学校日誌

Blog

3月のだいすきふくしまの日献立(ナレーション録音)

 12日は市役所の方においでいただき、本校6年生がだいすきふくしまの日献立のナレーション録音を行いました。その献立が提供されるのは19日、メニューは愛知県豊橋市とのコラボ給食で「シンシン豆乳スープ(豊橋市の児童考案)」と「凍み豆腐のごまあえ(立子山特産品)」だそうです。当日、市役所の食堂でも提供され、前日にPRとして本日のナレーションを市庁舎で放送するとのことでした。6年生は大変落ち着いて、しっかり原稿を読むことができました。前日に放送されること、当日のだいすきふくしまの日献立の給食が楽しみです。

私たちにできることは・・・

 12日から白い羽募金が始まりました。青少年赤十字活動の一環です。募金の活用の仕方についての話し合いで、地震で苦しむ能登半島に届けたい、戦争で苦しむウクライナに届けたいなどの声が子どもたちからあったそうです。とてもうれしいことと感じました。3.11の講話で話しましたが、困難な状況にある時、助け合うことが大切です。本県、本市、本校も東日本大震災の時には、全国の皆様からたくさんの支援や励ましをいただきました。これからも子どもたちに助け合いの心を育てていきたいと思います。

使いやすい学校図書室に

 8日は学校図書室で初めてコンピュータ管理による図書の貸出が行われました。そのために昨年度から蔵書の確認やラベル貼付、システム構築のなどの準備を図書館担当、学校司書、読書STを中心に進めてきました。特にラベル貼付につきましては、保護者様や地域の皆様のボランティアでのご協力もいただきました。本当にありがとうございました。8日、5年生がバーコードで本を借りることができました。図書の貸出や返却をこれまでよりもずっとスムーズに行うことができます。子どもたちがより一層、図書を活用するようになることを願っています。

13年目のエール

 13年目の3.11の昨日、6年生一人ひとりに素晴らしい写真たての贈り物が手渡されました。贈ってくださった方は、岐阜県で手作り作品の教室を主宰されているT様です。同封されていたお手紙には、「元気な大人になあれという気持ちを込めました。」と子どもたちへのエールが書かれていました。教室に通われている生徒様もお手伝いされたそうです。実はT様からは、東日本大震災以来ずっと6年生への心のこもった手作りの贈り物をいただいています。13年間続けて、福島の子どもたちにエールを送り続けてくださったT様のお気持ちを6年生一人ひとりがしっかりと感じたことと思います。受け取った後の6年生の声は、「前向きに生きていこう。」「しなやかに生きていこう。」でした。6年生は震災後に生まれた世代です。でも、成長するまでには放射線のリスクに様々なことが制限されていました。でも、きっとT様のお気持ちを感じ、前向きにしなやかに自分の夢や目標に向かってチャレンジして生きていってくれると思います。

