなにやさしくできる4年生になりたいです。そのために3年生のうちから心がけて過ごしていきたいです。』

『3学期がんばりたいことは2つあります。1つ目は勉強です・・・ドリルを見直したり自主勉強は復習を中心にやったりしたいです。2つ目は縄跳び運動です・・・今年こそは20分間跳び続けたいと思います・・・』

全校放送による発表です。低・中・高学年から代表3名の児童が堂々と発表してくれました。

多くの小学校では、学期の初めには思い出や新たなめあてを書き、発表するといった活動に取り組みます。当たり前にあるので、改めてその意味や価値をふと考えたら・・・

 

子どもは、体験をしながら五感を働かせ、喜びだけでなく時にはつらい思いも経て、できる自分を知っていきます。

思い出を書く、めあてを書くといった活動に取り組ませる価値。それは体験する世界にていねいに言葉を添えてあげることで、子どもが体験を自分なりの意味で考えることにある (/・ω・)/ ・・かもしれないですね #^.^#)

家庭科の学び「お金」

「小学生は、お金を借りることができるの?」

「次の3択から答えてみましょう。」

 ① できる

 ② できない

 ③ お家の人が保証人になれば借りることができる

学級の大半が③に手を挙げていました・・・その答えを聞くと

「えーっ( ゚Д゚)」という声が教室に響いていました。

今日は5年生が、福島信用金庫の方を講師に迎えた学習をすることができました。

ほかにも「お金」にまつわるクイズがあり、児童は興味津々に参加していました。見本の札束も一人一人に渡され、その数え方も体験できました。縦よみ? 横よみ?紙幣の束を縦にして持つ場合と横にして持つ場合の数え方をやってみました。

札束を数えることなど、ほとんどの児童が初体験。うまくできずとも見様見まねでチャレンジ・・・( ^ω^)

今日の学習は、家庭科の一環の体験的活動です。

お正月にいただいたと思われる「お年玉」、この時期にマッチした学習だと思います。

この学習のまとめは、次のよう。

「何もしないでお金を手に入れることはできません。一生懸命働いてくれるお家の人に感謝しましょう!」

「つかいみちを考えて、上手にお金とつきあいましょう!!」

 

さてさて・・・学んだ成果は、これからの児童の生活に表れますね。

 

 

 

 

 

 

 

杉妻小 はじまりの様子

玄関の古時計のゼンマイを巻いて振り子を動かしました。今日から第3学期の始まりです。

学校周辺は、日陰に圧雪による凍結路がたくさん残り、児童は気を付けて歩いていました。

立哨活動も始まり、交差点では「おはようございます」の声が響いていました。寒い中、児童を見守っていただき感謝の気持ちが改めて大きくふくらみます。

児童が教室に入ると目にするのが「黒板メッセージ」担任の先生方の工夫と思いが伝わってきます。

始業式は、校内放送で実施しました。どの教室でも児童は姿勢を正し、校長先生のお話を聞いていました。

給食室では、明日から始まる給食に向けて、念入りに洗浄が進んでいました。

6年生は、なりたい自分にむけて、どう行動していくか思い描いていました。

3月23日が卒業証書授与式。

一日一日を大切にする気持ちを高めてほしいと願っています・・・( ^ω^)

青と白の輝き

令和4年が始まりました。来週から第3学期も始まります。

少し天候が心配ですが、児童が登校する初日、こんな青空が広がることを願っています。

 

 

まもなく寅年、「成長」と「始まり」

昨年末も雪でしたが、今年の大みそかも雪になりました。

2022年、令和4年は寅年。寅年は「成長」や「始まり」の年とのことです。

3学期、杉妻小学校にたくさんの成長とチャレンジの始まりがありますように・・・( ^ω^)

