杉妻小学校日誌

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「思い」だれかのために・・・

 人の「思い」は、様々な方向に向いてその深さも違うものですが、学校生活では『だれかのために』ということを大切にしています。

 『だれかのために』といった場面を感じると、いつもこの「思い」を周りに広げたいなぁと感じます。

 本当は、一つ一つの場面をていねいに伝えたいところでしたが、できずに今日になってしまったこと、本当にすみませんm(__)m

 写真を見ていただき、だれかのためにという「思い」が伝わることを願っています・・・

写真から・・・

 まん延防止重点措置延長に伴い、明日の授業参観は中止です。しかし、各学級での学習の様子はタブレットに録画し、保護者の皆様に後日、視聴していただく計画です。

 きょうは、校内を巡り、目について写真に撮りためていたものを紹介します。

こんな詩を読むとうれしくなります・・・(^^♪

 

今朝、校内を巡ると・・・6年生教室の黒板には、まもなく卒業式を迎える児童へのメッセージがありました。

「一日一日を 一時間一時間を 一秒一秒を 本当にすっごく大切に!! 宝物に!!

カローリング

今週の月曜日,校長先生が「カローリング」を借りてきてくださいました。床の上で,カーリングを体験できる道具です。

体育館に置かれ,児童は底面にローラーがついたジェットローラと呼ばれる球を,ポイントゾーンにめがけて滑らせます。力加減や方向などが難しく,思い通りには容易にはいかないものの,楽しく取り組んでいました。北京オリンピックでのロコ・ソラーレの活躍ぶりがすぐに思い出されますね。

 

さて,ある図書に日本バスケットボール協会理事が、

「日本(のスポーツ界)には,一生懸命に頑張る文化はあるけれど,選手が自ら考えて行動する文化がなさすぎる」

と話したことが載っていました。そして,自ら考えて動けないのはスポーツ選手に限りません。日本の教育の問題だと感じます・・・との言葉もあり,ドキッとするとともに,そうだなぁと納得することもありました。教師(大人)がもっている答えを追求させる・・・そういった授業が多いのは確かです。

 しかし,これからの時代を生き抜く子供たちに必要なのは,クリエイティブで主体的に考え,エラーを繰り返しながらトライを続けるといった「自ら考え,行動できる力」であり,「納得できる解に至れるコミュニケーション力」です。

 あのロコ・ソラーレの明るく伸び伸びした姿を見ると,あんなふうに子どもが考え行動する学びの場をつくれたらいいだろうなぁ・・・そしてお互いにリスペクトできたら・・・と考えます・・・(-ω-)

 教師も児童と同じように、自ら考え行動するように・・・借りてきたカローリングには、校長先生のメッセージが隠れていたのかもしれませんね・・・( ^ω^)

 

ひとを笑顔にする作品

「せんせーできました!!」

「できた」

「みにきてください!!」

「みにきて」

「できた」
唐突にいくつもの重なる声が職員室に入ってきました・・・Σ(・ω・ノ)ノ!

招かれて、その子どもたちの教室に入ると、黒板には
輝くように美しくきれいな大きなさかなが飾られていました。

「おおっ\(◎o◎)/!すばらしい!!」
「きれいだねぇ~!!」
「やるなぁ~!!! たいしたもんだぁ」
「とってもきれいだ」

感嘆の言葉の先に、マスク越しにでも分かる子どもたちの満面の笑みがありました。
輝くさかなと同じようにキラキラした眼差しに、こちらもうれしくなりました((´∀`))

担任に、この作品をどうやってつくったの? と尋ねると、はじめに童話の読み聞かせをしたとのこと。
マーカス・フィスター作「にじいろのさかな」


・・ああ・・そういえば・・・むかし読んだことを思い出しました。

輝くうろこをもった海で一番美しい魚が、自分の輝くうろこを分けていくストーリー・・・
高慢だったにじうおが、他人を思いやることで得る喜びや幸せを知り、大切な仲間をつくっていくお話


素敵な作品を仕上げた子どもたちは大きな喜びから「みせたいという心が大きく働いて職員室にとび込んできたのだと思います。
でも、この「にじいろのさかな」を取り上げた担任には、絵の題材の奥深くに子どもたちに「伝えたい」「感じてもらいたいことがあったのだなぁと思います・・・( ^ω^)

ブログ用の記念写真を撮って、画面を眺めながらアタマの中に流れてきたのは
東日本大震災のあと、よくテレビでみたCMのコピーでした。


+ たすけあう
- ひきうける
×  声をかける
そして
÷ わけあう
それは、ひとを笑顔にする算数、おもいやり算
ほら、やさしいでしょ

子どもたちがつくった「にじいろのさかな」は、まさしく「わけあう」

ひとを笑顔にする作品でした。

 