13年目の3.11

 今日は13年目の3.11の日です。大笹生タイムで次のようなお話をしました。

 今年のお正月、大きな地震がありました。能登半島地震です。皆さんもニュースで見たと思います。
 実は福島でも13年前、皆さんが生まれる前にとても大きな地震が起きました。3月11日のことです。北海道 東北 関東で立っていられないほどのとても大きな地震、東日本大震災が起きました。私はO小学校にいたのですが、駐車場の車がバウンドするような地震が3分近く続きました。教室も職員室もいろいろな物が落ちたり倒れたりしています。2年生担任でしたので、すぐに子どもたちの家を家庭訪問をしました。途中、土の蔵が倒れていました。道路にもひびが入っていました。子どもたちは全員無事でしたが、家で一人でいる子は泣いていました。きっと怖かったのですね。
 しかし、福島は地震だけではなかったのです。次の日、地震で起きた津波で原子力発電所が壊れ、爆発しました。それで放射線を出す粒がたくさん福島県内に飛び始めました。放射線はたくさん浴びると死んでしまいます。それで、原発があった相双地区の人たちは着の身着のまま避難してきました。先生が努めていたO小学校も避難所になりました。地震や津波でたくさんの人が亡くなり、たくさんの建物が壊れました。でも放射線を出す粒が広がった福島はさらに大変でした。放射線の心配のため、子どもたちは外で遊べません。福島でとれた食べ物は売れなくなりました。大笹生のりんごや桃もそうでした。心配をなくすために、リンゴの木の皮をとってしまうこともやりました。みんな放射線のことをあまり知らなかったため、どうしたらよいかみんな困っていたのです。
 でも、13年たち、福島は立派に立ち直りつつあります(その一方まだ故郷に戻れない方々もいます)。それは福島の人が前向きに復興に向けて頑張ってきたこと、日本中の様々な人々が福島の復興を助けてくれたことで復興推進が図れるようになったのです。
 13年たった今、私は思うことがあります。それは、何よりも大切なのは命です。生きていれば、また立ち直ることができます。しかし、日本は地震以外の災害も多い国です。大雪、台風、大雨と洪水。それから自分の命を守るのには何が大切か、私の考えを話します。
1 学び、行動し、生きることが大切です。東日本大震災後、H浜に住んでいた先輩の理科の校長先生は「あの時、海の上の雲が見たこともない紫色だったんだよね。もし、それが地震の前触れってわかっていたらなあ。」と言っていました。自然を学ぶことで災害を予想し、どう行動すればいいか分かります。でも、津波から逃げ遅れた人もいました。家に戻ったりせずに避難する、学んだことをもとにして、命を第一に行動することも大切です。
2 助け合って生きることが大切です。海沿いの町ではたくさんの人が津波で亡くなりました。しかし、宮城県の釜石では、小学生も中学生も、そしてお年寄りも助かる人がたくさんいました。釜石の奇跡と呼ばれています。それには、理由があります。釜石の中学生は「君たちは守られる側でなく、守る側だ。自分より弱い立場の小学生やお年寄りを連れて逃げるんだ。」と教えられ訓練も受けていました。だから、小学生やお年寄りに避難を呼びかけ、自分たちも避難することができたのです。
 また、地震の後、福島が大変な時、日本全国の人からたくさんの支援がありました。募金、食料、いろいろな励まし。大笹生学校には今も支援をしてくれている人たちがいます。くまモンのみかんいただきましたよね。それからこれ分かりますか。岐阜のT様から、「震災があった福島の子どもたちが元気になってくれるように。」と卒業生に毎年送ってきてくれたプレゼントです。今年も届いています。6年生、今年はどんなプレゼントなのか楽しみですね。

 その6年生のT先生からうれしいお話を聞きました。募金について話し合っている時に、地震があった能登半島に送りたいという意見があったそうです。素晴らしい考えです。助け合って生きることにつながりますね。
3 前向きに生きることが大切です。以前、お話ししましたが、いわきのH浜のお店のおばあさんの話です。いわきでは奇跡のおばあさんと呼ばれています。とても前向きで明るい人です。地震の日、おばあさんは津波に流されました。海に流され始めた時にもうだめかと思ったそうです。しかし、気がついたら残った家の屋根にちょんと乗っかっていたそうです。おばあさんは助かりました。くよくよせず、前向きに考える人だったから、運も味方したのだと思います。前向きさは奇跡や災害から立ち直る力を生み出すのですね。
 最後になりましたが、東日本大震災で亡くなられた方に祈りを捧げ、お話を終わります。

授業参観ありがとうございました

本校保護者様

 本日はお忙しい中、授業参観・学級懇談会においでいただきありがとうございました。子どもたちの姿はいかがだったでしょうか。1年は生活「もうすぐ2年生」、2年は生活「あしたへジャンプ」、3年は国語「外国のことをしょうかいしよう」、4年は総合「二分の一成人式をしよう」、5年は道徳「希望の水族館~アクアマリンふくしま~」、6年は学活「家族への感謝の会をしよう」の授業を見ていただきました。それぞれ、3.11から学ぶこと、これまでの学習の成果の発表や1年の振り返りと成長したことの発表、そして関わってくださった方への感謝の気持ちの表現などに子どもたちは一生懸命取り組んでいたことと思います。
 また、学級懇談ではこの1年の子どもたちのがんばりや成長について話し合われたのかと思います。ぜひ、各御家庭でも子どもたちのがんばりや成長を認めてあげていただきたいと思います。それが子どもたちの進学・進級に向けての自信につながります。

6年生へのインタビュー

 昨日は昼の放送で6年生へのインタビューがありました。もう少しで卒業する6年生。これまでのことやこれからのことを下級生も知りたいようです。「中学校に入学したら何部に入りますか?」「これまでの行事で1番思い出に残っているのは何ですか?」など5つの質問に6年生は笑顔で答えていました。昨日は3名の6年生にインタビューしましたが、今後すべての6年生にインタビューする予定だそうです。

雪の朝 子どもたちは頑張っています

 啓蟄を過ぎましたが、今朝は一面の雪景色。しかし、子どもたちは元気に登校しました。朝の活動の様子をお知らせします。読書や学習のまとめ、クラスの交流などにとリ組んでいました。6年生は卒業式に向けて歌の練習をしていました。卒業まで登校するのもあとわずかです。1日1日を大切に過ごして欲しいと思います。