ともしび・・・そして、輝くYDKに

ともしび」・・・美しい日本語のひとつですね。

心を温め、気持ちが和らぎ、そして幸せな気分になる響きのある言葉と思います。

昨日から、校舎南側の観察園と樹木に「ペットボタル」と呼ばれるLEDの照明がつきました。

校長先生が「福島サンケン株式会社」さんに協力をお願いして実現した企画です。

コロナ禍が続く「非日常」「制約」を少しだけでもはらいぬぐうひとときができるように・・・

ここまで努力してきた子どもたち、保護者のみなさん、地域のみなさんに明るい希望が宿りますように・・・

と願って設置されました。日が落ちると、ペットボタルの光が煌めきはじめます。

 

昨日は、第2学期の終業式が行われました。

実に660日ぶりに、全校児童が体育館に集まって実施したものです。

寒くても扉を開け、広い体育館のフロアをいっぱいに使い実施しました。

1年生はもちろん、2年生も初めての体験です。

写真にあるように、児童の目は真剣で背筋を伸ばして校長先生のお話を聞いていました。式の終わりには、児童の姿に先生たちは「立派だったねぇ・・・」と感心する言葉をたくさん交わしていました。

『これからも輝くYDK  になってほしい』という校長先生のメッセージ

聞いていた子供たちはしっかりと受け止めていたと感じます。

18日という冬休みの期間が過ぎ、また学校が始まったら

YやればDできるKこどもの姿をたくさん見たいなぁ・・・( ^ω^)と思いました。 

 

「~たい」×「~たい」⇒「なりたい自分」

昨日の登校時の写真です。風の強い朝で、とても寒く感じました。その後もずっと風は続き、換気の窓を開けているため、暖房のある校舎内でもいつもより寒い一日でした。

そんな寒い朝でも、校門前ではいつものように高学年児童が、登校してくるたくさんの児童に「おはようございま~す」と声をかけている姿がありました。

この児童の姿に「おはようのあいさつの声をかけたい」と自ら動く心の育ちがあると感じました。

・・・・

そして、今朝はやく教室を回ると、黒板にメッセージも見つけました。

 この黒板メッセージを読んでいると、こういった教師の励ましの声の積み重ねが児童の心に沁みていくのだなと実感します。教師も児童と一緒に考えて,動いて、学んでいく。教師自身が児童を支援する面白さを感じているかどうかで,児童の心の深まりや広がりも変わるのでしょうね・・・

 来年も、児童の「~たい」と教師の「~たい」が濃密に絡まりあって、さらに「なりたい自分」がたくさん目に映るといいなぁ・・・( ^ω^)と思いました。

そこに山があるから・・・そこに本があるから

ふくしまの未来をひらく読書の力プロジェクト
読書オリンピック
読書ハードル・・・

福島県も福島市も一体となって児童生徒の豊かな読書を支援しています。

「どうして本を読むの?」

と、もし児童に尋ねられたら・・・その大切さや有意義さをいろいろと先生的に答えるのでしょうが、個人的には「なぜ山に登るの??  そこに山があるから・・・」と同じように「そこに本があるから・・・」というのが本音です・・・(*'ω'*)

杉妻小には毎週、水曜日の給食の時間、ボランティアによる全校児童に向けた「読み聞かせ」があります。

給食を黙々と食べている児童にとって、この読み聞かせはとても楽しいひとときになっています。

毎回、児童が喜ぶお話を選んでくださいます。そして、マイクを通す声色もプロ並みに上手です・・・(*'ω'*)

読書ボランティアのほかにも、学校司書、読書サポートティチャーと学校図書館を利用する児童のために力を尽くしてくださる方がいます。とてもありがたく、うれしい限りです。

そのおかげもあって、本に親しむ児童が確実に増えています。先日の読書ハードルの取り組みの結果でもそれが表れていました。

 

「木」という漢字の中心線の部分のやや下寄りのところに、短い横線で印をつけたものが「本」という漢字の成り立ちです。これが我が国では、「ものごとのおおもと。物事がそこから出発して成り立っている。」という意味を表すようになったそうです。

本物、本当、本質、基本、手本、見本、本心、本気


ものごとの大切なことを表す言葉には「本」という字が多いですね。

それだけ人と本はとても深くかかわるものだと思います。

児童には、これからも、いろんな本にふれて、読書を自分の習慣にしてほしいと願っています。

 