・・・が響いている♬ 

「すべての子どもに等しく、豊かな環境のなかで教育を受けさせたい」
「国内外のお友達に“愛の鐘”を鳴り響かせよう」
そんな願いをこめて1960年に開始されたベルマーク運動。
学校の設備や教材をそろえたり、ハンディを背負いながら学んでいる子どもたちに援助したりするボランティア活動です。

手作業による煩雑な仕分けや集計の作業が必要で運動をやめている学校も目立ってきたと聞きます。しかし、写真のように本校では児童会とPTAに支えられ続いています。


この活動の様子をみて「市民性(シティズンシップ)」という言葉を思い出しました。
よりよい社会の実現のために周りの人と積極的にかかわろうとする意欲や行動力のことです。

杉妻小の児童も保護者も一緒になって取り組む姿に
「押しつけ」でもなく「おまかせ」でもなく、当事者としての意欲や行動力を響かせよう♪♬ 

そんなベルの音が響いているように感じました。

今日は『大寒』

今日は『大寒』二十四節季で一年で一番寒い季節と言われます。福島市も低温注意報が出ていました。

エアコンの室外機から出る蒸気が、白く激しく吹いてみえます。

校門から見える吾妻山も白く、月も輝いています。

足元を見ると、氷が張っています。子どもたちは、見つけると真っ先に割るのが楽しみのようで・・・( ^ω^)

そういえば、薄氷(はくひょう)・・・ではなく、これを『うすらひ』と呼ぶことを思い出しました。美しい日本語の風景が周りにありました。

今朝は、雪がなく静かな朝を迎えられたような気がします。

 

昨日のお昼に撮影したパンジーです。

この寒さに耐えるたくましさが本校の子どもたちにも育つようにと願っています。

 

没頭する、熱中する時間をつくる

子どもが学ぶとは、それを知ろう、あれをやってみようと夢中になることですね・・・

そのため、先生たちは「児童らが没頭する、熱中する時間をつくること」に力を注ぎます。

今日の午前中、教室を回っていたら多くの教室で図画工作科に取り組んでいました。

没頭している児童の顔や作品を見ていると、子どもって面白いなぁと思います。

1年生はオニを描いていました。

2年生は材料をヒントにして絵をつくりだしていました。

3年生は、ハサミやカッターを使って紙を切り抜いています。

 

5年教室を回ると・・・Σ(・ω・ノ)ノ!

モデルをおいて何やらデッサンのよう・・・担任の先生も一緒になって描いていました。

児童は柔軟で正直です。心の深いところが動いていると、目や顔、手の動きにもそれが現れます。

図画工作だけでなく、国語科や社会科・・総合的な学習・・いろいろな場面で、児童が没頭する、熱中する時間をつくってあげたいなあ・・・( ^ω^)と思いました。

 

 

 

思い出やめあてを言葉にする価値

『ふゆやすみ たのしかったことは、おんせんにかぞくとじいじとばあばといったことです・・・おんせんのいろは白で、いおうのにおいがしました。すごくゆきがふっていました。ろてんぶろがさいこうでした。・・・』

『・・・3学期が終われば、4年生になります。4年生は学校の中でもお姉さんの立場になります。勉強が得意で、みんなにやさしくできる4年生になりたいです。そのために3年生のうちから心がけて過ごしていきたいです。』

『3学期がんばりたいことは2つあります。1つ目は勉強です・・・ドリルを見直したり自主勉強は復習を中心にやったりしたいです。2つ目は縄跳び運動です・・・今年こそは20分間跳び続けたいと思います・・・』

全校放送による発表です。低・中・高学年から代表3名の児童が堂々と発表してくれました。

多くの小学校では、学期の初めには思い出や新たなめあてを書き、発表するといった活動に取り組みます。当たり前にあるので、改めてその意味や価値をふと考えたら・・・

 

子どもは、体験をしながら五感を働かせ、喜びだけでなく時にはつらい思いも経て、できる自分を知っていきます。

思い出を書く、めあてを書くといった活動に取り組ませる価値。それは体験する世界にていねいに言葉を添えてあげることで、子どもが体験を自分なりの意味で考えることにある (/・ω・)/ ・・かもしれないですね #^.^#)

家庭科の学び「お金」

「小学生は、お金を借りることができるの?」

「次の3択から答えてみましょう。」

 ① できる

 ② できない

 ③ お家の人が保証人になれば借りることができる

学級の大半が③に手を挙げていました・・・その答えを聞くと

「えーっ( ゚Д゚)」という声が教室に響いていました。

今日は5年生が、福島信用金庫の方を講師に迎えた学習をすることができました。

ほかにも「お金」にまつわるクイズがあり、児童は興味津々に参加していました。見本の札束も一人一人に渡され、その数え方も体験できました。縦よみ? 横よみ?紙幣の束を縦にして持つ場合と横にして持つ場合の数え方をやってみました。