 休み時間になると、元気な2年生が校庭に飛び出してきました。水分多めの雪でしたが、楽しく遊んでいました。寒い1日でしたが、子どもたちは頑張っています。

 

読書オリンピック表彰

 1日は福島市で取り組んでいる「読書オリンピック~めざせ金メダル~」の後半戦の表彰がありました。お昼の放送で図書担当の先生から各メダル受賞者の紹介があり、各学級ごとに担任の先生から賞状の授与がありました。読書により、自分の世界が広がり、新しい知識が身に付き、豊かな感性と確かな見方や考え方が育ちます。これからもたくさん本を読んでほしいと願っています。

 

 

寄贈ありがとうございます

 1日は佐藤工業株式会社の皆様がおいでになり、「ミスト扇風機」をご寄贈いただきました。昨年夏、本校では猛暑のため、エアコンがある集会室で体育を行ったり、晴天なのに校庭でも体育館でも遊べない日が続きました。一部報道では今年の夏も猛暑とのこと。佐藤工業様では建築現場の猛暑対策としてミスト扇風機がとても有効との知見に基づいてご寄贈くださいました。心から感謝申し上げますとともに、子どもたちの健康安全・学力向上に活用させていただきます。本当にありがとうございます。

感謝の心あふれる 6年生を送る会

 本日、本校では6年生を送る会が行われました。1年生から5年生で心を込めて作った飾りで会場はとても華やかでした。進行の紹介とともに6年生がステージから入場し、会が始まりました。

 はじめに実行委員会で企画したゲームが行われました。大笹生クイズでは学校にかかわる問題を一生懸命考えました。答えが発表されるたび、正解者は大喜びでした。さすが学校のことをよく知っている6年生。たくさん正解したようです。次のゲームはジャンケン列車でした。最後の決勝戦は6年生どうしとなりました。さすがジャンケンも強い6年生。優勝した6年生の笑顔が輝いていました。

 2つのゲームでとても盛り上がった後、下級生から様々な心のこもったプレゼントが6年生に手渡されました。特に縦割り班のメッセージが書かれている色紙を受け取った6年生。何とも言えない表情で1つ1つのメッセージに目を通していました。その様子を見守る下級生たち。とても心温まる光景でした。

 最後にみんなで歌を歌った後、下級生に送られ6年生が笑顔で退場しました。感謝の心あふれる6年生を送る会でした。これまで頑張ってきた6年生、立派に6年生を送る会を行った5年生を中心とする下級生、両方に拍手を送ります。

 

大笹生タイム(登校班反省)

 今朝の大笹生タイムは、登校班の反省が行われました。今年度もあと1か月。大笹生地区は道の駅開設などで、交通量が増大していますが、今年度も子どもの交通事故なく終われそうです。それは、子どもたちが落ち着いての歩行に心がけていること、地域の皆様が下校指導や安全環境向上(ガードレール設置)に取り組んでくださっているからだと思います。

 今日の反省を生かして、残り1か月、そして来年度も交通事故にあわないように願っています。

 なお、大笹生地区は3月10日で「死亡事故ゼロ2000日」となるそうです。

一生懸命学ぶ子どもたち

 今朝も春を思わせる穏やかな朝でした。2月も今日で終わり。いよいよ明日から三月です。そして、1か月後に子どもたちは中学校へ進学または1学年進級します。残り1か月、子どもたちに進学・進級への力と自信をつけられるよう、全職員で取り組んでまいります。真剣に学ぶ子どもたちの様子をお伝えします。

今朝の子どもたちの様子

 昨日は寒い朝でしたが、今朝は太陽の光がとても暖かく感じられました。

 朝の子どもたちの活動の様子です。今週はいよいよ3月に入りますので、学習のまとめや感謝の気持ちを表す準備、クラスのきずなをより強める活動などに取り組んでいました。

 

新記録証授与式

 昨日のお昼休み、校内なわとび記録会で新記録を出した児童への新記録証授与式が行われました。放送での式でしたが、新記録を出した5人の子どもたちに記録証が手渡されました。新記録が出た種目は、前二重跳び・前あや跳び・前三重跳び・前ダブル・前トリプル・後あや跳び・後トリプルの7種目です。中には1人で2つの新記録を出した子もいました。本当にがんばりました。おめでとうございます。