これも大事

上の絵が、現在、本校正面玄関のガラスケースに展示されています。

給食を食べているときの教室の様子です。

 

児童が間隔をとって、違う方向を向いて食べています。

背面には「ぼくたち私たちもコロナとたたかっているよ」の文字。

・・・初めてこの絵を見たとき、涙が出ました・・・

3年生の児童の絵ですから、おととしの1年生のときは、きっとにぎやかに食べていたことでしょう。

 

感情は時代と向き合う中で厚みを得ます。

わたしたちが直面している問題と向き合うことでさらに深まっていきます。

この絵を見て、感じることがある方は、その思いはまた別の人にも伝わるかもしれません・・・

 

教室の上に掲げられている習字の文字は「希望」

一人一人にも社会にも、どうにもならないことはあります。

それを体験しつつも、希望の光を見つけることを大事にしよう。なかなか解決できないこともあるけれど、それも大事、これも大事というように感じていけば、きっと勇気をもてる・・・

この絵をぜひじっくりご覧いたたければと思いました。

 

金曜日3時限、図画工作科が目について・・・

『作った本人が好きで楽しんで情熱を込めて作ったものってね、それを見た人も楽しくなっちゃうものなんですよ。』

マンガ大賞も受賞した作品に登場する美術の先生のセリフです。

今日の3時間目、校内を見て回ると図画工作を学習している教室が目についたからでしょうか。ふと、美術の先生の言葉を思い出し、まったくそのとおりだと思いました。

近頃は、児童が自分の作品を写真に撮影して、発表用の資料をつくる活動をよく見るようになりました。

写真と一緒に、作品に対する自分の思いをタブレットのノートにコメントして保存していました。

 

そういえば・・・あの美術の先生は

「・・・毎日いろんなものに心動かして大きくなってくださいね」

とも言っていたような・・・( ^ω^)

 

揚げパンさいこー!! (*^。^*)

今日の給食メニューは、ポトフ、ヨーグルト、牛乳、そして『揚げパン』

子どもたちに大人気のメニューです。

特に『揚げパン』さいこー(*^。^*)

教室を見てまわると、み-んな(^^♪ おいしそうに食べていました。

 

揚げパンを包む紙袋を両手でしっかりもって口に運んでいます。

小さい子はお約束のごとく・・・( ^ω^)

口の周りは粉だらけ!(^^)!

それでも、おいしそうに頬張る笑顔を見るとうれしくなりますね。

この揚げパン、本校の給食室の調理員さんたちが朝早くから一つ一つ手作りで揚げたものです。

感謝の気持ちもあふれてきます。

 

食べ終わったお昼休みは、太陽の光が差す青空

子どもたちは校庭に元気に飛び出していきました(*^-^*)

 

EV車 出前授業 5年社会科

現在の日本において「EVの普及はこれから…」という状況です。我が国のカーボンニュートラル達成のためにEV車の普及は重要な目標です。


5年生の社会科学習では、電気自動車の普及における課題やメーカーの開発・努力を学習しました。

先週の26日金曜日には、福島日産自動車の皆様のご協力による出前授業を体験できました。


この経験を通して児童は、EV車は移動手段だけでなく、災害時の電気も補填できること。自動運転機能との親和性も高いこと。また、何よりも排気ガスを一切出さない利点があることを理解したようです。 

そして、価格、走行距離、充電時間などの課題も解決しようと努力するメーカーの人々の努力と工夫についても考えることができました。

当日は、3台のEV車と福祉車両、そしてたくさんの電動のモデルカーを用意していただきました。福島日産自動車の皆様に厚く感謝申し上げます。<(_ _)>

こころの授業

 「ふくしま子どもの心のケアセンター」は福島県より事業委託を受けた「一般社団法人 福島県精神保健福祉協会」が設置・運営する機関です。 福島学院大学、福島県立医科大学と連携しながら、東日本大震災後の福島の子どもたちへの支援活動を行うことを目的として、2021年4月に開設されたとのことです。

