福島一中ブログ日誌

2020年3月の記事一覧

本日から臨時休業…

 新型コロナウィルス感染症の予防及び拡大防止の観点から、本日3月4日(水)から3月23日(月)まで臨時休業となります。昨日が全校生で登校する最終日でした。

 昨日は6校時の時間を使い、放送にて全校生に本日からの臨時休業に向けて校長先生と生徒指導主事の先生からお話がありました。以下、校長先生からの全校生徒へのメッセージを掲載いたします。

全校生の皆さんへ

                                   令和2年3月3日 校長 佐藤 浩哉

 全校生徒の皆さん、皆さんと一緒に“世界一の学校に”ついて考えた今年度の登校も、最終日となりました。全校生で一斉に挨拶するのも最後となりました。

 挨拶という漢字は、心を開いて一歩近づくという意味だそうですが、私は毎朝、校門で挨拶をしていて皆さんの気持ちに近づけたらいいなと願っていました。

 そしたら今日は、皆さん、いつもより早く登校してくる人がほとんどですし、元気な挨拶など、今日は私に神様からの素敵な贈り物がたくさんあるなと感謝しています。毎朝、挨拶していてよかったと思いました。これからしばらくはできませんが、学校が始まったら、これからも校門のところで明るく挨拶を続けようと思います。

 さて、皆さんもニュースで、全国的に新型コロナウイルスに感染した患者さんについて毎日報告されていることは分かっていると思います。そこで、新型コロナウイルス感染拡大防止の措置として、本校を含め、福島県の多くの学校で明日4日から23日までは、臨時休業となりますので原則として登校することはできません。そこで、皆さんに、この機会に話したいことがあります。顔を見ながら話ができないことは残念ですが、よく聴いてください。

 はじめに、3年生の皆さん、今まで、三年間本当にご苦労様でした。よく頑張りました。3年生はいろいろなことで私を励ましてくれました。特に、皆さんが頑張っている姿が、一番の励ましでした。どんなに感謝してもしきれません。本当に感謝しています。ありがとう。3年生には、卒業式の中でも私の考えているところを伝えたいと思いますが、まずは、多くの3年生が立ち向かう、明日からの県立高校入試に、今までの努力で培った自分の持っている力、全てを出し切ってほしいと思います。最後まで、体調管理をしっかりして、集中して臨めばよい結果となるはずです。健闘を祈ります。

 2年生の皆さん、中体連新人大会をはじめ生徒会総会の皆さんの様子、各クラスが真剣に集中して取り組んでいる朝の自主学習の態度など、本当に立派です。

 さて、尊敬する先輩、憧れの先輩には明日からもう会えません。皆さんが、福島第一中学校の中心として学校の伝統の重みに耐え、先輩方が今まで引き継いできた多くのことをしっかりと受け継ぎ、これから更に発展させてくれるものと期待しています。そのためにも、自分の夢や目標をしっかりと持ってほしいと思います。夢や目標に向かうための大事な一歩を踏み出す一年がすぐそこであるということを自覚してください。夢や目標に向かって頑張る姿こそが伝統なのです。

 皆さんには、まだまだ伸びる可能性を感じています。それは、素直な面があるからです。アドバイスを受けたとき、素直に聞けるスポーツ選手は伸びるといいますが、スポーツだけではありません。家の人、友達や先生にいろいろなアドバイスをどんどん聞いて、学力においても人間性においても思う存分伸びてほしいと思います。

 1年生の皆さん、この1年間は今までの一年間とは全く違ったと感じていると思います。疲れている心と体に自ら「頑張れ!」と自分自身を応援して、あるいは、友達と互いに声をかけ合って、何とか今日まで頑張れたという人もいるでしょう。そうやって、勉強に部活動に頑張ってきた1年生ですから、もう皆さんは一人ひとり、福島第一中学校のすばらしい生徒になっています。自信を持ってください。1年生もまもなく先輩になります。どんな先輩になりたいですか。イメージしてください。そして、そのためにこれからどんなことをしなければならないでしょうか。これから話すことをヒントにしてください。

皆さんがこれからすべきことは、自分自身の健康管理と勉強です。勉強して、将来の社会をよりよくする力を身に付けてください。この期間を利用して知識を豊かにして、将来の社会に役立ててください。この臨時休業期間が中学生活、高校生活、あるいは人生を豊かにすることができるかどうか、夢や目標に近づけるかどうかの鍵を握っていると考えてもよいかもしれません。3年生にとって入試後は、中学の復習や高校の予習に、1・2年生もしっかりと復習や予習に取り組んで、将来、あのときの一ヶ月が自分の人生において、自分を高めるためにとても役立ったと言えるようにしたいものです。これからの勉強は未来を作ることにつながるのです。

 では、具体的にどうしたらよいのでしょう。皆さんなら分かっていると思いますが、規則正しい生活をすることです。さらに具体的に言えば、睡眠時間の確保と、食事をしっかり取ること。そして、学習時間を最低、一日4時間程度は確保するということです。この時期を、苦手教科の克服に生かしてみるのもよいでしょう。学習が一番伸びる方法はできなかったところができるようになることですから、しっかり教科書やワークなどの問題に向き合ってほしいと思います。各学年で課題が出ていますので、しっかり取り組んでください。余裕のある人は、思い切って先取り学習をしてみることもよいと思います。また、家族の一員として、やろうと思っても普段疲れていて、なかなかできない手伝いに取り組むこともよいと思います。体を動かして手伝いする。また、ストレッチや簡単な筋トレなどをして体調管理をすることも大事だと思います。

 気をつけなければいけないことがあります。部活動もない、友達にも会えないという日が続きますが、スマホやパソコンなどのスクリーンばかりを見ていると、あっという間に一ヶ月が過ぎていきます。時間の管理、健康の管理という自己管理をしっかりして、学習課題に挑戦する日々としてほしいと思います。そして来年度、スムーズに新生活がスタートできるように、準備しましょう。この新型コロナウイルスはいずれ終息します。明るい未来が必ず来ます。以前話したことがありますが、チャンスは準備してあるところに訪れます。

 最後になりますが、これからの臨時休業期間を自分が成長するためのチャンスにするためには、自分の意思の強さが必要であることを忘れないでください。

 皆さんが、強い意志を持って自己管理し、これからの一ヶ月間、充実した生活をしてくれることを期待し、明るい未来が待っていることを皆さんとともに信じて私の話を終わります。(一部省略)

 

 校長先生のお話の後は、生徒指導主事の先生より、臨時休業中の生活の仕方について話がありました。プリントでも配付をしておりますので、ぜひ保護者の皆様もご確認くださいますよう、お願いいたします。