感謝の心

 毎年3月になると(3月に近づくと)、学校はあるものでいっぱいになります。それは感謝の心です。

 22日はEAAの先生の本年度最終出勤日でした。最終日も、楽しいアクティビティに子どもたちも楽しみながら取り組み、英語やジェスチャーで積極的に表現し、友だちや先生の表現を理解しようと頑張っていました。6年生教室での授業が終わりに近づくと、EAAの先生から英語でお別れのお話がありました。子どもたちはこれまで学んだことを使って一生懸命理解しようと頑張っていました。EAAの先生のお話を終わると、6年生の代表が全員の心がこもった感謝のメッセージを手渡しました。

 これから2・3月の学校は感謝の心でいっぱいになります。そして、感謝の心をもつことは人とかかわる上でとても大切なことです。2・3月はそれを大切に教育活動を進めてまいります。EAAの先生、いつも情熱をもって子どもたちに教えていただき、本当にありがとうございました。

 

学力向上 授業改善 校内研修会

 20日は、福島大学准教授 鳴川哲也先生においでいただき、学力向上及び授業改善のための校内研修会を行いました。鳴川先生は、平成28年度から文部科学省教科調査官として現在の学習指導要領の策定にあたった先生です。鳴川先生からは「今、大切にしたい授業づくりの視点について考える」というテーマで、①学校教育には何が求めらえているの? ②主体的・対話的深い学びって何? ③個別最適な学び、協働的な学びって何? 4各教科等の役割は? という4つの柱から御講話いただきました。今後、私たちがどのように授業をつくっていったらよいか、特に各教科の特質を生かして、どのように見方・考え方を働かせ、資質・能力を育成すべきか具体的な示唆をいただきました。お話しいただいたことを道しるべとして、学力向上と授業改善を進めてまいります。鳴川先生、ありがとうございました。

読書サポートティーチャーの先生 ありがとうございました。

 ふくよみの日を24日に控え、20日は前倒しで様々な読書への働きかけが行われました。昼には読書サポートティーチャーの先生から心のこもった読み聞かせがありました。「よつばのおはなし」という本でしたが、きっと子どもたちの心にも響いていったこと思います。

 また、昼休みには読書ビンゴクイズのくじ引きがありました。くじを引くたびに、子どもたちから歓声が沸き起こっていました。

 実は、今日、読書サポートティーチャーの先生の最終出勤日でした。昼の放送で子どもたちにお別れのあいさつをしてくださいました。きっと、またどこかで会えることと思います。その日を楽しみに。

さすが高学年 校内なわとび記録会

 16日は高学年のなわとび記録会が行われました。これまで体育や休み時間、なわとびタイムで一生懸命に練習に取り組んできた成果を発揮する場です。特に6年生は最後のなわとび記録会でした。チャレンジするのは、5年生5分間、6年生6分間の持久とび。そして、自分で2つ選ぶ選択種目です。

 はじめは持久とびでした。さすが高学年の子どもたちは、無駄のないとび方、ショックの少ないとび方ができています。それでも4分を過ぎたころから疲れのせいか、とぶリズムも少し乱れてきました。もう一度集中しなおし、リズムを整えて頑張っていました。選択種目では、さすが高学年です。とても難度の高いとび方に果敢にチャレンジしていました。低学年から中学年、そして高学年となわとび記録会の応援を行ったのですが、それぞれの発達段階に応じてできる技も進歩していることを実感しました。子どもたちが素晴らしいチャレンジに拍手を贈ります。

 最後になりましたが、応援においでになった保護者様、子どもたちを見守り励ましの言葉をかけてくださった保護者様に感謝申し上げます。

鼓笛移杖式

 先週から春を思わせる暖かい日が続いています。学校では校訓「至誠」の石碑の下にかわいらしい福寿草が咲きました。例年よりだいぶ早い開花だと思います。

 

 さて、16日の朝の大笹生タイムでは、鼓笛移杖式が行われました。令和5年度指揮者の6年生からのあいさつの後、メジャーバトンの引継ぎが行われました。6年生から下級生に伝統が引き継がれた瞬間でした。令和6年度指揮者の5年生は引き締まった表情でバトンを受け取りました。

 その後、新鼓笛隊による演奏披露がありました。6年生や先生方から教えていただいたことをしっかりと練習してきた演奏はとても見事でした。新鼓笛隊の演奏を聴いている6年生の表情も嬉しそうでした。

 まず、これまで立派な演奏を披露し、それを下級生に伝えた6年生、素晴らしいと思います。そして、短い時間でしたが、一生懸命練習し、それを受け継いだ下級生も素晴らしいと思います。とても素晴らしい鼓笛移杖式でした。