 先日、その講師の先生による「こころの授業」が6年生で実施されました。

相手が受けとめる思いを想像して言葉を発する。また、同じ言葉でも人によって受けとめ方が違う・・・

児童は、言葉と気持ちについてじっくりと考えてしました。

落ち葉アート

美術と音楽・・・人と全く違うことで称賛されるものですね。

一つ一つが個性の輝きに心動かされるからかもしれません・・・

そんな哲学的な話を抜きにして、日常の中に「おやっ??」とした面白いものを見つけることができます。

 

いま2階の北校舎と南校舎をつなぐ廊下に児童会の緑化委員会が企画した掲示があります。

本校の正門付近は大きな木が多くあります。

この時期、落ち葉履きがひと苦労なのですが、その落ち葉を使って「落ち葉アート作品」を募集していました。

できた作品が下の写真

素朴でユニークな作品がたくさんあります。

中には、スクールキャラクターの「メタちゃん」を表現したものもありました。

銀杏の葉を重ねてメタセコイアがダンス♪♫しているかのように描いています。

ほかにも「かいじゅう大あばれ」のタイトルでつくったのは1年生。

葉の形が組み合わされて、たしかに「かいじゅう」のように見えるから不思議です・・・( ^ω^)

価値の遠近法

近頃読んだ書籍に「価値の遠近法」という言葉がありました。

著者によると

絶対に見失ってはならないものと、
あってもよいけどなくてもよいものと、
端的になくてよいもの、
そして絶対にあってはならないもの

この4つをどんな状況にあってもその都度、その価値を見極めることのようでした。

この「価値の遠近法」で学校を見ると、絶対に見失ってならないのは
子どもの学びの質であり、指導者による授業の質です。
この質を高めるために、何度も授業研究会を繰り返します。
質のゴールも山の頂も濃霧の中に隠れて見えませんが、そこに向かうための羅針盤が授業研究会を通して培われることは確かです。

今日は、6年生の国語科の授業研究会が行われました。

作者の伝えたかった「いのち」とは何か・・・二つの作品を読み比べて考えたり話し合ったりしていました。

コロナ禍で学習発表会などのこれまでの行事は実施できていませんが、よい授業を求める本校の教育活動の価値を見ていただきたいと思いました。

 

深まりゆく秋 花壇から

昨日の写真です。1年生が校舎南側の花壇でなにか活動をしていました。

晩秋の抜けるような青空の下で夢中になっています。

1年生は、花壇に残っていた花々や作物の残りを抜き取っていました。

根もしっかりとるように力を込めて・・・

そして、自分の背丈より大きいコスモスも引き抜いていました。

 

整地した花壇はこれからどう使うのかな、何が植えられるのかな・・・( ^ω^)

深まりゆく秋の季節から冬の始まりが感じられる活動でした。

 

視線の先にあったものは!!

児童の視線の先にあったものは・・・( ^ω^)

黒板にチョークで描かれたすてきな絵でした!!

本校児童と一緒にスクールキャラクターのメタちゃん、リリちゃんが一緒に行進しています。

右下に「福島西高デザイン科1年」の文字

これは、福島西高校の生徒さんが描いてくださいました。

今日は、本校の創立記念日、校長先生が全校児童に向けてサプライズとして依頼し実現した黒板アートでした!!

絵の中には、前を向いて明るく自信にあふれる児童の笑顔

「創立148周年」を表わすプラカード

児童も教師も杉妻小に集う皆さんの主体性(しゅたいせい)を表わす「たい」も泳いでいます!!

こころに沁みる素晴らしい黒板アート(*^-^*)に大感激です。

 

この絵が完成するのにかかった時間は7時間30分、高校生6名による作品です。

黒板アートが出来上がるまでのプロセスは、校長室前に掲示されています。

そして、しばらくの間、正面玄関事務室前に掲示しておきます。

 

福島西高デザイン部の皆さん、校長先生、ありがとうございました<(_ _)>