札束を数えることなど、ほとんどの児童が初体験。うまくできずとも見様見まねでチャレンジ・・・( ^ω^)

今日の学習は、家庭科の一環の体験的活動です。

お正月にいただいたと思われる「お年玉」、この時期にマッチした学習だと思います。

この学習のまとめは、次のよう。

「何もしないでお金を手に入れることはできません。一生懸命働いてくれるお家の人に感謝しましょう!」

「つかいみちを考えて、上手にお金とつきあいましょう!!」

 

さてさて・・・学んだ成果は、これからの児童の生活に表れますね。

 

 

 

 

 

 

 

杉妻小 はじまりの様子

玄関の古時計のゼンマイを巻いて振り子を動かしました。今日から第3学期の始まりです。

学校周辺は、日陰に圧雪による凍結路がたくさん残り、児童は気を付けて歩いていました。

立哨活動も始まり、交差点では「おはようございます」の声が響いていました。寒い中、児童を見守っていただき感謝の気持ちが改めて大きくふくらみます。

児童が教室に入ると目にするのが「黒板メッセージ」担任の先生方の工夫と思いが伝わってきます。

始業式は、校内放送で実施しました。どの教室でも児童は姿勢を正し、校長先生のお話を聞いていました。

給食室では、明日から始まる給食に向けて、念入りに洗浄が進んでいました。

6年生は、なりたい自分にむけて、どう行動していくか思い描いていました。

3月23日が卒業証書授与式。

一日一日を大切にする気持ちを高めてほしいと願っています・・・( ^ω^)

青と白の輝き

令和4年が始まりました。来週から第3学期も始まります。

少し天候が心配ですが、児童が登校する初日、こんな青空が広がることを願っています。

 

 

まもなく寅年、「成長」と「始まり」

昨年末も雪でしたが、今年の大みそかも雪になりました。

2022年、令和4年は寅年。寅年は「成長」や「始まり」の年とのことです。

3学期、杉妻小学校にたくさんの成長とチャレンジの始まりがありますように・・・( ^ω^)

ともしび・・・そして、輝くYDKに

ともしび」・・・美しい日本語のひとつですね。

心を温め、気持ちが和らぎ、そして幸せな気分になる響きのある言葉と思います。

昨日から、校舎南側の観察園と樹木に「ペットボタル」と呼ばれるLEDの照明がつきました。

校長先生が「福島サンケン株式会社」さんに協力をお願いして実現した企画です。

コロナ禍が続く「非日常」「制約」を少しだけでもはらいぬぐうひとときができるように・・・

ここまで努力してきた子どもたち、保護者のみなさん、地域のみなさんに明るい希望が宿りますように・・・

と願って設置されました。日が落ちると、ペットボタルの光が煌めきはじめます。

 

昨日は、第2学期の終業式が行われました。

実に660日ぶりに、全校児童が体育館に集まって実施したものです。

寒くても扉を開け、広い体育館のフロアをいっぱいに使い実施しました。

1年生はもちろん、2年生も初めての体験です。

写真にあるように、児童の目は真剣で背筋を伸ばして校長先生のお話を聞いていました。式の終わりには、児童の姿に先生たちは「立派だったねぇ・・・」と感心する言葉をたくさん交わしていました。

『これからも輝くYDK  になってほしい』という校長先生のメッセージ

聞いていた子供たちはしっかりと受け止めていたと感じます。

18日という冬休みの期間が過ぎ、また学校が始まったら

YやればDできるKこどもの姿をたくさん見たいなぁ・・・( ^ω^)と思いました。 

 

「~たい」×「~たい」⇒「なりたい自分」

昨日の登校時の写真です。風の強い朝で、とても寒く感じました。その後もずっと風は続き、換気の窓を開けているため、暖房のある校舎内でもいつもより寒い一日でした。

そんな寒い朝でも、校門前ではいつものように高学年児童が、登校してくるたくさんの児童に「おはようございま~す」と声をかけている姿がありました。

この児童の姿に「おはようのあいさつの声をかけたい」と自ら動く心の育ちがあると感じました。

・・・・

そして、今朝はやく教室を回ると、黒板にメッセージも見つけました。

 この黒板メッセージを読んでいると、こういった教師の励ましの声の積み重ねが児童の心に沁みていくのだなと実感します。教師も児童と一緒に考えて,動いて、学んでいく。教師自身が児童を支援する面白さを感じているかどうかで,児童の心の深まりや広がりも変わるのでしょうね・・・

 来年も、児童の「~たい」と教師の「~たい」が濃密に絡まりあって、さらに「なりたい自分」がたくさん目に映るといいなぁ・・・( ^ω^)と思いました。